ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

奥秩父の釜ノ沢西俣で盛大な焚火を楽しみました 2日目

2016年06月29日 | 沢登り/富士川笛吹川水系

2016/5/29  本当に不思議なもので、家ではなかなか目が覚めない僕が山ではほぼ日の出と同じころに目覚めます。この朝も同様で、白みかけてきたころに目が覚め、用足しのために起き出しました。もう懐電はなくても大丈夫になっています。
そのままシュラフには戻らずに、焚火を熾すことにしました。昨夜、水をかけて消した焚火はまだ赤い燠(おき)になって、見えています。僕は水をかけずに焚き木をどけて石をたくさん載せておきますが、その方が防火の観点からはいいような気がします。
新聞紙もメタも傍にはなく、タープまで戻ってごそごそやって皆を起こしてしまうのも悪いので、細い小枝だけで再着火を試みました。燠が見えていますから大丈夫でしょう。予想通り火はすぐに付き、成長していきます。


▲S原さんも起きて来ました。朝、焚火があるのは最高ですよね。4:36ころ。


▲みんな起きて来ました。タープは空。あんなタープの下で寝ていたのです。5:04ころ。


▲沢の朝は寒いですから、焚火からはなかなか離れられません。5:05ころ。


▲朝食をすませ、タープを回収し、焚火を完璧に消し、各自朝のお勤めも済ませて、いよいよ出発です。YYDとしては珍しく早めの出発らしいですね。6:52ころ。

出発はほぼ7時でした。


▲今朝はまず長いゴーロ歩きから。やっと朝の光の中を歩ける場所まで来ましたね。7:16ころ。


▲道々、他の天場がないか探しながら来たのですが、僕たちが泊まった場所よりいいところはありませんでした。この写真の場所にも泊まった跡があります。手前に焚火跡が見えています。7:30ころ。


▲まだまだ続いているゴーロ。焚火の燃料もゴロゴロしてますね。8:04ころ。


▲今朝初めての滝の登場です。8:09ころ。


▲コイワザクラだと思います。8:12ころ。


▲右沢と左沢の分岐のようです。今日は右沢へ入ります。8:13ころ。


▲小滝も出て来ますが、倒木も多いです。8:28ころ。


▲ナメ滝が次々と出て来ます。SS木さんは今日もまだザックが重いようですね。8:34ころ。


▲易しい滝ですが、滝をひとつひとつ越えて行くのは沢登りの楽しさです。8:38ころ。


▲傾斜が緩く、ナメ滝とも言えないナメも続きます。8:46ころ。


▲小滝とその先に続くナメ。8:53ころ。


▲日当たりのいい平らな岩場で休憩。9:02ころ。


▲黄色いスミレは自信はありませんが、キバナノコマノツメでは? と思います。ピンクの花はイワカガミ、ひょっとすればコイワカガミかもしれませんが、僕には区別できませんね。9:16ころ。


▲もう源頭の雰囲気ですね。9:32ころ。


▲倒木をくぐったり乗り越えたり、これはこれでけっこう疲れます。9:39ころ。


▲沢型地形が残っているのもそろそろ終わりかと思いますね。9:54ころ。


▲予想通り最後の詰めになっています。奥秩父では多い苔の樹林の急登です。9:59ころ。


▲登山道に出る直前です。木の枝をよけながら、ザックに引っ掛かる枝を外しながら進みます。10:08ころ。


▲登山道に出ました。水師(みずし)まで沢装備のまま行くことにしました。最初は緩やかな登りから始まりましたから、水師の西二百数十メートルの標高2280m付近の稜線に出たのではと思います。10:12ころ。


▲水師に着き、沢装備を解除します。10:27ころ。


▲左の山は甲武信ヶ岳2475m、その右は木賊(とくさ)山2468.6m。10:56ころ。


▲甲武信ヶ岳直下のガレ場。11:21ころ。


▲中央少し左のどっしりした山は国師ヶ岳2591.8mでしょう。すぐそばに重なるように奥秩父最高峰の北奥千丈岳2601mも見えるはずです。その右の顕著なピークが金峰山2595.0m、五丈岩も見えています。さらに後方には南アルプスの白峰三山や甲斐駒ヶ岳なども見えていました。11:22ころ。


▲西を眺めると、八ヶ岳がよく見えていました。左から権現岳2715m、赤岳2899.2m(左手前には天狗尾根も見えています)、横岳2829m、硫黄岳2760m、天狗岳2646.3mなどが見えますね。11:23ころ。


▲甲武信ヶ岳山頂を後にして、甲武信小屋へ向かいました。11:48ころ。


▲巻き道経由で戸渡尾根の下降をしています。途中、展望が開けた場所から広瀬湖が見えました。12:32ころ。


▲シャクナゲが満開でした。13:20ころ。


▲標高が下がると、ミツバツツジも満開でした。13:55ころ。


▲唐松の新緑は綺麗でしたけれど、その下の笹はすべて枯れてしまっています。ここも鹿害なのでしょうか? 14:21ころ。


▲ヤマツツジも満開でした。14:51ころ。


▲林道に出ました。バスには間に合いそうです。15:14ころ。


▲バス停です。ちょうど間に合いました。15:32ころ。

 バスに乗って、運転手さんに塩山温泉へ行きたい旨伝えました。どのバス停で降りればいいか聞いたにもかかわらず、そのバス停では何も声をかけてくれず、そのまま終点の塩山駅へ。以前、同様のシチュエーションがあった際には運転手さんが「次のバス停で降りればいいですよ」と声をかけてくださったのに・・・・
駅からのルートはうろ覚えでしたから、みんなに少し遠回りさせてしまいました。済みません。
入浴後、駅近くの中華料理屋さんで打ち上げ。塩山駅周辺には料理屋さんが少ないということもあって、僕の馴染みの店もS原さん馴染みの店も同じでしたね。

今回、30代、40代、50代、60代と各一人ずつの参加メンバーでした。もっと若いメンバーが大勢いて欲しい気持ちはありますが、久し振りに若い方々と泊まりの沢登りが出来て楽しかったです。

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