私的図書館

本好き人の365日

あれから十年

2005-01-15 23:56:00 | 日々の出来事
毎朝、六時にセットした目覚ましに起こされ、三十分ほど布団の中でもぞもぞとしてから、ようやくベットから這い出します。

ねむけまなこで食卓につき、朝ごはん。
朝食の内容は決まってご飯に味噌汁。
たいてい目玉焼きか玉子焼きのどちらかにサラダがついて、昨日の残りものがあったらそれも食べます。
この間やく十五分。

お茶を飲みながら、朝のニュースを横目で見て、顔を洗って、充電の切れた電動歯ブラシで歯を磨く。
着替えてから靴をはいて、車に乗り込み、家を出るのはいつも七時五分ごろ。

運転中は音楽を聞きながら、会社まで片道30分ほど車を走らせます。

いつも同じ時間、同じ道なので、道行く車やすれ違う人々の顔も、もうすっかりお馴染み。
散歩しているおばあちゃんの三人組や、犬を連れた背広姿の男の人、自転車の高校生に、集団登校する小学生の群れ。

会社に着いて、仕事の準備をして、八時十分から夕方の五時十分まで働きます。
残業はほぼ毎日。
最近は十時ごろにようやく帰れます。

ちょっと寄り道してようやく帰宅。
夕飯は時間が遅いので軽いもの。
TVを見て、お風呂に入って、パソコンなんかをしながら、一時ごろに就寝です。

かえわりばえのしない毎日。
そう思っていたら、ほんとにそんな毎日になってしまいそう。

目をこらして、耳をすませば、いままで気が付かなかったことが見えてくる。
けっして毎日が幸せというわけではないけれど、こんな一日一日の積み重ねが、きっとかけがえのないもので、とっても大切なものなんだ。

もうじき阪神淡路大震災から十年。

日常を取り戻すのにかかった歳月。
あまりにも長く、まだ傷は癒えていない。

新潟の地震災害。
スマトラ島などインド洋の津波被害。
あたり前の日常を取り戻すために、どれほどの時間と労力が必要なんだろう。

ニュースを見ながら、退屈な日常にぼやいている甘えた自分を反省しました。
大切なものは、失ってからでは遅いんだから。



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