30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

3月25日にサトイモの植えつけ-土垂、タケノコイモ、ヤツガシラ、丸系ヤツガシラ

2022-03-26 | サトイモ



土垂(親イモを種イモとして使っている)=上
タケノコイモ=下

ヤツガシラ=上
丸系ヤツガシラ=下

3月25日にサトイモを植えつけた。種イモの種類と数は、土垂12個、タケノコイモ17個、ヤツガシラ17個、丸系ヤツガシラ5個、合わせて4種51個。菜園をかなり縮小したというのに、好きなものはなんとかスペースを確保してつい多く植えつけてしまう。

3月3日に冬を越した種イモを点検し、腐敗したものは廃棄した。そこからビニールをかぶせて温度を上げて、芽出しを行ってきた。芽出しの状態はいつも気になるもので、もう少し待てばいいものを、根がせっかちだから保温ビニールを取り除いて見てしまう。

健全な種イモだけを保存してきたから順調だ。これならもういいかと、溝を掘って40センチ間隔で植えつけた。

ことしの種イモは十分に確保できた。そのなかから芽がはっきり出ているものだけを慎重に選ぶ。いくらいい種イモを選んだとしても、植えつけてからいつまでたっても芽が出てこないものが出てくる。

欠株を嫌う。狭い菜園だから欠株はよけいに目立つ。それが気に食わない。これまでの経験から、いつまで待っても芽が出てこないものは土の中で腐敗しているものが多い。しびれを切らして掘りだして、必ず確保している予備の種イモと交換してしまう。

手間はかかかるが、すべて土のなかから芽を出してくれるを確認してやっと落ち着く。手を抜いてもいいのにと思うのだがそれができない。こんな性分を長い人生の中でたびたび持て余してきた。この先も死ぬまで付き合っていかなければならない。しょうがない。


      
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白菜の菜の花をどんぶりで食う

2022-03-25 | ハクサイ

3月23日に摘んだ白菜の菜の花(上)と菜の花どんぶり(下)

この春も白菜の菜の花を摘んで、どんぶりものを作った。材料は菜の花だけというシンプルさ。このどんぶりは春を食べるものだ。うまいかまずいかは二の次となる。じつはこのどんぶりものを結構気に入り、ながいこと毎春の定番となっている。

菜の花はチンゲンサイ、コマツナ、山東菜、白菜など多々あれど、うまいのは白菜の菜の花がいちばんだ、と思っている。つぎが山東菜の菜の花。どちらも食感がやわらかく、味にくせがない。この二つに比べると小松菜の菜の花は好みではない。スーパーで売っている「菜花」も試したが、やはり白菜の菜の花に軍配を上げてしまう。

白菜の菜の花は、結球しないまま冬を越した状態のものから出やすい。菜の花を得るには生育が遅れて結球しないままのほうがいい。いわゆる失敗作である。菜の花を得るのが目的なら、タネまきを遅らせて不結球のまま冬を越させれば確実だ。

でもそうとわかっていても、わざわざ不結球の白菜を作ることはない。たまたま不結球のものが2つ3つあって、それが冬を越せればラッキーとなる。塞翁が馬というべきか。不結球だからといって捨ててしまわないで春まで待てば菜の花が得られる。

ことしもわが菜園の白菜はすべて食べてしまい、菜の花はない。こんなとき頼りになるのが親しくしている農家。多くの白菜を作るから、出来損ないがある。ことしも収穫しないまま冬を越していまちょうどトウがたって花芽を出してきたところだ。ありがたく頂戴する。これでこの春も菜の花どんぶりが食べられる。

作り方はいつも同じだから昨春の記事を再掲載する。

このレシピは春になると毎年このブログで取りあげる。お気に入りなのである。辰巳芳子さんのレシピ「菜の花の小丼」を参考にしている。菜の花を鍋に入れ、オリーブオイルを上から注いで塩、しょうゆ、酒を加えて炒める。どんぶりに熱いご飯を盛り、菜の花をのせ、残った汁をかける。丼物は甘辛が好きなので砂糖も加えている。

