30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

主役を引き立てる名わき役のショウガ

2010-09-29 | ショウガ


急に日が短くなったなと思う。9月1日ときょう9月29日とで比較すると、40分ほど日の入りが早くなっている。
あいかわらず腰の具合が悪い。痛みを感じてから2週間が過ぎたのだが、まだ痛む。いつもならとっくになおっているのに。少しよくなるとすぐにウオーキングや畑仕事に飛び出してしまうから、それがいけないんだろうか。秋の長雨が続いているだけに少しばかり滅入る。

ショウガはよく食べる。わが家では夏になるとその消費量は急激に増える。ナスとキュウリの漬物、冷ややっこ、ソーメンにと、ショウガは毎日のように出番がある。ショウガのない夏の食卓なんか考えられない。

こんなに使うショウガを、わが菜園から少しでも供給したいと思うのだが、栽培しているのはごく少量で、それももっぱら葉ショウガとして夏のビールのつまみになってしまい、まったくあてにならない。ショウガばかりは買ってもらうしかないのである。

毎年5月に種ショウガを買う。それを畑の隅のほうに植えつける。ショウガは高温多湿が好きだから、なかなか芽が出てこない。まだかまだかと見守っているうちにその存在を忘れてしまう。ふと気がついては、大事な土寄せを行う。土寄せだけはきちんとする。しかしこれといって世話を焼くこともないのでまた存在を忘れてしまう。去る者日々に疎し、の付き合いと似ている。

今年もその通りになった。夏には葉ショウガを一度食べたきりで、そのあとは放ったらかしにしていた。秋野菜への端境期に畑を整理して「ショウガあったんだ」と思いながらも、やっはり放っておいた。やっと2、3日前に掘ってみようかという気になった。

ショウガは掘っただけでいい香りが広がる。種ショウガの上に新ショウガできている。新ショウガの収穫は10月から11月になる。たしかにまだ「新ショウガ」といえるほどの大きさになっていない。それでももうすぐだ。また土の中に戻した。

きのうの夕飯のおかずを思い出してみても、あいかわらずショウガがだいぶ活躍している。キュウリとナスの漬物、焼きシシトウ、それにさつま揚げ。これを醤油だけで食べるとなるともの足りなく、ショウガのありがたさがよくわかる。主役を引き立てる名わき役である。


  


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ダイコンの間引き菜を食べられる喜び

2010-09-27 | ダイコン

 

9月9日にタネをまいたダイコン。近年はシンクイムシの被害に遭うことが多い。このためタネまいてからしばらくは白い寒冷紗をかぶせている。間引き菜を食べるために殺虫剤は使いたくないからこうしている。

きのう、1回目の間引きをした。寒冷紗をかぶせていても、やはりというか芯のところにシンクイムシを見つけた。少なからず発生していた。困ったものである。シンクイムシに食われているものを主に間引きした。

その間引き菜が、ダイコンそのものよりも私の好物である。1回目に間引きするのは背丈が15センチ程度のときだ。私はこれを楽しみに待っていた。「ダイコンの間引き菜なんて、そんな粗末なものを食べているの?」なんて思われてしまうかもしれない。ダイコンを作るのが目的なんだから、間引き菜なんか捨てるもんだろう思われても仕方ない。ところがである。これが私にはうまいのである。うまいかまずいかは個人差があるから、私一人、なんどもうまい、うまいと叫んでいるにすぎないのかなと思うときもある。それでも好きなのだからどうしようもない。

前回は「葉もの」を取り上げ、秋の葉もののタネをまいたと書いたのだが、このダイコンの間引き菜は葉ものになる。秋の葉ものの収穫第1号であり、この時期にはとても貴重な葉ものになる。ダイコンは根菜類だから、生育過程で葉ものが取れることをつい忘れてしまう。

ダイコンの間引きは、生育に応じて何度も行う。その「成果」が間引き菜になる。1、2回目の間引き菜が一番うまい。背丈が大きくなるにつれて味が落ちてくる。私にはダイコン栽培の目的がこの間引き菜をとることにあるようで、最後の間引き時期になると、もうこれでお別れだなと思うとなんかさみしい気すら感じるのである。

