私的図書館

本好き人の365日

企業と個人

2008-08-04 19:26:00 | 本と日常
働いている工場で事故がありました。

フォークリフトという荷物を運ぶ機械にはさまれ、作業をしていた人が亡くなったのです。

社長自らが従業員に事情説明。

本人が安全確保を怠った。
本人が機械の操作を誤った。
危険な作業が多いので、各自充分気を付けて欲しい…

何だかすごく他人まかせ。

会社として事故を未然に防ぐ対策は講じないの?

亡くなった人は現場の責任者で、数日前には熱中症で倒れていて、体調が悪いのに、一人で残業をしていたらしいです。

休んだらどうかと本人には言ったと話す社長。
一人でも休むと工場が止まってしまうので無理して出勤していた。会社に忠実な真面目な男だったと。

人は減らされ、ノルマは厳しくされ、その状況で休めるわけがないのは誰もがわかっている。

休んで遅れた責任をとらされるのは結局現場の責任者なんだし。

休めというなら、休める環境をまず整えて欲しい。

亡くなった人はまだ30代。

確かに真面目な人でした。

今回の事故と会社側の対応に、会社と自分との関係を改めて考えさせられました。
死んだら本当に損。

心からご冥福をお祈り致します。



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