Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

勝尾寺(2014年9月20日参拝)

2014-10-16 | 西国三十三ヶ所
今日は久しぶりに京の都に上洛予定でしたが、
仕事が忙しく休みになってもイマイチ体調がよろしくないので、
急遽、箕面市にある勝尾寺に行くことにしました。

京の都は体調万全じゃないと魔物にやられちゃうので。(笑)


クネクネとした山道を走り勝尾寺に到着。

駐車場は500円と有料です。
こんな山にあるんだから無料にしてほしい。



所在地:大阪府箕面市粟生間谷2914-1
宗派:高野山真言宗
御本尊:十一面千手観世音菩薩
創建:伝・神亀四年(727)
開基:伝・善仲、善算
開山:開成
中興:源頼朝
札所:西国三十三所観音霊場、法然上人二十五霊場、摂津国八十八箇所、
摂津国三十三箇所、神仏霊場巡拝の道


【歴史】
古流記によれば善仲、善算の双子兄弟が草庵を構え修業されたことに始まる。
その後、天平神護元年(765)、光仁天皇の皇子開成が二師出逢い止住し、
宝亀六年(775)七月十三日般若台に大般若経六百巻を理経して一寺を建て、
彌勒寺と号し開山に至る。

六代座主の行巡上人は清和天皇の玉体安隠を祈って効験があったことから、
「王に勝った寺」の意で「勝王寺」 の寺号を帝より賜ったが、
本寺では「王」を「尾」にひかえ、勝尾寺と号し勝運の寺として信仰されてきた。

永寿の乱に大講堂や伽藍をことごとく焼失したが、
建久六年(1195)源頼朝の命により、梶原景時、熊谷直実らが力をつくして再建した。

その供養塔及び頼朝再建の薬師堂は当山最古の建造物として今に残っている。

承元4年(1210年)には讃岐国流罪から戻った法然が当寺に滞在している。

現在は西国三十三所観音霊場の札所で観音様にすがる方々や、
また勝負の世界に生きてる方々の信仰篤く境内は賑わっている。


【山門】




慶長8年(1603年)に豊臣秀頼により再建されたもの。

堂々たる見事な門です。
スピーカーで絶えず読経が聞こえてくる。


【観音像】



【弁天池】




良い雰囲気ですが、
スモークの演出はやり過ぎコージーな気がします。(笑)




弁天堂、多宝塔、二階堂等がここから見れます。

紅葉の時期は更に美しい風景を楽しむことが出来ます。


【多宝塔】




下から見る多宝塔はいいですね~。
絵になります。


【一願不動堂】


ここでお不動さんにお参りしてから、
左手を歩いて本堂へ向かう。


【厄ばらい三宝荒神社】


日本最初の荒神社だそうです。


【鎮守堂】



【開山堂】



【お砂踏み】





【大師堂】







【本堂】


こちらも慶長8年(1603年)に豊臣秀頼により再建されたもの。

西国らしく普段は御本尊は拝めません。


【鐘楼堂】



【勝ちだるま】


境内のあちこちに置いてありました。

台風の時とか飛んでいかないのかな。

人が奉納したものだから触るのは嫌なんで確認してませんが、
底に粘着テープでも貼っていたりして。(笑)


【御神木】


真ん中の建物は総合受付所で、
こちらで各種御祈祷、御朱印を対応する職員が常駐しています。


【不動堂】





【石塔・宝篋印塔】



【鎮守社】



【二階堂】




法然上人第五番霊場札所。

承元2年(1208)法然上人が第4第座主証如上人の遺徳を偲び、
3年10ヶ月こちらで滞在されたそうです。


【多宝塔】




1931年に建立されたもの。

近くで見ても美しいですが、
やはり下から遠目に見た方がいいですね。


【弁天堂】







【山門】


弁天堂から見た本堂。




鯉のエサやり場から見た山門。


【滝】



【鯉】



【風景】




四季折々見て楽しめそうですね。
特に紅葉の時期は。


【御朱印】





【感想】
良くも悪くも「魅せる」という意味では西国の中で一番のお寺です。

こういう観光地化したお寺に否定的な方々も多いと思いますが、
参拝客を楽しませて心を和ませることもまた、
お寺として大切で意義のあることだと思います。

法起院(2014年7月20日参拝)

