徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと 馬来西亜非日乗(平成29年2月26日、日曜日、晴れ夕方スコール)

2017年02月26日 | マレーシア・シンガポール
   朝、ブログを書いていたら電話が鳴った。
   なんだ?なんだ?
   電話に出てみるとタミル語でなんたらかんたら言っている。
   昨日、インド人の団体がチェックインしたので、この団体の起床の電話だった。
   「ロング・ナンバー!」と言うと
   「ソリ・ソリ」だって。
   こちらはすでに起床しているからいいものを寝ていたら頭にくるだろうね。
   で、8時半に朝飯を食べに行ったら
         
         インド人で一杯! 揃いの赤い服を着ているのがインド人。
         男女合わせて50人くらいはいた。
         
  明日は9時過ぎに来よう!
         
         プールサイドの向こうの建物がホテルの客室なのだが
         ワタシの部屋は特別ディスカウントの部屋なので
         外の景色はホテルの低層階の屋根しか見えないが
         道路に面していないので外の騒音も聞こえない静かな部屋だ。
        

  今日はバトゥー・ケーブ(Batu Cave)に行くことにした。
  マレーシアのヒンドゥー教徒の聖地で、例の頬に鉄串を刺したり、体に安全ピンを
  付けて重りを下げたりして、行進して、ここまで来るタイプーサムという
  世界の奇祭の終着地がここなのだ。
  KLセントラルからバトゥー・ケーブ行きの電車に乗る。
         
         日曜日とあって、インド人が80%、外国人観光客が20%くらいか。

      終点で降りると、もうそこは聖地だ。
          
          日本の旅行会社「トラピックス」の旗を持った添乗員が
          団体さんを引率している。
          が、が、老人が多いので、添乗員さんの後ろは、関係ない外国人や
          インド人で、このオレンジ色のオバサンから後ろが日本人の団体さん。
          杖をついた80歳くらいの御老人もいた。
          暑いのに、ついて歩くの大変だよな~~~~。
          これから急な階段を登らなければならないのにどうするんだろうな~~?

   駅から出ると、そこはもう「インド的」世界だ。
          
          インドに行って来たと言ってこの写真を見せれば皆信じるね。
              
              ほらっ!インドだ!
              
              これもインドだ!
              
              これだってインドだ!というくらいインド的世界がここだ。
              だからインドに行く必要はないっ!(笑)
              シンガポールもインド的世界があるが、
              マレーシアに比べると物価が高いから、
              マレーシアの方が絶対お薦めだ。(笑)
     この像の左側が階段だ。
         
         この急な階段を上って行く。
         17段目が少し平らになって休憩できるようになっているようだ。
          数えたよ。
         階段の数は272段なんだって。
         17で割ったら割りきれた。
         
         階段の途中からの下界の景色。
         
         
         神様にお供えでもするのかお供えものを持って登る信者さんたち。
         インドだ!(笑)
         階段を登りきると
         
          鍾乳石の洞窟だ。
          そしてその向こうにも階段がある。
         
         ヒンドゥー寺院がある。
         お~~~~っ、インドだ。(笑)
         
         鍾乳洞の上にポカリと穴があいていて水が落ちて来る。
         この水のためか階段も水に濡れているから注意が必要だ。
         
         鍾乳洞の中のインド世界を満喫したら、また階段を下りて、
         こんどは地上のある寺院を観るのもよいだろう。
         
         「リンガ」(男根)に額を付けて熱心に祈る女性信者。
          手で擦ってはイケマセン。舐めてもイケマセン。と
          卑猥な目で見つめるエロいジジイのワタシでした。(笑) 
          ここには猿が沢山いて、階段にも猿がタムロして、
          荷物や食べ物を横取りしてりするので注意が必要だ。
          
          どんな猿かというと「あごひげ」をはやした猿だ。 

    バトゥー・ケーブからセントラルに戻りリトル・インディアでヒンディー映画の
    DVDを1枚(280円)で買って、
    もうインドは胸やけするほどなのでインド料理の昼飯は勘弁なと言う事にして
    ホテルの近くの中華料理屋で
          
           
          豚肉とレバーなどが入った麺とコーヒー。
          会計のお兄さんが「サップマン」(10)と言う。
          広東語だ~~~~。
          10MR(280円)払って
          「ホーセック」(うまかったよ)
        国籍不明の謎の日本人のワタシなのでした。(笑) 

    本日のサービス
             
            短い手で「自撮り」したワタシ。(笑)
            「生存証明」
                 

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徘徊老人のひとりごと 馬来西亜非日乗(平成29年2月25日、土曜日、晴れのち雷雨)

2017年02月26日 | マレーシア・シンガポール
  今日はマラッカからクアラルンプルに移動する日だが、
  朝、川沿いの徘徊に出かけた。
        
        川沿いから見た、宿泊しているゲストハウス。(家桟)
        真ん中の白い家。川沿いに部屋はない。
        奥の陽の当らないところに部屋があるからなのか、
        とにかく、みなさん、朝が遅い。
        一階のワタシの部屋の隣の、ここのゲストハウスの管理人は
        マジメに5時に起きる。
        もうその頃には、ワタシは起きているのだ。
        でも日が昇らないので、7時になって出かける。

  徘徊していると
        
        な、なんだ! 得体の知れない物体が泳いでいる。
        マラッカ川に住むネッシーか!(どうも古いね~~~)
     泳いでくる方へ先回りして
         
         え~~っ!トカゲじゃん! デカイ!
         
