Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

赤山禅院(2014年2月11日参拝)

2014-03-18 | 仏閣
鷺森神社から車で10分もかからない距離に修学院離宮があり、
その広大な敷地の中に赤山禅院がある。

こちらも初めての参拝です。


所在地:京都府京都市左京区
宗派:天台宗
御本尊:泰山府君(赤山大明神)
創建:仁和4年(888)
札所:都七福神


【歴史】
赤山禅院は平安時代の仁和4年(888)に第三世天台座主 円仁の遺命によって創建された、
天台宗総本山 延暦寺の塔頭のひとつです。

慈覚大師円仁は838年、遣唐使船で唐に渡り、苦労の末に天台教学を納めました。
その行程を守護した赤山大明神に感謝し、赤山禅院を建立することを誓ったとされます。

日本に戻った円仁は天台密教の基礎を築きましたが、赤山禅院の建立は果たせませんでした。
その遺命により、第四世天台座主 安慧が赤山禅院を創建したと伝えられています。

本尊の赤山大明神は唐の赤山にあった泰山府君を勧請したものです。
泰山府君は中国五岳(五名山)の中でも筆頭とされる東岳・泰山の神であり、
日本では陰陽道の祖神になりました。

赤山禅院は平安京の東北にあり、表鬼門に当たることから、
赤山大明神は皇城の表鬼門の鎮守としてまつられました。

以来、皇室から信仰され、修学院離宮の造営で知られる後水尾天皇が離宮へ行幸された際、
社殿の修築と「赤山大明神」の勅額を賜っています。

現在も方除けのお寺として、広く信仰を集めている由縁です。


【山門】


この奥の狭い参道に車を停めてる連中がいるおかげで、
奥の駐車場まで行けませんでした。

参道に駐車するのは迷惑なんでやめてほしいですね。


【拝殿】




屋根の上には金網に入れられた鬼門除けの猿がいました。


【地蔵堂】


御本尊の赤山大明神は地蔵菩薩の化身とされているそうです。

堂内で僧侶の方が一身不乱にお経を唱えられていて、
それがスピーカーに流され境内に響き渡っておりました。

なかなかのダミ声でした。(笑)


【正念珠】



【本殿】




神社のように拝殿、本殿というのは珍しい。
神仏混合のお寺なのかな。

皇城表鬼門の鎮守として、こちらに赤山大明神が祀られていました。


【石像】




十六羅漢と三十三観音のようですね。


【弁財天】



【福禄寿殿】




御朱印はこちらの横の売店でいただきました。


【稲荷社】





【金神社】



【境内社】


十禅師権現、住吉大明神、西宮大明神等が祀られていました。




天照皇大神宮、春日大明神、八幡大菩薩が祀られていました。


【歓喜天】



【シーサー】


狛犬なんだろうけど、何でシーサーなんだろうか。

これ、
いる?(苦笑)


【夫婦鳥居】



【相生社】


縁結びの神が祀られていました。


【気学発祥地】


気学とは園田真次郎が九星術をベースに1924年に創始した日本生まれの占術のこと。


【駒滝不動尊】





【再起延命地蔵】



【境内社】



【雲母不動堂】






堂内はローソクの火が簡単に消えるほど風が強く、
寒かったです。

御本尊の不動明王像は伝教大師最澄の作だそうです。


【還念珠】



【狛犬】


おもいっきりケツを上げてます。(笑)


【御朱印】

鷺森神社(2014年2月11日参拝)

2014-03-18 | 神社
曼殊院の近くに鎮座しているのが鷺森神社。

無料駐車場に車を停めていざ参拝。


所在地:京都府京都市左京区修学院宮ノ脇町16
主祭神:素盞嗚尊
創建:貞観年間(859-877)
社格:村社



【由緒】
神使の鷺がこの森に群集していたのが名前の謂われとされている。

赤山禅院の側に鎮座していたが、修学院離宮の建設にともない現社地に遷座した。

離宮造営にあたり霊元帝より現在の鷺の杜に社地を賜り、
元禄2年御遷座になり修学院、山端修学院一帯の産土神として今日に至っております。
 
境内は鬱蒼とした樹木に覆われ森厳たる佇まいを見せる。
涸れ涸れではあるが一乗寺川の谷が南を境し、小径は曼珠院へと続いている。

神域六千六百坪、境内に流れる宮川にはその昔御水尾帝、霊元帝も行幸された御下賜の
御幸橋もあり、荘厳な社殿とともに桜樹、楓も多く四期幽鳥の声を聞く鎮守の社であります。


【裏参道】



【舞殿】




御幸橋を渡ると見えてくるのが舞殿です。


【記念碑】



【八重垣】



【拝殿】



【本殿】



【境内】





【御神木】



【御朱印】


宮司さんが不在でしたので書置きをいただきました。