私的図書館

本好き人の365日

一月の記録

2004-01-10 01:00:00 | 日々の出来事
会社の同僚の女の子が自殺しました。

今日、一月七日がお葬式でした。

会社の休み明けにあたる日の朝、起きてこないことを不審に思った家族が見つけたのは、五通の遺書だったそうです。

私はそんなに親しくはなく、仕事のことで二三言葉をかわしたことがある程度。

それでも、やっぱりショックです。

このことは、この日記に書くかどうか悩みました。
掲示板には、「楽しいHPにしていきます」と今年の抱負を書き込んだばかりだし。
このことを避けて、何もなかったかのように日記を続けていくことも、そりゃあ可能でしょう。
ここに書いて、公表することにも抵抗がないわけじゃない。
でも、それでも、やっぱり書くことにします。

会社は何事もなかったかのように、今日も事務的に仕事が進んでいきます。
休み時間の世間話の話題に上るのも、ここ数日のことでしょう。
空の色も普段通り。

高校生の時。
同じ剣道部の女子部員が、部活の帰りに車に轢かれて亡くなりました。
その時、他の同級生が、周りの大人達が、いつもと変わらない普通の生活を送っていることに腹が立ったのを覚えています。
空の色がいつもと変わらないことにも苛立たしかった。

橋の上から身を投げたそうです。

見知った人に自殺されると、それが見当違いだとわかっていても、自分に何かできたんじゃないかと自責の念に駆られます。
でも、どう考えても、死んでしまったら、取り返しなんかつかない。

一方的に拒否されるのは寂しいですね。

「君がいなくなると寂しくなる」
…だから死なないで下さい。

新年早々、重い話題でした。
でも、これが本当に起こった事実です。
感情よりも、事実を優先してここに書きました。いつか、それが大切に思える日が来ることを祈って。

…合掌



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