Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

咸古神社(2012年3月31日参拝)

2012-04-30 | 神社
龍泉寺の境内の奥に神社があります。

名は咸古神社といい「かんこじんじゃ」と読みます。
いこじんじゃと読んでいたのはここだけの秘密です。(^^;


所在地:大阪府富田林市龍泉886
主祭神:神八井耳尊
合祀神:天太玉命
社格:式内社(小)・村社
創建:弘仁14年(823年)


【鳥居】


なんか只ならぬ雰囲気を感じる。


【境内】


写真では伝わり難いですが、
こちらの雰囲気はまさに神域と感じるもの。

龍泉寺の雰囲気はイマイチと思っていたが、
咸古神社の雰囲気はこれぞ神社って感じで素晴らしい。


【拝殿】


どうです?
この拝殿の雰囲気。

これほどの厳粛な雰囲気を感じられる神社はそう多くありません。

神社好きの方は是非参拝してほしいですね。

お寺派の私が龍泉寺より気に入ったぐらいだから。


【狛犬】



【本殿】






渋い。


【春日神社】



【遠景】

牛頭山 龍泉寺(2012年3月31日参拝)

2012-04-29 | 仏閣
所在地:大阪府富田林市龍泉888
宗派:高野山真言宗
御本尊:薬師如来
創建:(伝)推古天皇2年(594年)
開基:(伝)蘇我馬子


【歴史】
伝説によるとこの地に古い行けがあり、そこに悪龍が棲み人々に被害を与えていた。
馬子は人々を救う為、修法を行ったところ仏法の力にはとても敵わない、
といって飛び去っていった。
やがて馬子は聖徳太子とともに、この地に寺を建て仏法の隆盛に努められた。

その後、池の水が枯れ果て付近にも水が湧かず寺も衰退。
823年に弘法大師がこの地を訪れ七日間の祈祷後、雨が降り始め、
再び龍が現れ、やがて夜が明けると池に水が満々として三つの島が出来ました。
この池は国指定名勝庭園として残されています。

828年には勅使を派遣して堂塔の再建がはかられましたが、
南北朝時代に戦乱に巻き込まれ伽藍の大半を焼失。

戦国時代には畠山義就と政長の家督争いの争乱による戦禍により衰退したが、
江戸時代に白木藩主石川氏の崇敬を受け、度々の修理を経て今日に至る。


【本坊】


こちらで拝観料を支払い境内へ。


【八脚門】







重要文化財。

鎌倉中期建立とされています。


【仁王像】





大阪府指定文化財。

建治元年(1275)作。


【本堂】






本堂内に激しく入りたかったのですが残念ながら入れず。


【鐘楼】



【行者堂】





【聖天堂】


大日如来像が祀られているそうです。


【庭園】










弘法大師が聖天、弁財天、叱天を祀り、牛頭天王を鎮守とされたそうです。

この日は天気も悪く池の水も濁り殺風景な池でした。
6月の菖蒲やあやめ、七月のアジサイ、水連が見頃の時はいい雰囲気になると思います。


【閼伽井】


聖観世音菩薩像が横に祀られています。


【雨井戸】







【尊性法親王御墓】








尊性法親王とは鎌倉時代に生きた後高倉院の第2王子。
出家後、一身阿闍梨、権大僧都に任じられ、天台座主、四天王寺別当を務めた。


【御朱印】

叡福寺(2012年3月31日参拝)

2012-04-28 | 仏塔古寺十八尊
去年は聖徳太子所縁の寺院を巡りたいということで訪れた叡福寺。

約1年振りに叡福寺へ。


<2011年4月16日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/07889a2f2749e14e7b0d20cc0e0ceba9



所在地:大阪府南河内郡太子町太子2146
宗派:真言宗系単立
御本尊:聖如意輪観世音菩薩
創建:(伝)神亀元年(724年)
開基:(伝)聖武天皇
札所:新西国三十三箇所客番、仏塔古寺十八尊 第2番、聖徳太子霊跡6番、
河内西国三十三箇所21番、神仏霊場巡拝の道 第57番


【縁起】
聖徳太子がこの地を自らの廟と決め、推古28年(620年)に墓所を造営。
翌年、太子の母 、穴穂部間人皇后が死去したのでこの墓に葬り、
更に推古30年(622年)には太子と妃の膳部大郎女とが同時期に亡くなり、
この同じ墓に葬られ三骨一廟とよばれている。
同年太子の没後、推古天皇が陵墓を守る為に寺を建立。
その後、聖武天皇の勅願により、724年(神亀元年) 東の伽藍を(東福院)転法輪寺、
西の伽藍を叡福寺とする七堂伽藍が整備された。
平安時代以後、聖徳太子信仰の霊場となり空海や親鸞 、日蓮など多くの高僧も訪れる。
戦国時代末期には織田信長の焼き討ちにより全焼、
その後豊臣秀頼により聖霊殿が再建され、以後次第に再建整備が進み、
現在は「太子まいり」と呼ばれ親しまれている。


【南大門】




1958年(昭和33年)再建されたもので、
掲げられた扁額の文字は岸元首相が書かれたものです。


【多宝塔】






重要文化財。

1652年(承応元年)建立。
内部には釈迦尊像や大日如来像等を安置、柱には四天王像が描かれているそうです。


【金堂】




1732年(享保17年)に再建されたもの。

御本尊の如意輪観世音菩薩が厨子の中に座ったお姿で祀られ、
厨子の横には四天王と不動明王、愛染明王が祀られていました。


【寺宝館】


去年は時間の都合で拝観出来なかった寺宝館。
拝観料200円を支払い見学。

うーん、
仏像好きにはちょっと微妙。(^^;