昨24日の夕ご飯で食べた。満足した。春のお決まりレシピだから食べるとなんとなくほっとする。年を取ると厳しい冬はつらい。春を待ち焦がれる。春よ来いと呼び続ける。やっと来てくれたかと思うと足踏みすることなく足早に去っていくのが常だ。その思いは年年強くなるばかり。


      
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3月1日にまいた春まき夏どりニンジンー100%のパーフェクト発芽

2022-03-17 | ニンジン



3月1日にまいた春まきニンジン、15日に100%発芽そろった
これは見事!とひとりごちた

昨3月16日、朝はウグイスの初音に気分晴れやかであったが、夜は大地震の恐怖に体が固まってしまった。
ウグイスの初音は毎春の楽しみ。資源ごみを出した帰り、自宅の手前で突然聞こえてきた。昨春の初音は同月11日。毎年3月上中旬に家の周辺で聞くことができる。春が来たことを実感させてくれる。
同日夜の大地震は2011年3月11日以来の恐怖を感じた。しだいにどんどん揺れがひどくなる。それがなんとも怖い。暗闇だったから、体感は東日本大震災以上だったのではないか。朝までよく眠れない一夜であった。

3月1日にタネをまいた春まき夏どりニンジン。約2週間で発芽がそろった。3月2日の記事で発芽まで1週間と書いたが、これは間違い。ニンジンとは長い付き合いなのに肝心なことを間違うとは焼きが回った。夏まきと勘違いしていた。老人ぼけである。

ことしから菜園を大幅縮小。春まきニンジンもこれまでより減らして収穫目標は75本。ニンジン栽培は発芽をそろえることができれば成功したも同じ。それだけむずかしいといえる。それがいまでは当たり前のようにできるようになっている。

わたくしの栽培方法は、15センチ間隔の穴あき黒マルチを敷いて、一つひとつの穴にタネをまいていく。75本育てるなら75個の穴にタネをまき、発芽させたうえで間引きし、一つの穴に1本を残して育てていくやり方=冒頭の画像参照。

目標はいつも同じで、すべての穴から一斉に発芽させること。今回なら75個の穴からの発芽をそろえること。毎回9割以上はそうすることができているのだが、100%のパーフェクト発芽は過去に1回あるだけ。

タネを厚めにまけば100%の発芽は容易ではないかと思われるかもしれない。わたくしも当初はそう思ってやっていたがうまくいかない。そこがニンジン栽培の難しいところで、うまくなるには試行錯誤を繰り返すほかない。

15日にトンネル掛けしている穴あきビニールを取り除く。今回はどうか。それはそれは見事な発芽であった、それもなんと100%、すべての穴から一斉に発芽している。この気分はなかなかいいものです。


      
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苦節10年、難関のショウガの越冬に成功!

2022-03-15 | ショウガ

泥つきのまま保存してきたショウガ(上)
無事に越冬できたかどうかは折ったときの音でわかる(下)

3月13日にショウガを保存してある発泡スチロールの箱を開けて、無事に越冬できたか点検した。毎年腐敗で悩まされてきただけに今年もだめかと不安になるのだが・・・。

取り出しショウガを折って見る。パッキン、ポッキンと乾いた音がする。腐敗しているかどうかは音で判断できる。折って乾いた音なら合格、湿った音なら不合格となる。

ことしはかなりうまく保存できた。なんとなんと成功であった。腐敗率は極めて低く、これほどうまくいったのははじめてとなる。苦節10年、たゆまぬ努力でなんとか成功!ーなんとも大げさなタイトルになったが本心である。

たいがいの野菜はまともに作ることができている。しかしいまだに悩ましいことが一つだけある。30数年も菜園をやってきただけに、これさえクリアできれば安心して引退できるし、あの世にも行ける。その唯一の心残りがショウガの越冬であった。

ショウガはその年に収穫したものを保存し、次の年の種ショウガにする。もちろん食べることもできる。こうすることでショウガの循環ができている。

しかし循環ができているといっても綱渡りの毎年だ。というのも秋に保存したショウガは冬を越すとたいがいは腐敗してしまい、生き残ったものでほぞぼそとやっているのが実情。

