30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

太さまちまちの切り干し大根ができた

2020-12-29 | ダイコン

干しあっがた切り干し大根。
右が千切りスライサーを使ったもの、左がいつもように包丁で切ったもの

上が千切りスライサーを使ったもの
下がいつもように包丁で切ったもの

子年ともまもなくお別れです。6回目の年男でした。毎日がコロナ、コロナの騒ぎで明け暮れ最速で過ぎた一年だったと振り返っています。

このブログも満15年。いまや、駄文とはいえ、ネタをさがすのも書くのも、ぼけた脳のトレーニングと思ってパソコンに向かっています。70歳を過ぎてからは予定通りというか、年を取ったなと自覚することが度々になりました。72歳はそろそろ健康寿命ともおさらばのようで、これから先、私も含めた団塊の世代はあと数年で後期高齢者になだれ込みます。あの世にもかなり近くなりました。

このところダイコンの話ばかりが続く。
切り干し大根づくりはいつもなら1月に始めるのだが、ことしは12月から精を出してきた。とくに理由はなくいつもの気まぐれである。

キャロットラペをつくるためあたらしく千切りスライサーを買った。これは大根の切り干しづくりにも使えるのではないかと試しにやってみた。いつもより細く切れた。これでは細すぎるのではないかと思ったものの、まずは千切りスライサーを使った切り干し大根をつくった。手で千切りにするよりも短時間ですんだ。

これは干すほどにさらに細くなる。ちぎれたりして濡れ縁に広げた竹ざるから落ちこぼれてしまう。やはり細かったか。干しあがって、その出来具合は繊細で上品にみえる。

でも切り干しにしては細い気がする。歯ごたえはどうなのか。それならいつものように包丁で千切りしたものもつくることにした。

千切りスライサーを使ったときのほうが短時間でできたと思っていたのだが、包丁で千切りにするのが慣れているせいか意外と短時間ですんだ。千切りスライサーと包丁では、千切りにする時間にあまり差がなかった。こちらも干しあがった。

両者とも干しあがったものの、まだ食べていない。前者がどういう歯ごたえになるのか。ジップロックに詰めて冷蔵庫で保存する。ことし1月につくったものがまだ冷蔵庫の隅にも野菜室にもあった。食べることよりつくるのが楽しい切り干し大根である。


2020年の読書

2020年12月の読書
・「線」の思考(原武史著・新潮社) 
・チョンキンマンションのボスは知っている(小川さやか著・春秋社)
・地獄の犬たち(深町秋生著・KADOKAWAK)  
・三体Ⅱ黒暗森林(下)(劉慈欣著、 大森望訳、立原透耶訳・早川書房)

2020年11月の読書
・三体Ⅱ 黒暗森林(上)(劉 慈欣著・早川書房)
・JR上野駅公園口(柳 美里著・ 河出書房新社)
・死神の棋譜(奥泉 光著・ 新潮社)
・果てしなき輝きの果てに(リズ・ムーア著・ 竹内 要江訳 、早川書房)  

2020年10月の読書
・KGBの男ー冷戦史上最大の二重スパイ(ベン・マッキンタイアー著・ 小林朋則訳、中央公論新社) 

2020年9月の読書
・雲を紡ぐ(伊吹有喜著、文藝春秋)
・念入りに殺された男(エルザ・マルポ著、加藤 かおり訳、早川書房)
・背中の蜘蛛(誉田哲也著・双葉社)
・三体 [1](劉 慈欣著、 大森望訳、光吉さくら訳、 ワン チャイ訳、 立原 透耶監修・早川書房)

2020年8月の読書
・彼女たちの部屋(レティシア・コロンバニ著、齋藤可津子訳・早川書房)
・越前竹人形、北野踊り(水上勉全集第3巻・中央公論社)
・猫を棄てる(村上春樹著・文藝春秋)
・ザ・ロイヤルファミリー(早見和真著・新潮社)

