30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

やはり早かった

2007-09-30 | ラッカセイ

きのうの朝のNHKニュース番組で、ラッカセイの生産地である千葉県八街市からの実況中継があった。「あれっ、もう収穫か」。わが菜園の周りでもラッカセイの収穫が続いている。周辺はどうであれ、わが菜園は10月中旬からと思っていたのだが、その影響で様子をみようかとその気になり、試しに掘り出してみた。意外や意外。予想に反してきちんと実が成っていた。しかし、やはり早い。未成熟の実が多く、もう少し待つしかない。楽しみにしていたラッカセイだ。家に帰るとすぐに塩ゆでにした。食べ過ぎないようにと思いながらもついつい手が出てしまう。これはうまいよ。うまい、うまいと切りがない。

□掘り出した土の中から顔を出したラッカセイ。この時期なのに思っていたより実が充実している。

□バケツに入れて泥をよく洗い落とす。未熟な実がやはり多い。

□鍋に入れて、昨年と同じく塩を入れて煮る

□これが塩ゆでラッカセイ。すぐにわが口に。

 


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決定的瞬間?

2007-09-29 | その他

9月は害虫との戦いの日々でもある。秋野菜の若い芽は害虫の好物で、きちんと対応しないとせっかく育てた野菜が全滅しかねない。普段は手でつまんで退治するのだが、大発生したときはやはり薬剤に頼る。

シンクイムシ。一番注意しなければならない害虫だ。この虫は芯部を食害する。生長が極端に遅くなる。ダイコン、ブロッコリー、キャベツ、ハクサイなどのアブラナ科全般がやられる。とくに要注意はハクサイにダイコン。

オ ンブバッタ。今秋は大発生した。ブロッコリーが目当てで一株に必ずいる。交尾していなくてもメスの背にオスが乗っているからそう呼ばれるのだろう。しかし 様子が違うカップルを見つけた。ちょうど交尾?している。オスの腹が赤く染まりメスの腹に付けている。なんとなく生生しい。決定的瞬間かとカメラを向けた のだが邪魔してはいけない。





キアゲハの幼虫。ニンジンの葉をむしゃくしゃ食べ尽くしてしまう。1週間も退治しないとこんなに発生して食べまくっている。




アオムシ。モンシロチョウの幼虫だ。これがブロッコリーの葉が大好物。一匹一匹見つけてはつぶしていく。驚くほどの数になる。今秋はブロッコリーが60株ほどある。これだけあるとアオムシ退治に時間を取られて一仕事になる。




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これで安心

2007-09-27 | タマネギ
9月21、22日の鳳凰三山の山行記を「山旅リポート」にアップした。 
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15日に種をまいたタマネギ。発芽までは土を乾かしてはいけないというのでたっぷりと水をやった。乾燥防止に不織布もかけた。ところが種をまいてからというもの雨が降らずにからから天気が続き、土もすぐに乾燥してしまう。これはまずいと毎日のように家から水を運んでは水やりの日々。1週間前後で発芽するのだが、その発芽の時期にあたる21、22日に登山に出かけてしまった。この両日も天気がよかっただけに、タマネギは大丈夫かしらと気になった。もしかしたら乾いて全滅かもしれないなと悲観するばかり。登山から戻った翌朝、上にかけていた不織布をとってみるとなんと発芽しているではないか。土も乾いていない。これを見てさすがにほっと胸をなでおろした。発芽率もいいようなのでさらに安心した。タマネギは発芽が勝負どころ。これだけ芽が出ていればうまくいったも同然である。芽の数をざっと数えては、とらぬ狸の皮算用。あとは11月上旬の定植まで苗を育てる。


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粗食の口福

2007-09-26 | ダイコン


9月1日に種をまいたダイコン。楽しみにしていた間引き菜を24日に取ることができた。ダイコンの楽しみはこの間引き菜にある。だから種は厚めにまく。いつものようにさっと湯がいて細かく刻み、これに鰹節と醤油を掛けて、熱いご飯にのせて食べる。これなら私でもできる。若菜と白いご飯が目に鮮やかだし、そのうえうまいのだから文句のつけようがない。こんな粗末なものが本当にうまいの?と言われそうだ。個人の好みがあるからね。けさも畑に行って間引き菜を取ってきた。うまいのはいまの時期。茎が太くなって葉が大きくなるとしだいにまずくなる。それだけに短期決戦だからこそのいまの口福。わが菜園の間引き菜も今週までかな。あとはダイコンを太らせる。

