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おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

107 東武鉄道・旧大師前駅跡

2009-07-04 21:57:31 | 鉄道遺跡
 「大師前」駅。幻の計画線、東武西板線の第一期区間に開設された駅でした。西新井(東武伊勢崎線線)駅と上板橋(東上線)駅を結ぶ計画だったそうです。
 しかしその連絡線計画工事が進展しないうちに、第二次世界大戦中の東京への大空襲が激化したため、工事を断念し、駅の営業も休止しました。
 戦後、川崎大師などの大師様信仰の復活とともに、ここ西新井大師への参詣者が増えてきたため、再び営業を開始しました。
 駅名は、「西新井大師」の門前を表して命名されています。その後、環七が開通することになり、現在地に移転しました。もとは、現在地よりも環七をはさんで南西方向にありました。
 写真は、最初に開業した駅があったあたり。 ほとんど痕跡はなく、強いて言えば、この道路が線路跡? 昭和22年、38年の航空写真(goo)で確認してみましたが・・・。
 まだまだ空き地やこんもりした土地も残っていて、環七からわずか一本、道を入っただけで、環七の喧噪とは無縁の、住宅と商店のある路地裏でした。
〔歴史〕
1931年(昭和6年)12月20日 - 開業
1945年(昭和20年)5月20日 - 営業休止
1947年(昭和22年)5月21日 - 営業再開
1968年(昭和43年)12月1日 - 環七通り拡幅のため移転
1991年(平成3年)7月 - 大師線高架化に伴い高架化
2003年(平成15年)3月19日 - ワンマン運転に。

 いったい西板線は、西の方にどのように延ばす予定だったのでしょうか。環七のはずはありませんので。特に王子の辺りからは西へは・・・。
 西新井駅~大師前駅。ほんとうに短い単線の区間です。2両編成の電車が往復してしています。「大師駅」は立派な駅舎でした。
コメント (4)
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