2020年7月の読書
・少年と犬(馳星周著・文藝春秋)
・暗い森を抜けて(黒川創著・新潮社)
・銀花の蔵(遠田潤子著・新潮社)
・ダリエン地峡決死行(北澤豊雄著・産業編集センター)

2020年6月の読書
本棚から「金閣炎上」を引っ張り出した。奥付は昭和54年10月25日7刷とある。40年ものあいだ積読、と思っていたのだが、読み進めていくと既読感がずっとあった。

・じんかん(今村翔吾著・講談社)
・稚児桜(澤田瞳子著・淡交社)
・金閣炎上(水上勉著・新潮社)

・独ソ戦(大木毅著・岩波新書)

2020年5月の読書
・たまたまザイール、またコンゴ(田中真知著・偕成社)
カーテン(アガサ・クリスティー著、田口俊樹訳・早川書房)
・火星の人(下)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)

2020年4月の読書
コロナ禍で外出自粛。読書三昧で積読を少しは解消できると思ったがダメだった。菜園のほうが忙しくなったためだ。

・火星の人(上)(アンディ・ウィアー著、小野田和子訳・早川書房)
・ロビンソン・クルーソー(ダニエル・デフォー著、鈴木恵訳・新潮文庫)
・潜入ルポamazon帝国(横田増生著・小学館)

2020年3月の読書
70を過ぎたいまになってやっと源氏物語を読み通すことができた。角田光代訳の「源氏物語」(下)巻を手に取った。新刊である。これまで(上)と(中)の巻を読んできた。源氏物語は挫折の連続だった。円地文子訳、谷崎潤一郎訳でつまずいた。今日明日をも知れぬ命の高齢者となったいま、これが最後の機会だなとその覚悟で角田光代訳にのぞんだというわけである。わたくしの小さな脳みそでは原文を読むことなんて考えられない。現代語訳で筋を追うだけで精いっぱいであった。

・角田光代訳「源氏物語(下)」(池澤夏樹=個人編集日本文学全集、河出書房新社)

2020年2月の読書  
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ著・ 新潮社)  
・大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件ーなぜ美しい羽は狙われたのかー
(カーク・ウォレス・ジョンソン著、 矢野 真千子訳・化学同人) 
・待ち遠しい(柴崎友香著・毎日新聞出版) 
・おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子著・河出書房新社)

2020年1月の読書
「熱源」を読み終えた日の夜に直木賞の発表があった。
・定価のない本(門井慶喜著・東京創元社)
・熊の皮(ジェイムズ・A.マクラフリン著、 青木千鶴訳・早川書房) 
・帰還ー父と息子を分かつ国(ヒシャーム・マタール著、金原瑞人・野沢佳織訳・人文書院)
・熱源(川越宗一著・文藝春秋)

⇒2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有り余るダイコンとニンジンの貯蔵

2020-12-24 | ニンジン

「常磐線」なのか「常盤線」なのか、書くときに迷うことがある。原武史著「「線」の思考」(新潮社)に啓蒙され、常磐線の歴史と沿線の近代歴史を知った。これからは“常磐線”に迷うことはない。沿線の茨城県日立市に生まれ育ち、高校のときは日立から水戸まで汽車と電車で通学。その後は進学で郷里を離れたものの、30代後半からは沿線の千葉県我孫子市に住んで都心に通勤して、常磐線との付き合いはかなり長い。それなのに72歳のこんにちまであいまいであったのだからじぶんでもあきれる。調べればすぐにわかることなのに怠けていた。

ダイコンの話が続く。12月末はダイコンとニンジンを貯蔵する。これから2月までの厳寒期は凍害にあって腐ることが多い。

このためいますべてを掘り出し、葉を落として土の中に埋め戻す。こうすることで、2月中旬ぐらいまでは食べ続けることができる。春先に地温が上がってくると腐ってくる。それまでは食べられる。

