涙が止まらなかった
仕事の帰り
夜空を見上げた
星が出ていた
涙がこみ上げてきた
あの涙だ
もう、ずいぶん忘れていた・・・・・あの涙だった
中学生の頃、元旦の朝、まだ日が昇る前
灯ろうの石段に腰掛けて星を見た
高校を卒業して親元を離れ、初めて一人で暮らした
アニメーターをやめ、やることもなく実家にいて、父とケンカして家を飛び出した
どれも、こんな星空だった
とてつもなくみじめな気持ちだ
ああ、悲しくはない
感情もわいてこない
ただ、自分じゃないみたいに、次から次へと涙がこぼれていく
どんどん、どんどん、こぼれ落ちていく
僕は泣いているんだろうか
冷静な自分
きっと、頭の中がパニックで、飽和状態で、もう感情がパンクしてしまい、物理的限界を超えて、涙が吐き出されているのだ
こんなことは久しぶりだった
嬉しかった、また思い出せて
そう、僕は何度もこの涙を流していたじゃないか
どうして、今まで思い出しさえしなかったのだろう
こんな星空をながめていた自分
この気持ちを
でも、きっと
また、忘れてしまう。
2000.10.30.
仕事の帰り
夜空を見上げた
星が出ていた
涙がこみ上げてきた
あの涙だ
もう、ずいぶん忘れていた・・・・・あの涙だった
中学生の頃、元旦の朝、まだ日が昇る前
灯ろうの石段に腰掛けて星を見た
高校を卒業して親元を離れ、初めて一人で暮らした
アニメーターをやめ、やることもなく実家にいて、父とケンカして家を飛び出した
どれも、こんな星空だった
とてつもなくみじめな気持ちだ
ああ、悲しくはない
感情もわいてこない
ただ、自分じゃないみたいに、次から次へと涙がこぼれていく
どんどん、どんどん、こぼれ落ちていく
僕は泣いているんだろうか
冷静な自分
きっと、頭の中がパニックで、飽和状態で、もう感情がパンクしてしまい、物理的限界を超えて、涙が吐き出されているのだ
こんなことは久しぶりだった
嬉しかった、また思い出せて
そう、僕は何度もこの涙を流していたじゃないか
どうして、今まで思い出しさえしなかったのだろう
こんな星空をながめていた自分
この気持ちを
でも、きっと
また、忘れてしまう。
2000.10.30.
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