インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

ビッグディールのラップヒット曲

2016-05-05 15:22:23 | ラッパー子息・音楽ほか芸能
息子サミール(27歳、南インドのIT都市バンガロールでエンジニアの傍らラップミュージック活動に従事、芸名はビッグディール)関連の記事が続いたので、最後にヒット曲となったラップを再紹介させていただく。

以下は、レイプ地獄のインドを憂えて女性の尊厳を訴えたもの。メロディが私のお気に入りです(作詞作曲は全部本人)。
Heroine - Women Empowerment Anthem | Big Deal & June Neelu

くしくも、母である私も、レイプ地獄をテーマに書いたエッセイ(22分に一件のレイプ地獄)がこのたび、文芸思潮誌のエッセイ賞佳作に輝きました。
母子コンビで、息子はラップ、私は書き物と、インドの女性差別の由々しき現状を告発しました。

以下は、クラブにおけるライブパーフォーマンスです。
Heroine LIVE Performance - Big Deal

終わりにベストアーティスト(ヒップホップ部門)賞を受賞した曲をどうぞ。多民族・多言語・多宗教のマルチ国家インドは不平等社会、ヒンドゥ教内にはカースト差別もあるし、貧富の差も烈しい問題の多い社会、そんな社会を変えるには自分が変わることが大切と説くストロングメッセージのこめられたメロディアスなラップです。
Big Deal, Rinosh, Gubbi | Independence Day Special | Be The Change [RAP]
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ラッパー子息のビデオロケ2(写真)

2016-05-05 14:15:41 | 私・家族・我が安宿
本日早朝、息子は北東インドのシリグリで開かれるショーのため当地を去った。シリグリの後はダージリンに飛び、母校の寄宿舎セントポールスクールを訪ね(13歳から17歳まで通った)、教師にインタビューする予定とか(平地は酷暑季なので、避暑地ダージリンは涼しくて一息つけるだろうが、スケジュールびっしりで大変だ)。

それにしても、なんともあわただしい三日間であった。ほとんどビデオロケで出払っており、リラックスして話す暇もなかったが、合間を縫ってワインパーティー、家族でのひとときを楽しんだ。

なお、郷里で撮影したビデオはプロモーションに使われるとのこと。27年間のライフヒストリーというテーマで、私たち夫婦も出演、インタビューに応じる羽目になった。
私は写真や画像に撮られたりすることが苦手なため、サングラスをつけて乗り切った(日本のTV取材もこれまで十数件と持ち込まれたが、全部辞退してきた。インドに移住してホテルを経営している異色の経歴が珍しがられてのことである)。

それにしても、ミュージシャンというのはハードワークだ。インドはインフラが整ってないので、移動するには一苦労だし、まあ若いから体力はあるが、改めてわが子が大変なキャリアを選んだことにため息が漏れた。
インドで五指に入るラッパーとして奮闘しているが、浮き沈みの烈しい人気商売、波に乗っているときはいいが、いつもいいときばかりとは限らない。本人はそれはもとより覚悟の上のことだろうが、親としては嘆息。

私自身ライターで、楽でないキャリアを選んだので、ひとしおである(アーティストというのは、孤独だし。成功したスターでも、華やかな虚業の裏の孤独は深く、仮面と素顔のギャップがあると思う)。

以下は昨夕、「郷里の浜でリラックスするビッグ・ディール(ラッパー芸名)」というコンセプトでビデオ撮影中の息子をスマートフォンで撮ったもの。
















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