30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

次々に生るキュウリをどうやって食べようか

2019-06-30 | キュウリ

 
初収穫のキュウリ、いちどに12本も

6月に入りやっと種類が増えてきた。タマネギ、ジャガイモ、ニンジン続いて、インゲン、ナス、ピーマン、キュウリ、オクラが取れ出したからにぎやかになってきた。トマトはまだ青い。

キュウリは取れ出すと気が抜けない。収穫はもう少し先だろうなと念のため見たところ、すでに生っていた。なんと初収穫は12本も取れた。キュウリは早めの収穫を心掛けている。一日でも取り遅れるとウリのように大きくなってしまうからだ。毎日のウオーキングの帰りには、かならず様子を見ることにしている。

キュウリは2株あれば足りるのに5株も植えたからこうなる。タネをまくとつい多く育ててしまう。次々と収穫できるのは楽しい。半面、食べるのに追われる。これが苦行である。毎年こうなるから、作る量を減らさないといけない、毎年そう思うのだがこれができない。つい多く作ってしまう。自分でも呆れる。学習能力がない。バカは死ななきゃ治らないなと、つくづくそう思う。

ジジイが台所に立つ。きょうはキュウリ。これをおかずにする。定番は味噌をつけて食べるのが一番手っ取り早くてうまいのだが、さすがに毎日そればかりだと飽きてくる。ネットでさがしてみても、キュウリのレシピにこれはというものがない。

28日付の朝日新聞の朝刊「ごはんラボ」にキュウリのレシピが載っていた。[キュウリの豚肉炒め]。グッドタイミングである。さっそく作ってみた。このところレシピがあれば手早く作れるようになった。ついこのあいだまでは児戯のような手つきだったのに、いまではかなりうまくなってきた。こうなると台所に立つのがそれほど苦にならなくなる。

これがキュウリの豚肉炒め


2019年の読書

2019年6月の読書
・転生!太宰治(佐藤友哉著・星海社FICTIONS)
・座席ナンバー7Aの恐怖(セバスチャン フィツェック著・ 文藝春秋)

2019年5月の読書
・三の隣は五号室(長嶋有著・中央公論新社)
・信長の原理(垣根涼介著・KADOKAWA) 

2019年4月の読書 「雪の階」は長編。飽きないで読み通せた。
・雪の階 (奥泉光著・中央公論新社)
・渦 妹背山婦庭訓魂結び(大島真寿美著・文藝春秋)
・熱帯(森見登美彦著・文藝春秋)=途中で挫折

2019年3月の読書
・ベルリンは晴れているか(深緑野分著・筑摩書房)
・生物と無生物のあいだ(福岡伸一著・講談社現代新書)
・拳銃使いの娘(ジョーダン・ハーパー著、鈴木恵訳・ハヤカワ・ミステリ)  

2019年2月の読書 1月末から脚の痛みで外出できず、引きこもり老人、寝たきり老人を余儀なくされた。楽しみは唯一読書であった。
・平場の月(朝倉かすみ著・光文社)
・月まで三キロ(伊与原新著・新潮社)
・錆びた滑車(若竹七海著・文春文庫)
・童の神(今村祥吾著・角川春樹事務所)
・宝島(真藤順丈著・講談社)

2019年1月の読書  橋本治さんが亡くなった。70歳。わたくしと同じ年だ。そのことは50年前から知っていた。くしくも2018年野間文学賞受賞作の最新作「草薙の剣」を読み終えたばかりだった。
・草薙の剣(橋本治著・新潮社)
・監禁面接(ピエール ルメートル著・橘明美訳・文藝春秋)

⇒2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧   


      

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二期作のジャガイモー春作5品種の収穫と秋作の種イモ準備

2019-06-25 | ジャガイモ


春作したアンデスレッド(上)とデジマ(下)
この2つは二期作向け品種。この中から秋作の種イモとして小さいサイズを選び保存する

春作ジャガイモの5品種すべての収穫を終えた。19日に男爵、メークイン、キタアカリの3品種を、きょう25日にはアンデスレッドとデジマの2品種を収穫できた。

ことしの出来具合は、5段階評価でいえば、全般的に「4」といったところ。昨年ほどではないにしても、試し掘りしたときの印象よりもよくできていたといえる。

ジャガイモは、3年前から春作と秋作の二期作をするようになった。二期作することで半年ごとに新鮮なジャガイモを食べられるようになり、これにはかなり満足している。

これまでは春作だけだった。6月収穫したものは10月から11月になると芽が出てくる。表皮にしわが寄り、しなびてくる。見た目にとても新鮮とはいえない。それでも芽かきをしながら食べてきた。

秋作は8月に種イモを植えつけて11月に収穫する。春作ジャイモがしなびてくる11月に、新しいジャガイモが食べらえるようになったのだから、二期作万歳である。

秋作には二期作向きの品種を植えつける。きょう25日に収穫したアンデスレッド、デジマが二期作向きの品種となり、これが秋作の種イモとなる。

秋作の種イモを得るために、アンデスレッドとデジマを春作しているといえる。今回収穫したものの中から40グラム前後の小さなイモを選んで種イモ用に保存しておく。これ以外の本来食べごろのサイズはもちろん食べてしまう。