【聖霊殿】


重要文化財。

後陽成天皇の勅願により豊臣秀頼が1603年(慶長8年)に再建されたもの。
御本尊は聖徳太子十六歳の等身像でこの像は宮中にあったものを、
1187年(文治3年)に後鳥羽天皇により下賜されたものという。


【境内】




この広々とした境内は私のお気に入りです。


【二天門】


慶長8年(1603年)に再建されたもの。


【聖徳太子御廟】


宮内庁の管轄というだけあって、菊の紋が燦然と輝きを放ち、
厳粛な雰囲気を醸し出してます。






ここからでは想像出来ないが50メートルの円墳です。


【浄土堂】




阿弥陀如来が祀られています。


【経蔵】



【久邇元帥宮御遺髪塔】


香淳皇后(昭和天皇の皇后)の父である元帥陸軍大将の久邇宮邦彦王の
遺髪が納められているそうです。


【科長岡神社】


ここは相変わらず寂しい場所です。


【御廟】


融通念仏宗聖応大師良忍上人の御廟です。

古くは歴代の天皇に尊崇され弘法大師や親鸞上人など、
錚々たる高僧がこの寺に訪れたそうだが、
何故、良忍上人の御廟がこの寺にあるんでしょうね。


【弘法大師堂】



【御朱印】



若一神社(2012年3月24日参拝)

2012-04-24 | 神社
今日は愛宕念仏寺だけの予定だったのですが、
帰宅途中に平清盛公鎮守社 若一神社の看板を見たら華麗にスルー出来ません。(^^



住所:京都府下京区七条御所ノ内本町98
御祭神:若一王子
創建:宝亀3年(772年)




【楠社】


西八条殿に平清盛公が太政大臣に任ぜられたのに感謝してお手植えされたもの。
若一神社の御神木の下には楠社が建てられ大楠を祀っている。


【鳥居】


境内はこじんまりとしたものです。


【拝殿】



【末社】


左が祖霊社、右が福徳稲荷社。


【平清盛像】



【神供水】



【末社】


祇王歌碑の近くに小さな末社がありましたが、
御祭神などは不明です。


【壽命社】



【末社】


左から松尾社、弁財天社、寿命社になります。


【取材】


今日は読売テレビが取材に来ていました。
奥様によると先日は朝日放送が取材にきていたそうです。


【御朱印】



愛宕念仏寺(2012年3月24日参拝)

2012-04-23 | 仏閣
所在地:京都府京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
宗派:天台宗
御本尊:千手観音
創建:8世紀中頃
開基:稱徳天皇


【縁起】
8世紀中頃、稱徳天皇により京都・東山、今の六波羅蜜寺近くに愛宕寺として創建。
平安朝の初め、近くを流れる鴨川の洪水で堂宇を流失した為、
天台宗の僧、阿闍梨伝燈大法師千観内供によって再興。
これにより天台宗比叡山の末寺となり愛宕院と号した。
また千観は生涯仏名を唱えて絶えることがなかったので、
世に念仏上人といわれ、愛宕念仏寺と称するようになった。
その後、大正11年堂宇保存と愛宕山との信仰的な関係から当地に移築された。



【鳥居】


愛宕神社の一之鳥居。

この辺りには初めて来るので神社はどこかと探したよ。(^^;

後で分かったことだが愛宕念仏寺参拝後、
幽霊が出そうな薄暗い清滝トンネルを抜け、
更に山奥の清滝にある駐車場のおばちゃんに聞いたら、
愛宕神社にはここから2時間以上山を登るよと言われて断念したんだよなぁ。(汗)


後で調べたら清滝トンネルは心霊スポットとして有名なんやね。(^^;

通った時に知らなくて良かったよ。(滝汗)


【鳥居本の町並み】




国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている、
嵯峨野らしい風情あるお土産屋や食事処の町並みがたまらない。


【仁王門】


鳥居から歩いて数分で到着。

江戸中期建立されたもの。


【千二百羅漢】








寺の復興の為に昭和56年から10年間、
1200人の一般の参拝者自身の手によって彫られたもの。

いいなぁ。

自分の手で彫ったモノが寺にずっと残るなんて羨ましい。

今も可能なら喜んで奉納させていただきますよ。


【三宝の鐘】




これほど美しい音色の鐘はあっただろうか。
私の薄汚れた心の穢れが消えてなくなってしまうぐらいですよ。


【ふれ愛観音堂】




この観音様は手で触れられることを喜んで下さる仏様です。

仏像は約2000年前から造られてきましたが、
それを造った人たちは皆、目の見える人が造り目で拝んできました。
この像は目の不自由な人達に仏との縁を結んでもらうために生まれた観音様です。


【地蔵堂】


平安時代からあたご本地仏火除地蔵尊として、
京の都を火災から守ってきたお地蔵様が祀られています。


【本堂】






重要文化財。
御本尊千手観音像が祀られています。


【千二百羅漢】





【多宝塔】





【虚空蔵菩薩】



【弁財天】



【御朱印】



このお寺にはまた紅葉の季節に訪れたいと思います。