30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

待望のラズベリージャムづくりータネを取り除いて

2020-06-27 | ジャム

わたくしの好きなジャムズづくり

25日にラズベリージャムをつくった。14年ぶりの再会となった。栽培をやめてからつくらなくなっていたが、当時は一番のお気に入りだった。

数年前から無性に食べたくなり、あの世に行く前の最後のチャンスかなと思い、苗を植えつけた。それが一昨年のこと、ことし6月から収穫できるようになった。

実を付けはじめた最初の年だから大した量は取れない。2、3日おきに手のひらに乗る程度の量しかない。それをジップロックに入れて冷凍してきた。

果たしてジャムになるだけの量が取れるのか。心配しながらも、塵も積もれば山となるというから期待しながら摘み取ってきた。

それが意外に取れたのである。900グラムあった。これならと、待ちきれないのですぐにジャムにした。

ラズベリージャムはタネ入りか、タネなしか。好みの問題だがわたくしは断然タネなしである。小さなタネでもかなり食感が悪く、食べられたものではない。

前の晩に冷凍庫から取り出し、砂糖を全体にまぶしておく。翌朝には鍋に鮮やかな真っ赤なジュースがたまっている。火にかけ全体がつぶれたら、濾し器で少量ずつ濾してはタネを取る。タネを取り除くと量がかなり減る。それほどタネがある。

↓取り出したタネ

できたジャムの量は250mlのジャム瓶で1本と半分。2本分ぐらいできるだろうと踏んでいたのだが足りなかった。それでも十分に楽しめる。

翌26日の朝に味見をした。ラズベリージャムは久しぶりにつくるだけに火を止めるタイミングがよくわからない。長年の経験がそうさせたのだろう、結果はかなりいい出来に仕上がっていた。濾しているときにタネが少し混入した。これくらいなら気にならない。

このラズベリーは2季なり性だと思う。夏と秋の2回収穫できるのだが秋は期待できない。本格的な収穫は来年からになるだろう。

久しくラズベリージャムが食べたいと念じてきた。それがついに実現できた。年を取ってジジイになると何事も面倒になるのだが、自分の行動力はまだまだあるなと妙に感心している。


      

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2020新ジャガ収穫ー男爵、メークイン、キタアカリ、アンデス赤、デジマ

2020-06-22 | ジャガイモ

ジャガイモを収穫した。17日に男爵、メークイン、キタアカリを、21日にアンデス赤、デジマを掘り出した。種イモは各1キロ、合わせて5キロの種イモを使っている。

ことしは平年並みの出来で、5段階評価でいえば“3から4”といったところか。

ジャガイモは春作と秋作の2期作を行っている。春作は上記の5品種を作る。秋作は、春作で収穫した休眠期の短いアンデス赤とデジマを種イモとして使って作る。

秋作をはじめて3年。やっと、なんとかできるようになってきた。秋作をやっている人は家庭菜園ではまず見かけない。秋作をやり始めるきっかけは、6月と12月に半年ごとに新鮮なジャガイモを収穫して食べることができるからだ。これが2期作の恩恵である。

秋作を始めたころは、春作とはなにかと勝手が違うなということを知らされ、いろいろな本やネットの“指南書”を見てはためしてみるのだが、うまくいかない。秋作は難しいなというのが実感であった。種イモを全部腐らせてしまったことだってあった。それでもあれこれしていくうちにしだいにうまくなる、ということは真っ当な秋作ジャガイモが取れるようになってきた。いまも試行錯誤中である。

秋作では、6月に収穫したアンデス赤とデジマを種イモとして使い、9月上中旬に植えつける。収穫してから2.5カ月から3カ月しかたっていないイモである。いくら休眠期間が短いからといって、はたして芽が出てくるのだろうかと心配したものである。

たしかに出芽は遅い。芽がなかなか出てこないから、植えつけた種イモを掘り返して確かめたりもした。2年ほどは収量はわずかで、サイズも小さい。これぞ秋作ジャガイモといえるものができるようになり、やっと手ごたえを感じ始めたのは昨秋であった。

この春も昨年の秋作収穫のアンデス赤とデジマを種イモとして植えつけた。この両者は、食べるというよりは今年の秋の種イモを育てるのが目的でつくる。大きなサイズは必要ない。ところが皮肉にも春作5品種のうち出来がいちばんいいのが両者であった。

