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本好き人の365日

松田瓊子 『すみれノオト』

2012-10-19 23:24:35 | 本と日常

いつも本選びの参考にさせてもらっている本屋さんのブログを見ていたら、その紹介文の素晴らしさと美しい装幀に魅せられてしまって、頭の片隅でその値段におののきながら、ついAmazoneの買い物ボタンをクリックしていました。

 

『すみれノオト……松田瓊子コレクション』(河出書房新社)

 

河出書房新社
発売日:2012-09-20

 

 

 

 

 

 

松田瓊子(まつだけいこ)は大正5年に生まれ、昭和16年に23歳という若さで亡くなった日本の小説家。

私は不勉強でまったく知らなかったのですが、「赤毛のアン」の翻訳で知られる村岡花子さんが本の序文を書いていたり、オルコットなどの家庭小説、少女小説に影響を受けた作家さんなんだとか。

ということは、日本版の「赤毛のアン」みたいな作品なのかな?

原稿用紙とペンをもって、物置に机を持ち込み、まるで「若草物語」のジョーのように、空想のまま登場人物を動かすことがなによりの喜びだと日記に書いた松田瓊子。

紹介文の中にあった「同類の匂い」という言葉にズドンと胸を打ちぬかれました(苦笑)

あぁ、この人の作品読んでみたい…

でもこの本、三千円以上するんですよね。

やっぱり高い… 

 

『すみれノオト……松田瓊子コレクション』には、松田瓊子が23年という短い生涯のうちに書き残した小作品、エッセイ、小説、短歌、そして17歳から21歳までの日記が収録されています。

言葉を寄せているメンツもすごくて、田辺聖子、須賀敦子、児玉清、などなど。

編者、発行人は早川茉莉。

高い高いといいつつ、早々とコンビニでお金を払って来ました。

あとは届くのを待つのみ。

あぁ、どんな本なんだろう。

読むのが楽しみです♪

 

 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ナタリーさん、ありがとう☆ (ホーク)
2012-10-25 23:52:59
見つけてくれたなんて嬉しいです♪
私も少しずつ読み始めています。
この本に収められていない作品もあるそうなので、それも読みたくなってしまいました。
でもやっぱり、お値段がね(苦笑)
立ち読みができればいいのですが、なかなか田舎では置いてある所もなくて。
読めないとなるとますます読みたくなる、困ったものです(笑)
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本屋さんで (ナタリー)
2012-10-25 10:37:22
見つけました。
きれいな「ご本」でした。
ご本・・と言う感じです。

時間がある時に立ち読み・・・いえ坐り読みしてきちゃいます(笑)
ちょっとお高いもの(笑)
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春庭さん、ありがとう☆ (ホーク)
2012-10-25 10:02:21
ネットのこうしたつながりって面白いですよね。
森茉莉さんも興味ある作家さんです。
「マドゥモァゼル・ルウルウ」も素敵な装幀でした。
松田瓊子さんの本もいま手元にあります。
すみれや花々がデザインされた素敵な本です。
楽しみながら読んでいます。
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Unknown (春庭)
2012-10-21 12:28:17
松田瓊子,全く知りませんでした。本屋のブログでホークさんが知って、ホークさんのブログで私が知って、こういうつながりっていいなあと思います。

早川茉莉さんも興味深い編集者です。早川茉莉さん好みの女性作家として、森茉莉がいますが、あれ、同じ茉莉でした。
今、「数ページ読んだら寝つく本」の一冊が森茉莉の『私の美の世界』です。


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