徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人~香港100キロ・トレイルの応援をする~その2

2012年12月01日 | 香港
 萬宜水庫の4キロ付近で、12時半スタートでやってくる人たちを応援して
 また逆戻りしながら午後2時スタートの人たちを応援だ。

   
    午後2時スタートの彼らの後姿を見送ってから   

      

 その後、6キロほど離れたダムの反対側の場所に移動して知人たちを待つ。
    
    このダム(水庫)の向こう側をみなさん歩いているのだ。

    
    そして、山を下りて来るトレイルワォーカーの姿が見える

    予定ではチェックポイント2 には午後3時過ぎに到着予定なので
    そのチェックポイントに向かう峠の曲がり角で待つことにする。

    
    約1時間ほど予定時間より遅れたものの元気で通過

    午後2時スタート組は午後6時通過予定だが、
    午後5時半を過ぎると、
    
    もう「秋の山の陽はつるべ落とし」、どこかで寺の鐘がゴ~~ン鳴り
    雁がねぐらに飛んでゆく・・・・・
    寅さんの世界!  違う違う! ここは香港だ。

    選手たちは列をなして降りて来る。

     
      午後6時過ぎ、2時半スタート知人たちがやって来た。
     もうヘッドランプを点けなければ足もとが危ない。

    彼らを見送り、ワタシはユースホステルに戻ることにした。

    この峠から西湾亭というダムの湖畔まで約30分。
    ワタシもヘッドランプを灯し、歩く。
    こちらの道は誰も歩いていない道だ。

    途中、向こうからヘッドランプを灯しやって来る一団とすれ違った。

    ストレッチャーを引いている救急隊員だった。

    選手の中に救急の人が出たらしいのだ。

    夜間なのでヘリも飛ばすことができないので、
    歩きでストレッチャーを押して行くようだ。

    湖畔の西湾亭のバス停に着いた。

    最終バスは午後4時45分なのでバスはすでにない。

    バス停に3人ほど、同じく応援に来ていた人達がいて
    タクシーを呼んだという。

    丁度、タクシーが来たので同乗させてもらおうとしたところ
    行き先が違うのでダメと断られてしまった。

    しょうがなく、ワタシはまた歩き始めた。

    西湾亭から100キロトレイルのスタート地点の北譚涌まで
    7キロはある。

    この道は、何度も歩いたことがあるが
    夜にひとりで歩くのは初めてだった。
    万が一の時の護身のため、木の枝を拾い、
    それを持って、登りは歩き
    下りはジョギングで小一時間で北譚涌に到着した。

    もう時刻は午後7時半を回っていた。

    北譚涌のタクシー・スタンドにタクシーが停まっていた。

    それに乗りこみ、西貢の街まで戻り、そこからミニバスで
    香港市内の彩虹の地下鉄駅に到着した。

    今日は朝から菓子パン2個しか食べていない。

    どこかで夕飯を食べなければ・・・・・

    YHのシャトルバスの最終が10時30分だ。

    シャトルバスの始発の最寄り駅で飯を食べることにして
    地下鉄で上環に向かう。

    一人で入ってビールが飲めて飯が喰えるところ・・・・・

    さまよい歩いていると「街市」(公設市場)が目に入った。

    2階に小さな食堂が沢山あるはずだ。

    もう午後9時を過ぎているので閉まっている店が多かったが
    明記という店で
      
      「魚のツミレと豆腐の鍋」とビール2本とごはんを注文した。
      ごはんは鍋に入れて「おじや」にして食べた。

     そそくさと飲んで食べて、シャトルバスのバス停に着くと
     すでにバスが到着しており、乗りこむとバスは出発した。

      ほっ!

    こんなに慌ただしく行動するくらいだったら、みんなと一緒に
    朝まで歩いた方が良かったかなと反省する。

     が!・・・・・・・・・

    バスがYHに到着し、シャワーを浴びている頃、
    雨と風が激しく吹き出した。

   歩いている選手には悪いけれど、やはり、宿に戻って正解だったと・・・

        

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