さて、収穫するといつものことだが頭を悩ます。貯蔵である。タマネギを収穫したばかりで狭い物置は限りなく新タマネギばかり。その隙間にジャガイモを貯蔵する。その前に少しでも身軽になるため知人に分けるのだがこれだって大した量ではなく、やはり貯蔵に苦労する。少しでも減らすため、頼りにするのが大量消費レシピである。当分はソラマメ、新タマネギ、そして新ジャガの貯蔵をいかに減らすかが日課となる。

6月17日収穫の上から男爵、メークイン、キタアカリ



21日収穫の上からアンデス赤とデジマ


      

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極めて順調に春まき夏どりニンジンの収穫

2020-06-20 | ニンジン

春まき夏どりニンジンを6月16日に初収穫した。茎葉の背丈がだいぶ大きくなって、いつ収穫してもいい状態である。

春まき夏ニンジンはいつも「時なし5寸」。引き抜いてみた。根長は20センチ前後にまで生育していた。ちょうどいいサイズである。これなら予定通り少なくとも100本が収穫できる。

ニンジンは春まき夏どりと夏まき秋冬どりの年2回作っている。よく食べてうまいのはやっぱり後者かなと思う。

2月28日に穴あき黒マルチを敷いてひとつひとつの穴にタネをまき、保温のため穴あきビニールをトンネル掛けした。

ニンジン栽培のコツは発芽をそろえることと間引きをすることにあると思っている。発芽をそろえるには試行錯誤がいる。これができればニンジン栽培は成功したようなもの。この春も発芽を見事にそろえることができた。次は間引きだ。これをさぼるとニンジンが太らない。この2つができればスーパーで見るような美しいニンジンができる。

ニンジン栽培はすっかりうまくなった。栽培を始めたころは発芽をそろえることにさんざん苦心したように、簡単なようでじつは手ごわい。それは周辺の菜園を見ればわかる。家庭菜園でニンジンをまともに育てることができている人を見ないからだ。


      
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夏野菜の定番中の定番―トマト、キュウリ、ナス、ピーマン

2020-06-19 | ナス

6月16日現在のキュウリ、ピーマン、ナス、トマト

努めて毎日午前中は菜園に足を運ぶようにしている。コロナ禍で移動自粛が続き、遠出ができない。これがストレスになっている。せめて近場で外に出る機会を多くしたいとの思いからである。いまの時季は菜園でやることが多い。その一つが雑草取りだ。梅雨が明けるまでは雑草取りに追われる。取り除いても雨が降れが翌日にまた生えてくる。性分にもよるが、気持ちよく菜園で過ごすためにも雑草取りに励まないといけない。

このところ収穫が続いている。夏野菜もわずかではあるがいま少しずつ収穫できるようになってきた。夏野菜の定番、その中でも代表的なのがナス、ピーマン、トマト、キュウリだ。どこの菜園でも必ず栽培している。当たり前の野菜過ぎてこのブログではなかなか登場しないのだが、わが菜園でも当たり前のように作っている。

ナス、キュウリ、ピーマンはすでに初収穫を済ませている。トマトはまだ青い状態だ。

いま収穫している株は、いずれも苗を種苗店で買ってきたもの植えたものである。それだけに愛着はあまりないのだが、収穫物はありがたくいただいている。

ナスとキュウリは7月に入ると勢いがなくなってくる。この2つは好物のため、夏の間ずっと楽しみたい。そこで後続を育てる。いまタネをまいて育てているところだ。

現在の株が衰えて収穫ができなくなってきたとき、これに代わって間を開けないようタイミングよく後続の株が実をつけてくれれば合格なのだが、これがなかなか難しい。


      

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冬ネギの植えつけー石倉太ネギ100本と赤ネギ30本

2020-06-17 | 冬ネギ

昨16日に冬ネギを植えつけた。冬ネギは根深ネギのことで、土寄せをしながら葉鞘部を長く伸ばしていく。6月下旬から7月初旬が植えつけの適期となる。ネギは年中出回っているが、冬のネギほどうまいものはなく、ネギは冬ネギに限ると思い込んでいる。

ことしは石倉太ネギを100本、赤ネギを30本を植えつけた。両方ともわが菜園の定番。こんかいは品種を減らして、植えつけた苗の本数も大幅に減らした。いつもなら下仁田ネギが加わるのだがやめることにした。下仁田ネギとは菜園を始めてからの付き合いだからかれこれ30年にもなる。