課題は明白で、いかにショウガの腐敗を減らすかにある。温度調節のできる保存庫を備えている農家からすればショウガの越冬なんか屁の河童だろうが、こちらは悪戦苦闘の連続で毎年振り回されている。

もとより小さな脳みそしか持ち合わせていない。無理かなと思いながらも試行錯誤を繰り返してきた。春になって保存したショウガを見るとほとんどが腐敗している。それでも年々徐々に腐敗は少なくなり、無事に越冬できる割合が増えてきた。それだけでも満足といえるのだが、やはり意欲が出てくる。

ことしがなぜうまくいったのかはわからない。この数年は保存方法が変わらないからだ。ひとつだけ意識してやったことがある。それまではショウガの乾燥を防ぐためにほんの少々もみ殻を湿らせていた。こんかいはまったく乾燥したもみ殻を使った。それだけである。それしか思いつかない。

たまたまうまくいった? まぐれ? 確かにそうだろう。ことしもこれと同じ方法で保存してうまくいけば前進である。はたからみるとなんとも児戯に等しいことをやっているなと笑われてしまうのだが、本人はいたっておおまじめ。老人の遊び場の菜園にあって、いまだに達成できないことがあるのは楽しみでもある。

◆参考までに2021年11月15日の保存法の記事を再掲載する。

用意するものは以下の通り。
1、発泡スチロール
2、もみ殻=箱にビニールを敷く。そこにショウガを置き、もみ殻を入れていく。



ショウガがすっぽりと隠れるくらいもみ殻を入れる。さらに湿った新聞紙で覆う。蓋をして作業終了。簡単極まりない。



台所隣りのパントリーに置く。厳寒期の12月末から1月は毛布をかぶせている。


      
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朝に晩に蒸したブロッコリーばかりをむしゃむしゃと

2022-03-14 | ブロッコリー

飽きないで食べ続けている。このところ朝と晩に蒸したブロッコリーを毎日食べている。頂花蕾は終わり、いまは側花蕾だけになった。側花蕾は取るごとにしだいに小さくなり、いまは10円玉ぐらいのサイズ。そろそろ株自体を引き抜いて片づける頃合いなのだが、こんなに小さくなった側花蕾を好きな方がいるものだから捨てられずいて、面倒と思いながらも腰をかがめて一つひとつ摘んでいる。

見た目はかなり貧弱になった。色合いも悪くなっている。しかしこれを蒸すと見違えるばかりのあざやかな色に変身する。食感だってややかたくなっているものの、食べてみれば食べられるのである。

さすがにここにきて急に気温が上がり、花蕾は膨らんで締まりがなくなってきた。そろそろ年貢の納め時である。

12月からブロッコリーは食べ放題であった。3月まですっかりブロッコリーには世話になった。とくに2月と3月は菜園菜園からブロッコリー以外の野菜は消えた。それだけにブロッコリーの存在はありがたかったといえる。

ブロッコリーの姿が消えると菜園は春野菜の育成となる。冬を越したキヌサヤエンドウとソラマメの緑が目立つ。2月末日に植えつけたジャガイモ、3月上旬にタネをまいたニンジン、植え替えた根深ネギが加わってしだいににぎやかになって行く。


      
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3月10日、ソラマメにアブラムシがやってきた

2022-03-12 | ソラマメ

3月10日にソラマメを軽く土寄せした。念のためと観察したところすでにアブラムシがいた。わたくしと目が合った? ことしもその季節がやってきた。

ソラマメから連想するいちばんはアブラムシ。ソラマメといえばアブラムシ。思えば長い長い付き合いになる。かなり痛めつけられてきた。駆除をしないで放置しておくと、莢が真っ黒になってしまう。ソラマメは食べられない。

薬剤は使わない方針だが、ソラマメに限ってはそうはいかない。薬剤あってこそ食べられるソラマメである。意を決してアブラムシキラーに変身する。

被害はその年によって異なる。大量に押し寄せてきたときは、これでもかと駆除を繰り返す。それでも白旗をあげて降参せざるをえなかったという、かなり苦い思い出もある。昨日の敵は今日も敵だ。昨年はかなり少なかった。薬剤散布は2回ほどですんだ。これ幸いと喜ぶべきなのだが、さあ来いと身構えていただけに拍子抜けした。