秋作の種イモには小さいサイズのものでいい。腐敗しないように丸ごと植えつける。本来これが多く必要なのだが、生育がよかったせいか、肝心の小さいサイズのものが少ない。冒頭の写真でいえば右側にある小さなイモがもっと欲しいのである。さて困った。

春作の種イモはウイルス病を避けるため必ず買う。一方、秋作の種イモは自作したものを使っている。これで昨秋は問題なかったのだが・・・。


      

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2019梅仕事ー梅干しづくり(塩漬け)

2019-06-19 | 梅仕事

 
梅干し用に買ったのは、小田原産の曽我の梅「十郎」。2、3日追熟させたのがこれ

6月15日に梅干しづくりがスタート。まずは塩漬けをした。2日後の17日にはもう水分(白梅酢)が上がっているのを確認できた。これでひと安心。順調である。つぎの作業は7月末の土用干しになる。それまでこの状態を保つ。

梅干しづくりは2013年から始めた。今年で7回目になる。年一回の仕事とはいえ、すっかり段取りに慣れて余裕をもって進められる。

梅干しはほとんどを山登りのときのおにぎりに使う。このところ山行回数ががくんと減ったため、出番がなくてたいぶ在庫がある。

それでも梅干しづくりは楽しいから毎年漬ける。昨年からは漬ける量を減らして1キロにした。今年もそうである。

梅の品種はこれまで定番の白加賀と南高梅。昨年は小田原産の曽我の梅「十郎」を使ってみたところ、うまい具合に漬かっているので、今年もその梅を購入した。

これまでの経験から、梅干し用の梅は、1キロで千円前後のものを買うのを薦める。このクラスだと塩漬けしてすぐに水分が上がってくるから安心だ。特に初心者は安いものに手を出さないほうがいい。

いつも塩分18%の梅干しを作る。
1、梅 1キログラム(買った梅はやや熟度が足りない。2、3日追熟させたのが冒頭の写真)
1、塩 180グラム 
1、ホワイトリカー 適当(容器と梅の消毒のため)

梅に塩をふって漬けこみ、中ぶたと重石をすれば塩漬け作業は完了である。

こちらは昨年に漬けたもの。まだ食べていない。食べはじめるのは2年後というから来年4月になる。これまでの経験からして、見た目にもかなり上出来だというのがよくわかる。
 


      

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2019梅仕事ー梅ジャムづくり

2019-06-18 | ジャム

 
梅ジャムの持ち味は強烈な酸味、梅雨の時季にぴったりのジャム

<わたくしの好きなジャムづくり

アンズジャムに続いて、こんどは梅ジャムをつくった。こちらも梅の熟度が違うので、13日と15日の2回に分けてつくった。アンズと同じく250mlの瓶5本分ができた。

梅はアンズとは違う農家からいただく。大きな農家だ。ここも一切管理しないで放置された梅林。隔年結果でことしは豊作、足の踏み場がないほど多くの梅が落ちている。そんな梅林だからほとんどの梅に傷がある。その中から半熟程度のものを拾う。

アンズジャムは皮をむかないが、梅ジャムは一個一個皮をむく。面倒でもこうすることで傷んだ梅でもきれいに使える。半熟程度がいちばん皮をむきやすい。かなり量の梅を用意したつもりでも皮をむくからできる量は思いのほか少ない。

たとえば、この量の梅(下の画像)で250ml2本分のジャムができた。

これがそう。(6月15日に作った)
 

梅ジャムは手間がかかる。皮をむいて、煮てやわらかくし、それを濾す。そこから砂糖を加えていくのだが、酸っぱいのが好きだから甘さは極力抑える。甘さよりも酸味を強調する味に仕上げる。梅雨から夏にかけてはこの酸っぱいジャムがいい。

作り方は毎年同じ。
1、皮をむく。完熟よりは半熟のほうがむきやすい。
2、たっぷりの水でゆでる。アクがどんどん出てくる。びっくりするほど出てくる。これをすくいとる。
3、アクがほとんどなくなったところで、濾し器で濾す。残ったタネは捨てる。
4、砂糖を加えて煮詰める。梅ジャムは煮詰め過ぎるとがちがちに固くなる。やや緩めで火を止める。

アンズジャムと同じく250mlの瓶で5本分ができた。もっと作っておこうかと思うのだからよほど好きなのである。しかし冷凍庫に一挙にジャム瓶10本を入れたらもうパンク寸前。このあたりでやめておこう。

こちらは6月13日に作った

作ったジャムはすべて朝のトーストに塗って食べる。
アンズと梅の両方をさっそく今朝に試食した。ジャムのかたさといいい、酸味といい、手間ひまかけて丁寧に作っただけに、うまいもんだねといつもの自画自賛である。
(左アンズジャム、右梅ジャム)


     

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2019梅仕事ーアンズジャムづくり

2019-06-17 | ジャム


好物のアンズジャム 

<わたくしの好きなジャムづくり

6月は梅の実が生る季節。いつもの梅仕事が待っている。

6月13日から15日に、アンズジャムと梅ジャムをつくった。酸っぱいのが好きだから両者とも多く作りたい。どちらも250ミリリットルの瓶に約5本ずつのジャムをつくることができた。

