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私的図書館

本好き人の365日

マンガ 『深夜食堂』

2013-02-14 15:09:27 | 本と日常

深夜にしかやっていない食堂を舞台にしたマンガ。

でも深夜に読むと、登場する食事を食べたくなってしまうからとっても注意が必要です(笑)

 

安倍夜郎 『深夜食堂』(小学館)

 

 

 

 

 

 

 

ドラマの方を先に見ていたので、だいたい内容は知っていたのですが、マンガの方はちょっと大人テイストが強くて、それはそれでとっても面白かった~

メニューは豚汁定食にビールにお酒、焼酎のみ。

あとはマスターのできるものなら、言えばつくってくれるという、深夜0時から朝方まで開いているめしや。

やって来るのは、ワケありの人やワケなしの人、ただの食いしん坊から料理評論家まで。

出される料理も、タコさんウィンナーや、目玉焼きや、猫まんま、なんていう肩肘張らない料理ばかり♪

深夜に食べるバターライス(醤油をちょっぴりたらす。小豚汁付)の美味しそうなこと☆

 

今さらながらですが、食べることって、生きることの基本なんですよね。

会社でイヤなことがあったり、人に裏切られたり、なかなか思うようにいかないことがあっても、時間がたてばお腹は空く。

そんな時、一杯のごはんにおみそ汁、漬物だけの食事がどんなにおいしいか。

お腹が空くまで泣いた経験や、悩んで落ち込んだり、お金がなくてひもじい思いをしたことのある人ならきっとわかってもらえると思います♪

私も冷蔵庫になんにもなくて、バターライス、作って食べた経験ありますから(苦笑)

うなぎのタレ丼とかね♪

 

時に笑える話だったり、人情話だったり、つらい話だったりもするのだけれど、共通するのは生きることにみんな不器用だということ。もちろんマスターも。

そこがいいんですよね!

小さな幸せかも知れないけれど、毎日を必死で生きている人々が、ほんのつかの間、心もお腹もホッとひと息つける場所。

まるで落語と演歌の世界みたいですが、たまにはこういうマンガも悪くないですよ。

あー、面白かった♪