Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

蓮長寺(2013年5月18日参拝)

2013-06-30 | 仏閣
西方寺から数十メートル横にあるのが蓮長寺。
ここも前から訪れたかったのです。


所在地:奈良県奈良市油阪町426
宗派:日蓮宗
御本尊:十界曼荼羅
創建:不明
開山:大聖院日尭


【歴史】
当山はもと三論宗に属し東大寺別当勤操(空海の南都の師)が
千ケ寺建立の際の一寺と思われ喜見城院と言った。

開創年代は不明であるが奈良朝末期、恐らく750年に近い年代の頃と考えられる。

日蓮聖人は寛元4年(1246)から宝治元年(1247)にかけて
南都六宗研鑽の為、奈良にご遊学あそばされた。

まず元輿寺に入って倶舎宗を、次いで東大寺で華厳宗、興福寺で法相宗、法隆寺で三論宗、
唐招提寺・西大寺で律宗を研究され、さらに薬師寺の経蔵に入って一切経を閲読された。
この間、喜見城院を拠点とされ一番長く滞在されたと伝えられている。

応仁2年(1468)、時の住持即俊が、宗祖の霊夢を見て日蓮宗に改宗、
寺号を喜見院と改め京都大本山本国寺第十一世大聖院日尭を開山に迎え自らは第二世に就いた。

翌文明元年、本堂・番神堂を建築して寺観を一新、教勢また大いに振ったが、
後年(元亀・天正の頃)火災に遭い堂字悉く焼失して廃虚となった。

江戸期に入り寛永の頃、京都本国寺執事の喜見院日便来たって復興に挺身、
篤信の浄信院日英尼ら多数宗徒の外護協力を得て、承応2年(1653)、
本堂・庫裡・山門等を再建、寺域を整備して復興を果たし、
寺号も日蓮聖人ご出家の時の御名「蓮長」を冠して光映山蓮長寺と改め、
大本山本国寺末頭となり今日の基礎を成し逐げた。


【参道】


写真では参道に軽自動車が停めていますが、
駐車禁止ですので車で参拝した方は境内に停めてくださいね。


【山門】


日蓮宗のお寺の山門は良いの多いです。
境内に入るとガッカリすることも多いですが。(^^;


【本堂】










重要文化財。

大和郡山城主豊臣秀長公建立の寺「西岸寺」本堂を移築したと伝えられています。


【狛犬】



【妙見堂】


平成元年再建されたもの。


【番神堂】


平成元年復元されたもので、
春日大社の移し殿という説が有力で建立年代は17世紀初頃と思われる。


【鐘楼堂】


平成10年再建されたもの。


【石灯篭】




何気にハートマーク。(^^


【御朱印】


上人が留守で書置きをいただきました。

書置きは印刷でしたので無料でしたね。


これにて本日のツアーも終了。
途中で目が痒くなるアクシデントがあったが、
自然豊かな山と川を見て癒されました。(^^

西方寺(2013年5月18日参拝)

2013-06-29 | 仏閣
「都会の疲れを田舎の風景を見て癒されよう」もいよいよ終盤。

80号線を走り奈良市内に突入。

本日は東大寺、春日大社を参拝せずに行きたい所がある。

近鉄奈良駅近くの油阪という所にもお寺がいくつかあって、
以前から訪れたかった西方寺というお寺に参拝。




369号線。

奈良のメインストレートの一つでこの先に行くと
東大寺、興福寺、春日大社など超有名スポットに着きます。


所在地:奈良県奈良市油阪東町434
宗派:西山浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開基:行基



【由緒】
人皇四十五代聖武天皇の御宇神亀年間・行基菩薩によって多聞山に創建されました。

今でも時々西方寺の物と見られる屋根瓦や礎石が出てきます。
何れにせよ西方寺のそもそもの基は相当に古くすくなくとも
平成の今日から千二百余年前には既に開かれていたということになります。

「ほろほろと鳴く山鳥の聲きけば 父かとぞ思う母かとぞ思う」
「六つの道おちこち通うはらからも 我が父ぞかし我が母ぞかし」という
和歌は西方寺の開基行基菩薩が多聞山でお詠みになられたものであるといわれます。

余りにも昔のことですので行基菩薩をおしのびする形見の品はありませんが、
表の門だけは多聞山から移転後も現存する唯一の建造物である点に歴史の重みが感じられます。


【山門】


絶賛工事中でした。


【本堂】


残念ながら本堂拝観は出来ませんでしたが、
高僧慈覚大師の作の阿弥陀如来が祀られているそうです。

若き日の剣聖宮本武蔵が修行の道中、この寺に逗留し朝夕、
心經と念仏をとなえてお仕えした由来にもとづき、
心經念仏の弥陀とも呼ばれ国の重要文化財に指定されています。


