私的図書館

本好き人の365日

国際結婚、愛のある生活

2006-09-29 23:01:00 | 本と日常
会社に新しい人が入りました。

工場なので初めは夜勤をやってもらっていたのですが、一週間ほどでやっぱり夜勤は出来ないとの申し出。

理由を訊いてみると、「嫁さんが寂しがるから…」

!!!

愛妻家?
それとも恐妻家?

そんな理由を堂々と口に出す人なんて初めて見たので、面白がっていたら、どうも話はそう簡単なものではないみたい。

お嫁さんというのがフィリピンの人らしく、日本語もよく話せない。
お姉さんが日本にいるが、そこは電車で一時間はかかる。
近所に知り合いもいないし、一日中家に閉じこもりがちになってしまうので、旦那さんには早く帰ってきて欲しいらしい。

う~ん、国際結婚かぁ。

言葉も通じない見知らぬ国で、たった一人でいるのは確かに不安かも。

旦那さんは早く地域に慣れるようにと、奥さんに自転車を買ってあげたりして、少しでも外出しやすいようにと色々と努力している様子。

昼休みに英語の勉強もしていたし。

奥さんは日本語がよく話せないし、旦那さんも英語がよくわからないらしいので。

………ん?
じゃあ、どうやってコミュニケーション取ってるんだ?

て、いうか、どうして言葉もわからないのに結婚できたんだ?

愛に言葉はいらないって?

………う~ん、何だか不思議だ。

でもいくら愛妻家だからって、「嫁さんが心配だから」って理由で何度も早退するのはやめて欲しい。

彼女だって立派な大人(だと思う、年は訊いてないけど…)なんだから、一人でやっていけるようにならなきゃダメだって。

ま、夫婦のことだから、あまり口出しはしたくないけれど、会社の中にも批判の声が出ているし、このまま続くとクビになりそうだから…

愛だけじゃ生きていけない。
ま、愛がないのもちょっと寂しいけど。