ダイコンもニンジンもかなりの数が残っている。育てるときにタネを残しても無駄にしてしまうからとすべてまいてしまうからこうなる。でもこればかりはしょうがない。


参考=貯蔵方法、以前の記事を転載。
ダイコンは50本ほど残っている。すべて引き抜いて葉を落とす。


穴を掘って斜めに置いていく。垂直に置くと引き抜くときに手間がかかるからだ。


取り出しやすいようにダイコンの頭をちょっと出しておき、切り落とした葉をかぶせておく。あとは埋め戻すだけである。

こんな片手間の作業で、傷むのを防いであと2カ月ほど冬ダイコンが食べられる。


冬は煮込みのおかずが多い。ダイコンとニンジンは欠かせない。それでも貯蔵したところで半分も食べない。残りは腐らせてしまうのだろうが、これから先の厳寒期に新鮮なダイコンとニンジンが食べられるから重宝する。

ダイコンとニンジンはいまもせっせと食べている。切り干し大根づくりは一段落した。結局は6本を切り干しにしたのだが、作るのに飽きた。今季はこれくらにしておこう。

切り落としたダイコンの葉をどうするか。いつもなら捨ててしまうのだが、今季はまめに“ふりかけ”にしている。これがうまいのである。晩酌後の夕ご飯の締めにいい。気に入ったのか、これまで3度ほど作っている。もちろん作り方が簡単だからやってみようかという気になる。



たまたまみていたNHKの「きょうの料理」でダイコンの即席漬けをやっていた。これも簡単だから自分でもできるとすぐに作ってみた。
カクテキ(上)とからし醤油漬け(下)の2種類。これが酒のつまみにいい。いま2回目を作っているところだ。




      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネギは冬に限るー今冬は石倉太ネギと赤ネギ

2020-12-20 | 冬ネギ

今季の冬ネギは石倉太ネギ(上)と赤ネギ(下)の2種類

寒さが本格化してネギがうまくなってきた。ネギは冬に限るなと、今季もその滋味に感心している。冬ネギ(根深ネギ)を栽培してかれこれ30年近くなる。ネギは冬の時季にしか食べないし、冬ネギ以外のネギは栽培していない。ネギは冬ネギ一辺倒である。

冬の時季以外にもネギを農家からいただくことがある。いつも感じることだが、食感がかたくてどうしても好きになれない。よくもこんなかたいネギを食べていられるもんだと思ってしまう。冬ネギのような、甘くてとろけるのような味わいからは程遠いものだ。

冬ネギの旬は、12月から2月までの厳寒期。近年は11月に入ると食べてはじめている。このころになってやっとネギを食べようかという気になる。終わりは2月の下旬になり地温が上がってくるとそろそろという感じになる。

この冬のネギは石倉一本太ネギと赤ネギの2種類。いつもの年ならここに加わる下仁田ネギの姿がない。冬ネギを作るきっかけとなったのが下仁田ネギで、約30年の長い付き合いになる。冬ネギは大量に作る。食べきれないで春先になっても残る。そこで年年、量と種類を減らすようなり、下仁田ネギがとうとう姿を消すことになった。

この2種類のネギは、昨年の10月にタネをまいたもの。収穫できるまでに14カ月ほどかかる。わが菜園ではタネをまいてから収穫までの期間がいちばん長い野菜である。

来冬に食べるネギも、怠りなくすでにことし10月にタネをまいている。下仁田ネギに続いて赤ネギもやめて石倉太ネギだけに絞った。小さな苗の状態でこの冬を越すから、厳寒期を迎えるいまから防寒対策が必要になる。12月下旬にはビニールでトンネル掛けしてやる。

10月にタネをまいた石倉太ネギの育苗(12月20日現在)