ジャムにするアンズと梅はわが菜園のある近くの農家からいただく。なんども書くが周辺のどこの農家の庭にも梅の木があり、枇杷の木があり、柚子の木があり、柿の木がある。かつては食べていたのだろうがいまはまったく手つかずの放置された状態にある。なんとももったいない。それならといただく。

放ったらかしの果樹はたいがい隔年結果となる。今年が豊作なら来年は不作の繰り返しとなるから、毎年同じ農家からとはいかない。アンズにしても梅にしても、放置されて管理などいっさいしていないから虫食いが多い。傷のない実などひとつもにないといっていい。それでもジャムにするには問題ない。

まずはアンズジャムづくりから。
このジャムはとりわけ好きである。特にその香りを気に入っている。
この木がある農家は一軒しか知らない。幸いにしてそことは一番仲がいい。いつでも持って行けと言われる。ただ隔年結果で、いい年とそうでない年がある。今年はかなりの豊作である。

アンズは傷みやすいから手でもぎりたい。だが大きな木だから届かない。竿をつかって落とす。熟度に差があるため2日に分けて作った。

アンズは皮をむかない。果実はひねると半分に割れる。こんかいはこの時点ではタネを取り出さないで、その上にグラニュー糖をかけておく。一晩そのままにしておくと水分が出てそれを火にかけると煮崩れしてくる。煮崩れしてからタネを取り出した。

さらにタネを4個ぐらいハンマーで割って杏仁(きょうにん)を取り出して加える。

ここから砂糖を加えながら好みの甘さに仕上げていくのだが、酸っぱいのが大好きだから甘さはかなり抑える。このジャムはお気に入りだけにうまく作りたい。昨年はやや失敗したこともあってこんかいは丁寧に作った。さて味見である。まあこんなもんだろうな、そんな出来であった。

 

 6月13日に2本(250ml×2)。

6月14日に3本(250ml×3)とちょっと。


     

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冬ネギ(根深ネギ)-石倉太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの植えつけ

2019-06-16 | 冬ネギ


ネギは冬ネギだけをつくっている。旬は12月から2月までの3カ月。これを食べてしまうといまの季節のネギはかたくてまずくて食べらない。3月以降はネギをほとんど食べていない、いや食べる気がしないからこうなる。

その冬ネギを6月8日に植えつけた。いずれも根深ネギで、品種は石倉一本太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの3種。このところこればかりつくっている。

冬ネギの栽培期間は長い。タネまきから収穫まで12カ月から13カ月かかる。タネは昨秋にまき、今年4月に植え替えた。植え替えることによって、いい苗を選抜し生長を促進させる。これは面倒だがやったほうがいい。

苗は40㌢前後に生長した。いよいよ植えつけである。6月下旬から7月上旬にかけておこうなう。ことしは苗が順調に育っていることもあり、暑い中での作業を避けるため少しばかり早めに行った。

根深ネギ栽培の肝心は、深さ30センチほどの溝を掘ることにある。そこに苗を植えつけて徐々に土寄せすることで、葉鞘部(白い部分)を伸ばしていく。

ことしは植えつける苗の数を減らした。これまでは長さ12メートルのウネ3列を用意して作っていたが、ことしは2列に減らし、合わせて24メートルに3種の冬ネギを植えつけた。育てた苗が多いと、捨てるのがもったいないからとつい植えつけてしまう。いつも作りすぎて食べるのに追われるしまつだった。残った苗には申し訳ない気持ちになる。

植えつけた苗は、根元が隠れるくらい薄く土をかけて、倒れないようにワラを敷く。冬ネギだけに暑い夏は苦手だ。辛抱しながら秋を待ち、8月に入ったら定期的に土寄せを行っていく。 


     

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新タマネギ、新ジャガイモ、新ニンジンの3者でなにをつくる?

2019-06-13 | タマネギ

 

収穫した350個ものタマネギをどうするか。その貯蔵に毎年頭を悩ます。狭い労働者住宅だから物置だってかなり狭い。そこに詰め込むには限りがある。それに新タマネギは傷みやすく、腐りやすいから早く食べるのに越したことはない。そこで減らす努力をする。知り合いに分ける。毎日食べる。でも山ほどあるからなかなか減らない。さらに困ったことに、その物置には数日したら、さらにジャガイモを貯蔵しなけれならない。物置は上から下まで、タマネギとジャガイモで埋まる。

新タマネギと新ジャガイモと新ニンジンを収穫できた。ただしジャガイモは試し掘りしたもの。

これら初物3者を使ってなにをつくるか。料理上手はこれでもかとメニューを挙げることができるのだろうが、わたくしがすぐに思いつくレシピは2つだけ、カレーライスと肉じゃが。この両者はあらためてネットでレシピを確認しなくてもなんとかできる、いやできるようになった。かなり上達してきたと自分でもわかる。かみさんにできて、わたくしにできないわけがない、と思いつつ作る。味では負けないつもりているのだが、おもいつくレシピが絶対的に少ないのが困る。