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こちらはニンジンの間引き菜。これはどうしようもない。


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お月見

2007-09-25 | サトイモ
25日のけさの新聞を見て驚いた。皇太子がきょうから1泊2日で鳳凰三山を登山予定でいたが風邪のため取りやめたというニュース。私が歩いたのが2、3日前。登山道の“整備”は見られなった。



きょう25日は中秋の名月。お月見は子どものころを思い出させる。おふくろがお膳を出して、そこにススキを飾り、お団子、ブドウや栗などの秋の恵み、それにおはぎをお供えした。ススキを取りに行くのは私の役目。十五夜のお月見には5本、十三夜のお月見には3本を飾ったような記憶がある。それによその家のお供えを盗んでもよいとする風習があり、わが家のお供え物を盗みにくるのではないかと、子ども心にお月見のときはどきどきしたことが懐かしい。

私が結婚してからも、わが家では、ありがたいことにかみさんが毎年お月見の用意をしてくれる。周囲を見るとお月見をしている家は少なくなっていることもあり寂しい気がする。お月見の習慣はいつまでも残しておきたいものだ。

ところが最近は周囲にススキがない。これを入手するため自転車であちこち探すことになる。今回は斑入りのススキを入手。これは観賞用のススキで隣の家の人が栽培しているもの。これをいただいた。ススキはやはり野趣があったほうがいいのだが、今夜は観賞用の斑入りススキで上品にいこう。
お供えはサトイモに団子それにリンゴ、ナシ、クリ。十五夜のお月見はサトイモをお供えするので「芋名月」ともいわれるという。きのう菜園からサトイモを取ってきた。写真で見ると型が揃っていていいようだが、ことしは昨年と比べてあまりよくない。
 

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お彼岸といえばこのマンジュシャゲ。昨年のブログを見ると「律義な花」のタイトル。ことしも律義に咲いてくれた。
 

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南アルプス・鳳凰三山=速報その2

2007-09-24 | 登山

9月22日(土)南御室小屋4:50ー5:35砂払岳5:50ー6:10薬師岳小屋(朝食)6:50ー 7:05薬師岳7:25ー7:50観音岳8:15ー9:30地蔵岳10:20ー10:40鳳凰小屋10:55ー12:00燕頭山12:05ー14:30御 座石温泉15:15ー16:00韮崎駅16:36(ホリデー快速ビュー山梨)=新宿=我孫子

2日目は長丁場になる。三山のピークを踏んで下山する。この日は一片の雲のない快晴。どのピークからも眺めが良く、ピークごとに大休止してしまうほどだった。

4時に起きて真っ暗の中でテントをたたむ。星が満天に輝く。いいぞ。4時50分にヘッドランプを点けて出発。暗闇の林の中を進むのは気持ちいいものではない。5時15分ぐらいになるとうっすらと明るくなる。東の空は赤く染まる。5時30分過ぎに日の出。
5時35分砂払岳。ここからのご来光には間に合わなかった。砂払岳から朝日を浴びた薬師岳と観音岳を望む。

砂払岳から朝の白峰三山。まだ眠りから覚めないようで、ぼんやりした風景だ。

富士の姿が目に飛び込んできた。

厳しい残暑が続く。稜線には秋の気配はない。やっとウラシマツツジの紅葉を見つけた。私の印象では紅葉時期は遅れそうだ。

砂払岳を下りていくと薬師岳との鞍部に薬師岳小屋。ここで朝食とする。


7時5分に薬師岳(2780㍍)。花崗岩と白砂。薬師岳小屋から薬師岳はすぐだった。こんなに近いの? 今日も青空が広がる。白峰三山の稜線もこの時刻になるときりっと締まってきた。

薬師岳の巨岩と富士を組み合わせたのだが…

次は観音岳を目指す。

振り返ると薬師岳と富士。

7時50分に観音岳(2840㍍)。薬師岳から30分ほどで着いた。鳳凰三山の最高峰。ここからの眺めに見惚れてしまう。北岳がいっそう迫ってくる。 甲斐駒ケ岳と地蔵岳がはじめて姿を現す。

