ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

NZ旅№16 ――― Flora Car Park を後に、Beer と Fish&Chips を楽しむ

2015年09月24日 | ニュージーランド旅2013

2013/11/22  フローラ・ハットに到着しました。実質的な今日の登山終了です。

そこへ姉弟ふたりの登山者が来ました。華世ちゃんが二人と話していましたが、二人で長期間の縦走(NZではトランピングと言います)をしているようです。弟さんはちょっと太め体型で、日本なら長期の縦走などする感じではありません。でも、ニュージーランドの人々(欧米人は概してそのようですが)はそんな自分の体形など意にも介さずに楽しんでいます。そんな点は見習いたいですね。


▲部屋と煙突が二つずつある特徴的なフローラ・ハット。華世ちゃんは早くもベンチでくつろぎタイム! 13:50ころ。


▲小屋の前の沢に降りてみました。Flora Stream です。本流は Flora Car Park 近くまで林道沿いに流れています。この流域の支流なら楽しい沢登りや沢歩きが出来そうです。13:53ころ。


▲日本の山での標識にも似たこんなタイプもあるんですね。でも、色と書体はきちんと統一されています。この周辺だけでも幾つもの楽しいハイキングが出来そうです。14:01ころ。


▲マットが6つあります。6人が泊まれるようです。ただし、外観の写真からも分かるようにもう一部屋ありますから、フローラ・ハットの収容能力は12人です。14:02ころ。


▲暖炉と調理台もありました。ただ、壁が何ヶ所か破れていて、しばらく手入れがなされていないようです。薪は置いてありましたけれど、DOCの案内書ではこの小屋は無料で使えるようです。14:03ころ。


▲林道を歩いて、Flora Car Park へ向かいます。左下には Flora Stream が流れています。14:26ころ。


▲Flora Car Park に戻って来ました。すると妙なことに気付きました。上の2枚の写真を比べてください。同じ看板ですが、行くときにはそのままだったのが、帰ってきた際には切り取られています。注意喚起の髑髏マークと地図部分が切り取られる意味はよく分かりません。
この看板はポッサムやネズミやイタチを駆除するためにモノフルオロ酢酸ナトリウム(通称1080)という毒薬を撒いていることを知らせる看板。それらの哺乳類からの脅威に晒されている鳥類を守るため、その1080のペレットは緑色に着色され、鳥の嫌いな臭いが付けられているそうです。まあ、毒物を散布するわけですから、生態系への影響など反対意見もあるようです。もともと哺乳類のいなかった(コウモリ以外は)NZに爆発的に侵入・繁殖した哺乳類を全滅させるなんて話は夢物語でしょう! たとえ、半減を目指すとしてもどうなんでしょう? もう無理なのではないでしょうか? 14:43ころ。


▲朝よりは車が増えていました。14:43ころ。


▲華世ちゃんの運転で帰路につきました。途中で華世ちゃんお気に入りのカフェへ寄ります。このお店ではワーカーズホリデイでNZに来ている日本人の女の子が働いていました。16:11ころ。


▲いったん華世ちゃんの家へ帰ってから、今度はマプアの港方面へ行きました。この港からは対岸のラビット島へ渡るフェリーが出ているようです。19:28ころ。


▲この辺りにはいろいろなお店があって、けっこう賑わっていました。中でもこの Golden Bear (つい今まで気付きませんでしたが、Beer ではなく Bear なんですね。よく見ると、Oの字の中にクマの足形の絵が描かれています)のお店が最高です。ここ自体がビール醸造所で、もちろん販売もしています。美味しいビール! 夕方になると、あちこちから老若男女、たくさんの人が集ってきます。楽しく、気楽に、気取らずに、日常的に。日本の居酒屋さんのように妙に会話が深刻そうだったり、大声で喋る人がいたり、仕事の続きのような会話だったり、はしません。(もちろん僕にそんな英会話聞き取り能力があるわけではありませんから、雰囲気からだけの推測ですが)でも、絶対にそうです。19:39ころ。


▲ビールを飲む華世ちゃんとS子。店の前は広くて、この写真の右にも左にもビールを飲む人、人、人。19:43ころ。


▲夜の8時を過ぎているのにこの明るさ! 20:06ころ。


▲まだまだ遊べます。木の枝には子供たちが鈴なりになっていました。20:08ころ。

別のお店でフィッシュ&チップスを買って来ました。上の写真が見える広場にあるテーブルに紙を広げて置きました。


▲むしゃむしゃと食べます。こんな雰囲気の中で食べるので、余計に美味しいですね。20:15ころ。

今日は本当に華世ちゃんに感謝です。ボールパスでは氷河があるくらいですから、本当のNZの大自然でした。でも、今日のマウント・アーサー(頂上には行けませんでしたけれど)はネルソンという都会のすぐそばにある、身近な自然です。その中にはNZ本来のありのままの自然もたくさん見ることができました。NZの自然に親近感を抱けるようになった一日でした。カフランギ国立公園をもっと歩けるのならどれだけ楽しいだろうと感じた一日でした。日帰りの沢登りも出来そうな易しい沢もたくさんありそうです。そんな山歩きも出来るのなら楽しいだろうと感じましたね。


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