私的図書館

本好き人の365日

2013年ベストセラー

2013-12-16 19:55:34 | 本と日常

ブログで取り上げるのが少々遅くなりましたが、今年も書籍の取次ぎなどを行う会社トーハンが発表した、2013年度の年間ベストセラーを紹介したいと思います。



1位 『医者に殺されない47の心得』 近藤誠 (アスコム)

2位 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 村上春樹 (文藝春秋)

3位 『聞く力 心をひらく35のヒント』 阿川佐和子 (文藝春秋)

4位 『海賊とよばれた男(上・下)』 百田尚樹 (講談社)

5位 『ロスジェネの逆襲』 池井戸潤 (ダイヤモンド社)

 

今年はやっぱり百田尚樹さんと池井戸潤さんですかね。

百田尚樹さんは『永遠の0』(講談社)で文庫本部門1位。

池井戸潤さんの半沢シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』(文藝春秋)も文庫本部門で2位に入る人気。

百田尚樹さんは作品だけでなく、その見た目と政治思想の傾き方から(苦笑)、TVのコメンテーターとして引っ張りだこですし、池井戸潤さんの半沢直樹は「倍返しだ!」のセリフと共にドラマが社会現象になって、2013年の流行語大賞のひとつに選ばれたりもしました。

 

その他、上位には芥川賞直木賞受賞作や、ベテラン作家さんのシリーズ物。映画化ドラマ化した作品が並んでいます。

私の個人的な印象では、「何となく内に篭っているなぁ」て感じ。

視線が内向きというか、みんなストレスたまってるのね、という感じ(苦笑)

まぁ、個人的な感想です。

 

ちなみに10年前、2003年の年間ベストセラーは、1位が養老孟司 『バカの壁』(新潮社) 2位が片山恭一 『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館) 3位が『トリビアの泉 へぇ~の本(シリーズ累計)』(講談社) でした。

 

トーハンのベストセラーなので、どこまで読者の好みが反映されているのかは怪しいところですが、文芸書ががんばっているのは嬉しい♪

次から次へと新しい本が出版されるので、絶版になるサイクルが早くなっていたり、割安の電子書籍がダウンロードできたり、町の本屋さんの廃業が連日のようにニュースなったりして、書籍を取り巻く環境はまだまだ厳しいですが、来年もいい本と出会いたいなぁ。

2014年は「ムーミン」の生みの親、トーベ・ヤンソンの生誕100周年にあたるので、絵本とか注目されないかな?

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今年のおさらい (momosuke)
2013-12-22 13:38:58
本も流行語も漢字も、みんな今年の総まとめで、いよいよ12月もあと少しとなってきましたね!

ときどき、何か面白い本は~、と読ませてもらっています。(読み逃げです)
トーべ・ヤンソンの小説や随筆があるのを教えてもらったのも、こちらでだったと思います。
moeという雑誌、ムーミン特集していて、ムーミンの手帳が付録になっているのでわざわざ出かけて買ってきました^^
返信する
ももすけさん、ありがとう☆ (ホーク)
2013-12-29 03:26:47
「moe」いいですよね。私もたまに読みます!
ムーミンも大好きです♪
でもタイミングが悪くてムーミン手帳は知りませんでした。
いいなぁ~
ブログでもミイのぬいぐるみの写真が載っていましたね。
あの目つき、ミイの性格がよく出ていて好きです。
冬はムーミン達は冬眠しちゃうんですよね。
来年はムーミン特集が増えると嬉しいのですが。
またブログのほうにも遊びにうかがいますね!
返信する

コメントを投稿