植えつけた苗の本数は思い切って半分以下に減らした。丹精込めて育てた苗だから残さないようつい多くを植えつけてしまう。この結果は食べるのに追われる。いつもそうだ。これはネギばかりではなくわが菜園の野菜全般にいえる。食べるのに追われるのは大変だ。年を取って、そろそろ栽培の量を見直す時期に来ている。

冬ネギはタネまきから収穫まで14カ月かかる。菜園の中では栽培期間がいちばん長い。毎年同じことの繰り返しになるが、ざっとその手順を見る。

昨年10月にタネをまいた。4月になると1回目の選抜を行って移植した。生育の悪い苗は捨てる。

今回の6月16日が2回目の選抜となり、さらに生育のいいものだけを選んで定植する。すでに背丈は25から30センチにまで育っている。

↓6月16日現在、ここまで育ってきた

↓生育のいいものを選んで定植する。これは石倉太ネギ



↓同じく赤ネギ。すでに下部の葉鞘部が赤い。1回目、2回目の選抜で赤が鮮明なものだけを選んでいく。ただし赤いものは赤ネギらしく見た目がいいだけで、赤が不鮮明なものでも味は変わらない、と思う。



植えつける前に畑の準備をしておく。深さ20から30センチの溝を掘る。これが重労働。5センチ間隔で植えつけていく。土は根の部分を軽く覆うだけ。乾燥を防ぐためワラを敷いてやる。



土寄せは8月から行う。生育具合を見ながらどんどん高く土を寄せていく。収穫は11月からできて食べられるが、本来のうまさは12月から。旬は1月と2月である。栽培期間が長いわりには旬は短く、食べるのに追われる。

5月に知り合いの農家から「坊主知らずネギ」をいただいた。これは5月と6月が旬のネギ。冬ネギ以外は食べないといいながらも、せっかくなので味見することにした。案の定、やっぱり硬い。軟らかくなるまで煮るのに時間がかかる。煮て軟らかくすると食べられないことはない。でも口当たりが悪い。冬ネギのあの軟らかくとろりとした食感とは別物だ。あらためてネギは冬に限ると実感している。


      

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6月は梅仕事だがー梅ジャムとアンズジャムづくり

2020-06-14 | ジャム

<わたくしの好きなジャムづくり

6月は梅仕事の時季。ことしは梅干しづくりを休むことにした。梅干しは2013年から2019年まで7年間続けて作ってきた。

梅干しづくりは楽しい。いまパントリーには作ってきた梅干しの瓶がずらりと並んでいる。邪魔なほどだ。作り始めた2013年と2014年のものはすべて食べたしまった。しかしこの後に作った梅干しがだいぶ残っている。どう見ても生きている間には食べられない。ここらあたりでひと休みとした。

梅干しづくりはひとまず休むとして、いつもの梅ジャムとアンズジャムはことしも作った。梅ジャムの梅は落ちたものを皮をむいて使う。アンズは皮のまま使うからできるだけ傷がないものを選ぶ。

11日は強風が吹いた。梅が熟し始める時季になるとうまいぐあいに強風が吹く。梅が落ちる。あしたは梅拾いだ。なんかうれしい気分になる。

12日朝。まずは菜園近くの知り合いのA農家へ。ここで梅を拾う。青梅よりも成熟がすすんだ黄色い梅を。ジャムにするには皮をむくので少しぐらい傷んでいても平気だ。次はB農家へ。ここではアンズをいただく。

ことしは両方の農家の梅の木もアンズの木も“裏年”で実が少ない。昨年は“表年”で多くの立派な実が取れたのに。果樹は放ったらかしにしておくと隔年結果になる。ということは来年はたぶん表年か?

