私的図書館

本好き人の365日

日曜日の食卓

2003-10-19 23:56:00 | 日々の出来事
松茸食べました♪

うちの近所の親しくしているお宅からのおすそ分けです。

しかも採りたて☆
その人は近所でもキノコ採りの名人と呼ばれていて、どうやら秘密の場所があるらしい…ただし、その人が採りにいく姿を見た者は誰もいません。
ミステリアスなおばあちゃんです。

母親がさっそく茶碗蒸しにしてくれました。残りは松茸の炊き込みご飯にするとのこと。

茶碗蒸しはあの玉子のプルプルが命ですね☆

鶏肉に白菜、かまぼこにメインの松茸! 銀杏はちょっと苦手です。

香りを楽しみながらいただきました。
実りの秋に感謝です♪



十月の本棚 2.5

2003-10-19 00:47:00 | 家庭小説

「フィンおばさん。ご迷惑をおかけするのをどうぞお許しください。でもこうするよりほかないのです。私は生きていけるだけのお仕事をみつけることができません。お医者様は静養しなくては病気は治らないと言います。でも私は他のかたの重荷になるのはいやなんです。ですからもうこれ以上誰にもご迷惑をかけないですむところに行こうと思います。おばさんから拝借したお金をお返しするために、身の回りの物を売りました。どうぞ私をこのままにしておいてください。人を呼んできて私を見せたりしないでくださるように。こうすることが罪深いことでなければいいと思います。でもこの世界には私のいる場所はないような気がします。私は今は死ぬのはこわくはありません。生きていて、正しい生活をすることができないで悪い人間になることを考えるとそのほうがこわいと思います。赤ちゃんによろしく。さよなら。さよなら。

         ジェーン・ブライアント」

『昔気質の一少女(下巻)』より。 十七歳の身寄りのない少女ジェーン・ブライアントの遺書。

内容をそのまま引用するのはルール違反のような気もしましたが、あまりの文章につい書き込んでしまいました。

心がふるえた一瞬でした。



ルイザ・メイ・オルコット  著
吉田 勝江  訳
角川文庫