甲斐駒ケ岳の鋭鋒がひときわ目を引く。

白峰三山と南アルプス南部の山々の景色にそろそろ飽きてもいい頃なのについカメラを向けてしまう。

まだ観音岳にいる。すっかり腰を落ち着けてしまった。右に地蔵岳のオベリスク。左上に甲斐駒ケ岳。そろそろ腰を上げることにしよう。これでは切りがない。



アカヌケ沢の頭に向けて登っていくと、突然ガスが出てきた。地蔵岳がガスの中に。

ガスがはれて、大きい姿となってぬっと現れた。

9時30分に地蔵岳(2764㍍)。迫力満点。この女性は北岳山荘で働いている。鳳凰山側から北岳を眺めてみたいので、休みを利用して登ってきた。私とは夜叉神の登山口から抜きつ抜かれつ歩いている。北岳山荘でのことをいろいろ聞いた。とても感じがいい。

地蔵岳のさいの河原のお地蔵さまと甲斐駒ケ岳。

地蔵岳の姿をうっとり眺めていたら、あっという間に50分もたってしまった。そうもゆっくりしていられない。鳳凰小屋に向かう。10時20分、これで大展望ともお別れだ。

鳳凰小屋の冷たい水を飲んで下山にかかる。御座石温泉に下りるか、青木鉱泉に下りるか。結局は前者への道を行くことにした。ところがこれが気の抜けないなんともいやらしい道で、そのうえうんざりするほど長かった。

  

鳳凰小屋から一時間で「燕頭山(つばくろあたまやま)」。さらにここから2時間半かかってやっと御座石温泉に着いた。今回のコースでこの下山に一番神経を使うとは思ってもみなかった。

今回のコースは南アルプスの入門コースと言われているだけに、登山口の夜叉神から稜線歩きまで快適な道だった。やはりこ の稜線歩きは展望が魅力だ。天気のいい日を選んで歩くのに越したことはない。夏に歩いた2回の山行とは比べようもないくらい楽だったのだが、やはりそう甘 くなかった。最後の下山で苦労した。


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南アルプス・鳳凰三山=速報その1

2007-09-23 | 登山

この夏に登山靴のトラブルで 計画を取りやめた南アルプス・鳳凰三山。21、22の両日、一泊二日でテントを担いで歩いてきた。コースは夜叉神から入山して御座石に下山する。予定では22日から 24日の3連休の間にと計画していたが、天気予報を見たら3連休の1日目はいいが、2日目と3日目が良くない。それならというので3連休の前日の21日に 出た。この判断がずばり当たった。21、22の両日とも快晴にめぐまれた。今日23日現在の山梨の天気予報を見ると23、24日とも雨である。真っ青な空 の下、稜線からの展望を満喫できた。ルンルン気分での縦走であった。うまくいったとほくそ笑んでいる。今回も多くの人との出会いがあった。それは「山旅日記」のほうに詳しく書くことにして、ブログでは写真を中心に速報の形で簡単にまとめてみた。

9月21日(金)我孫子5:41=新宿7:00(あずさ1号)=8:30甲府9:30(山梨交通)=10:40夜叉神峠10:50ー11:50夜叉神峠小屋12:05ー13:25杖立峠ー15:15苺平ー15:50南御室小屋(テント泊)

21日(金)家を5時20分に出る。今回もテントだ。ザックの重さにはこの夏の2回のテント山行で慣れた。それに今回は1泊2日だから少しは荷が軽い。

新宿7時発の「あずさ1号」で8時30分甲府駅着。駅前の「広河原、夜叉神」行きのバス乗り場。平日だというのに登山者の行列。驚いた。バス停に一 番乗り。私の青の大型ザックが目立つ。この行列を見渡したところテント山行は私だけのようだ。9時30分に出発。バス2台になった。

