私的図書館

本好き人の365日

『枯淡の風格を排す』

2015-01-24 00:48:39 | 日々の出来事

今年も大学センター試験が行われましたね。

受験生の皆さんお疲れさま。

そして後少し、二次試験も頑張って下さい。

 

毎年国語の漢字問題だけ挑戦しているのですが、今年は運よく5問全問正解することができました。

実際の試験では、傍線部分と同じ漢字を含むものを五つの選択肢の中から選ぶ方法。

漢字自体は決して難しい漢字ではなく、字として書くこともできるのに、こうして試験の問題になると、なかなか答えとして浮かばない(苦笑)

 

ア おしえをれる 

イ タイガイは過去のどこかに参照点がある

ウ ジュンタクな資産がある

エ タンテキな事実を認める

オ メロディがカナでられていた

 

「イ」の選択肢の一つで「制度のケイガイカ」というのがあって、骨って漢字が入っていたのはわかるのにあとが浮かんでこなくて、読めるのに書けない(笑)
ただ、問題の選択肢として間違いなのはわかりました。 

あと「エ」の選択肢に「コタンの境地を描いた小説」というのが出てきて、これはそもそも「コタン」の意味がわからなかった。
「端的」って漢字はわかったので問題の「端的な事実」と、選択肢にあった「事件の発端」が同じなのはわかりましたが。

 

「枯淡(コタン)」=世俗的な名利にとらわれないで、さっぱりしていること。

 

坂口安吾の作品に『枯淡の風格を排す』ってエッセイがあるんですね。読んでいたらわかったのに!

 

今回問題文に使われたのは佐々木敦さんの『未知との遭遇』という評論で、ネットやブログ、Twitter(ツイッター)などについて書かれた文章。

これは「つぶやき」や「リプライ」といったTwitterでのやり取りをある程度知っていないと読み取るのが難しい。

枯淡の境地からTwitterまでフォローしなきゃいけない受験生、大変だなぁ。

親の教育方針でTwitter禁止とか、スマホも携帯も持たせないとかだったらどうなるのだろう?

まぁ、本当に文章の読解力のある人なら、Twitterをやったことがなくても解けない問題ではないんでしょうけれど。

そもそも平安時代に生きていないのに、古文の問題とか解かなきゃいけないわけですからね(笑)

 

問1「あぢきなき嘆き」の解釈として最も適当なものを選べ

 

たまにテスト問題をやってみると、学生時代の気持ちを思い出していい刺激になります。

まぁ、国語だけですけどね。

数学や物理はあまり思い出したくないですし、思い出したくても思い出せないですから(笑)