ソラマメにアブラムシを見つけたら速攻で駆除する。マラソン乳剤を入れた噴霧器を家に取りに帰り、容赦なく浴びせかけた。これからも気が抜けない。収穫の5月中旬まで戦いは続く。

アブラムシとの攻防はこれで終わらない。これからの夏野菜、とくにナス、インゲン、オクラは要注意。葉の裏につくからアブラムシの存在に気が付かない。観察を怠ると失敗する。


      
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3月10日はふきのとう味噌で春の苦味と香りを楽しむ

2022-03-11 | 

3月8日に接種したモデルナ製のコロナワクチン。3月11日午前のいまになっても意識するほどの副反応はない。こんなもんかと安心している。3回のうちで一番軽かった。

3月10日にフキノトウを摘んでふきのとう味噌を作った。春らしい苦味と香りを清酒のつまみにして、締めは熱いご飯にのせて楽しんだ。

フキノトウは毎日のウォーキングで通る畑にある。フキノトウに関心がある人なら、こんなところにたくさんあるぞとすぐにわかる。毎日見ているのだがこの春はつい摘み忘れてやや遅くなった。

すでに花芽が見えているものが多い。そのなかから苞(ほう)に包まれたものを20個ほど摘んだ。アクが強く素手で摘んでいると指先がすぐに茶色く染まる。

フキノトウは摘んだらどんどんアクがまわってくるから急いで家に戻り、すぐさま調理を始める。毎年のことだから段取りは手慣れたもの。フキノトウを刻む前に、下準備をすっかり整えて一気に仕上げる。もたもたしてはいられない。

そのため鍋にサラダ油を入れて弱火にしておく。味噌、みりん、砂糖の調味料も混ぜておく。これで準備OK。フキノトウを切り刻む。切ったらすぐさま油でいためる。ここがポイント。いちど経験すると、段取り勝負だとわかる。味はいつでも修正できる。もっと甘味が欲しいのなら途中で砂糖を加えればいい。

油で炒めていると香りが立ってくる。いい匂いです。ものの数分で完成。まずは清酒を飲みながらつまみ、残りを熱いご飯にのせて食べる。これだけの手間で春の気分が味わえる。


      
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3月6日に春キャベツ第1号を収穫、裂球前に早めに食べていく

2022-03-09 | キャベツ

3月8日にコロナワクチン3回目の接種をした。今回はモデルナ製。これまでの副反応の具合ー1回目は接種個所が痛いと感じた程度。2回目はやはり接種個所が痛く、二の腕全体が重く感じた。そのうえ倦怠感があり熱を測るといつもよりやや高かった。3回目は、接種してから20数時間たったいま、接種個所にほんのわずかに違和感を覚える程度で副反応はないに等しい状態だ。これですむのか、それともこれからか。うつされることよりも、うつしてしまうことを恐れる。うつした相手を死なせてしまったらと。

3月7日に春キャベツの第1号を収穫できた。秋の9月末にタネをまいたもの。春キャベツは3月から5月といわれるが、わが菜園の春キャベツは例年だと3月から4月末までの収穫。でも気温によってかなりの変動がある。気温が上昇すると、生長して次々と裂球していく。味に変わりはないのだが、見た目が悪く、それに扱いずらい。春キャベツは食べるのに追われる。そのため早め早めに食べていく。それでも食べるのが追いつかない。春キャベツに裂球はつきものとあきらめている。

キャベツは7月末、8月末、9月末の3回に分けてタネをまいている。8月末まきがいちばん長く安心して食べられる。

春キャベツは、まさに春のようにかろやかだ。冬キャベツの形は扁平だが春物は丸み帯びてくる。葉はふんわりとゆるく巻いている。なんとも春らしいのである。

春キャベツの収穫はありがたい。菜園は春野菜への移行期だけに、いま収穫できるものはブロッコリーの側花蕾だけ。そこにキャベツが加わってくれた。しばらくはこの2つがたよりだ。