夜叉神登山口に10時40分着。一カ月前にここを通ったばかりだ。下車したのは3、4人。ほかの人は皆さん広河原に向かう。登山口で水をくんで10時50分出発。この日は自分でも不思議なほどの快調。テント山行のザックの重さに体が慣れたのかもしれない。
一時間ほどで夜叉神峠小屋。目の前に期待通りの光景が広がる。ここの売りは白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)の展望。それが目の前に。南アルプの南部の山々も見通せる。あの稜線をつい一カ月前に歩いたのだと思うと感慨も一入だ。心が弾むのを感じる。

今日はテント場のある南御室小屋まで。道がいい。この夏の2回の山行と比べると天と地ほどの差がある。緩やかな登りで,歩き安い。しかし登山道は林の中を行くので西側の白峰三山の展望は遮られる。なんとももったいない。

真っ青な空。この夏は遅くまで暑かった。落葉松の黄葉はいっこうにすすまない。

 昼を過ぎると雲が出てきた。山の展望は朝の早いときに限る。

南アルプスの南部の山々、悪沢岳、上河内岳、笊ケ岳も見えるのがうれしい。この夏は笊ケ岳がどこからも見えた。やはり笊ケ岳を歩こうかなと思う。


この日は快調だったのだろう。ザックの重さを苦痛に感じることがなく、コースタイムより早く、15時50分にテント場の南御室小屋に着いた。

南御室小屋の隣りにテント場がある。今日は私ひとりかなと思っていたら5時過ぎに20代の若い男性がやってきた。結局はテント組は2張りだけ。テン トに入ると自分だけの世界。だれにも邪魔されない。あしたが本番だ。暗いうちに起きて歩き始める。6時には寝てしまった。あしたはこの縦走のハイライト。 薬師岳、観音岳、地蔵岳の三山を歩く。この場を離れたくないよ、と言いたくなるほどの素晴らしい展望が待っていた。

つづく


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それはないよ、先生

2007-09-20 | ラッカセイ


「すっかりお見限りね」といわれても仕方ない。相手は別嬪さんではなくラッカセイだ。ラッカセイの登場は6月以来になる。生育がきわめて順調だったので、あらためて取り上げることもなかっただけのこと。それほど今年は期待が持てる。いや今年もといったほうがいい。
昨 年初めて挑戦したラッカセイ。この塩ゆではじつにうまかった。なんどもこのブログでそう言っている。だから今年は多く作ろうと決めていた。5月に新しく借 りた「プラス20坪の菜園」にも、これ幸いとばかりにすぐに種をまいた。「30坪の菜園」にも作っているのだから、これほど作ってどうするのと思うほどの 量だ。しつこくなるが昨年のラッカセイはそれほどうまかった。
これだけ作ったのだから、今年はいっぱい食べられるぞと期待していた。ところが困っ たことになった。ある会議でお医者さんの講演を聞いたところ、中高年にはラッカセイなどナッツ類はあまり勧めないというのだ。講演が終わってから直接「な ぜラッカセイがいけないのですか」と尋ねたら高カロリーだからという。これにはまいった。しかし、あくまでも食べ過ぎるとよくないのだと勝手に解釈するこ とにした。しかし食べ過ぎてしまうほどうまいのだから気を付けなければならない。それほどの高カロリー食品なら私の趣味の登山に持っていけばいいと気が付 いた。行動食になるはずだ。収穫までじっと待とう。
 
□子房の先が地中に潜って豆を作る。自然は不思議なことばかり


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一昨日に寺山修司のことを書いた。これを教えてくれた神田神保町の大手出版社に勤める知人が勧めてくれたもう一つの本が上林暁の小説。再度脳出血で倒れた60歳(昭和37年)以降の作品がいいというのだ。すぐに図書館で「上林暁全集」(筑摩書房)の12巻と13巻を借りた。私はこの作家を初めて読む。凡夫の興味は、同じ年齢の作家がどのように考え、見ているのか。