秋の最初の恵みのこの間引き菜。酒の肴にする。やや固めにゆでて、切り刻み、かつお節に醤油を落として食べる。私が間引き菜を気に入っているは、なんとも頼りなげな細い茎の繊細なしゃきしゃきとした舌触りだ。これを味わうには、シンプルで一番の食べ方だと信じている。

酒はそうなると冷やから燗酒にした。気温もすっかり下がってきたので、久しぶりの燗酒はうまく、体にしみいる。気分も秋にそまっていく。この秋もダイコンの間引き菜を食べられたんだと、満足この上ない。


 


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やっと葉もの野菜のタネまきだ

2010-09-25 | ホウレンソウ



いま菜園にある「葉もの野菜」は、クウシンサイだけになった。これだけしかないから、秋の葉もの野菜ができるまでの間、つなぎとして貴重になっている。これだけでもあればありがたいのである。

野菜は菜園のもので間に合わせることが多いから、かみさんは野菜をあまり買わない。そのため、みんなが「真夏」にどんな葉もの野菜を買って食べているのかよくわからない。真夏の葉もの野菜といえば、わが菜園に限って言えば、クウシンサイ、シソ、モロヘイヤぐらいなものだ。そうそう、6月収穫のタマネギもこれに入るか。それにたまにかみさんがキャベツとネギを買ってくることがあるから、真夏の葉もの野菜はこれくらいのものになる。しかし、スーパーにはこのほかにも並んでいるはずだが、わが菜園で真夏に栽培できないものばかりだし、栽培自体むずかしいこともあるのだが、栽培しようとは思わない。

葉もの野菜といえば、やはり旬は秋から冬になる。

いつタネをまくか。9月に入るとタネをまきたくなるが、9月上旬だと害虫が心配だし、生育は速いのだが味がまずい。そこで中旬まで待つ。今年はいつまでも暑いので迷っていたのだが、20日に一斉にまいた。

コマツナ、シュンギク、ホウレンソウ、ミズナ、ベカナ、ロケットなど定番の葉ものをまいた。この時期にまいてもやはり生育は速い。あっという間に収穫に追われ、伸び過ぎてしまい、長い期間楽しめない。そこで一回切りのタネまきではなく、少し時期をずらしながらタネをまいていく。つい多くまき過ぎてしまうが、家族2人なら「これでは少ないかな」ぐらいでちょうどいい。私の地域では10月中旬ごろまでにタネをまけば、保温しなくても育ってくれる。

わが家で一番食べるのはホウレンソウとコマツナだ。なかでも、葉もの野菜でこれからの季節、なにがうまくて重宝するかといえばホウレンソウになる。それだけに、来年の2月まで食べらるように、4回に分けてタネをまく。9月中旬、9月下旬、10月上旬、10月中旬だ。そのためのスペースは確保してある。とくにホウレンソウは寒くなるとさらにうまくなるから楽しみでもある。

そろそろ2回目のタネまきの準備をしなければならない。この季節は気温が低くなるから、タネまき時期を逸してしまわないようにと、おちおち作業をしてはいられないのである。


  

 


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猛暑に強かったラッカセイ

2010-09-24 | ラッカセイ



ラッカセイの収穫は来月の10月上中旬になる。もうすぐだ。ラッカセイ栽培は夏に入ってからはほとんど手がかからないから、その後はどうしても無関心になり、存在をあまり意識しなくなる。収穫時期が近くなったいまごろにやっとその存在が気になってくる。

ラッカセイ栽培で注意するのは雑草取りと土寄せの2つ。初期の段階で放っておくと雑草の中に埋まってしまうから雑草取りは小まめにやり、花が咲いてくると土寄せを行う。

これらの作業も夏前にほとんど終わってしまう。あとは収穫までなにもすることがないだけに生育に関心を示さなくなり、ちらっと見て元気だなと確認するくらいだ。

それだけ無関心なラッカセイだが、この夏は感心した。多くの野菜が猛暑と乾燥でへばっていくなか、ラッカセイだけが青々とこんもり葉を茂らせ、見るからに元気はつらつだった。「暑さに強いんだ」とあらためてその特性を教えてくれた。