         でも、水の中じゃ~~、チト気が弱そうで、こちらの岸に沿って
         泳ごうとやって来たが、ワタシがいるので対岸の岸近くに
         ゆっくり逃げて行った。
         陸に上がる気配がない。
         こんなに観光客の多い場所で陸に上がったら、
         見世物にされたりしちゃうし、どうすんだろうね~~~と心配した。
         夜や朝の暗いうちに川沿いをジョギングしたりしたら
         岸に上がって寝ているトカゲを踏んじゃったり、つまずいたり
         するかもしれない。

  今日は9時頃チェックアウトする予定だったが、もうすることがないので
  8時過ぎにチェックアウトし、教えてもらったバスターミナル行きのバス停まで歩く。
  マラッカは一方通行が多いので、来る時に下車したバス停と乗るバス停が違うのだ。
  バス停に到着したら運よく、すぐのバスが来た。
  バス・ターミナルまで1MR(28円)
  マラッカ・セントラルのバスターミナルからクアラルンプルまでは沢山のバスが
  出ているし、会社によって運賃も異なる。
  ワタシは10時発のバスのチケットを買った。
  10MR(280円)。
  ホント、マレーシアのバス料金はとんでもなく安いよな~~~~~!
         
         
         今日のバスの座席はこんな感じだ。
         チケットをよく見ると、料金が13.5MR(378円)と印字してある。
         でも、窓口のお姉さんは「テン」と言ったので10MR払ったし
         お金が足りないとも言わなかったし・・・。ラッキー!(笑)
         全席指定席なのだが、今日の窓口のお姉さんは、客を後ろと前に
         集中して集めたみたいだ。
         ガラガラなのに後ろの方の横二列は全員集合状態で、
         真ん中は誰も座っていない。
         検札のお兄さんも「指定された座席に座って」というし・・・。
         でも、マレーシアのバスは座席が広いので隣の席に人が座っても
         気にはならない。
         まあ、ワタシの隣が男性だったので、女性ならよかったのにと
         気にはなった。
         
         マラッカからクアラルンプルまではバスで2時間と聞いていたが、
         今日は土曜日で車が混んでいて、
         高速道路に入る時の料金所の自動通り抜け(なんていう名前かしらない)の
         列が渋滞で、ということは高速から出る時も渋滞で
         
         クアラルンプルが近づいたらもっと渋滞で
         
         クアラルンプルのバスターミナル
          
         TBSと言う。テレビ局じゃない。
         到着したのが午後1時だった。
         結局、マラッカからクアラルンプルまで3時間掛った。
         マラッカを早く出発してよかったよ。
   このTBSバスターミナルはとても大きくて、
          
         到着してエスカレーターでメインフロアーに行く自動ドアには
         このオジサンとお姉さんの等身大のステッカーが貼ってあって
         「さっさっ、どうぞお入りください」とドアが開く。
         「お出迎え御苦労!」と中に入るのだ。
         マレーシアの人は礼儀正しいしマナーがいいから、
         このステッカーのオジサン、お姉さんに落書きなどしない。 
         
        ターミナルの中は広くて、まるで空港のようだ。
        新宿の新しくできたバス・ターミナルなんてチャチなもんですよ。
 
    このターミナルの案内表示にしたがって駅に行き、クアラルンプル・セントラルに
    出て、モノレールに乗り換えて、今日のホテルにチェックインした。
    そうそう、ターミナルの駅でバックパックを背負った30歳台の日本人青年を見かけた。
    昔なら、片手に『地球の歩き方』などのガイド本を持っているので
    日本人とすぐに分かったものだが、今や、みんなスマホを持って歩いているので
    日本人かどうかも判別が付かない。
    そのうち、この手のガイド本も電子出版になるのではないだろうか?
    なにしろ、本ってかさばるからな~~~。
        
        てなわけで、本日のホテルにチェック・イン。
        これまで安ホテルやゲストハウスで
        耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んできたので、
        本日、不肖ワタクシ、67歳としての最後の一日にふさわしく
        クアラルンプルの中心地、ブキ・ビンタンの
        「中級」ホテルに宿泊することにしたのでありました。
        そこは近所には伊勢丹やユニクロ、ザラなど、熱海の田舎から来た
        ワタシにはチトまぶしいエリアなのでありました。
        さっそく、帰国用の防寒対策の下着などをユニクロに買いに行ったりして、
   夜はホテルの1階にある日本料理屋で
        
        枝豆 364円
        
        鮨の「並」、並ネ。(笑) 1372円。
        鮨の形から日本人が握ったことがすぐわかるネ。
        
        天麩羅盛り合わせ。 1064円
        ビールはサントリービール 1杯 812円を2杯。1624円
        このビール問題では、ちょっと店員とやり合った。
        ビールの銘柄にもっと安いカールスバーグがあったので注文したら
        女性の店員さんが
         「sold out で、サントリーしかありません」と言う。
         「なんで、マレーシアではどこでもカーススバーグは売っているじゃん、
          品切れならメニューに書いてあるんだから仕入れるのが普通だろ」と
         言ってやった。
        まあ、今日で67歳の最終日なので、あまり怒らないで
        サントリーを注文して2杯飲んだ結果が1624円だ。
        そして
         
         久しぶりの日本酒。一番安い「菊水」300ml 1652円!
         本日の夕飯の合計は、これに税金6%がついて6440円!

    明日から68歳のスタートだが、明日は屋台のマレーシア料理か中華にして
    質素な68歳をスタートしよう!
    と、少し酔いが回った頭で思ったのでしたが、物忘れがひどいワタクシであります。
    稲田防衛大臣と同じく思想信条をコロコロ変えるワタシです。
    明日はどうなるかわかりません。
    遠くのカウンターからはかすかに日本語が行き交っているのが聞こえます。
    駐在員の人たちなのでしょうか。

    今日はもう午後9時です。
    もう寝る時間です。
        

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