Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

朝護孫子寺(2011年8月20日参拝)

2011-08-31 | 真言宗十八本山
所在地:奈良県生駒郡平群町大字信貴山2280-1
宗派:信貴山真言宗
御本尊:毘沙門天
創建年:不明
開基:聖徳太子(伝)
札所:大和七福神、真言宗十八本山14番、聖徳太子霊跡20番、
役行者霊蹟札所、大和十三仏霊場11番(玉蔵院)、神仏霊場巡拝の道 第30番


【由緒】
寅の年、寅の日、寅の刻に四天王の一である毘沙門天が聖徳太子の前に現れ、
その加護によって物部氏に勝利したことから、
594年(推古2年)に毘沙門天を祀る寺院を創建し、
「信ずべき貴ぶべき山(信貴山)」と名付けたとする。

また寺の至る所に虎の張り子が置かれているのはその逸話に由来している。
その後902年(延喜2年)に醍醐天皇が「朝廟安穏・守護国土・子孫長久」の
祈願寺としたことから「朝護孫子寺」の勅号を賜った。



【仁王門】




現在の門は宝暦10年(1760)に再建されたもの。


【猪上神社】


天足彦命・国押人命(説に天照大神)が祀られています。




参道を歩いていると遠くに本堂が見えます。


【赤門】


寛政5年(1793)7月に再建。


【大寅】


赤門をくぐると寺のメインキャラクターの大寅が登場。


【経蔵堂】






中央に回転できる経厨子があり中に仏教のあらゆる法門の経典を集めた
「一切経」を納めてあります。

また四面の壁面上部の彫刻は印度から中国、日本への仏教の伝来の様子が
説明してあり一見の価値があります。


【本堂】


文禄年中(1592)豊臣秀吉により再建、
または慶長7年(1602)秀頼の再建とする説があり定かではありません。

現在の本堂は昭和26年に漏電による火災で焼失し、
昭和33年に現在の本堂を再建されたもの。

戒壇めぐりもこちらですることができます。




本堂は舞台造りとなっており大和平野が一望できます。


【三宝荒神堂】




中尊に人々を守る不動明王が祀られ、
右にすべての人々を救う西方極楽浄土の仏様「阿弥陀如来」、
左に仏教の守護神かまどの神様「三宝荒神」が祀られています。


【虚空蔵堂】


虚空蔵菩薩が祀られています。


【鐘堂】


貞享4年(1687)再建。


【多宝塔】


元禄2年(1689)に建立、明治15年(1882)に修復されたもの。


【行者堂】



【御朱印】


真言宗十八本山の御朱印です。




弘法大師の御朱印です。

東大寺万灯供養会/興福寺(2011年8月15日参拝)

2011-08-30 | 神仏霊場巡拝の道
先祖供養の為に東大寺万灯供養会に行ってきました。


どうせ東大寺に行くなら興福寺の五重塔を見ようということで寄り道。


【興福寺】

所在地:奈良県奈良市登大路町48番地
宗派:法相宗
御本尊:釈迦如来
創建:天智天皇8年(669年)
開基:藤原不比等
札所:西国三十三箇所9番(南円堂)、南都七大寺2番、
西国薬師四十九霊場4番(東金堂)、神仏霊場巡拝の道16番


【三重塔】


国宝。

康治2年(1143)崇徳天皇の中宮皇嘉門院聖子が建て、
治承4年(1180)に焼失したが間もなく再建。
北円堂とともに興福寺で最古の建物。


この三重塔は建てられている場所がちょっと中途半端なんで、
五重塔に比べたら観に来る人も全然少ないんですよね。

圧倒的な五重塔の存在があるが故に。

国宝だけあって素晴らしい三重塔なんですけどねぇ。



【東金堂、五重塔】


国宝。

やっぱり五重塔の存在感は凄いです。


【御朱印】


御詠歌をいただきました。



【東大寺】

所在地:奈良県奈良市雑司町406-1
宗派:華厳宗
御本尊:盧舎那仏(国宝)
創建:8世紀前半
開基:聖武天皇
別称:金光明四天王護国之寺
札所:南都七大寺1番(大仏殿、法然上人二十五霊跡11番(指図堂)、
神仏霊場巡拝の道14番



東大寺は以前紹介していますのでお暇でしたらご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/c47477d8a3ac6f3947d6e4a6d45781eb