収穫が近くなると、出来具合が気になる。土を少しばかり掘ってサヤの膨らみを見たくなるものだ。「ふーん、まあまあかな」。安心する。なんどもなんども書くが、とれたてのラッカセイはうまい。飲ん兵衛にはこたえられない味だ。


 

 


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木の香りに包まれて、家の建て替え進捗状況

2010-09-22 | その他



家の建て替えをしている。5月下旬に仮住まいへ越してから早や4カ月が過ぎた。完成は11月下旬だから、2カ月後には新しい住まいに引っ越すことができる。

仮住まいは、すぐ近くで歩いて2分ほどのところにある。4カ月も住んでいると、ずっと以前からここに住んでいるかのようにすっかり慣れてしまった。私個人としては、これからもここに住んでもいいかなと思うときもあるのだが、この家もだいぶ古いのでそうもいかない。

屋根が瓦で葺かれ、窓が入り、だいぶ家らしくなってきた。私が一番驚いたのは、中に入ると、その瞬間から木の香りに包まれることだ。無垢材の家なので、木の香りがするのはあたりまえなのだが、最初は「こんなにもいい香りがするものか」と思ったものだ。それを棟梁に伝えると「こんなもんじゃない。これからは床や天井の板張りをしていくから、もっともっといい香りがする」という。

山歩きをしているから樹木はよく見る。広葉樹の森なんかを歩くのはとっても気持ちがいいもんだ。おのずと樹木には関心を持ち、まあ少しだが知識もある。しかしそれはあくまでも自然の森や林での話である。木の姿や形、それに葉から木の名前を知っている程度で、製材されたものを見せられて「柱がケヤキにヒノキ、床はヒノキで、天井はサワラ…」と言われても、材質の特徴がわからないだけに、私にはチンプンカンプンだ。

ありがたいことに、この棟梁の木に対する愛情と知識には並々ならぬものがある。尋常じゃない。語ると熱くなる。「よく知ってるなあ」といつも感心してしまい、こちらも真剣になって耳を傾ける。私も嫌いな話ではないだけに、おかげでしだいに門前の小僧になりつつある。

ここまで一生懸命に考えてくれる棟梁だけに、ヘタに口出しするよりもすべてお任せするほかない。ただし私が言うことはいつも決まっている。「全体の調和を見て、それでよければ」というもので、棟梁もこのことをとうに承知しているから、私からは「注文」というよりはいつも「質問」になってしまう。

これからは細部の仕上げになっていく。しだいに個人の好みが反映される段階になった。イメージ通りに仕上がるのか。楽しみでもありちょっぴり心配でもある。


 

 


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一本立ちさせたハクサイ

2010-09-21 | ハクサイ


9月11日にポットで育てた苗を植えつけた


9月15日に1回目の間引きして2本を残した


9月20日に2回目の間引きで一本立ち

いま一番気を使うのがハクサイだ。9月20日に1本立ちさせた。8月22日にポットにタネをまき育苗し、9月12日に植えつた。その後、間引きしながら本葉が7,8枚になったころを見計らって1本立ちさせるのだが、間引きが遅れて生育が悪いと葉を巻かなくなるから、ゆっくりのんびりしてはいられない。

私の場合は、ポットで育てた3本から5本の苗をそのまま植えつける。間引きは植えつけてから行う。1回目の間引きは生育の遅いものや虫に食われたものを間引いて2本立てにする。さらに2回目に元気なほうを選んで1本にする。とくに1本立ちさせるとき、どちらを選ぶか迷うのだが、優勢なものを選ぶ。

これでやれやれなのだが、1本立ちさせても安心できないから困る。害虫がやっかいなのである。害虫の被害、とくにシンクイムシには注意しなければならない。 ここまで育ててきてシンクイムシにやられるとさすがにがっかりする。

1本立ちさせると生育は急になる。あれよあれよという間に大きくなっていくはずだ。


 