2014-08-23 | 西国三十三ヶ所
今日は西国の御朱印帳を忘れていたので長谷寺と法起院はまたの機会に。

次の参拝地である宇陀に向かおうと、
駐車場に戻るもバーが故障して駐車場から出れないというアクシデント。

他の被害者に聞いてみるとタイムズの係員が来るのは30分後とか。(苦笑)

これはどうしようかと悩んだが、
車の中で待っててもしょうがないので、
参拝する予定の無かった、歩いて数分の法起院に行くことにした。

バーが故障して駐車場から出れないなんて、滅多にないことです。

これも仏の導きなんですかね。


<2011年4月11日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/21f33b8a19092f0626a1a363e376ab11


<2013年5月1日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/92ff1fed8f83e66d3f27308b28303746



【山門】



【御本尊】



【御朱印】


今回は御詠歌をいただきました。


参拝から駐車場に戻るとバーは無事に直り脱出成功。

しかも駐車料金は無料になりました。(^^

バーが故障で出れない時は最悪と思いましたが、
とてもGOODな結果となりました。(^^

葛井寺(2014年5月24日参拝)

2014-06-20 | 西国三十三ヶ所
所在地:大阪府藤井寺市藤井寺一丁目16番21号
宗派:真言宗御室派
御本尊:十一面千手千眼観世音菩薩
創建:伝・神亀2年(725)
開基:伝・行基
勅願:聖武天皇
札所:西国三十三所、河内西国三十三所特別客番、神仏霊場巡拝の道


【歴史】
紫雲山三宝院剛琳寺と号し剛琳寺ともいい、
古代氏族葛井氏の氏寺として、7世紀後半の白鳳時代に建立されました。

飛鳥時代から奈良時代にかけては、全国各地で有力な氏族が、
仏教興隆を奉じて競って氏寺を造り、葛井寺もその一つなのです。

葛井氏は6世紀に活躍した渡来系の王辰爾の甥の胆津を祖とし、
日本書紀によれば吉備の白猪屯倉の田部の丁を定めた功績で白猪氏の姓を賜りました。
その後、葛井と改め、一族の葛井連広成が葛井寺を創建したと伝わります。

また、藤井寺という地名は後に大和在住の藤井安基という人が葛井寺の荒廃を嘆き、
その復興に尽力したことから生まれたといいます。

室町時代は奈良・興福寺の末寺として栄えましたが、
明応2年(1493)、畠山家の内紛に端を発した兵火にあって、
楼門、中門、三重塔、鎮守、奥院を焼失し、本堂と宝塔を残すのみとなりました。
残った建物ものちに地震で倒壊しましたが復興勧進で再興されました。


【南大門】


このお寺には駐車場がありませんので、
近くの有料駐車場に停めてくださいね。


【境内】


5年振りぐらいの参拝になりますが、
以前と変わらぬ雰囲気で懐かしさを感じました。


【出世地蔵大菩薩】



【本堂】


重要文化財。

毎月18日には国宝の御本尊が開帳されます。


【旗掛けの松】





【大師堂】



【専心龍乗観世音菩薩】




めっちゃイケメンでした。(^^


【観音堂】






阿弥陀如来、聖衆来迎二十五菩薩像が祀られています。

見応え十分ですが、もっと近くで見たいわ~。


【鐘楼堂】



【弘法大師像】



【十三重塔】



【弁財天】





【石仏】










全部はとてもじゃないが撮影は出来ませんでしたけど、
西国の観音像が祀られていました。

これって前からあったっけ?