【地蔵堂】



【見てござる 聞いてござる 知ってござる】


悪そうな顔してますね~。

コイツは一体何をしたんでしょうね?(苦笑)


【十三重塔】



【地蔵尊】



【墓所】


上人の墓所でしょうか、
ここは一般の墓所ではありませんでした。


御朱印はございますが、
生憎法要の為にお忙しそうだったのでいただきませんでした。

またの機会に。

十輪寺(2013年5月18日参拝)

2013-06-28 | 仏閣
柳生の芳徳禅寺に着いたはいいけど、
さっきの天満神社で目に何か入ったのか、
何故か目が痒くて充血しまくり。

しかしこんな所に目薬を売ってる店が無い。(泣)

都会だとすぐにドラッグストアが見つかるけど、
田舎だとそうはいかない。


これは奈良市内に行かないと目薬を買えないと思ったので、
芳徳禅寺の下まで来ていながら急遽回避して奈良市内へ走る。

80号線を30分くらい走っていたら目の痒みと充血が治まってきた。

大したことは無さそうだ。(^^


そんな時に見えたのが十輪寺。

芳徳禅寺の無念をここで晴らす。(笑)


所在地:奈良県奈良市大野町80
宗派:真言宗東寺派
御本尊:延命地蔵菩薩
創建:不明


【歴史】
古くは現奈良市田原地区の中心的大寺でしたが、
元文4年(1739)と文政2年(1819)に火災に遭って多くの什宝を失い草創は不明です。

元禄年代までは真言宗新義派で長谷寺の末寺でしたが、
それ以後は法隆寺北室院の末寺で江戸末期、当寺の末寺が26寺ありました。


【山門】



【本堂】


うお!

このお寺は何年か前に訪れたことがあるんですが、
いつの間にか本堂が綺麗になっている。

何でも今年の4月に1億5千万かけて落慶したそうです。

桧の香りがたまらない。


【内陣】


御本尊の他に四天王像や中興開山秀清坐像、弘法大師像等が祀られていました。


【舎利殿】


古事記編纂者として名高い太安万侶の骨が納骨されているそうです。


【修行大師像】



【鐘楼堂】



【地蔵尊】



御朱印の有無は不明です。

天満神社(2013年5月18日参拝)

2013-06-27 | 神社


月ヶ瀬から4号線を走り柳生へ向かったつもりが、
道を間違って25号線を走ってしまってまた布目ダムに来てしまった。(^^;




また戻って4号線を走っていると川の向こうに鳥居を見つけたので寄ってみました。




神社の近くにはお茶畑があり、
この柳生の地では深むし茶が有名だそうです。



所在地:奈良県奈良市興ヶ原町34
御祭神:管原道真
創建:不明


【由緒】



【鳥居】


この地域は小さな村落で氏子さん達も少ないと思われるのに、
社号標石や鳥居、狛犬も綺麗で立派なものです。


【狛犬】



【石段】


これはキツイ。

思わず帰ろうかと思うほどでしたが、
ここで帰ったら据え膳食わぬは男の恥ですよ。

すいません、
ジョークです。(^^;

頑張って登りましたよ。


【手水舎】



【社殿】




樹齢何百年の巨木が聳え雰囲気抜群です。

階段を登って正解でした。

もし登らず帰っている人がいたら損したね。




ただ、残念ながら鳥居から奥には入れず鈴を鳴らせませんでした。


【舞殿】




いいですね~。

茅葺の屋根は大好物です。(^^


【境内社】



【石段】


帰りは帰りで怖すぎ。(^^;


御朱印の有無は不明ですが恐らくないと思います。

烏ヶ淵阿弥陀地蔵二尊磨崖仏(2013年5月18日参拝)

2013-06-26 | 旅行、その他


布目ダムといい木津川流域では高山・青蓮寺・室生・比奈知ダムに続き
5番目に計画されたダムだそうです。

ダム沿いに道を走っていると巨石が見えたので、
何だろ?と思って車を停めて見学。








【磨崖仏】






この山添村近辺は本当に磨崖仏が多いですね。

この磨崖仏は小さくてお顔の部分がかなり剥落してます。
これは自然のせいなのか、廃仏毀釈の影響なのかは分かりません。


貴重なものが見れて良かったです。






こちらも本当に小さくで見つけにくいです。

恐らく地蔵尊だと思われます。


この後は月ヶ瀬方面へ向かいます。

こちらは梅の時期がとても賑わうそうです。


【月ヶ瀬橋】







【名張川】






はぁ~、
癒されるわぁ。

都会の疲れが消えていきます。(^^