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大きくなあれとネギの土寄せ

2010-09-20 | 九条太ネギ


6月上旬に「九条太ネギ」と「赤ネギ」の植えつけ


9月20日の状態

9月8日に待望の雨が降ってからというもの、畑は一気に秋冬野菜で彩られた。とくにキャベツ、ハクサイ、ブロッコリーの大もの野菜をすべてタネから育て、これらが順調に大きくなっているからひと安心している。
ほかにダイコン、タマネギ、ネギ3種、最近では葉もの野菜ーコマツナ、シュンギク、ベカナ、ロケット、ミズナ、ホウレンソウのタネをまいたばかりだ。

わが家で秋冬野菜のなかで一番多く食べるのがネギだ。ネギはいくらあってもいい。それだけに多く作る。狭い家庭菜園なのに、人さまに「こんなに作ってどうするの」といわれてしまうほどなのだが、それでもすべて食べてしまう。昨冬も同じように作り過ぎだなと思っていたのだが、終わってみれば畑のネギ畑はきれいになくなっていた。

ネギは栽培期間が長い。タネまきは昨秋または今春にした。いずれも12月から来年2月にかけての寒中に収穫する。

いま九条太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの3種が育っている。
今年は6月上旬に早めに植えつけた。9月に入ると、土寄せしながら葉鞘部を長くしていく。しかしだ、どうも今年は成長が悪い。大きく伸びないのである。猛暑の影響なのか。といってもこれからが成長期なのであまり心配はしていないのだが、伸びが悪いために土寄せしようにも、次の土寄せまでしばらく待たねばならない状態だ。


 


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夏山の思い出酒

2010-09-18 | 

久しぶりに「酒の話」。

回り舞台のごとく季節はがらりと変わった。夏の名残と秋の気配を感じながら季節は移ろうものだが、今年はそんな風情など感じるヒマもなく、一気に舞台は夏から秋へ変わった。そんな1週間だった。

この夏は、台所に置いてある酒瓶が、晩酌の時間には猛暑のため「ぬる燗」状態に温まっていた。どれほど暑かったかが酒瓶を触れるとよくわかる。どんなに暑くても晩酌に清酒は欠かせない。とりあえずビールの次は決まって清酒だ。前述のとおり、なま暖かい。酒を冷たくする人もいるが、私はこのまま冷や(常温)で飲る。

今回は夏山の思い出の酒、登山の帰りに買った酒の話である。

まずは「鶴齢」。新潟県南魚沼市塩沢にある「青木酒造」の酒だ。昨年から雑誌などでよく見かける。それだけ評判がいい。この蔵元の酒には以前取り上げた「巻機山」がある。塩沢の町の東には巻機山がそびえる。この酒は普通酒だ。8月の「平ケ岳」登山の帰りに駅近くの酒屋に入った。そこで見つけたのが「鶴齢の普通酒」だ。同じ蔵元から「巻機山と「鶴齢」の二つの普通酒が出ている。「巻機山」を気に入っていたので、これもいいのではないかと買った。普通酒だから、これはうまい!と声を上げるほどのものではないのだが、毎日の晩酌にはいい。普通酒だからといってバカにしてはいけない、とこのところ思うようになった。普通酒(値段を含めてだが)を飲み比べてみればよくわかる。この「鶴齢」の普通酒はもちろん上等の部類だ。


次は、長野県大町市の蔵元・市野屋商店の「金蘭黒部・辛口」。かみさんが北アルプス縦走して下山した大町駅前の酒店で買ったものだ。電車の待ち時間に駅前をぶらぶらしていたのだろう。この酒ははじめて聞く。値段からして本醸造だ。あれこれ味見をしてこの酒がうまかったので買ってきたという。かみさんは酒はいけるほうだがふだんは飲まない。だから舌は私よりも確かだ。たまに味見してもらう。私は「本当にうまいのかな」といくぶん怪しみながら飲んでみた。これはたしかにうまかった。酒は飲んでみなければわからない。要は自分の舌に合うかどうかである。そうわかっているつもりでも、評判でもって自分の舌も曲がってしまうときがある。

かみさんはこの週末を利用して山に出かけた。またかと思えるほどよく出かけ、よく遊ぶ。この夏は私よりも多くの山に行った。かみさん元気で留守がいい、なるほどねと思う。私は腰痛もあるので静かに留守番だ。土産に酒を期待しよう。


  


