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本好き人の365日

衆議院解散

2012-11-17 23:43:30 | 日々の出来事


 物事の無常について仰々しくしゃべり立て、現世の空しさの考察にふける人々を私はあわれむ。われわれは、無常なものを無常でなくするためにこそ存在しているのだ。それは、両者を尊重することを知って初めて可能である。

             ―ゲーテ「格言と反省」から―



衆議院が解散しましたね。

どうせ何も変わらないなんて思わずに、投票に行きましょう。

変わらない政治を変えるためにこそ、われわれ有権者はいるんですから。

日本で最初の近代的選挙が行われたのは1890年。

この時は満25歳以上の男子で、ある程度の税金を国に納めている者だけが投票することができました。

1925年にこの納税条件は撤廃されますが、新しい条件は満25歳以上の男子ということで、女性は除外されたままでした。

満20歳以上の男女に選挙権が認められたのは1945年。

この間、婦人参政権運動などが盛んになり、多くの人々が選挙制度の改革を熱心に訴えました。

現在でも中東のサウジアラビアでは女性に選挙権はなく、ようやく2015年の選挙から女性参政権が認められる予定です。

現在の日本では当たり前のように認められている選挙権ですが、多くの先人たちの努力と戦いがあって初めて認められた権利なんですよね。

心して行使しないと。

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
参政権 (ナタリー)
2012-11-19 09:58:24
娘たちが小さいころから、投票には連れて行きました。
「参政権」を得るために「闘った」先人達の苦労を話して聞かせました。
特に女性の参政権について。

理屈っぽい母親ですねえ(笑)
おかげでちゃんと投票に・・・行かない子(爆笑)
でも小さい時の刷り込みはきっといつか、と思っています。

それにしても、誰にするか決めかねる選挙です。
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ナタリーさん、ありがとう☆ (ホーク)
2012-11-21 00:42:38
小さい頃から教えるのはとっても大切だと思います♪
投票権は持つのは当然の権利かも知れませんが、決して当たり前ではないんですよね。
そういう私も今度の選挙には誰に入れたらいいのか…
どこも似たようなこと言っているようにも聞こえるし、その場限りの調子のいい事を言っているようにも聞こえる。
政党の色がハッキリしません。数も多いですしね。
しっかり見比べて投票に行きたいと思っています。
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