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱり細すぎたか、切り干し大根

2020-12-18 | ダイコン

12月13日に干し始めた切り干し大根、完成まじかな12月18日の姿

キャッシュレスの流れにはかなり乗り遅れた。抵抗があったせいだろう。やはりキャッシュがいちばん、これが安心して使えると生きてきた。自分でもあきれるほどキャッシュレスにはうとかった。それでも世の中の動きには逆らえず、しだいにカードがたまってきた。どれをどこで使うのかそのたびに迷っている。
つい先日にはインターネットバンキングなるものを、やりたくなかったがやむを得ない事情で始めた。お金だから安全性には念を入れているのはわかる。それだけに操作が面倒で、覚えるのがたいへんだ。要は慣れだと思う。それには頻繁に利用するのがいちばんだが、ネットバンキングを始めたからといって、そう利用するものではない。キャッシュレスにはいまでもなじまないものがある。お金が知らない世界で動いているようでなにかしら不安になる。といっても不安になるほどの大金があるわけではないのだけど。

やっぱり細すぎたか。13日に始めた切り干し大根づくり(12月14日付記事)。乾燥具合を日々確かめながらそう思った。乾燥ととも千々に切れてしまう。

切り干し大根の千切りはいつも手作業でやってきた。ことしは新たに買った千切りスライサーの道具を使ってみた。この道具はニンジンのキャロットラペを作るために買ったもの。細く均等に切れた。はじめてのキャロットラペは、いまや常備菜となりつつある。

切り干し大根にするには、この道具では細すぎるのではないかという心配は初めからあった。しかしやってみなければ結果はわからない。取りあえずすべてこの道具で千切りにして干した。わたくしの腕ではこんなに均等に細く切ることはできない。とてもきれいに千切りできた。細いゆえに乾燥するほどに上品とも思える姿になって見た目はいいのだが、乾燥するほどに小さく切れて、竹ざるの隙間から多くが落ちてしまう。

新たに買った千切りスライサーは、切り干し大根をつくるには細すぎたといえる。切り干し大根にはもっと太く切れる千切りスライサーを買わないといけないようだ。

そこで自分でもまめだなと思うのだが、やり始めたことだからと、いつものように手作業で千切りした切り干し大根を作ることにした。菜園から大根を引き抜いていつもの太さに切って干しはじめたところだ。

 手作業で千切りにした切り干し大根、12月18日に干し始めた


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今冬は早めに切り干し大根づくり

2020-12-14 | ダイコン

家を建て替えて間もなく10年になる。年にいちどはホースで外壁を洗っているのだが、思うようには汚れが落ちてくれない。そこで近所から高圧洗浄機をかりて外壁を洗ってみた。まさに名前の通りで、驚くほどの洗浄力だった。おもしろいように汚れが落ちてきれいになる。こうなると掃除も楽しくなる。大人のおもちゃになっていた。

毎冬恒例の切り干し大根づくり。今冬は1カ月も早く12月13日に行った。

切干し大根は、いつもは年が明けて1月に行っている。この冬は早めだ。というのも、11月中・下旬に気温が高かったため野菜は総じて生育が早い。ダイコンもそうだ。かなり太くなっている。一番うまそうな時期である。それならいまのうちにと、いつものきまぐれでやってみた。

とりあえず1回目は2本で作った。これからしばらく本格的な寒さがやってきて、晴天が続きそうだから、切り干し大根づくりには最適な季節になった。

千切りにするのはいつも手作業で細長く薄く切る。わたくしの腕では細さは一定ではなくまちまちになる。それでも無心になってやるのだが、正直なところ年を取って年年しだいに面倒になってきている。

そこで今回は新たに買った千切りスライサーを使ってみることにした。てきめんに作業がはかどる。手を切らないように慎重にならざるを得ない。

たしかに便利だ。だが太さが気になった。いつもより細いのである。手作業で行っていたより半分くらいの細さになった。切干しには細すぎないかと心配になりながらも、2本ともこの道具で千切りにしてしまった。

すぐに竹ざるに広げて干した。ここで厄介なのは、水分たっぷりの大根を直接竹ざるに広げると、乾燥していくうちに張り付いてしまうことだ。これを避けるため最初は新聞紙を広げてその上に干す。あらかた乾いてきたら新聞紙を取ってやると、竹ざるに張り付くのを防げる。ほかになにかいい方法がきっとあると思うのだが、それを知らない。