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腐心するタマネギの苗づくり

2010-09-16 | タマネギ

9月中旬はタマネギのタネまきシーズンだ。タネまきの時期が限られているから逃さないように注意しないといけない。タネをまいてから2カ月、苗を育てて11月上中旬に植えつける。

タマネギの苗づくりはむずかしい。前々回に取り上げたハクサイの苗づくより私にはずっとむずかしい。例年300本の苗を植えつける。これだけの数の苗を育てなければならない。毎年確実にそれだけの苗を育てられるかといえば、成功の確率はかなり低い。うまく行く年とそうでない年がある。何年やってもうまくいかない。

予定した数の苗が育てられないときは、植えつけ時の11月上中旬に苗が出回るから補充分を買って間に合わせる。苗づくりが失敗しても、あとで苗を買うことができるから安心だ。

「腐心して苗なんか作るよりも買ってしまったほうが楽じゃないの」。たしかにそのほうが手っ取り早い。しかし、タマネギの栽培は、苗づくりを除けば、植えつけた後はまったく手間がかからないから面白くもなんともない。収穫の喜びはあっても栽培の楽しみはない。それだけにタマネギの栽培の楽しみは苗づくりにあると思っている。

9日にタネをまいた。条まきして、たっぷりと水をやる。芽が出るまで土を乾かさないように黒の寒冷紗をかぶせている。ネギのタネはまいてから1週間前後で芽が出てくる。そろそろかなと寒冷紗の下をのぞくと芽が出てきた。

これで安心してはいけない。苗を植えつけるまでに2つのハードルがある。まず芽が出そろうこと。これで予定の300本が得られるかどうかがわかる。つぎに植えつけ時に鉛筆の太さ程度に育っていなければならない。小さな苗でも大きな苗でも駄目だ。何年やっていてもこの塩梅が難しい。

この先、植えつけるまで苦心の2カ月になる。芽が出そろうかどうかは週末にはわかるだろう。今年はどうかな。


 


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仰臥3日、ダイコンが気になる

2010-09-15 | ダイコン


ダイコンの芽が出そろった


間引き菜をとるため狭い間隔でタネを密にまいている


寒冷紗をかぶせているのはシンクイムシ対策


12日の日曜日の朝のこと。目を覚ましたら腰が痛い。起き上がれないほどの痛さだ。それから3日間ほど仰臥していた。この夏は登山に菜園にと腰に負担をかけた。その疲れが一度に噴き出したのだろう。疲れた時の腰痛はよくある。寝ていればなおるとわかっているので心配はないのだが、この年になるとこのまま寝たきり老人になってしまうのかとちがう不安もある。腰が痛いとなにもできない。ただただ横になっているほかない。

家の中も歩けない状態なのだから、畑になんか行けない。気になっていたのは9日にタネをまいたダイコンだ。8日の台風でやっとこさ雨が降ったので、すぐにタネをまいた。そろそろ芽が出てもいいころだ…。きのうの夕方から少し痛みがとれてきた。無理して畑に行った。

一直線に芽が出ていた。それを確認したかった。明日でもよさそうなものなのだが、どうもせっかちでいけない。これで安心した。

「一直線」に芽が出ているのは、わが菜園のダイコンが条まきだからだ。ダイコンはふつう点まきにする。それをなぜ条まきにするかといえば、「間引き菜」を取るだめである。一本のウネに、2センチほどので間隔で密にまいていく。ちょうど9m入りのタネ袋をすべて使いきってしまうウネの長さだ。そのくらいダイコンは毎年作る。

間引き菜は若いほどうまい。10~15㌢に伸びたら1回目の間引きをする。これぐらいが一番うまい。茎のシャリシャリ感がたまらない。ダイコンの間引き菜はスーパーでも売っているが、大きく育ってしまったものが多く、舌触りがゴリゴリしてこうなると間引き菜のうまさは失われる。最終的な間隔を頭に入れて間引きを繰り返すのだが、この味は、家庭菜園をやっていないと味わえないだけにダイコン栽培でもっとも楽しみにしている。

前回のハクサイもそうだが、ダイコンも「シンクイムシ」の被害にあう。5ミリほどの小さいな虫が成長点を食ってしまう。そうなると生育が著しく遅れる。被害がひどいときは、ハクサイの場合は予備苗を、ダイコンオ場合はタネをまきなおしている。ハクサイの被害は以前からあったが、ダイコンがその被害にあうようになったのは、この5年ほどだ。殺虫剤という手もあるのだが、そうなると間引き菜を食べるのに抵抗があるから、間引きできるほどに成長するまでは寒冷紗をかけて予防している。


 


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うまくできたハクサイの苗づくり

2010-09-13 | ハクサイ


ハクサイの苗を植えつけた。この苗は8月22日にポットにタネをまいたもので、苗づくりの管理は家で行った。おかげで猛暑の影響を受けずにうまく育ってくれた。

ハクサイの苗づくりはむずかしい。畑に直接まくこともできるのだが、虫や水やりに苦労して1回でうまくいくことはない。もちろん私のレベルでの話だが、たぶん2回も3回もまき直しを覚悟しなければならない。そこで直まきをやめて、ポットで苗を育ててから植えつけることにしている。

ハクサイの苗づくりは、キュウリ、ナス、トマトに比べると格段にむずかしい。秋野菜でいえば、キャベツやブロッコリーと比べても、やはりハクサイのほうがずっとむずかしい。それだけにハクサイの苗づくりはやりがいがあって楽しいものである。

そんな経験ばかりして来たから、ハクサイの苗が思った通りにできるとうれしい。すでに根はポット全体に回っている。それでも根鉢を崩さないように慎重にポットから取り出して畑に植えつける。ハクサイが「私はどうして畑に居るの?」と気づかせないようにそっとやる。たっぷり水を与え、すぐに全体をトンネル支柱を立て寒冷紗ですっぽりと覆う。

秋野菜はアブラナ科が多く害虫の被害に遭いやすい。虫を防ぐには寒冷紗が必需品になった。以前は、といっても10数年前になるのだが、こんなに害虫の被害を受けることもなく育ったものだ。いつのまに寒冷紗が欠かせなくなった。いま畑には、キャベツ、ブロッコリー、ダイコン、それにハクサイに寒冷紗をかぶせている。手持ちの寒冷紗はフル稼働状態で、やりくりに追われている。


 


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息を吹き返したキュウリ

2010-09-11 | キュウリ

きのうは久しぶりに神田の町の、いつもの通りに同じ店を巡ってきた。決まったように同じコースを歩く。自分では猫の散歩だと思っている。古書店、登山用具店、讃岐うどん店、種苗店、書店それに酒屋などだいぶぶらぶらと歩く。あれっ、種苗店が店じまいだ。楽しみが一つ消えた。帰りは<神田まつや>で清酒にもりそば。だいぶ遅い昼下がりだというのに込んでいた。そば屋で独酌する。せわしない酒はどうも飲んだ気がしない。酒は静かに飲むべかりけり。熱燗が体にしみいる季節がまもなくやってくる。

キュウリが2本とれた。見た目がよくない。スレンダーな姿とはほど遠い。しかしどんな姿であれ、いまのキュウリは貴重品である。猛暑と乾燥ですっかりとれなくなったからだ。花が咲かないから実もつけない。あれほど大量にとれてその処理に困ったことなどまるで昔のことのように思える。3回目に植えつけた苗は数本実をつけただけで枯れてしまった。いまのキュウリは4回目に植えつけたもの。8日の台風9号の雨が降らない前はやはり実をつけなかった。ところが恵みの雨で実をつけるようになった。それでも2本である。徐々に息を吹き返してくれて、実をつけてくれることだろう。それも楽しめるのもあとわずかだなと思う。

キュウリは好きだ。それゆえ食卓に欠かさないように今年は4回に分けてタネをまき苗を育てて植えつけてきた。「だいぶ長い間食べられる。キュウリには困らないだろう」なんて高を括っていたのだが、この猛暑ですっかりあてが外れた。


   

 