全然記憶にない。

まぁ、当時は今と違って本堂のみ参拝してたから、
記憶に無いのも当たり前だけど。(^^;


【役行者像】



【護摩堂】



【紫雲石燈篭】


本物は本堂裏手の庭園にあり、
これは明治時代に造られたレプリカだそうです。


【四脚門】


重要文化財。

慶長6年(1601)豊臣秀頼が寄進したもの。


【御朱印】

花山院菩提寺(2014年4月6日参拝)

2014-05-03 | 西国三十三ヶ所
ド派手な巨大伽藍を見た後は、
しみじみとした西国さんの番外札所の花山院へ。

ひさしぶりの参拝となります。


<2012年11月17日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/0d37a78175329a3f038352dfdc727919


【仁王門】


相当険しい坂道を走り到着。

以前にも書いたが、
御朱印をいただく人のみ駐車場料金500円取られます。


【本堂】


まずは本堂にお参り。

境内の桜はまだ蕾でした。
ちょっとは咲いてるかなと期待してたんだけど。


【薬師堂】




相変わらず見応えのある仏様達です。
内陣には入れないので近くで見れないのがちょっと残念でしたけど。


【鐘楼堂】



【遠景】


ここから見る風景はいいですね~。

とても気持ちがいい。

日当たりが良いのか少し桜が咲いてました。(^^

遠くに見えるのが千丈寺湖です。



左手に見えるのが有馬富士。


【有馬富士】



【御朱印】

今熊野観音寺(2013年11月30日参拝)

2014-01-23 | 西国三十三ヶ所
続きまして泉涌寺の塔頭の一つである今熊野観音寺。

ここは泉涌寺の塔頭とは思えないほど、
観音霊場の雰囲気があり、尚且つ立派な伽藍と由緒を持つお寺でございます。



所在地:京都府京都市東山区泉涌寺山内町32
宗派:真言宗泉涌寺派
御本尊:十一面観音(秘仏)
創建:伝・大同年間(806-810)
開基:伝・弘法大師
札所:西国三十三所、神仏霊場巡拝の道、近畿十楽観音、洛陽三十三観音、泉涌寺七福神巡り



【歴史】
初め東山観音寺と称したが、後白河上皇が永暦元年(1160)、
新熊野社を勧請創建された際、改めて新那智山の山号を寄せられ、
今熊野観音寺と称することになったという。

斉衡2年(855)創立の法輪寺のあとともいわれるが、
後白河上皇以来の御尊祟は甚だ篤い。

寺伝で弘法大師の作といわれる本尊十一面観音像は、
脇士不動明王、毘沙門天像とともに篤い信仰をあつめ、
参詣者は絶えることのない賑わいをみせている。
 
正徳3年(1713)当寺中興宗恕祖元律師によって本堂の再興がなり現在に至っている。
なお後堀河天皇の観音寺陵は寺の東南に隣接して営まれている。


【鳥居橋】



【紅葉】




お寺の駐車場に着くと紅葉がお出迎え。


【本堂】


正徳2年(1712)に宗恕祖元律師によって建立されたもの。

御本尊の十一面観世音菩薩の他、諸仏が祀られていますが、
残念ながら撮影不可です。


【境内】


本堂から見た境内です。
奥には大師堂があります。


【大師堂】




こちらは撮影OKです。


【医聖堂】




結構見逃してる人も多いと思われる医聖堂は、
その名の通り医と宗教がともに手をたずさえて、
人類が等しく心身ともに明るく健康に暮らせるような社会が築かれるよう、
人々の願いを込めて建立されたもの。

少し登っていくだけで近くまで行けます。


【境内】


下に見えるのは本堂です。


【今熊野西国霊場】


医聖堂まで続く参道に西国三十三ヶ所霊場の各御本尊を
石仏として奉安されています。


【紅葉】



【鐘楼堂】



【紅葉】




茶所から見た紅葉。

今熊野観音寺って紅葉のイメージは無かったが、
見事な紅葉でした。


【御朱印】




西国さんと洛陽の御朱印をいただきました。