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私的図書館

本好き人の365日

三月の名言集より

2004-03-07 07:01:00 | 日々の出来事
人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦(あし)にすぎない。

しかしそれは考える葦である。

これを押しつぶすのに宇宙全体が武装する必要はない。

一つの蒸気、一つの水滴もこれを殺すのに十分である。

しかし宇宙がこれを押しつぶすとしても、

そのとき人間は、

人間を殺すこのものよりも、崇高であろう。

なぜなら人間は、自分の死ぬことを、

それから宇宙の自分よりたちまさっていることを

知っているからである。

宇宙は何も知らない。

だから我々のあらゆる尊厳は考えるということにある。

我々が立ち上がらなければならないのはそこからであって、我々の満たすことのできない空間や時間からではない。

だからよく考えることを努めよう。

ここに道徳の原理がある。



           ―パスカル「パンセ」―

「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」

2004-03-07 00:14:00 | 日々の出来事
普段なにを考えていますか?

仕事のこと?

恋人のこと?

それとも遊びや晩ごはんのこと?

寒い朝なんか、思わず「なんでこんなに寒いの?」なんて独りでつぶやくことがありますが、すかさずこんなことを考えます。

(それはね、地球には地軸の傾きというのがあって、この時期の北半球は太陽から遠くなる角度で公転しているからなんだよ)

「そうか、なるほどな~」と毎回自分を納得させて寒さに耐えます。

職場では、多くの人が働いているのですが、たまに妙なことを考えます。

(このひと達もきっと色々なことを考えてるんだろうな~)
(この瞬間イラク問題について考えている人が何人いるのかな)
(みんながそれぞれ幸せになりたがっているなんて、ヘンなの)
…きっと、真面目に仕事のこと考えていると思うんですけどね。

車に乗っていて渋滞になんか巻き込まれると、車の多さに辟易します。
そんな時は周りの車を眺めてこんなことを考えています。

(車一台分の値段が100万円はするとして、軽く一億円分はいるよな。不況なんていってるけど、日本てなんてお金持ちなんだろう)
不良債権や防衛費でたくさんお金を使うより、国民ひとりひとりに一億円配ってくれたほうがいいな。
例え一年に一人でも、確実に国民は喜ぶと思うけど。

将来のことも考えていますよ。
両親も年老いてきたことだし。いざとなったら介護とかしなきゃいけないかもしれない。その時は仕事はどうしようかとか。
でも、もっぱら考えているのは別のことなんです。

もし母親が死んで、父親と二人っきりになったらどうしよう。
朝起きて二人でご飯食べたりするのかな?
夜はいっしょにTVなんか見ながらお茶を飲んだりして?
男二人は気まずいよな~
父親と何を話せばいいのかわからないし。

万一妹夫婦が事故死して、甥っ子だけが生き残ったとしたら?
引き取るとしても養子にはしないほうがいいかな?
「お父さん」なんて呼ばせるのはかわいそうだよな、本当のお父さんじゃないんだし。
仮に友達の手前「お父さん」と呼びたいと言っても、厳しく「おじさんと呼びなさい、お前のお父さんじゃないんだからね」とつっぱねたほうが将来のためになるんじゃないかな。
それが愛情ってもんだよな~

なんて考えています。

母親も妹夫婦も元気です☆

昔、中国の杞(き)の国の人が、天が崩れ落ちるのではないかと心配したことから、いらぬ心配のことを「杞憂(きゆう)」と言うそうです。

でもこの人きっと幸せだったんだと思いますよ☆
だって、本当に大変な時って、こんなこと考えていられないですもんね♪