私的図書館

本好き人の365日

『今日もいい天気』

2008-05-22 23:59:00 | 本と日常
喫茶店で本を読んでいると、デイサービスの団体様が…

その喫茶店の店員さんは、若い女性が多いのですが(別にだから通ってるわけじゃありません)、サッとかけ寄り、車椅子のお年寄りのためにテーブルの椅子を片付けて、笑顔で案内していました。

あたり前といえばあたり前のことなんだけれど、そのあたり前のことがあたり前に目にすることができてちょっと感動。

そういうことがあたり前である社会であって欲しいなぁ。

ちなみに読んでいたのは、新井素子さんのエッセイ*(キラキラ)*『今日もいい天気』*(キラキラ)*という本☆

小説家の素子さん、旦那さんが家中に写真を貼る、と書いているのだけれど、夫婦二人の写真が山のようにあるのはわかる。
愛猫の写真も、山のようにある。まあ、わからないでもない。
でも、普通にその次にくるのが「うちのぬいぐるみの写真も山のようにある」って!!
それは普通ない!

新井素子とぬいぐるみの関係を知らないと、それはわからない!

まるでそれがあたり前のように書いてあるけれど、ぬいぐるみの写真が山のようにある家なんて、多分日本中探してもそうそうない(はず…)。

この作家さん、異様ににぬいぐるみが好きなのです。
いや、ちょっと違うな。
ぬいぐるみと意志疎通のできる小説家さんなんです。

…あぁ、これ以上この話題に深入りしたくないと、心の声が叫んでる。

まあ、エッセイの話自体は、ある外国のミステリーで、夫が妻殺しの犯人として疑われる理由が、「寝室に妻の写真が飾られていない」=「妻を愛していない」
というもので、普通の日本人の家庭なら限りなくありえない推理だが、うちの旦那は大丈夫、というものでした。

ぬいぐるみとの関係がわからなくても楽しめるエッセイです☆

寝室に妻の写真?
外国ではあたり前なんだろうか?