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土の中

2007-09-19 | その他


昨晩の雨はありがたかった。私の嘆きが天に通じたのだろうか。まさに干天の慈雨であった。これで畑のほうも水遣りに行くこともなく一両日は安心だ。

きのうとおとといはサトイモの「キヌカツギ」の話。キヌカツギを取るためにサトイモを掘り出してみたわけだが、そうなると同じイモの仲間のサツマ イモも気になった。サツマイモ畑はこの5月に新しく借りた「プラス20坪の菜園」のほうに植えつけた。いまは一面葉が茂り、まるでジャングル状態になって いる。ツルがほかのウネにまで侵入 して邪魔になるほどだ。葉だけが旺盛に茂っているといった感じで、土の中のイモがどうなっているのか皆目見当がつかない。収穫はまだまだ先の話だが、それ なら試しに掘ってみようかと、シャベルで慎重に土を削ったところ、イモが姿を見せた。品種はベニアズマ。皮色は濃い赤紫色だ。すでにそれらしい色になって いる。イモはまだ小 さい。この先どうなるのか。やはり美味しいサツマイモになってほしい。




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まいった

2007-09-18 | その他


この3連休の酷暑にはまいった。15日に秋野菜の種をまいた。しかしこの暑い晴天続きでは種をまいた畑はからからに乾いてしまう。こう乾燥しては芽が出な い。そのため朝晩の2回水をやる。その水は自宅から運び上げる。この3日間はそうせざるを得なかった。そうまでしている自分を見ていると、遠い昔のこと、 学生時代に見た新藤兼人監督の「裸の島」(1960年公開)を思い出す。出演は乙羽信子,殿山泰司。毎日毎日、水桶を天秤棒でかついで急坂を踏ん張りなが ら畑に水を運び上げる映像を今も覚えている。若い私には衝撃的な作品だったといえる。生きるということを考えさせられた。まあ、そうまで深刻ではないのだ が「なぜこうまでやっているのだろう」と 自分の姿を重ねたわけだ。その努力が報われるとうれしいのだが、努力のかいなく芽が出てこないとさすがにがっかりする。長年、百姓をやっていると苦しみが 楽しみでもあるということはわかっているのだが…。

昨日取り上げた「キヌカツギ」。これがうまかった。そこで翌日にまた一株を掘り上げて子芋を取った。やはりこれもうまかった。次々に掘り起こしてしまうと 株に限りがあるからこのあたりでやめるしかない。よし、来年は「キヌカツギ」を取るためにもっと多くを栽培しよう、と思うわけだが、狭い菜園だけにやりく りが大変だ。

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寺山はつ著「母の蛍 寺山修司のいる風景」(新書館)を知人に勧められた。寺山修司が亡くなった2年後の1985年の発行だ。この手の本にヨワい。この年になっても目頭が熱くなる。

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きぬかつぎ

2007-09-17 | サトイモ

9月に入ると、山形の芋煮会やらお月見でサトイモが話題となる。わが菜園のサトイモの生育は写真で見るといいようだが、今年はあまりよくないと見ている。収穫は10月~11月でまだ先なのだがそんな見通しだ。
「ここ数年、キヌカツギを食べていないな」。そんなことが突然に頭に浮かんだ。そう思ったとたん無性に食べたくなった。キヌカツギはサトイモの子芋。皮ごとゆでて、指先でぷっと押すか、皮をむくかして、そこに塩をふって食べる。飲兵衛には秋を先取りする素朴な味で酒の肴にいい。大が付くほどの好物だ。
キヌカツギは石川早生という品種の子芋を指す。わが菜園のサトイモは愛知早生。たぶん同じような品種だろう。そうと勝手に決め込んで、いまなら子芋が取れるとひとつの株を掘り起してみた。まさにキヌカツギにふさわしい子芋が出てきた。こればかりは掘ってみなければわからない。

もちろん今晩の酒の肴。燗酒も美味しい季節になった。徳利に盃、それに肴のキヌカツギ。これだけでお膳が様になる。菜園をやっていればこそのちょっぴりぜいたくな一品になった。


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毎朝、毎朝…

2007-09-16 | ブドウ

毎朝、毎朝、食後の果物はブドウだ。もう一カ月ぐらい食べ続けている。それでもまだわが家のブドウ棚にはブドウが残っている。だいぶ食べた。近所にもわけたりしたのだがそれでも食べ続けていくだけの量がある。この週末も収穫だ。あらためて今年も豊作だったのだと思う。そろそろ食べ飽きてもいいころなのだが、そんな感じは少しもない。自画自賛になるが味がいい。たまに目先を変えるためリンゴやナシが加わるのだが、やはりブドウがいまも中心だ。熟するピークをやや過ぎた。だからいまが一番うまい「完熟ブドウ」でもあるのだが、早く食べてしまわなければならない段階でもある。来週までか、それとも再来週までか。そう思うとひと房、ひと房が大事になる。


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秋野菜の種まき

2007-09-15 | その他

  

いっせいに種まきをした。コマツナ、ホウレンソウ、チンゲンサイ、ミズナの4種。秋野菜は早く種まきすると病虫害の被害を受けやすい。そのためわが菜園では9月の第2週を最初の種まき時としている。
それにタマネギの種まきもちょうどこの時期だ。
先に種をまいたブロッコリー、キャベツ、ダイコン、ハクサイ。ハクサイにはいまも苦戦。ほかは順調に育っている。

□9月1日に種をまいたダイコン。2週間たった姿。来週ぐらいから間引き菜を取ることができそうだ。楽しみである。



□定植したブロッコリーもすっかり根付いてくれた。それにしてもブロッコリーは作りすぎた。苗が思った以上に多くできた。無駄にしたくないのですべてを定植してしまった。50株ぐらいになっただろうか。狭い家庭菜園でこれだけ作るなんて“異常”だね。


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鈴なり

2007-09-13 | 果樹


ユズが鈴なりだ。実がいっぱい付いて枝がしなっている。ユズは今年も豊作になった。昨日取り上げたスダチの隣にユズの木がある。昨年はスダチが不作でユズが豊作だった。家庭果樹はだいたいが隔年結果だから、てっきりユズは今年は不作かなと思っていた。これが幸いにもハズレた。ことしも昨年ほどではないにしろ豊作だ。

スダチと違ってユズにはあまり出番がない。出番のときは脇役に徹してその存在を十分に示してくれる。だから身近なところにユズの木があると重宝する。しかし、しょっちゅうおかずに使われるものではない。サトイモのゆずみそ煮、イカの塩辛、それに冬至湯とか。使う量もごくわずかだ。そのため収穫しないまま無駄にしてしまうことが多い。これはもったいないと昨年はユズジャムを作った。つい作りすぎた。この冬も皮が黄色くなるのを待ってユズジャム作りに励むことになるのかなと思う。
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NHK日曜朝8時からの「小さな旅」で山の特集をやっている。2日は北アルプス「五竜岳」、9日は中央アルプスの「越百山」、16日は南アルプスの「塩見岳」。この夏は私も中央ア「木曽駒~空木岳」、南ア「塩見~白峰三山」を歩いてきただけに楽しんで見ている。9日の越百山を見て、やはり空木の先まで縦走すべきだったかなと。今週の16日は塩見だというから見てみたい。空木岳も塩見岳もじつにいい山だった。

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出番だよ

2007-09-12 | 果樹


スダチの実が大きくなった。昨年はあまり出来が よくなかった。隔年結果で今年はいっぱい成るのではと期待したのだが結果は思いのほか少なかった。昨年と同じぐ不作といえる。わが家の果樹といえばブドウにス ダチ、ユズ、それにラズベリー。以前はイチジクもあった。狭い家ゆえに切らざるを得なくなった。イチジクはうまい。広い土地で思い切り枝を伸ばしてもらっ て、もう一度栽培したいと思っているのだが、貧乏ゆえ無理かな。

スダチの最初の出番は焼きサンマ。初サンマが出回る8月中旬だ。まだ実は小さい。食べ方は
大阪漬けをたっぷりのせて醤油をたらし、さらにスダチをギュッとしぼる。これが焼きサンマを食べる私のこだわり。小さい頃からこうだ。これが一番美味しい食べ方だといまでも思っている。これから鍋の季節を迎える。さらにスダチの出番が増える。

そ れだけにスダチは重宝している。スダチは成木を20年以上前に買った。このサンマのためにである。だいぶ大きくなった。しかし狭い庭だから周囲の庭木に囲 まれて身を縮めるようにしている。なんかこれでは申し訳ないなと思っている。やっぱりもう少し庭が広かったならなと思う。

今晩のおかずはその焼きサンマ。もちろん、サンマに大阪漬け、それにスダチの3点セット。この時期は葉付きダイコンを探すのは大変だが、この食べ方がやめられない。


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