      
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越冬したサトイモの種イモを点検ータケノコイモ、土垂、ヤツガシラ、丸系ヤツガシラの4種

2022-03-06 | サトイモ

庭の白梅が7、8分咲きになった。年末にいつもよりかなり思い切り剪定した。密にならず疎にならずすっきりと咲いている。

畑のすみに穴を掘り、そこに保存させてきたサトイモの種イモ。3月3日に寒害に遭うことなく無事に冬を越せたか点検した。種イモはタケノコイモ、土垂、ヤツガシラ、丸系ヤツガシラの4種類。

毎年のことだが保存した種イモは、どの種類にも腐敗したものが出る。とくに土垂の親イモとタケノコイモは下部に腐るのが多い。とくにタケノコイモは全滅した年もあった。いっぽうヤツガシラは芽が出る上部が腐りやすい。このため種イモは植えつける予定数の倍以上を保存している。ことしも腐敗したものを差し引いても種イモは十分確保できた。これで安心である。

1、全体が腐敗しているものはもちろん捨てる。
2、いま現在、すでに小さな芽が出ている。芽が出ていないのは腐っている可能性が高いのでこれも捨てる。とくにヤツガシラがそうだ。芽が出てくるところが腐りやすい。
3、一部が腐敗している種イモの処理。土垂の親イモとタケノコイモは下部が腐りやすい。腐っている下部を包丁で切り落としさえすれば種イモとして使える。土垂の親イモは大きく、種イモとして使うには半分ぐらいに切り落としておいたほうがいい。タケノコイモもそうだ。腐っている個所を切り落とす。切り落とした面を太陽に当てて乾かし、石灰をつけておく。

◆種イモに使う土垂の親イモー腐敗した下部を切り落とし、石灰をつけている

◆タケノコイモの種イモー上は腐敗していない種イモ、下は下部が腐敗してそこを切り落とし石灰をつけている

ヤツガシラ(上)と丸系ヤツガシラ(下)の種イモー繰り返すが両方ともに芽が出るところが腐りやすい。いまげんざい芽が出ていないものは捨ててしまう。

4、種イモの状態を点検して選り分けていく。これがすんだら、これから1カ月ほど芽出しを行ったうえで植えつける。芽出しは土の中に埋め戻し、全体をビールですっぽり覆って温度を上げて出芽を促す。


      
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3月1日に根深ネギ(冬ネギ)の1回目の植え替え

2022-03-03 | 冬ネギ

昨年10月にタネをまいた根深ネギ、冬のあいだに20センチほどに生長した

この冬の根深ネギはすべて食べつくした。毎日の昼飯はきまって麺類だから、冬ネギをたっぷり使う。いちどに2本ほど刻んで入れてしまう。こうするのも食べるのが追いつかないからだ。不味ければこうはできない。この冬もひとりごちるーネギは冬ネギに限ると。

ことし11月から食べる根深ネギの育成はすでに始まっている。すでに昨年の10月にタネをまき、冬のあいだ育ててきた。ネギは寒さに強いのだが幼苗は寒害に遭うことがある。寒さ対策として12月からは防虫ネットを、厳寒期の1月はビニールをトンネル掛けしてきた。おかげで寒さで傷むこともなく無事に冬を越してくれた。

これからの根深ネギ栽培の段取りはこうなる。3月に苗の選抜を兼ねて植え替えをする。さらに育苗して大きく育った苗を6月末から7月初めに定植する。

この1回目の植え替えを3月1日に行った。たいがいはこの作業を省いて6月末まで育苗して直接定植するのが普通だ。なにも植え替えという手間暇をかけることもない。だが農家と違って育てる苗の数もたかが知れているからそれほどの面倒ではない。

タネをまいてから冬のあいだに20センチほどの大きさに生長した。すべて引き抜き、ここで育ちが悪く小さいサイズは捨てる。育ちのいいものだけ選んで、3センチほどの間隔で植え替えていく。春を迎えるとぐんぐんと大きくなる。6月末まで育てたらやっと?定植となる。