千切りスライサーを使った今回の切干し大根、どんなものができるのか。

こんごもあと2回ぐらいは切干し大根づくりに励む。それでも大根は食べきれないほど残っている。寒害を防ぐため年末にはすべて抜いて貯蔵する。葉を切り落として土の中に埋め戻しておく。こうすることで2月中旬ごろまでは食べられる。春に向けて気温がすこしでも上昇してくると傷んでもうだめだ。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まぐれか、いい出来だった秋作ジャガイモーデジマとアンデス赤の収穫

2020-12-08 | ジャガイモ

デジマ(上) 
アンデス赤(下)

12月4日に秋作ジャガイモを収穫した。作っているのはデジマとアンデス赤の2種類。今季は秋作をはじめてから一番のいい出来であった。サイズがそろっている。こうなると掘り出すのは気分がいい。

春作はだれもが失敗なく育てることができるのに、秋作となると格段にむずかしくなる。周囲の農家の畑や家庭菜園を見渡しても、秋作はむずかしいとわかっているから栽培するところはわずかしかない。

秋作は、生育不足となり結果は小さなイモばかりで不作となる。たいがいはそうだろう。まともなイモができているかどうかは地上の茎葉の育ちを見ればすぐにわかる。それが悪いと小さなイモばかりで真っ当なサイズのイモを得ることはできない。

わが菜園でも、栽培をはじめてからこんな状態が続いた。秋作は手ごわいとわかってきた。思うように収穫できない年が続いた。種イモが腐ったり、小さなサイズばかりのイモだったり。試行錯誤するのだが、どうにも満足のいく結果が出せないでいた。それでも、年年しだいにうまくなってきていると意識できるまでになってきた。やっと昨秋にはそれなりに満足のいくイモがとれた。たまたまうまくいったのだろう。

今秋のわが菜園はちがった。見違えるほど生育はそろい、豊作の予感がしてしまうほどだった。秋作のポイントは、種イモを腐らせないこと、早く出芽をそろえること。この2点ができるようになれば、うまくいくかなとわかってきた。わかったところで、毎回きちんとそうできるかというと、これがなかなかむずかしい。

秋作は春作と同じく3カ月で収穫できる。秋作は気温が徐々に下がってくるから、出芽を早くそろえることがポイントだとわかるようになる。出芽が遅れると生育だって遅くなるからだ。

今秋は満足のいく出来であった。いまだに秋作の栽培技術を習得できていないから、これもまぐれだろう。

今秋のデジマとアンデス赤の種イモは、6月に収穫したものを使っている。それから3カ月たって9月初旬に植え付ける。両者は休眠期間が短いから秋作につかえる。6月上旬に収穫したものを秋作の種イモとして使い、植えつける時期の9月上旬までには、すでに浅く芽が出てきている。

つぎの画像はアンデス赤。上が収穫ばかりのもの。下が6月に収穫したもので芽が出ているが、芽かきをすればいまでも問題なく食べられる。それでも秋作の新ジャガを見ると、どうしてもこちらに手を出してしまう。

デジマとアンデス赤は二期作ができるようになった。来春の種イモは今秋収穫したものを使う。これで新ジャガを半年ごとに食べられるようになった。これも秋作のおかげである。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青いパパイヤ、どうやって食べるの?

