私的図書館

本好き人の365日

言葉のバランス

2005-04-15 23:58:00 | 日々の出来事
謙遜するのって難しい。

うちの会社に、中途採用で入社した50代の男の人がいる。
なんでも、自営業をやっていたそうで、わけあって店をたたみ、夫婦そろってうちの会社にやって来た。

新人として頑張ります! と、その男の人は、年下の私たちにも頭を下げて、熱心に仕事を覚えようとしている。
質問や発言も積極的で、それはそれでいいことだと思うのだが、しゃべる前に必ず一言前置きするのが、最近どうも気にかかる。

「新人の私が言うと生意気に聞こえるかもしれませんが…」
「こんなことを新人の私の口から言うのもなんですが…」

きっと、謙遜のつもりでしゃべっているのだろうが、もう入社して半年くらいたつのに、発言の度にこう言われると、なんだか全然謙遜に聞こえない*(汗)*

気にしすぎなのかな?

年上の人に敬語で話しかけられると、なんだか妙な気持ちがする。
会社では先輩かも知れないが、だからといって、別に偉いわけでもなんでもないんだし、普通に話してもらったほうが、距離が縮まって親しくなれそうなものだけど。
いつまで新人で通すつもりなのかなぁ?

過度な敬語や、ヘタな馴れ馴れしさは、自己防衛のしすぎで、かえって相手に警戒されると思うんだけど。

昔風の「長幼の序」とまでは言わないけれど、言葉のバランス感覚って大切だと思う。
なかなか、自分でもうまくいかないことが多いけれど。





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