ちょうど開場の19時頃到着すると長い列。
よく見ると有料の列と灯篭を申し込んだ無料の列に分かれていて、
有料の列は1時間待ちの人もいたようです。

私は灯篭を申し込んでいたのですぐに入れました。



中に入ると余りにも人が多いので荘厳な雰囲気は余り感じませんでしたが、
沢山の灯篭が綺麗だったし雰囲気も良かったですよ。

ただ、私が申し込んだ灯篭は探しきれませんでした。
場所を教えてくれる係員がいたのですが凄い行列で断念したんで。


【盧遮那仏】






国宝。

夜に見る大仏さんもまた素晴らしい。

世に大仏はたくさんあるが奈良の大仏さんほど、
圧倒的な存在感かつ気品を感じさせる大仏はありませんね。


【廣目天】


【多聞天】


【虚空蔵菩薩】



【仁王像】




昼は金網が邪魔して写真撮影がちょっと難しいのですが、
夜はライトアップのおかげでくっきりと撮れますね。


【御朱印】


大佛殿と書いていただきました。

建部大社(2011年8月13日参拝)

2011-08-29 | 神社
本当は岩間寺に行きたかったのだが、
もう3時を過ぎてたので諦め建部大社の看板が見えたので予定変更。


所在地:滋賀県大津市神領1-16-1
主祭神:日本武尊
社格:近江国一宮、式内社(名神大社)、旧官幣大社、別表神社
創建:景行天皇46年


【御由緒】
景行天皇四十六年神勅に御妃布多遅比売命が御子稲依別王と共に住まわれた
神崎郡建部の郷に尊の神霊を奉斎されたのが当社の草創であって、
その後天武天皇白鳳四年に近江国府の所在地であった瀬田の地に遷祀された。
当社は歴朝の御尊信篤く、武門武将の崇敬枚挙に遑がない、
殊に源頼朝は平家に捕われ十四才にして伊豆に流される為、
京都から関東に下向の折、永歴元年当社に参籠して前途を祈願した事が
平治物語に記されている。
頼朝は遂に源氏再興の宿願成って建久元年右大将として上洛の際再び社前に額き、
幾多の神宝と神領を寄進して奉賽の誠を尽くされた。



【神門】


立派で見事な門です。


【拝殿】






拝殿の奥には権殿と本殿があり、
権殿には大己貴命が祀られている。
(権殿とは社殿の造営・修復の時、神体を仮に移し安置しておく所。)


【摂社・末社】


左から末社・蔵人頭神社(七掬脛命,料理の祖神)、
末社・行事神社(吉備臣武彦 大伴連武日)、
摂社・大政所神社(播摩稻日太郎媛)、摂社・聖宮神社(大足彦忍代別命)




右から末社・箭取神社(石占横立 田子稻置 乳近稻置)、
末社・弓取神社(弟彦公)、摂社・若宮神社(稻依別命)、
摂社・藤宮神社(布多遲比賣命)


【記念樹】


昭和天皇記念樹。




皇太子殿下、皇太子妃殿下行啓記念樹。


【大野神社】



【稲荷神社】



【御朱印】

圓満院門跡(2011年8月13日参拝)

2011-08-28 | 近畿三十六不動尊
圓満院門跡は三井寺の隣にありますので、
有料(500円)の三井寺の駐車場に停めるより、
こちらの無料駐車場に停めるのがお徳です。

勿論こちらの駐車場に停める場合は圓満院門跡にちゃんと参ってくださいね。


所在地:滋賀県大津市園城寺町33
宗派:天台宗
御本尊:秘仏金色不動尊
創建:987年(寛和3年)
開基:悟円法親王
札所:近畿三十六不動尊二十五番


【門跡寺院】
今から約一千年前、平安時代村上天皇の代三皇子悟円法親王によって
開創された寺院で長く天台寺門総本山園城寺の中枢に位置しておりましたが、
現在は単立寺院である。

門跡寺院として皇子皇孫によって受け継がれ、
現門跡 奥野秀道大僧正で57世に及びます。

皇室との関係も深く歴代天皇の御位牌も本堂に奉安されています。
元来、門跡というのは寺院において師資相承して法を受け、
その法灯を相続せる門葉、門流を門跡といったものでありますが、
後世においては寺院の資格を示すようになりました。

徳川時代に「宮門跡」「攝家門跡」「准門跡」と三門跡の分類が確立しました。
1.「宮門跡」は親王及び天皇の法統を継いだ寺院で、
親王門跡とも称することがありました。
2.「攝家門跡」は五攝家の近衛、九條、二條、一條、鷹司の五家の子孫が
入室継承した寺院を言います
3.「准門跡」は門跡に準ずる寺院で眞言宗の連華光院を除き、
いずれも真宗の本山です。

