私的図書館

本好き人の365日

『ツクツク図書館』

2010-10-03 18:48:00 | 本と日常
少子高齢化の進む昨今、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私はというと、きんぴらごぼうに使うゴマ油の値段が100円安いということで、休日の日曜日、車を運転してスーパーをはしごしていました。

「一人暮らしだと気楽でしょう」とよく言われますが、どうしてどうして、家賃を振り込んだり、きんぴらごぼうを作ったり、その間に洗濯したり、お風呂とトイレを掃除したり、レンタルしていた映画を返却しに行ったり、本を読んだりマンガを読んだり、けっこう忙しいのです。

ごぼうを洗ってささがきにして、アクをとりながら、
「きんぴらごぼうがうまく作れる独身男ってどうよ?」
と思わず自分自身に問いかけてしまいました。

少子化対策にはまだまだ貢献できそうもありません。

そんな秋晴れの日曜日に読んでいた本は…

紺野キリフキ、

*(キラキラ)*『ツクツク図書館』*(キラキラ)*(メディアファクトリー)



その図書館に勤める職員の仕事、それは…

図書館の蔵書を読むこと。

貸し出しもしていますが、訪れる人はめったにいない。

なぜならその図書館に置いてある本は、どれもつまらない本だから。

つまらない本だけが置いてあるだめ図書館。

誰が呼ぶのかその名は「ツクツク図書館」

やけに着ぶくれした女が受付に座り、〈戻し屋〉は遠視の幼稚園児。
〈運び屋〉は町のあちこちからつまならい本ばかりを集め、そんな迷路のように部屋が入り組んだ図書館には、まだ誰にも知られていない部屋があるという…

猫が本を読み、《子どもにはまだ早い部屋》では本たちが愛を育み、《公爵夫人のお茶会に招かれる部屋》では雇われ館長がおやつの時間を過ごしている。

どんな本好きもその図書館にやって来るとたちまち本を読むことが嫌になる。

しかし誰もがその図書館にやって来れるわけじゃない…



紺野キリフキさんの作品、家賃を本で払う『はじめまして、本棚荘』が面白かったので、この作品も読んでみました♪

本好きじゃなくても面白い。

本好きならもっと面白い☆

電車も走るし風邪も引く、そんな日常の隣にひっそりたたずむ「ツクツク図書館」と職員たちが何とも魅力的♪♪

口が悪くて本を読むのも別に好きじゃないと言い張る着ぶくれ女がいいキャラクターをしているんです!

飼い主が寝ている間にこっそり本を読む猫も気に入りました♪

紺野キリフキさん、面白いなぁ☆

図書館や本の登場する作品に弱いんですよね~

自分も本が大好きだから、ついつい作品に入り込んでしまう!

いい読書ができました。



今日の夕飯は焼き餃子にきんぴらごぼうとサラダにしました。

焼き餃子は片栗粉を溶かした水で蒸し焼きにしてパリパリの羽付きにします♪

ノンアルコールビールで乾杯!

充実した一人暮らし。
不満はないけれど、不満はないけれど、不満がなくて大丈夫かな?


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