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夏の終わりに真っ赤な完熟ピーマン

2010-09-10 | ピーマン

きのうは一日中畑にいた。待ち焦がれていた雨が降ったので、それっとばかりにたまっていた作業を一気に片付けた。雨が降らないので作業を先に延ばしていたものだが、こんなにもやるべきことがあったのかと、怠慢を悔やんだ。さすがに頑張ったのか、けさ起きてみると疲労が残っている感じだ。日差しが強かった。登山焼け、それに百姓焼けが加わって、私の肌の黒さといったらない。小麦色からコーヒー色になった。

ダイコンのタネまき、タマネギのタネまき、レタスの植えつけ、そしていまだに残っている夏野菜の片付けなど、一日中次から次へと作業をこなしていく。しだいに秋野菜の畑へと変貌していく。自分の働き具合が一目瞭然だ。「労働の成果だな」

ピーマンは、いつもならすでに抜いてゴミになっているのだが、ことしはいつまでもそのままに放ったらかしにしていた。青い実がすべて真っ赤になった。ピーマンは未熟な青い実を収穫するのだが、完熟させると真っ赤になる。味は、これは好みだが、完熟ピーマンのほうが味がやさしく感じられる。さいごのピーマンになった。

こうして夏の終わりとともに夏野菜も消えていく。秋冬野菜への端境期だから、やるべき作業はいっぱいある。夏の終わりの感傷にひたる余裕はない。


   

 


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更新剪定で再生した秋ナス

2010-09-09 | ナス

ほっと胸をなでおろした。台風9号の影響で雨が降ったからだ。これを首を長くして待っていた。ちょうど秋冬野菜のタネまきシーズンだったので、このカラカラ天気には困り果てていた。1カ月ぶりの雨だけに、私にとってはまさに恵みの雨になった。

畑の乾き具合からすれば、ちょっとの雨なんかでは焼け石に水で、すぐに乾いてしまう。土の中まで水がしみ込んで、黄土色の土が黒褐色になるぐらいにならないと困る。きのうからの雨だと、たぶんたっぷり地中までしみ込んでいるだろう。ほんと、ありがたい。

これで農作業がすすむ。きのうまでは手も足もでなかった。この先雨が降らなかったら「重大な決意」をしていただけにそれが回避されてやれやれである。

野菜の値段が高い、という。家庭菜園をやっているとその動向がよくわかる。小さなわが菜園は収穫がほとんどない。いま取れるのはクウシンサイ、ナス、キュウリの3種だが、キュウリはこの乾燥で花が咲かないから実もならない。クウシンサイとナスで細々と食いつないでいる? 

8月上旬に更新剪定して丸坊主になったナスが殊勝だった。この乾燥状態でも花を咲かせて「秋ナス」の実をつけはじめた。感心なヤツだ。ナスは水が大好きだから、この雨で息を吹き返し、いっそう実をつけてくれることだろう。

この雨で畑はどうなっているんだろう。いままでさぼっていただけに、たまっていた作業を一気に片付けなければならない。


   

 


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焼岳(3)-詳報その2:上高地から焼岳を経て中ノ湯へ

2010-09-08 | 登山

上高地~焼岳~中の湯 

活火山の焼岳。山頂部では猛烈な蒸気を噴出させている
いま噴火したらどうなるんだろうなんてことをふと考えてしまう




 

9月4日(土)快晴
小梨平キャンプ場5:25-5:30河童橋-5:50田代橋-6:00焼岳登山口-7:35長いハシゴ-7:55焼岳小屋8:00-8:20中尾峠-9:30焼岳山頂10:30-11:20釜トンネル・中の湯旅館分岐11:30-11:50りんどう平-12:40第一ベンチ-13:15中の湯-13:20中の湯バス停(釜トンネル)13:35(バス)=14:00上高地バスターミナル-小梨平キャンプ場(泊)

←詳報(1)へ

詳報(1)からの続き。
10時30分、下山開始。
これほどの眼福はひさしぶりのことだ。十分に楽しませてくれて満足このうえない。
下山は中の湯への道を取る。中の湯からまたバスで上高地に戻ることができるから、上高地からのピストンを避けて、中の湯への道も歩くことができる。