日本全国に20万余あるとされている中で、(宮)門跡寺院は、17ヶ寺しかなく、
よく知られているところでは京都「三千院門跡」「大覚寺門跡」「仁和寺門跡」
日光「輪王寺門跡」などがあります。


【勅使門】


門跡寺院だけあって実に気品のある立派な門です。


この門の横に蕎麦屋があるのですが、
行列していて人気店のようでした。

私は待つのが嫌いなんで三井寺前の食事処で弁慶蕎麦を食べましたが、
そんなに美味くありませんでした。(苦笑)


【鐘楼】



【本堂】




近代的な建物でパッと見はどこかの新興宗教かと錯覚するほど。(^^;
勅使門は気品と風格があるんですけどねぇ。


【宸殿】


重要文化財。

京都御所より正保4年(1647年)移築された書院造りの建築物で
桧皮葺の唐破風玄関を除き柿葺で桃山文化をよく伝えている内裏建築、
いわゆる御所建築の遺構として極めて重要なものです。


【御朱印】

石山寺(2011年8月13日参拝)

2011-08-27 | 西国三十三ヶ所
三井寺参拝後、近江大橋を渡り某酒屋で、
「百年の孤独」と「野うさぎの走り」を購入し石山寺へ。


本堂は国の天然記念物の珪灰石という巨大な岩盤の上に建ち、
これが寺名の由来ともなっている。


所在地:滋賀県大津市石山寺1-1-1
宗派:東寺真言宗
御本尊:如意輪観音
創建:天平19年(747年)
開基:良弁、聖武天皇(勅願)
札所:西国三十三箇所13番、江州三十三観音1番、近江三十三観音3番


【東大門】





重要文化財。
建久元年(1190年)に源頼朝の寄進により建てられたとされる。

初めて参拝しましたが予想以上に立派な門で期待感高まる。(^^


【公風園白耳亭】


東大門入ってすぐの参道横にあり庭園の美しさは目を見張るものがあるのですが、
残念ながら中に入ることは出来ませんでした。


【くぐり岩】




穴をくぐる事が出来るので「くぐり岩」と言われている。


【観音堂】




観音堂と呼ばれるだけあって西国三十三箇所の観音様が祀られています。


【毘沙門堂】






兜跋毘沙門天が祀られています。

こちらの毘沙門様のお姿もかっこいいですね。


【蓮如堂】




重要文化財。

慶長期に三十八所権現社の拝殿として建てられましたが、
後に蓮如上人が祀られるようになりました。


【硅灰石】


硅灰石は石灰岩が地中から突出した花崗岩と接触し、
その熱作用のために変質したもので石山寺のように雄大な硅灰石となっているのは
大変珍しく国の天然記念物に指定されています。


【本堂】


国宝。

滋賀県最古の木造建築物とされており内陣は平安時代中期の建築、
外陣(礼堂)は慶長7 (1602) 年淀殿の寄進により増築されたといわれています。
本堂内陣に安置されるのは安産・福徳・縁結びの観音さまとして信仰を集める
御本尊如意輪観世音菩薩。

厄除不動明王像も祀られていました。

あと300円支払うと内陣に入れるようでしたが、
何か余計にお金を払うのが嫌だったのでパスしました。


【三十八所権現社本殿】


重要文化財。

石山寺の鎮守社。


【経蔵】




重要文化財。

かつては重要な経典や聖教類などが収蔵されていたそうです。


【多宝塔】


国宝。

源頼朝の寄進で建久5 (1194) 年に建立された日本最古の多宝塔。
日本三大多宝塔の一つですが現在修復作業中でした。(泣)

でも普段は近くで見れない部分が見れたのでよしとしましょう。


【若宮】





【芭蕉庵、月見亭】




芭蕉庵は松尾芭蕉ゆかりの茶室、
月見亭は後白河上皇の行幸に際して建てられたそうです。




ここで瀬田川の美しい風景が見れます。


【光堂】






灌頂が行われる石山寺の光堂は東レ株式会社の寄進により平成20年に落慶。


【紫式部像】


石山寺に参籠し遥か湖水に写る月影を見て、
紫式部は「源氏物語」の構想を感得したと伝えられている。


【八大龍王社】



【無憂園】


心落ち着く庭園です。


【大黒天堂】





【御朱印】