梅の甘酸っぱいにおいが台所中に広がる。この時季のうっとうしい気分を幾分和らげてくれるのがいい。

梅ジャムとアンズジャムは毎年作っている。その手順は目をつむってもできるくらい手慣れている。

まずは梅ジャム。梅は豊後梅と南高梅をあわせて3キロ拾ってきた。ことしは豊後梅の1.5キロぐらいを使うことにした。こちらのほうが大実だからむきやすい。この豊後梅、姿かたちはアンズと見まがうばかりにそっくりだ。250mlの瓶2本分のジャムができた。

次はアンズジャム。かなり少ないのだが、それでも250mLの瓶で1本と半分のジャムができた。

梅ジャムもアンズジャムは今年は少ない。ジャムはすぐに冷凍庫で保存する。その冷凍庫は満杯状態だ。とても入りきれないと見込んで最初から少量にした。それでも入りきれない。でも無理して詰め込まないといけない。ジャムを作って保存するときはいつも冷凍庫がもっと広いといいのにと思う。


      
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400個の新タマネギの収穫と貯蔵

2020-06-12 | タマネギ



6月6日に収穫したタマネギ。中生種と晩生種の2種類を作っている

6月6日にすべてのタマネギを収穫した。中生種と晩生種種の2種類あわせて400個以上ある。昨年9月上旬にタネをまき、11月に定植した。タネまきから収穫まで9カ月かかる。

梅雨入りの前までにできることなら収穫を済ませたい。関東は11日に梅雨入りの見込み。その前に引き抜いて畑で数日乾燥させる必要がある。収穫したらすぐに表面の汚れたうす皮をはがす。汚れた皮をつけたまま貯蔵すると皮と皮の間にカビが出てくる。一つひとつ白い肌が見えるまで剥いてしまう(下の画像)。結構な手間がかかる。

畑で10日までの5日間乾かし夕方に家に持ち帰った。梅雨入りの前になんとか間に合った。

収穫の400個のサイズは大から小までまちまちだ。まともなのが8割。残り2割は“傷もの”で、トウが立ったもの、腐ったもの、尻がかびているなどがこれにあたる。この中で捨てるものは腐っているものだけであとはすべて食べる。

新タマネギは傷みやすい。サイズが大きなものほどそうだ。そこで姿かたちとも優れているものはすぐに知り合いに分けてしまう。立派な出来ですねと喜ばれる。貯蔵して腐らせるなら新鮮なとれたてを食べてもらったほうがいい。

すぐに食べるのが“傷もの”。トウの立ったものや、尻がかびたものだ。これだって十部に食べられる。サイズの大きいものもそうだ。貯蔵するのは中サイズ以下のものがいい。それにこのサイズは使い勝手もいい。

新タマネギの収穫はうれしい。だがいつも頭を悩ますのが貯蔵のスペースだ。労働者住宅の狭い敷地に無理して設けた物置がある、そこに詰め込まざるを得ない。この悩みを解消するにはどうせ食べきれないのだから作る量を減らせばいい。そうとわかっていながらも苦労して育て苗を無駄にしないようにと植え付けてしまうから、毎年同じ悩みを抱いている。

なんとか詰め込んでひと安心する。だが、この後すぐにジャガイモの収穫が待っている。これらもこの物置に詰め込む。6月はタマネギとジャガイモで物置は立錐の余地もなくなる。


      
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ラズベリーのジャムを作りたくてー14年ぶり?

2020-06-09 | ジャム

昨8日にコロナ対策のアベノマスクが届いた。布マスクは以前から花粉症のため“愛用”している。洗濯してくり返し使うのは当たり前になっている。今年のマスクの時期はちょうど花粉症とコロナとが重なった。わたくしにとっては花粉症のほうが厄介で実は6月に入ってもいまなお花粉症に悩まされている。くしゃみを昼夜なく連発し、帰宅すると目を洗い、鼻うがいを励行する毎日である。ことしの花粉症はなぜか長い。

わたくしの好きなジャムズづくり

ラズベリーのジャムを作りたくて、6月に入り摘み取りを始めところだ。

これまで多くのジャムを作ってきた、とは言い難いのだが、それでも気が向けばそこそこ作ってきた。なかでもラズベリーのジャムがお気に入りだった。記録を見ると2006年を最後に栽培をやめてからは作っていない。

いつかは再度作ってみたいとい気持ちはあった。なかなか足を踏み出せないでいた。要は思っていてもやろうとしないだけで、なんであれこれが一番いけない。

人生残り少なくなった。そろそろやらない手遅れになる。2018年に苗木を菜園の片隅に植えつけた。2019年は実がならない。2020年のことしの6月から実をつけ始めた。