      
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3月1日に春まき夏どりニンジンのタネまき

2022-03-02 | ニンジン

もう少し待てばいいにと思っているのに待てなかった。年を取ってますますせっかちになっている。どうにも止められない。3月1日に春まき夏どりのタネをまいた、いやまいてしまった。どうせ3月中にまくのだからたいした違いはないだろうというのが頭にある。

ニンジンは春まき夏どりと夏まき秋冬どりの年2回栽培する。前者は時なし5寸ニンジンを100本、後者は黒田5寸ニンジンを150本ほど作る。食べきれないから年年作る数を減らしている。

ニンジン栽培はむずかしい。周辺の家庭菜園を見るとすぐにわかる。まともに育てている人を見るのはまれだ。発芽をそろえて、5寸ニンジンなら20センチ前後にサイズをそろえて育てるのは、わたくしの経験からすれば、かなりの試行錯誤がいる。

春まき夏どりニンジンは3月にタネをまいて、6月から収穫できる。秋冬どりに比べて夏どりはあまり食べない。かなり無駄にしてしまう。それなら秋冬どり一本に絞ろうかと思うのだが、なければ困るので春まき夏どりも作っている。

この春はそれでも75本ほどを作ることにした。いまではこれでも多いかなと感じる。

栽培法は毎回同じ。作る本数が少ないからできる栽培方法である。手間がかかる。農家ならぜったにやらない。この方法でうまくいってからこればかり。進歩がないのだが、安心して取り組める。

1、15センチ間隔の穴あき黒マルチを敷く。75本を作るから少し余分に80個の穴にタネをまいていく。たっぷり水をやる。



2、乾燥防止に黒の寒冷紗をべた掛けする。

3、温度を上げるため、穴あきビニールをトンネル掛けする。これで作業は完了。たぶん1週間もすれば発芽してくる(2020.03.16訂正、ぼけ老人の勘違い。3月まきの発芽は約2週間かかる。1週間で発芽するのは夏まきの場合)。
腕の見せ所は、そのときすべての穴から一斉に発芽していること。お見事とひざを打ち、そのさまはうつくしいとさえ思える。些事とはいえ家庭菜園でのささやかな喜びとなる。
その後の大事な作業は間引き。生長を見ながらひとつの穴に一本を残して育てていく。


 

      
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キヌサヤエンドウにネットを張ってツルを誘引 

2022-03-02 | キヌサヤ

ここ数日は春めいた陽気が続いている。がぜん菜園作業にやる気が出てきた。

まずは2月28日にジャガイモを植えつけた。つづいて3月1日は、午前中いっぱい作業をして、キヌサヤエンドウのネット張り、根深ネギの1回目の植え替え、春まき夏どりニンジンのタネまきを済ませた。

キヌサヤエンドウは寒さを防ぐため防虫ネットをトンネル掛けしてきた。この冬は平年より寒い気がしていたのだが、これだけの寒さ対策で寒害に遭うこともなく無事に冬を越すことができた。うまくいったなと安心している。

すでに一部でツルが伸び始めてきている。これを見てすぐに防虫ネットを取り外し、支柱とネットを張った。なんの根拠もないのだが、これまでの経験からツルがあまり伸びない段階で早めにネットを張り、ツルを誘引して絡ませることにしている。

ネットを張らないまま、ツルを地面に這わせて伸ばしておくと、いざツルをネットに絡ませようとするとうまく絡んでくれないことがあるからだ。ツルがネットに絡みはじめたらすくすくと生長する。こうなったらしめたもの、一丁上がりといった感じで、あとは収穫までほったらかしである。


2022年の読書

2022年2
月の読書
・ケルト人の夢(マリオ・バルガス=リョサ著、野谷文昭訳・岩波書店)
・中野のお父さんの快刀乱麻(北村薫著・文藝春秋)
・塞王の楯(今村翔吾著・集英社)

2022
年1月の読書
・木曜殺人クラブ(リチャード オスマン著、 羽田 詩津子訳・早川書房)
ヴィンテージガール(川瀬七緒著・講談社)

・死亡通知書 暗黒者(周浩暉著、稲村文吾訳・早川書房)
・教誨師(堀川惠子著・講談社)
・黒牢城(米澤穂信著・KADOKAWA)

⇒2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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