私的図書館

本好き人の365日

沖縄よいとこ一度はおいで♪

2012-11-09 18:00:38 | 旅行

沖縄3日目。

今日は沖縄唯一の鉄道であるモノレール、「ゆいレール」の一日乗車券(600円)を使って、首里城とその周辺、国際通り界隈を歩き回りました。

半袖でも汗ばむ陽気。

石畳みの続く道は坂ばっかだし、首里城が思ったより大きかった(汗)

旅行に誤算はつきものですが、今回は7割方うまくいったと自画自賛。

レンタカーのナビは見当はずれな場所に連れて行こうとするし、初日に食べたタコライスはあまり美味しくなかったし、夜の街にくりだしてたまにはハメをはずしてもと思いながら、結局お店に入る勇気がなかったりと、すべてが思い通りになったわけじゃなかったけれど、他に楽しいことがいっぱいあって満喫できた旅でした。

この首里城もそのひとつ。

こんなに見るところがたくさんあるとは思っていませんでした。

広大な敷地を持つ朱塗りの首里城はとにかく美しいお城。

建物のいたるところに配されたいくつもの龍に守護され、琉球王国の象徴といえるお城で、政治の中心であるのと同時に、歴代の琉球王の住まいでもありました。

その日も修学旅行の学生が大勢見学に訪れていて、私もちゃっかりバスガイドさんの説明を聞きながら見学。

300円でジャスミン茶とちんすこうなどのお菓子がいただけて、別室でくつろぎながらガイドさんの説明が聞けるというので、それにも参加しました。

いやぁ、ウミナイビっていうんですか、琉球王国の女性が着ていた衣装。

何人かあの衣装を着た女性を見かけたんですが、みんなキレイキレイ。

思わず一緒に写真を撮りたくなりましたが、有料だったのでグッと我慢しました(苦笑)

 

首里城では時間によって、琉球の古い踊りも見ることができます。

こちらはどちらかというと優雅な踊り。

私は独特な手の平をひらひらさせて踊る(手の平を開くのは女性。男性はグー)賑やかなカチャーシーの方が好きかな♪

 

首里城のあとは、そのすぐ近くの「玉陵(たまうどぅん)」という(「玉うどん」ではない)歴代の王様のお墓を見学。

こちらも首里城と同じく世界遺産に登録されています。

併設された資料館では、「玉陵」に関する面白い伝説が紹介されていました。

お墓は大きく三つに分かれていて、両側の部屋には独特な形をした王族の遺骨が入った骨壷が納められ、中央の部屋は骨を洗うために使われるらしいのですが、なぜかその中央の部屋にひとつだけ誰の物かわからない骨壷が置いてあるそうなんです。

その昔、木田という名前の占いのよく当たる男がいたそうなんです。

王様にも認められ、大時という称号をもらい(「時」というのは占いをする男性のこと)、木田大時と呼ばれていたのですが、そんな大時をねたましく思う者たちが「木田はうそつきだ」と言い出し、王様の前でその実力を試すことになったんだそうです。

方法は、箱に入れたネズミの数を当てるというもの。

王様の見ている前で箱の中には一匹のネズミが入れられましたが、木田大時は「三匹」と答えてしまい、うそつきとして処刑されることになります。

期待していただけにガッカリの王様は、箱を開けてみてビックリ!

なんとネズミが子供を産んで、三匹になっているではありませんか!

慌てて処刑を止めようとしたものの、中止を知らせるために振った旗の意味を、処刑を急げと勘違いした役人によって、哀れ木田大時はその命を落とします。

後悔した王様は、木田大時を子々孫々まで大切に祀ることを約束したといいます。

そこで「玉陵」にある誰のものかわからない骨壷が、実はこの木田大時のものであると言い伝えれているんだとか。

琉球の伝説なんて全然知らなかったので、かえって新鮮でした。

 

午後からは再びゆいレールに乗って国際通りへ。

こちらは道の両側にお土産屋、飲食店、公設市場、その他様々なお店が雑多に並んだ、多少あやしげな活気に満ちた場所♪

事前に調べておいた食堂、「花笠食堂」でお昼ご飯をいただきました。

注文したのは、ゴーヤチャンプルーにご飯と沖縄そば、ぜんざいの付いた定食。

沖縄名物の無料で飲めるアイスティーもドカンと置いてありました☆

このゴーヤチャンプルーが美味しい!

はじめはにがみが口の中に広がるのですが、二口三口と食べるうちに、なぜかうまみに変わるんです。

さすが本場は違うと舌鼓を打ちながら美味しくいただきました。

 

国際通りは全部見て回ったら、時間がいくらあって足りないので、気になるお店だけを駆け足で回りました。

それでも時間が足りない。

集合時間に間に合わなくて国際通りを走る女子高生を何人見かけたことか(苦笑)

すぐ近くの県庁の前にたくさん観光バスが停まっているのですが、先生に怒られながら、買い物でいっぱいになった袋を両手にさげてバスまでみんな走って行くんですよね。

これが女の子ばっかりで、男子生徒は一人も見かけませんでした。

あぁ、可笑しい☆