摘み取れるのはほんのわずかばかり。片手の手のひらに乗るくらいの分量しかない。3日に1回の割合で取り、そのたびにジップロックに入れて冷凍している。

塵も積もれば山となるというが、こつこつと摘み取ってもはたしてジャムにするだけの分量になるのか心配である。ほんのわずかであってもジャムにして味わいたいと願っている。本格的な収穫は来年になるだろう。


      
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豊作だったソラマメの自家採種

2020-06-06 | ソラマメ



ソラマメのタネの採取。黒く変色したサヤをもぎ取ってなかの実を取り出す

ソラマメのタネを採取している。

タネにする分は収穫しないでそのまま残しておく。サヤはしだいに黒くなる。真っ黒に変色してカラカラに乾燥する。これをもぎとって、なかの実を取り出し保存する。これがタネになる。ソラマメは毎年この作業を繰り返す自家採種栽培である。

タネにするサヤは、茎の下部のものが大きくて最適だ。下部のものは最初にサヤが膨らんでくる。待ってましたとばかりに食べてしまう。いつも採種のことは頭にあるのだが食い意地が張っているから忘れてしまう。今年もそうだった。しょうがないからできるだけ大きなサヤを選んでタネ用として残した。

タネにするには、農家に聞くと二つの方法がある。ひとつは乾燥させたサヤのまま空き缶などで保存する。もうひとつはサヤから実を取り出して瓶などに入れて保存する。

わたくしの場合は、前者はかさばるので、後者をとっている。

ソラマメのタネは採取してから3年は持つ。保存してあるタネは古いのから順次使っている。新しいタネは確かに発芽率がいい。古いタネは発芽率が悪いかというと決して著しく劣ることはない。

昨年は凶作だった。食べられたのはごくわずかで、多くをタネに回した。凶作の年に備えて、今年のような豊作の年には、どうせ食べるのが追い付かないのだから、無理をしないで多くをタネに回すことにしている。


      
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豆を食う毎日-ソラマメ、スナップ、キヌサヤ

2020-06-03 | ソラマメ


左上から時計回りにスナップエンドウ、ソラマメ、キヌサヤエンドウ

5月28日に丹沢の大倉尾根から塔ノ岳をへて丹沢山まで歩いた(前回記事)。久しぶりの登山のため体にはかなりのダメージだった。翌日から3日間は筋肉痛に襲われて足を引きずる。想定内である。これだけ全身を痛めつけると、すっきりさわやかな気分になる。山歩きのいちばんの効用である。

いまはとにかく毎日が豆だ。食べるのに追われている。キヌサヤエンドウ、スナップエンドウ、それにソラマメの3種。冷蔵庫や冷凍庫はこれらで占領されている。

キヌサヤとスナップは25日までに収穫をすべて終えた。スジ取りに励む毎日だった。ことしは冷凍保存ぜずにすべて食べつくせそうである。

問題はソラマメだ。18日に1回目の収穫をしてから、3回目は30日にになった。これが最後の収穫。ことしは豊作であった。18日の1回目の収穫までは生育が遅れて心配したが、その後に多くのサヤが膨らんで、にんまりするほどの豊作になった。昨年の凶作とは天と地ほどの差がある。

1回あたりの収量はかなりのものになった。サヤをむくのがたいへんで1時間かかる。むき身だけで毎回2~3キロを超えたのではないだろうか。

↓30日の3回目の収穫。むき身にするのに手間と時間がかかる。

豊作になると食べるに追われる。うれしい悲鳴になる。食べるのが間に合わないから冷凍保存しなければならない。だが冷凍庫はすでに満杯状態。でも入れないといけない。冷凍庫を整理すると昨年に保存したむき身のエンドウ、エダマメ、ソラマメが出てきた。これらを取り出して、その隙間に大きいジップロック2袋をなんとか詰め込んだ。

これでなんとかソラマメが片付いた! そんな気分になる。それでもいましばらくは冷蔵庫にあるソラマメをいそいで食べないといけない。

栽培するソラマメの品種は「一寸ソラマメ」。それに加えて「初姫」を作る。これは薄皮が赤茶色している。毎年少しばかり作り続けている。

ソラマメで忘れてならないことに自家採種がある。すべて収穫しないでタネとして採取する分はサヤが黒ずんでくるまで残しておく。とくに下部についたサヤの実がタネとしては最適である。自家採種は次回に。


      
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