この二つはどういうわけか材料が同じだ。もちろんほかの材料をいくらでも足すことはできるのだろうが、基本材料が同じように思える。

すぐに両者をつくった。カレーライスにしても、肉じゃがにしても、そこそこ味よく仕上がるもので、くそじじいが作るにしては上出来、うまいものだねと自画自賛している。やればできるのである、といいたいが、新しいメニューをさがしてネットでレシピを検索する。面倒なものはすぐにパスする。簡単にできて、これならというレシピをさがす。ところがこれらにはなかなか出会えない。となると、定番を繰り返し繰り返し作ってばかりいる。


     

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春まき夏どりニンジンの収穫とジャガイモの試し掘り

2019-06-11 | ニンジン

 

6月8日に春まき夏どりニンジンを初収穫できた。タネは3月6日にまいた。ちょっとばかり早いかなと思いながらも引っこ抜いてみた。思いのほか育っていて、そこそこ満足のいく出来であった。

春まき夏どりニンジンはわが菜園の定番。夏まき秋冬どりに比べて、数は少なく、それでも100本ほどを作る。

ニンジン栽培方法は試行錯誤して習得した。失敗することはなくなった。自信がある。しかしこの春は発芽がそろわない。ところどころ発芽しない。わたくしからすればこれは失敗である。発芽がきれいにそろわないと気分が悪い。性分だから仕方ないのだが、どうも気に食わない。

さてどうしようか。発芽していないところに再度タネをまくよりも、全面的にまき直したほうが気分はすっきりする。それも面倒だなという思いが先だって、発芽していないところにちまちまとまき直した。これらが発芽すると、なんとか全体をカバーできて、見た目にも納得できる状態になって目途が立った。うーん、慢心があったか。

ニンジンは一発勝負と思っている。そこが面白いところであり、腕の見せどろこなのである。

■春まき夏どりニンジン
2019年=3月6日に種まき、収穫は6月8日

2018年=2月15日に種まき3月6日に発芽を確認収穫は6月15日

2017年=2月19日に種まき3月4日に発芽を確認収穫は6月16日

2016年=3月 6日に種まき3月17日に発芽を確認収穫は6月14日

2015年=2月27日に種まき、3月14日に発芽を確認、6月18日に収穫

2014年=2月25日に種まき、3月19日に発芽を確認、6月10日に収穫

2013年=2月10日に種まき、3月12日に発芽を確認、6月14日に収穫

2012年=3月 3日に種まき、3月25日に発芽を確認、6月25日に収穫

2011年=2月 6日に種まき、3月10日に発芽を確認、6月 7日に収穫


この日はジャガイモを試し掘りした。茎葉に張りがなくなり、だらんとした格好になってきた。これが収穫まじかのサインとなる。

ことしのジャガイモは5種。男爵、メークイン、キタアカリ、アンデスレッド、デジマ。全部試し掘りすることもないだろうと、男爵とメークインの2種を掘り上げてみた。

男爵はやや小ぶり、メークインは合格である。ジャガイモのサイズは、握りこぶしぐらいの大きさに育つと使い勝手が悪く、ベストサイズはそれよりもひと回り小さいほうがなにかと使いやすい。まもなく収穫だ。

 


     

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自家育苗タマネギの収穫、350個ぐらいあるかな

2019-06-06 | タマネギ

 
収穫したら、土汚れの皮をむいから乾燥させている

九州の山旅から戻って、毎日のように思い出をブログに記録していると、さすがに旅の疲れと重なってこの2、3日は疲労困憊であった。日々年をとっているのを実感する。毒にも薬にもならない山旅の思い出を毎回きちんと記録している。自分でも感心している。そろそろ思い出づくりは先細りになり、過去を振りかえることが多くなった。たぶんそんな日が来るだろうと見越して、記録してきた。日の目を見るときが徐々にやってきている。うれしいような、かなしいような。

6月2日にタマネギを収穫した。見込み通り350個ぐらい取れた。これだけの数を育ててだれが食べるんだと、自分でもあきれてしまう。それでも立派なタマネギが勢ぞろいしているさまを見るのは喜びと達成感がある。

というとなんとも大げさなと思われる向きもあろうが、それにはちょとしたわけがある。

タマネギはタネから育てている。そうしているのは家庭菜園はもちろん、周辺の農家だっていない。たいがいは買ってきた苗を植えつけている。

タマネギの苗づくりはむずかしい。わたくしから言わせれば野菜栽培のなかでも一番むずかしい。挑戦する人はいるが失敗する。だからあきらめて苗を買う。

家庭菜園には育てる喜びと収穫の喜びがある。苦労して育て、無事に収穫まで行くのが一番楽しい。どちらか一方ではつまらない。繰り返すが、タマネギで苦労するのは苗づくり、植えつけてしまえば極端な話、放ったらかしでいい。

しかし、このところの傾向として、買ってきた苗が悪いばかりに、まともに育たないというケースを周辺でよく見る。辛口に言うと、楽をしたばかりに失敗したということである。これは笑えない。収穫がゼロになるからである。