相変わらず中の湯方面からの人は絶えることなく登ってくる。
北峰の基部までもどり、 南峰を正面に見て鞍部に下る。焼岳は北峰と南峰があり標高は後者のほうが高く、三角点もそこにあるのだが、あいにく立ち入り禁止だ。
北峰と南峰の鞍部。右は火口湖の正賀池。



少し下って振り返ると南峰。やはり活火山だ。立入り禁止が分かる気がする。



しだいに南峰が小さくなる。





この中の湯への道は展望に恵まれていない。たまに霞沢岳が姿を見せてくれる程度だ。



11時20分。中の湯旅館と釜トンネルバス停への分岐点。釜トンネルへは左へ(中の湯コース)、中の湯旅館(新中の湯コース)へは右へ行く。私はバス停のある釜トンネルだから左の道を行く。

中の湯旅館からの「新中の湯コース」は短時間で山頂まで行けるし、マイカーで登山口まで入れるから、わざわざ上高地まで出ることないという理由で利用者が多くなっているのだろう。しかし、ここまで下山して思うには、この下山コースは展望に恵まれない。肝心の焼岳は頂上直下まで行かないと見えない。このコースを登りに取った場合、焼岳の山容が分からないまま山頂に立つことになるし、北アルプスの姿も頂上に立って初めに目にすることになる。
そんなわけで上高地から登ってきてよかったなと、思う。

この分岐は標高2000㍍あたり。ここまでは登り同様に強い日差しを遮ってくれるものはない。ここからは樹林帯に入るのでホッとしている。



これが下りコース最後の穂高岳。見納めになる。



りんどう平。ここがそうだと折れた道標でわかる。かつては湿原?だったのだろう。そんな雰囲気だ。



ふと気がつくとブナ林の中を歩いていた。見渡すと太くて立派なブナが多い。高度計を見ると1700㍍あたりだろうか。日差しが遮られ、ここで腰を下ろしてゆっくりする。この「中の湯コース」ではまったく人に会わない。



大きな木の下に「第一ベンチ」の道標。かつてはベンチがあったのだろうか。その背後の巨木もすばらしかった。



13時20分、中の湯登山口。
暑さにまいったのだろうか。予定よりも下山に時間がかかってしまった。
登山道から平湯への車道に出る。車の往来が激しくて面くらう。
これで歩き終えた。



登山口から左へ行くと釜トンネル手前にある「中の湯バス停」まですぐだ。
ここは平湯から、また沢渡方面からのバスが来る。
バスはすぐに来た。ここから上高地に再度入る。運賃は750円。



上高地バスターミナル着。観光バスが駐車場に入りきれないほど並んでいる。その多さに驚かされた。とにかくすごい数だ。
へえ、上高地ってこんなに観光客が多いんだ。私からすれば山登りではなくて、日帰りで上高地に来て何が面白いんだろうかと思ってしまう。



あれほどの快晴だった。それが、それが、昼をすぎるとやはりというか雲が出てきた。



テント場に正午ごろに戻った。この時間でもテントをたたんで帰ろうと思えば帰れるのだが、なんとももったいない。きょうもビールを買って、のんびり過ごす。午後2時を過ぎるとあれほど暑かったのにきょうも快適な気温になった。山の空気の中に身を置くこの時間がとてものんびりして気分が休まる。たしかに山に登らないで、ここで避暑もいいかなと思う。
テント場には売店がある。ビールの値段は山小屋並みかと思ったら安い。下界と同じだった。「今年から下界と同じ値段にしたんです」。こんなありがたことはない。
梓川の河原におり、火照った足を冷たい流れに浸し、ビールを飲んだ。これほどの展望に恵まれようとは予想以上だった。うまく行ったもんだとビールの味も格別だった。


9月5日(日)晴れ
小梨平キャンプ場-上高地バスターミナル=新島々=松本駅=我孫子市・自宅

上高地とはきょうでお別れ。きのうの朝焼けの風景がよかったものだから、5時30分に河童橋に立って焼岳と穂高岳を眺める。じつは当初の予定ではあと一泊して山に登るつもりでいたのだが、あすの月曜日に急に飲み会が入り、下界へ戻らなければならなくなった。テントをたたんでキャンプ場を後にした。わたしの今年の夏山はこれで終わった。











(完)


 

   


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