徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと イポー非日乗(平成30年2月24日、土曜日、晴れのち曇り、最高気温32度)

2018年02月25日 | マレーシア・シンガポール
   今日の予定はイポーにある日本人墓地に行くことと
   日本でも上映された『タレンタイム』というマレーシア映画の映画監督
   ヤスミン・アフマドさんの記念館に行って作品を観ることだ。

   朝10時にホテルを出て、歩いているといつの間にか美食街に来ていた。
   まだ昼時まで時間があるので、どの人気店も客がまばらだったので
   それじゃ~~「ブランチ」でもと
        
        この店に入った。
        看板には「モヤシと蒸し鶏と米粉の幅広麺」てなことが書かれている。
        つまりイポーの中華料理の名物が
        
        芽菜(モヤシ)なのだそうです。
        モヤシがぐったりしないでシャキシャキ感をたもたせたまま
        それをオイスターソースで軽く炒めたもの。(多分ネ)
        または軽く茹でたものなのかもしれない。
        それとは別に沙河粉(まあ、キシメンより少し細いウドンのようなもの)
        
         蒸し鶏と紅茶を飲んで、18リンギット(540円)
         日本的感覚では「安い」と思うかもしれないが、
         ワタシの感覚では「昼飯としては高いな~~」
         鶏肉は程よく軟らかかったがワタシの歯では完全にすりつぶして
         のみ込むことが出来なくて、やはり老人だな~~~と。
        
        店内の壁には有名人ご来店の記念写真がべたべたと貼ってあった。
    店を出て、ここから3キロくらい歩くので途中で便意を催したら大変なので
    下痢止め錠剤を飲んだ。
    イポー駅を横切り、グーグルの地図を頼りに歩いて行くと
        
        ヒンドゥー寺院があるところまで歩いて行くと、その道の反対側に
        
        日本人墓地がある。
        門を開けようとしたら閂(かんぬき)が掛っていて開けられない。
        この墓地の中に住宅が一軒あった。
        多分墓地の管理清掃などもおこなっているのだろう。
        その家から奥さんが出てきたので声をかけた。
        奥さんはタミル人だった。
        つたない英語で
        「私、日本人、日本から来た。この墓地でお参りしたい。中に入っていいですか?」
        「どうぞどうぞ。ちょっと待ってね。犬がいるんで、鎖につないでから」と
        犬を鎖につないでから住宅側(?)の門を開けてくれた。
        
        近年、マレーシアの日本人会がマレーシア国内の日本人墓地の整備や管理に
        力を注いでいるそうなので、墓地はきれいに整備されていた。
        無縁仏の碑もできており、それに一礼し
        スマホに入れてある「般若心経」を流しながら
        墓石の間を合掌しながら歩いた。
        ワタシ自身は墓石も遺骨も必要としない人間だが、人様の葬られている
        場所までも否定するつもりは毛頭ないので、
        世界各地に日本人墓地があると、行けるところは行って手を合わせることに
        している。
               
               
        
         明治時代に没した方の墓石だ。
        
         これは日本占領下に無くなった伍長さんの墓だ。

        一通り合掌して日本人墓地をあとにした。

    帰りにヤスミン・アフマド(Yasmin Ahmad)監督の記念館(?)に
    立ち寄った。
             
          場所はコンテイナー・ホテルの脇の路地を入ったところにある。
          開館は土曜日と日曜日だけだ。
          扉の中に入ると、階段にオバサンが座っていて、
          「入場料は5リンギットよ」というのでお金を出そうとしたら
          「こっちこっち!」とパラソルのところで入場券を販売。
          入場券にはヤスミン監督が書いたという各国語の「ありがとう」」の
          言葉が。
        
        なので、ワタシも「日本語」バージョンのチケットを購入。
        小さな記念館で2階のみだ。
              
         階段にはポスターが貼られてあって、日本で上映された時の
        『タレンタイム』のチラシも貼られてあった。
        2階の2部屋で彼女が作成したコマーシャルフィルムの上映と
        映画のDVD上映が行われているはずだ。
        
        コマーシャルフィルム上映室には観客はだれも居なかったので
        ゴザに上の安楽クッションが置かれているところに寝そべって
        フィルムを観た。
        彼女の才能の豊かさはコマーシャルフィルムからも伝わって来た。
        多宗教国家のあり様(よう)を十分に取り入れた作品で
        感性豊かな質の高い作品だ。
        1時間ほど作品に見入ってしまった。
        観客がワタシひとりなので映画上映室ではなにも上映されていなかった。
        ホテルに戻ってパンフレットを読むと
        観たい作品があったら申し出てくださいと書いてあった。
        明日も行こうかな~~~~。

   天気予報では夕方に雷雨があるということなので
   今夜は部屋飲みにしようと買い出しに行った。
   部屋の湯沸かし器は「蒸しもの」もできる湯沸かし器なので
         
          冷凍のアンマンを買って来て
         
          蒸して、酒の肴だ。
         箸がなかったので、隣のコンビニでカップ麺を買って
         その場でお湯を入れるコーナーにフォークがあったので貰って来た。
         
         パソコンの昨日の昼の「ひるおび」ワイドショーを観ながら
         部屋で飲むのが一番安らぐな~~~~。
         
           
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