Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

狸谷山不動院(2014年2月11日参拝)

2014-03-15 | 仏閣
野仏庵から歩いて10分程、山の方へ登ると狸谷山不動院に到着。

仕事に行く時、自宅から駅までの10分は苦痛ですが、
こんな時の10分なんて楽勝です。

やっぱ好きなことだと苦しいと思わないもんなんですね。



所在地:京都府京都市左京区一乗寺松原町6
宗派:真言宗
御本尊:不動明王
創建:昭和19年(1944)



【歴史】
御本尊不動明王は平安京の城郭東北隅に鬼門守護として、
桓武天皇勅願により祭祀されたもので、以来、咤怒鬼不動明王として、
悪鬼退散の霊験著しく鎌倉時代建長年間に洞窟に安置され、
公家殿上人をはじめ、都人の尊崇の的であった。

慶長9年(1604)には、剣豪宮本武蔵が、滝に打たれて、修行を続け、
己に克つ不動心を感得し、享保3年(1718)には、木食上人正禅が現内陣で17年間参籠し、
菩提心の開発に努め、狸谷修験者の先駆となる。

その後、修行場として各地から参籠篭が馳せ参じたが、世の変遷と為政者の干渉などあり、
明治の廃仏毀釈には、あたら霊仏が草深く埋もれると云う、
歎わしい事態となり次第に荒廃したのである。

明治の後期に至り郷土の有志が集まり由緒あるご霊仏の再現を強く願い、
山を伐り道を拡げて、信心の針路を打ち立てたのである。

かくして昭和19年(1944)請われて、大僧正亮栄和尚が入山、
「修験道大本山一乗寺狸谷山不動院」として寺法を制定、
狸谷山開山第一世貫主として自ら宗派を超えた寺院を再興したのである。


【自動車祈祷殿】




ここに大型無料駐車場があります。

詩仙堂や八大神社の有料駐車場に停めたくない人は、
ここに停めるのもいいと思います。

勿論、狸谷山不動院参拝は必須ですけどね。


【地蔵尊】


自動車祈祷殿から更に登っていきます。


【寺号石標】



【優勝記念石碑】


阪神タイガースの吉田監督や小林繁氏の石碑があった。

あれからだいぶ経つなぁ。(遠い目)

その石碑の下には信楽焼の狸もたくさんあった。


【石段】


ここから健康階段という名のしんどい250段の石段を
登って行かなければならない。(^^;


【白竜弁財天】





【七福神】





【お迎え大師】



【参道】


さすがに山にあるだけあって、
境内は雪が積もり、参道は凍ってる。

ぶっちゃけ白川郷の時より寒い。
京都の寒さは他とは一味違って、顔が寒さで痛い。

この辺りから霊場の雰囲気が凄くなってきた。


【狸】


ようやく半分にさしかかった時、弘法大師光明殿に到着です。


【弘法大師光明殿】




比較的新しいと思われる弘法大師像が祀られていました。




水も凍ってるし。(^^;


【お砂ふみ霊場】








お砂を踏んでいたら途中で雪に覆われていて、
踏めないところもあったよ。


【石段】


ようやく到着のようです。

なかなかの階段であった。

13年間毎日この寺に参拝していた方もいたそうで、
世の中にはとても信心深い方がいますね。


【トイレの神様】



【本殿】




お~、これは見事な懸崖造りの本殿です。


観光寺院には絶対出せない、
これぞ霊場って感じがします。

柔の詩仙堂、剛の狸谷山不動院といえば、
分かりやすいでしょうか。


【宮本武蔵修行之瀧】





【水乃口不動尊】



【恵比須・大黒天】



【神変大菩薩】


女厄坂を歩いて本殿へ向かいます。


【本殿】


本殿に入る時に500円必要です。

え?ここで拝観料取りますか~。

まぁ、入山料と思えばいいか。




願かけ柱には多くの願かけふだがつけられていた。


【境内】



【殿内】







【風景】



【男厄坂】



【矢】



【御朱印】



【御札】


御朱印をお願いしたらいただけました。

ありがたや ありがたや。


【感想】
重厚で巨大な本殿に圧倒される。
また霊場としての雰囲気は凄く、
チャラチャラとした寺が嫌いな人が好むお寺ですね。

京都の鬼門はこのお寺が守っていると言っても過言ではない。


今回は寒いし、どれだけ登っていくか分からないので、
奥の院に行くのは断念した。

次回参拝した時は必ずや。