自家育成した苗は、99%、立派なタマネギに育ってくれる。この経験があるからこそ育苗に精を出す。家庭菜園歴30数年のプライドをかけて、経験と知恵を出して苗作りを成功させたい一心で取り組む。幸い、この5年ぐらいは失敗することなく成功している。

9月にタネをまき翌年6月に収穫する。ことしも喜びと達成感を感じている。 


     

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リハビリ登山ー九州の山(4)福岡県・三郡山地ー宝満山を歩く

2019-06-03 | 登山

4日目(5月29日)ー福岡県・三郡山地の宝満山を歩く


 
宝満山山頂、竈門神社の上宮が建つ

 コース&タイム  
西鉄天神駅=太宰府駅(コミュニティバス)=内山ー竈門神社-徳弘の井ー百段ガンギー中宮ー宝満山(往路を戻る)-竈門神社ー内山(コミュニティバス)=大宰府政庁跡ー坂本八幡宮(コミュニティバス)=太宰府駅ー太宰府天満宮ー太宰府駅=西鉄天神駅(地下鉄)=博多駅
 
←3日目(5月28日)八代市・日奈久温泉に

 宝満山に登り、下山後は「令和」に沸く大宰府の坂本八幡宮に立ち寄った。

宝満山は福岡県の筑紫野市と太宰府市の境に位置する。地元の福岡県民ならだれでも知っていようが、関東の人で知る人はわずかであろう。全国の山に精通している人でも低山ゆえに登っている人は少ないとみる。

わたくしもその一人であった。こんかい宝満山を選んだのは、予定していた阿蘇山が噴火警戒レベルが2に上がったため一部ルートが歩けなくなり、計画変更後の山の選択に困り、それならと宝満山を組み入れた。

標高は829メートル。登山口の竈門神社からの標高差は700メートル弱。脚の具合が悪い状態のいま、リハビリ登山にふさわしと思ったからである。これが以前の体なら、はたしてこの山を選んだかどうか。

コースは正面登山道を往復した。歩行時間は4時間のつもり。登山道は最初から最後まで修験道の石段を歩く。段差があって歩きにくい。かなり。いつの時代から石を積み上げて登山道としたのだろう。きちんと整備されいて、よく積み上げたものだと感心したのだが、歩きにくいったらない。

いちばん無難なコースを選んだ。でも決して楽な道ではなかった。石段の落差があるから体にこたえる登りであった。特に下山は石段の落差で膝がやられるから心配がある。

平日だから登山者は少ないと思っていた。それがちがった。次々とやってくる。えっと思うくらいじつに多くの人が登ってくる。たしかにこんな山が身近にあれば、わたくしだって週一で歩いているはずだ。

下山では、地元の人で週に2、3度はこの山を歩いているという同世代の2人と知り合い、一緒に下りてきた。さすがに多くを知っている。とくにすすめられたのが、宝満山から三郡山を経て若杉山への縦走だ。道がすばらしいという。それを聞くと歩きたくなる。

大宰府には2年前にきている。下山後はどこにも立ち寄らないで宿のある博多駅にと思っていた。「ここまできて、いま話題の坂本八幡宮に立ち寄らない手はない」といわれた。たしかにそうだ。時間はある。まあ、話のタネに、とにかく行ってみることにした。 


太宰府駅、2年前にも来た。

 駅前からコミュニティバス(まほろば号)で登山口となる内山(竈門神社)へ。

登山口に竈門神社。旧社格では官幣小社。ここはおすすめです。この神社へはいちど来たかった。2年前にもそう思った。それが宝満山の登山で実現した。期待通り、こじんまりとして、たたずまいが清らかで、静謐に包まれている。いい雰囲気ですね。一日目の阿蘇神社の稿で書いたように、山を歩くと神社に行き当たる。社格に関係なく数えきれないほどの神社にお参りしているから、自分なりの好みができた。それにぴったり合致した神社である。全体が瀟洒といってもよく、うつくしい巫女さんがいると予感させる雰囲気である。




 

 

安全登山を願う。左手から登山道に出られる。

舗装された林道が一の鳥居まで続く。そこから石段の道に変わる。

 3合目にある水場、徳弘の井。

宝満山名物の百段ガンギの石段。なんども感心してしまうがよくぞここまで石を積み上げたものである。しかし段差のある石段は歩きにくい。

中宮跡。ここまで登ると、あと20分で山頂となる。
 

 最後の急な石段を上ると山頂だ。慎重になるところもあったが、。整備されているので安心して登れる。

宝満山山頂。竈門神社の上宮がある。
 
山頂には大きな岩。ここに小さな山頂標識が立てかけてあった。
 

展望がいい。しかしはじめてだけにどれがどれだか皆目わからない。近くで昼食をとっていた女性2人に説明を求めた。さきほどからこの2人の博多弁の会話が新鮮だった。2人は意外というか見た目以上によく知っていた(失礼)。

西に目を向けると博多湾。海の中道と志賀島、左に能古島。地図で確かめると海は近い。

北には、右に砥石山、左に若杉山、三郡山地最高峰の三郡山は右手にあるのだが山に隠れて見えない。下山時にいっしょになった、同世代に男性2人からは、宝満山から三郡山、若杉山への縦走を強くすすめられた。

 下山は往路を戻る。山頂で知り合った同世代の男性2人と一緒に歩いた。石段に段差があるから下りは登りよりもゆっくりと。おしゃべりしながら歩いたので、下りのほうが時間がかかってしまった。

想像していたよりも真っ当な山であった、というのが率直な感想。登りは真剣に頑張るほどだった。

前述の通り、「令和」で話題の坂本八幡宮へ。 


 太宰府市・坂本八幡宮


坂本八幡宮は大宰府政庁跡のすぐ近くにある。下山口の竈門神社からコミュニティバスで大宰府政庁跡下車。そこを目指す人が多い。あとをついていけばいい。

大宰府政庁跡。この左手を行くと・・・。

かなり小さな神社だ。村の鎮守の神様よりもっと地味だ。時刻は午後3時20分。

社務所はなく、参拝客が多く、それに対応するためテントが出現していた。



わたくしはいつものように二礼二拍手一礼。

記念写真にと「令和」の額入りが置いてある。官房長官の気分になったつもりでパチリ。ちょっとばかりアップになってしまった、しょうがない。

ここまで来たらのだからと、やはり天満宮に立ち寄った。2年前と変わらず中国人と韓国人であふれていた。
 

 


 最終日5日目(5月30日)ー博多・住吉神社を参拝し帰路へ 


コース&タイム   博多駅近くのホテル=住吉神社=博多駅=福岡空港=成田空港=我孫子駅

最終日。住吉神社を参拝し、5日間の無事を感謝。博多駅近くのホテルからすぐのところに住吉神社。筑前国一之宮。旧社格は官幣小社。住吉神社といえば、大阪の住吉大社が総本社だが、住吉神社としてはこちらのほうが最初だという。 

 

 

  

リハビリ登山は箱根に続いて今回は九州の山。右脚の付け根に違和感は相変わらず感じるものの、痛みは再発しないで歩くことができた。この調子でこの先も無事に歩けるよう祈るばかりである。

こんかいの九州の山旅は、登山といいながらも、いつものようにあれもこれもと欲張って、散漫な旅になったかな。関心のあるものならなんでもありの旅になった。さすがによく歩いて疲れたのだろう。昨晩の福岡の夜は居酒屋一軒だけで宿に戻った。 


     

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リハビリ登山ー九州の山(3)=八代市・日奈久温泉

2019-06-02 | 登山

 


3日目(5月28日)ー八代市日奈久温泉


温泉はよい、ほんたうによい、ここは山もよし海もよし、
出来ることなら滞在したいのだが、いや一生動きたくないのだが(種田山頭火)

  やっと来ることができた八代市の日奈久温泉、ややさびれた感がわたくしの好みに合う

 コース&タイム  熊本市役所=熊本駅=八代駅(バス)=日奈久温泉=八代駅=博多駅

  ←2日目(5月27日)阿蘇山・烏帽子岳と杵島岳の登山

とうとうやっていた、そんな思いをいだく日奈久温泉である。温泉大好きだから、この温泉はずっと以前から知っていた。いつかは行ってみたいと思っていた。しかしなかなか実現しなかった。今回がさいごのチャンスだった。後がない人生だから、この機会をのがせば行かずじまいになる。

温泉はいつも山歩きとセットで楽しんできた。下山すれば山の湯があった。下界にあるピカピカの日帰り湯よりも、山中の素朴で鄙びた湯が好みである。たとえば熊本の湯でいえば、地獄温泉のすずめの湯を思い出す。なにを気に入ったのか、山歩きのついでにはこれまで2度足を運んでいる。

日奈久温泉は、行ってみると熊本駅からは近い。電車とバスで一時間ほどで行ける。要は行こうという気持ちである。

温泉街は、第一印象としてややさびれた感がある。嫌いではない。むしろ好きである。人通りがなく、のどかである。共同浴場で地元の人と話したところ、利用客が減っているという。わたくしのような山旅姿にはこのほうが似合う。ここに大型観光バスが次々にやってきても、そのキャパシティはないだろう。

入浴料が200円の共同浴場が3軒ある。ばんぺいの湯、松の湯、東湯。昭和レトロ感がいっぱいの松の湯を選んだのだがあいにく定休日。それならとばんぺい湯に向かう。番台の女性によると、シブいのが好きなら、東湯へとすすめてくれた。

入浴後、さわやかな風が体を通り過ぎていく感覚にさせてくれた。ずっとその気分が続いた。いい湯だった。ここは山頭火のお気に入りだという。山頭火の歌碑があり「温泉はよい、ほんたうによい・・・」と記されている。たしかにそうだった。そんないい気分にさせてくれたのだから、熊本駅から往復2時間かけて行った価値はあった、かなと。 


日奈久温泉に行く前に、昨日に続いて今日も熊本城の見物で、熊本市役所の最上階(14階)から見ている。全体を見渡せると聞いたからである。しかし大天守と小天守の復旧状況は、二の丸公園と加藤公園からのほうがよく見える。

 

 

 さあ日奈久温泉へ行こう。
熊本駅9:12=9:49八代駅9:59(バス)=10:20日奈久温泉前

熊本駅は昨年完成した。駅前には新しいビルは増えたものの、50年前と変わらないというのがわたくしの印象で、いまなお殺風景だ。
    

八代駅着。駅に隣り合わせたかのように日本製紙の工場。八代駅がこんな風景だとは想像していなかった。それに駅前はなにもない。これまた殺風景な街だ。繁華街に行くには市役所行きのバスの乗らないといけないという。

 球磨川を渡る。河口はすぐだから川幅は広い。


「日奈久温泉前」というバス停で下車。目の前は温泉街である。まずは観光案内所で観光マップをもらう。これを頼りに町を歩く。



バス停のあるここが温泉街の玄関といってもいい。

 そこに山頭火の歌碑。「温泉はよい、ほんたうによい、ここは山もよし海もよし、出来ることなら滞在したいのだが、いや一生動きたくないのだが」

まずは温泉神社を目指す。なかなかの神社である。

境内から朱色の鳥居が連なる稲荷大明神へ

境内からは八代海が見える。温泉街は海に面している。
 

東西南北にぶらぶらと散歩を続ける。温泉旅館はかなりある。くたびれた外観が多いなか、この三階建ての「金波楼」は別格の立派な旅館だ。



事前情報通り「ちくわ屋」さんがあちこちにある。目の前に海があり、いまも漁港があるという。

街歩きはすぐに終わる。さあ温泉だ。第一候補の「松の湯」はこの日は定休日。残念!

 山頭火の句が、このような形で町のあちこちに。

次はばんぺい湯。ここで好みをいうと、東湯をすすめられた。

東湯。このそっけない建物が、なんとも共同浴場らしい雰囲気である。

タイル張りの湯舟。かけ流しで、透明の湯。なんてこともないような温泉だが、湯から上がってからがよかった。体が軽くなり、気分爽快にさせてくれる湯だった。この感覚はなかなか味わえない。感心してしまった。

12時26分に日奈久温泉をバスで後にした。滞在時間はほぼ2時間。バスの中でも湯の効用を感じていた。

八代駅から博多駅に行く。あっという間についてしまった。福岡市にはこのところ2年おきに行っているが、迷うことたびたびである。とくに天神周辺、こんかいは博多駅の変わりように右往左往してしまい、総合案内所に2回も行って尋ねるというしまつ。いつもあわただしい山旅だが、今回は今日と明日、福岡の夜を楽しめそうである。

⇒4日目(5月29日)福岡県・三郡山地-宝満山登山


     

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リハビリ登山ー九州の山(2)=阿蘇山・烏帽子岳と杵島岳を歩く

2019-06-01 | 登山

 


2日目(5月27日)ー阿蘇山・烏帽子岳と杵島岳の登山


 
阿蘇五岳の烏帽子岳。杵島岳から下山時、ミヤマキリシマを前景にして


 コース&タイム  阿蘇駅前9:40=10:06草千里阿蘇火山博物館前ー烏帽子岳ー杵島岳ー草千里阿蘇火山博物館前14:25=14:53阿蘇駅前15:25=17:20熊本交通センターー熊本城

←1日目(5月26日)阿蘇神社
 

阿蘇山の登山は、初日に中岳と高岳、2日目に烏帽子岳と杵島岳と計画していたが、4月に噴火警戒レベルが2に上がり、中岳の周囲1キロは入山できなく、中岳と高岳の登山はあきらめざるを得なかった。烏帽子岳と杵島岳だけではもの足りないが、リハビリ登山のいまの体ではこれぐらいがちょうどいいのかもしれない。

きょうの歩行時間は烏帽子岳が2時間、杵島岳が1時間30分の予定だ。

阿蘇山を歩くのはこれで5回目になるか。前回は、といっても15年も前になるのだが、その時は仙酔尾根をたどって高岳~中岳を歩いた。 

阿蘇駅前から阿蘇山へはバス。始発がなんと9:40と、登山するにはかなり遅い。せめてあと1時間早くしてくれといいたくなる。登山者のだれもがそう思っている。宿と阿蘇駅は目と鼻の先、まだか、まだかと時間を持て余す。

阿蘇山登山をこの時期にするのは、ミヤマキリシマが目当てだ。ちょうど見ごろだという。そうなると期待が高まる。しかし、すごい、すごいと叫んだ2年前のくじゅう連山のミヤマキリシマの景観が目に焼き付いている。それだけにこれを越えることはまずないだろう、と予想していた。たしかにそうだった。それでもミヤマキリシマの群落を見つけては心が弾んだ。よほど好きとみえる。


天気は曇り、たまに晴れ間が見える。しかし昼を過ぎると小雨になるかもしれないという予報。

阿蘇駅前から中岳の噴煙が見える(画像中央)。それほど活発だとはとても思えない。やっとバスの出発時刻となった。

草千里阿蘇火山博物館前で下車。レストランが横一列に並ぶ。

目の前に、草千里と烏帽子岳が広がる。阿蘇らしいのびやかな風景だ。 

 草千里を通って烏帽子に向かう。道があるような、ないような。薄い踏み跡だが迷うことはない。さきほどから気になって仕方ないのがミヤマキリシマ。烏帽子岳に近づくにつれて、その斜面にミヤマキリシマが。やはりというか、それほど一面に咲き誇る、といった状態ではない。まあ、こんなもんだろう。繰り返すが2年前のくじゅう連山の空前絶後のミヤマキリシマを見てしまっては、しょうがない。そう思うだけの余裕がある。

 振り返ると次に登る杵島岳。

 高度を上げるにしたがって花の色が鮮やかになってくるのがわかる。

 3年前の地震で、山肌があちこち崩落し、地割れがいたる所にある。

 山腹のミヤマキリシマと草千里、その向こうに杵島岳。

 山頂の手前からは、西駅一帯のミヤマキリシマと、中岳の噴煙がよく見える。

 烏帽子岳の山頂。1時間足らずで来てしまった。汗をかくことも、水を飲むこともなく、着いてしまった。眺めがいい。展望大好きのわたくしには格好の山頂だ。

いい眺めです。立ち去りがたく、居続けようとするのだが、天気が崩れるのが心配で下山開始。

 

くじゅう連山の山並みが見える。
登山者の中に前日の26日にくじゅう連山を歩いてきた人がいた。平治岳のミヤマキリシマは咲いていなかったという。くじゅう連山のミヤマキリシマは6月に入ってからだが、それにしても少しは咲いていてよさそうだ。今年は遅れ気味なのだろうか。この阿蘇も少しばかり遅れた。それがわたくしには幸いした。 

 ミヤマキリシマのトンネルを抜けて。

ミヤマキリシマを前景にしての杵島岳。ワンパターンだなと思いながらも、ついこの構図で撮ってしまう。


あっというまに下山してしまった。振り返って烏帽子岳。

 つぎは杵島岳に向かう。烏帽子岳とは道路を挟んで向き合う。
その前に昼飯。

杵島岳登山口は上記写真<ニュー草千里>の右手にある。最初は舗装された道だ。

 いつまでも舗装された道が続く。どこまで続くのか。


山頂だ。
山頂まではそんな道が続いた。やっぱり登山道は土がいい。
山頂からは噴煙を上げる中岳がよく見える。中岳を見るには絶好のポイント。

後続の女性に写真を撮ってもらった。ちょうどその時に限って風が強くなり、帽子が飛ばされそうになり、あわてた格好がこの写真。噴煙がいいアングルで収まっています。


この2人は宿で一緒だったフランス人。この姿格好で烏帽子岳と杵島岳を登ってきた。2人一緒の写真を撮りたいだろうと、このあと声をかけて撮ってあげた。彼女を抱きしめてのポーズ。この野郎!

 杵島岳の山頂には火口跡がある。火口縁を歩いて1周20分ほど。崩落と地割れがあちこちにあり、無残な姿だ。一歩踏み出すと、地割れが幾筋も走っている。大丈夫かと思える道だが、それほど緊張することもなく1周できた。


またまたワンパターンの構図。火口縁から、前景にミヤマキリシマをおいて中岳の噴煙。

となりの火口跡の底を見ると、そこにはミヤマキリシマの群落。下りて行ってみたくなるほどだ。

まもなくゴール。これがミヤマキリシマの最後の一枚。こんども同じ構図で烏帽子岳。

雨に降られずにゴールした。その時、ポツリと雨が。まさに下山するのを待っててくれたかのように。

14時10分の阿蘇駅行きのバスに乗れたがパスした。下山してすぐに帰りのバスの乗っては、あわただしさを引きずって、せっかくの山歩きの楽しさがどこかにとんでいってしまいかねない。わずかな時間だがレストランのベンチに座って、いま歩いてきた2つの山を眺めていた。

計画より早く阿蘇駅に着いた。ここからまたバスで、17時20分に熊本交通センター着。


熊本城


熊本城の復旧の進捗を見たかった。計画では明朝となっていたが、この時刻ならまだ見学は十分にできる。2015年5月にバス乗換のわずかな時間を利用して熊本城を見ていただけに、翌年の2016年4月の地震直後の変わり果てた姿を見てただ驚くばかり。

復興のシンボルである大天守と小天守を見るには、二の丸広場と加藤神社がいいという。そこまで行く途中に各所で石垣が崩落しているのを目にした。大天守と小天守は今年10月には工事用の足場が取れて特別公開するという告知ポスター。とにかく最優先で工事が進めらているようにみえる。すべてが復旧するまでにかなりの時間がかかりそうだ。 

 加藤神社からの小天守と大天守

二の丸広場から。左が小天守(左)、真ん中が宇土櫓、右が大天守。

土台が崩落している戌亥櫓



今夜の宿から熊本の繁華街はすぐ近くにある。宿で居酒屋を教えてもらった。登山と移動で疲れていたのだろう。この一軒だけで宿に戻った。

あしたは、日奈久温泉。一度は行ってみたいと長いこと思っていただけに、どんな温泉地なのだろう。楽しみである。

⇒3日目(5月27日)八代市・日奈久温泉


     

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