2020-12-04 | その他

近くの菜園仲間から青いパパイヤをもらった。パパイアなのかパパイヤなのか。どちらの表記もよく使われている。ここではパパイヤ、発音しやすいからだ。パパイヤといえば黄色い完熟ものだが、未熟な青色をしている。もらったのはいいのだが、これは食べられるものかと怪しみながらも、どうやって食べるのかを尋ねた。野菜として食べるらしい。

この菜園仲間はこの春になにやらわからないのだが、何かを等間隔に植えつけた。防寒のためかドーム型の「苗帽子」を被せてある。育つほどにオクラのように見えた。生長が早い。幹がしだいに太くなってくる。オクラではないな、ではなんだろう。すると南国ムードの葉を茂らせてきた。パパイヤだった。花が咲いて、この寒空だというのに実がなってきた。植え付けたその年に実をつけた。その果実をどうするんだろうと見ていたら、青い果実のまま一斉に収穫しだした。

青パパイヤを食べるのは初めてになる。食べるものは食べなれたものがいちばんだが、初めてのものもどんな味がするのか興味がある。

すぐにネットで調べた。多くのレシピが出てきた。これを見て青いパパイヤは食べられるものだとわかった。いつも感心するのだが皆さんよく考える。その恩恵にあずかっている。

検索したら、最初に出てきたレシピが「青パパイヤチャンプルー」。即決でこれにした。チャンプルーならゴーヤーでだいぶ作り慣れているからわたくしにでもできるはずだ。3日の晩に不安になりながらレシピ通りにやってみる。千切りした青パパイヤを味見したら無味無臭。これで食べられるものができるのか。

2口3口食べたところでは、これなら食べられるなという程度だったのに、食べるうちにしだいにうまく感じるようになってきた。意外だった。パパイヤの食感がいい。晩ご飯のおかずになった。予想以上にうまかったなというのが率直な感想になる。

下がその画像。チャンプルーだけに中身の正体がまったくわからない。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その姿を現したタケノコイモとヤツガシラ

2020-12-03 | サトイモ

10月13日に収穫したサトイモ群。なかでもタケノコイモとヤツガシラは好物である。

両者は、収穫したばかりでは茎や根が付いていて、その姿はよくわからない。すぐにその茎や根を腐らせるため土の中に埋め戻しておく。1カ月もするとその形や姿を見せてくれるようになる。

下の画像がこの秋に収穫したばかりのタケノコイモ。上の画像が現在の姿で、茎がすべて腐って落ち、ようやくタケノコのようなイモになった。



このタケノコイモ、関西以西の人はよく食べるようだが、北関東育ちのわたくしにとってはまったくなじみのないものであった。7、8年前に栽培するようになって初めてその存在を知り、食べたのも初めてだった。見た目にはそれほどうまそうには見えないのだが、いまやサトイモの中ではヤツガシラに次いで好きになっている。

毎年立派なタケノコイモを育てる。菜園の周辺でこのイモを作っているのは種イモを分けてくれた知り合いの農家以外にわが菜園だけである。

毎年長さ40センチほどのサイズのイモを作ることができる。大物である。知り合いの農家もあまりの立派さに驚くほどだ。ことしは形がそろった。20数本ある。

タケノコイモをスーパーで見かけるのは、正月のおせちにと、暮れに宮崎県産が店頭に並ぶ。だいたい30センチサイズで1本千円ぐらいする。高級食材?だ。年を越えるとその姿はすぐに店頭から消える。

ヤツガシラも、収穫後に土に埋め戻しておく。ごつごつした形がしだいにわかるようになるのには時間がかかる。上の画像がいま現在の姿。下の画像が収穫時の画像。

ヤツガシラは1個が1キロ以上ないとヤツガシラらしいごつごつとした存在感がなく、それにうまそうに見えない。育てる目標は1キロ以上のものを育てることにある。うまく育っているかを知るには、その茎の太さを見ればわかる。茎が太いほどにイモは大きくなっている。茎が細いもはイモが小さいとわかる。

来年の種イモは保存した。越冬させるのは種ショウガほどにはむずかしくないのだが、それでもたまには失敗する。

収穫したものの半分以上は知り合いに分けてしまう。すべて手配を終えた。残りを保存しながら食べていく。いまこの両者を交代に食べている。タケノコイモの皮はむきやすく、ヤツガシラは皮むきにてこずる。真っ黒い皮をむくと真っ白な肌が出てくる。このコントラストを楽しむ。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする