おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

104 両毛線「大平下」駅・ホーム線路跡

2009-07-01 22:18:23 | 鉄道遺跡
 栃木県の大平山は、ちょっとしたハイキングには手頃な山です。東武線でもJRの両毛線でも、山の麓に駅があります。JRが「大平下」、東武が「新大平下」。
 すぐ隣の栃木市は、駅も立派ですが、ここは、ほんとにひなびた雰囲気の駅。観光客も、それほどどっと降りるわけではなさそうです。東武の東側には、日立の大きな工場があります。平日は駅の乗降も多いのでしょうか。
 今日は、日曜日のせいか、しんと静まりかえっています。昼の弁当を調達したいと思いましたが、周りにはコンビニ、なし。コンビニ生活に慣れていると、こういうときはしまった! 浅草を出るときに買っておけば、とつくづく思います。
 たまたま通りすがりの人に聞いて、大きなスーパーに。歩いている途中でも、誰にもすれ違いません。所々あった店も、どうも営業はしていないような・・・。
 スーパーで驚いたのは、商品の値段。実に安い!50円台の菓子パンなどもあったりして・・・。年寄り向けなのか、小分けにした食品が目立ちました。
 やっと弁当を調達。大平山に向けて出発です。JRの線路脇を抜けて、道沿いに山の中へと入って行きます。その途中、踏切を渡りながら、JR「大平下」駅を見ると、お目当ての「廃線」が! かつての引き込み線の跡でしょうか、すっかり枕木は撤去され、無造作に(?)ポイント連結部分の線路が、線路際に置かれています。そこで、パチリ!もう今日の目的は一つ達成しました、満足!満足!
 両毛線。「小山」から「新前橋」まで近郊ローカル路線。下(毛)野-しもつけ-今の栃木県、上(毛)野-こうずけ-今の群馬県というように両毛地域と呼ばれていた、栃木県南西部から群馬県南東部に至る平野部の諸都市を結んでいます。
 もともとこの地域で盛んに生産されていた生糸や絹織物(桐生や結城など)の輸送のために建設された路線です。かつては、線路の周辺には、桑畑などが目立っていました。現在では、地元の通勤通学客の利用が中心となっています。
 東京方面へは、浅草・北千住等に直結している東武鉄道が優勢で、沿線の町や市から東京(浅草)に直通する特急をはじめ、急行電車等を多く走らせていますが、両毛線は地域内輸送が中心で、ほとんどの列車が普通列車となっています。
 ただ、前橋市内については、両毛線が他地域とアクセスするための主要な公共交通機関となっています。
 関東平野の一番北側の平野部、山沿い近くを走る路線で、沿線の主要な都市に立ち寄るように建設されたため、路線は大きく蛇行してます。
 大平下駅(おおひらしたえき)は、栃木県下都賀郡大平町富田にあります。
かつては、プラットホームは、複合式ホーム2面3線の地上駅でしたが、現在は2番線と3番線のホームを閉鎖し、プラットホームは単式ホーム1面1線です。
 写真の線路跡はその2番線、3番線のホームにつながっていた線路の一部です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする