まるで軟禁状態である。花粉症対策のためみずからをそうせざるを得ない。だからといって外出しないで家の中に引きこもってばかりいると心身ともに具合が悪くなる。午前中はつとめておとなしくして、午後3時過ぎには防備してウオーキングに出かける。菜園はさぼるわけにはいかないから作業があると覚悟して畑に立つ。一番の症状は目がかゆいこと。目頭をごりごり押さえる。重症ではないにしろ、毎日こんな具合だから気が短いものにはつらい。
3月6日にタネをまいたニンジン。15センチ間隔の穴あき黒マルチを張って、120カ所の穴にタネをまき、120本の収穫を見込んでいる。
春まきの場合、発芽には、これまでの経験から2週間以上はかかると思っていた。ところが17日に見ると発芽してきた。早い、という印象だ。暖かい日が続いているから、いつもの年より地温が高いせいだろうか。
発芽がそろっているかどうか。これがニンジン栽培の一番のポイント。これがきちんとできるかどうかで腕前のほどがわかる。
いっせいに発芽していた。胸をなでおろす。これなら成功したも同じである。毎年春と夏の2回、同じことを繰り返しているからできて当たり前? 確かに失敗することはなくなったものの、毎回真剣勝負のつもりで向き合っている。
保温のため引き続いて穴あきビニールをトンネル掛けしておくのだが、4月に入り、気温を見て取り外す。
発芽はうまくいった。これで間引きしながら6月中旬あたりから収穫できる見通しである。
■春まき夏どりニンジン
2016年=3月 6日に種まき、3月17日に発芽を確認、収穫は?
2015年=2月27日に種まき、3月14日に発芽を確認、6月18日に収穫
2014年=2月25日に種まき、3月19日に発芽を確認、6月10日に収穫
2013年=2月10日に種まき、3月12日に発芽を確認、6月14日に収穫
2012年=3月 3日に種まき、3月25日に発芽を確認、6月25日に収穫
2011年=2月 6日に種まき、3月10日に発芽を確認、6月 7日に収穫