Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

葛川息障明王院(2014年11月1日参拝)

2014-12-27 | 近畿三十六不動尊
本日のメインである多宝塔と興聖寺で参拝終了。

そう思いながら車を走らせていると明王院の看板を見つけた。
ここは近畿三十六不動の札所だとピンときた。

明王院はまだ参拝して無かったのでちょうど良かったよ。(^^

無料駐車場がありました。



所在地:滋賀県大津市葛川坊村町155
宗派:天台宗
御本尊:千手観音菩薩
創建:貞観元年(859)
開山:相応和尚
札所:近畿三十六不動尊、びわ湖百八霊場


【縁起】
葛川縁起や相応和尚の伝記天台南山無動寺建立和尚伝等によれば、
明王院は貞観元年(859)に相応和尚が開いた修行道場という。

相応は天台座主を務めた円仁(慈覚大師)の弟子で、
はじめ比叡山東塔の南に位置する無動寺谷に住したが、
修行に適した静寂の地を求めて当地に移ったという。

相応和尚は三の滝で不動明王を感得し滝壺に飛び込むと、
不動明王と見えたのは桂の古木だった。

この霊木から千手観音像を刻み安置したのが明王院の始まりとする。

中世から近世にかけて葛川参籠を行った者は参籠札という
卒塔婆形の木札を奉納することが習わしで、
元久元年(1204)銘のものを最古として、約500枚の参籠札が残されている。

それらの中には足利義満や足利義尚、日野富子のような歴史上の著名人のものも含まれ、
葛川参籠が広い階層によって行われたことがわかる。



【三宝橋】


この橋がまるで俗界との結界のようである。


【安雲川】



【境内】



【護摩堂】


宝暦5年(1755)建立の重要文化財。


【本堂】




正徳5年(1715)建立の重要文化財。




緑豊かな場所です。








堂内はとても厳かな雰囲気。

御本尊は秘仏でした。


【宝篋印塔】



【護摩堂】



【鎮守社】


八金剛童子、穂積、頼玄とそれぞれ書かれていました。


【蔵】



【弁財天】





【護法尊】







【風景】







【政所表門】


大永6年(1526)建立の重要文化財。

この門の奥に庫裏があり御朱印がいただけます。


【御朱印】



大龍寺(2014年4月12日参拝)

2014-05-06 | 近畿三十六不動尊
天上寺から西六甲ドライブウェイと奥再度山ドライブウェイを走り、
大龍寺に到着。

かなりカーブが多くて車酔いしそうなドライブウェイでした。


所在地:兵庫県神戸市中央区神戸港地方再度山1
宗派:東寺真言宗
御本尊:如意輪観音菩薩
創建:(伝)神護景雲2年(768)
開基:(伝)和気清麻呂
札所:摂津国八十八箇所、近畿三十六不動尊、西国愛染十七霊場、
摂津国三十三箇所、神戸十三仏、神戸七福神、ぼけ封じ近畿十楽観音霊場


【縁起】
寺伝によれば和気清麻呂によって再度山(摩尼山)山頂近くの南斜面に開かれたとされる。
山号の再度山は空海が大輪田泊から唐に渡る直前と帰国直後の2度、
当寺に参詣したことに由来するという。

奥の院には空海作と伝わる「亀の岩」があり、空海が登山した道は大師道と呼ばれ、
空海の修行地である現在の再度山公園には修法ヶ原の地名が残る。

鎌倉時代、度重なる戦火によって伽藍を失ないましたが、
観応ニ年、摂津国司赤松円心は善妙上人を山主として中興し旧観を取り戻したのであります。

しかし戦乱の世が続いたためその後再び荒廃していたのを唐招提寺の実祐上人が、
寛文年間、尼崎城主光録居士の協力を受けて
「弘法大師八十八ケ所」の霊場を勧請されるなど再興に努力され、
上人没後は資賢上人が遺志を継いで現在の規模のものを復興されたものであります。

明治になると廃仏棄釈によって、廃寺となる運命にあった当寺を、
時の住職井上徳順和尚が地元の人とともに、法燈維持のために尽したので、
東寺真言宗所轄の寺院として今日まで存置されることになったのであります。


【山門】


立派な山門がお出迎え。

この山門の横に車を停めれますが、
上にも駐車場がありました。


【仁王門】





【仁王像】


眼力鋭いこえー仁王さんです。


【西国三十三観音】




参道の横には奉納された観音さん達が祀られていました。


【大師堂】



【毘沙門堂】



【不動堂】



【境内】



【鐘楼堂】



【石仏】





【稲荷社】



【厄除不動明王】


石仏などいろいろ安置されていましたが、
乱雑に置かれてると思った。

もうちょっと整然と出来ないものでしょうか。


【石塔】



【ぼけ封じ観音】



【子育観音】



【お地蔵さん】



【御堂】



【遠景】



【霊明殿】




御朱印は霊明殿でいただきました。

待っている間に諸仏にお参り。
とても充実した空間でした。

いただいた「しいたけ茶」も美味しかったです。(^^


【御朱印】





【風景】


須磨寺へ向かう途中のドライブウェイで少し休憩。
神戸の町並みを見てリフレッシュ。

曼殊院門跡(2014年2月11日参拝)

2014-03-17 | 近畿三十六不動尊
続きましては車で少し移動し曼殊院門跡へ。

こちらは大型の無料駐車場があります。



所在地:京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
宗派:天台宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:天暦年間(947-957)
開基:是算
札所:近畿三十六不動尊


【歴史】
延暦年間(728~806)、宗祖伝教大師最澄により、
鎮護国家の道場として比叡の地に創建されたのが曼殊院のはじまりである。

その後、天暦年間(947~957)是算国師のとき比叡山西塔北渓に移り「東尾坊」と号した。
また、この国師が菅原家の出生であったことから、
北野天満宮が造営されると初代別当職に補され、
以後明治維新まで北野別当職を歴任することになる。

寺では是算国師を曼殊院初代としている。

天仁年間(1108~10)、八代忠尋大僧正が寺号を「曼殊院」と改め、北山に別院を建立された。
そして明暦二年(1656)に二十九代良尚親王が入寺され、
現在の地に堂宇を造営したのが今日の曼殊院である。


【勅使門】



【築地塀】



【北通用門】



【茶室八窓席】



【茶室八窓席前庭】



【鐘楼】


谷崎潤一郎氏寄贈の鐘。


【枯山水庭園】












こちらの庭園も見事なものである。

洛北の庭園はどこもレベル高過ぎです。


【五葉松】




樹齢400年前の見事な松は鶴を表現しているそうです。


【小書院】


大書院ともども堂内は全て撮影禁止でした。


【鳥居】



【弁天堂】


曼殊院内の一番古い建物で鎮守堂。

寺の外に鎮座しております。
ここは無料ゾーンです。(笑)


【弁天堂】



【御朱印】



【感想】
撮影は出来ませんでしたが、
寺宝の数々も見れて勉強になりました。

それにしても何といっても庭園が素晴らしい。

詩仙堂、圓光寺、曼殊院門跡の庭園は京都でも屈指の名園だと思います。

旧嵯峨御所 大覚寺門跡(2013年10月26日参拝)

2013-11-21 | 近畿三十六不動尊
大徳寺の塔頭を参拝し終え、
時間があったので久しぶりに大好きな広沢池の風景を見に行った。

ここの風景は本当にストレスが消えて癒されます。

さて、癒された後は大覚寺に行かねばなるまい。(^^



所在地:京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
宗派:真言宗大覚寺派
御本尊:五大明王
創建:貞観18年(876)
開基:嵯峨天皇
札所:真言宗十八本山、近畿三十六不動尊、神仏霊場巡拝の道



【土塀】



【表門】


江戸時代初期に建立された堂々たる門です。


【ハイマツ】




高山で見られる地に這って生育する松です。


【宸殿】






重要文化財。

江戸時代、後水尾天皇より下賜された寝殿造りの建物。
天皇に入内された徳川2代将軍秀忠の娘東福門院和子が、
女御御所の宸殿として使用していたもの。


【前庭】


はぁ~、
ここもゆっくり出来て癒されますわ。


【勅使門】





【襖絵】




狩野山楽筆の牡丹図。

写真撮影OKでした。
何故ならデジタルコピーだからです。






狩野派による柳松図。






狩野山楽筆の紅白梅図。


【右近の橘】



【左近の桜】



【境内】


向かって左が御霊殿、同じく右が本堂の五大堂。

五大堂の内陣は撮影不可です。


【御影堂】


大正14年建立。
大正天皇ご即位に際し建てられた饗宴殿を式後賜り移築したもの。








内陣左右に嵯峨天皇、秘鍵大師(弘法大師)、後宇多法皇、恒寂入道親王など
大覚寺の歴史に大きな役割を果たされた方々の尊像を安置。

こちらは撮影OKです。


【御霊殿】


京都東山にあった安井門跡蓮華光院(現在は安井金毘羅宮)の御影堂を、
明治4年(1871)に廃仏毀釈により大覚寺へ移築したもの。

内陣は撮影不可でした。


【村雨の廊下】







【勅封心経殿】




重要文化財。

大正14年(1925)後宇多法皇600年、後亀山天皇500年の御遠忌記念事業として、
法隆寺の夢殿を模して建立された。

殿内には嵯峨天皇をはじめ後光厳・後花園・後奈良・正親町・光格天皇の
勅封心経を奉安し薬師如来立像が安置されています。


【庭園】



【霊明殿】






総理大臣を務めた斎藤実が昭和3年(1928年)、
東京の沼袋に建てた日仏寺の本堂だったが、
昭和33年(1958年)当時大覚寺門跡であった草繋全宜が移築したもの。

阿弥陀如来が祀られています。

いつの間にか内陣が撮影不可になっていました。


【松】






見事な松です。


【正寝殿】





【宸殿】



【鐘楼堂】



【大沢池】






癒されます。


【合鴨】



【心経宝塔】





【石仏】



【境内社】



【野良猫】



【御朱印】



この大覚寺は私にとって癒しのお寺です。

本当に嫌な事を忘れさせてくれます。

生きてりゃ嫌なこともあるから、
死ぬまでこのお寺に訪れることでしょう。(^^;

法楽寺(2013年10月5日参拝)

2013-10-29 | 近畿三十六不動尊
本日ラストの法楽寺に到着。
シャープ創業者である早川徳次氏が眠っているお寺であります。

ここは三重塔がいいのよねぇ。

2年振りの参拝となります。


<2011年7月30日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/8e461da9c250d95b00f9301f4f41d67b



【山門】





【三重塔】










やっぱりこの三重塔はいいですね~。

塔の上にある金色の相輪と渋い桧の色合いのコントラストが美しい。

個人的に今まで見てきた塔の中で一番好きですね。


内陣には御本尊の大日如来と不動明王、愛染明王が祀られ、
毎月28日には初重が開扉されるとのことですので、
次回は28日に参拝することにしよう。


【本堂】




厳粛な雰囲気を感じる内陣です。


【客殿】




お大師さんがお引越し中です。


【大師堂】


建物の外観は完成したようですね。

落慶法要は11月ぐらいになるのでしょうか。


【展示品】






隣の小坂奇石記念館の展示品ですかね?

本堂横に置いてありました。(^^;


【水掛け不動】



【御朱印】