30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

これぞ完熟の黄金マクワウリ

2019-08-30 | キュウリ

28日に黄金マクワウリが取れた。マクワウリは懐かしいだけではなく、メロンにはないさっぱりとした甘さが好きだから作るようにしている。

しかしことしは不作だった。知り合いの農家も不作だった。長梅雨のせいかなという。初期生育は順調であっただけに意外な結果になった。わが菜園でも楽しみにしていたのに実が大きくならない。かなりがっかりしていた。ところが覆い茂る葉の後ろに黄金色に輝くのを見つけた。2個あった。いずれも完熟状態のものであった。 

マクワウリの完熟のサインはわかりずらい。一番のポイントは、ヘタの周りにできる小さなひび割れ。これはもちろん自然にひび割れたもので、これが完熟のサインだといわれる。今回収穫できたのもそうだ。もっとひび割れがすすめば甘味が増す。

実際に売っているマクワウリは、未熟の状態で収穫したものだから、ヘタの周りにひび割れがあるものはまず見ない。たとえそれがあったとしても、これが完熟のしるしだと知る人はかなり少ないはずで、大多数は見た目が悪いからと敬遠するだろう。

いまはメロンばやり。メロンの甘さを経験してしまうとマクワウリは退場せざるを得ない。プリンスメロンが登場する前の昭和30年代から40年にかけては、お盆のお供え物といえばマクワウリで、それを井戸水に冷やしてよく食べた。

完熟しているからすぐに冷蔵庫で冷やして食べることにした。メロンのやわらかさよりも、ややかための食感がいいのである。でも、甘さの面ではもの足りない。もう数日間追熟させたほうがいいのかもしれない。2個のうちもう1個はそうすることにした。


      

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アンデスレッドとデジマで秋作ジャガイモの植えつけ

2019-08-26 | ジャガイモ

 
秋作ジャガイモの種イモ・アンデスレッド
芽が出てきている

秋作ジャガイモを8月22日に植えつけた。3年前から春作と秋作の二期作を行っている。わたくしが住んでいる千葉県我孫子市でもそれができる。

秋作の種イモは秋作用のアンデスレッドとデジマの2種。いずれもこの6月に収穫したものを種イモとして利用している。春作の種イモは必ず買っているのだが、秋作は収穫したものを種イモとして使っている。これまでは問題ない。

二期作によって新鮮なジャガイモを半年の周期で食べられるようになった。これが二期作のメリットといっていい。春作は6月に収穫し、秋作は11月に収穫できるからだ。春作のジャガイモは11月になると芽が出てくる。皮にしわが寄って見た目が悪い。芽を取り除きながら食べてきたのだが、その時期に秋作の新しいジャガイモが取れるのだから、どうしてもそちらに目が行く。

3年前に秋作を始めるにあたって、秋作の栽培法が春作と違っていろいろあり、かなり戸惑った。黒マルチを敷いて栽培する方法をとったのだが、これがビギナーズラックというのかうまくいった。

問題は芽出しだ。これもプランターに種イモを並べて川砂をかぶせる方法でうまくいった。1週間ほどすると芽が出てくる。しかし今年はほかの芽出し方法を8月に試行錯誤した。これまでの川砂での芽出し方法をのぞいて、多くの種イモを腐らせてしまい失敗した。猛暑が原因か? がっかりしたのだが、失敗は成功のもと、こうして自分なりの栽培法を見つけていく。

秋作で注意することに種イモの分割がある。腐りやすいから分割しないほうがいい。昨秋は分割したのも植えつけてみた。なかなか芽が出てこない。掘ってみるとやはりというか大部分が腐っていた。補植せざるを得なかった。

秋作の収量は春作に比べるとかなり落ちる。同じ収量を目指すなら春作以上の種イモを植えつけないといけない。狭い菜園ではこれ以上面積を増やすわけにはいかない。春作と同じく60個ほどの種イモを植えつけた。

追記(2019.8.27)
芽出しはこれまでまめにやってきた。欠株とならないように。しかし必ずやるものではない。6月に収穫したアンデスレッドは、8月下旬になると芽がはっきりしてくる。それを選んで植えつけたほうが手間がかからない。でも芽出しを試行錯誤するのは面白い。


      

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夏の終わりにゴーヤーの初収穫

2019-08-23 | ゴーヤー

 

ゴーヤーが8月18日に初収穫できた。昨年に比べて1カ月ほど遅い。ゴーヤーといえば暑いさなかのもの。それがまもなく夏の終わりだというころに取れはじめた。

夏の果菜類が一斉に収穫できてとても食べきれなくなる。それがわかっているから、せめてゴーヤーだけでもと意図して植えつけを遅らせた。しかし、この措置は、この先次第に気温が下がっていくから、いつもより収穫期間が短くなるだろう。やはりいつものようにもっと早めに植え付けるべきであったか。

苗はいつも1株だけを買って植える。これまでの経験から家庭菜園では一株で食べきれないほど取れる。ゴーヤーは最初のうちはまめに収穫するのだが、そのうちに飽きて放ったらかしにしてしまい、黄色く熟したゴーヤーが目立つようになる。わが家もそうだ。それだけに1株あれば十分なのである。

もう何年前になるのか。省エネになるというので、庭でゴーヤーのプランター栽培が流行った。軒下に置いて2階に届くまでツルを誘引し、繁茂する葉で強い日差しをカットする。いまでもたまにその光景を見るのだが、めっきり少なくなった。

たしかにその生命力は大したもので、どんどんツルを伸ばしていく。菜園ではネットを張ってツルを誘引しているのだが、たった一株でもネットの全面を覆ってしまうほどだ。

初収穫からこの数日間はゴーヤーばかりを食べ続けている。やっぱりというかやや飽きてきた。これから先、持て余さないためにもレシピをさがさないといけない。

チャンプルーをつくったばかりだから、こんかい作ったのはNHK「きょうの料理」7月末放送のゴーヤーのチンジャオロースー風。手の込んだものは端から作る気がしない。年寄りが作ってみようかと意欲を示すのは、さっと簡単にできるものばかり。ゴーヤーのレシピはたいがい手間がかからないのがいい。
 


      

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完熟の赤いピーマン

2019-08-21 | ピーマン

 

この夏よく食べるものに冷やし中華とアイスクリームがある。冷やし中華のことは前回書いた。アイスだって普段はめったに食べないのにこの夏はよく食べる。体調の変化かなと妙に心配もしてしまうほどだ。スーパーに行くと一緒に買ってしまう。アイスは夕飯のあとにひと息ついたら食べたくなる。これまでなら寝酒となるのに、これに代わってアイスになっている。寝る前にアイスはないだろうと、このところ少しの量で済ませているのだが、どうもけちくさくていけない。

赤色のピーマンが取れた。かなり取れた。ピーマンは豊産であるから、盛りともなると山ほど取れる。いい加減食べ飽きると放ったらかしにしてしまう。しばらくすると青いピーマンが、完熟して赤いピーマンとなる。

普通の青いピーマンといえば、青臭く苦味がある。好き嫌いがあるようだが、苦いピーマンだって好きなものにはいいもんだ。これに対して完熟した赤いピーマンは甘い。食べてみるとすぐにわかるくらの違いがある。ピーマンって甘い?のかと。

それなら市場に出てもいいだろうと思うのだが、スーパーではカラフルなパブリカは見るが、赤いピーマンは見ない。栽培期間が長く、カブを弱らせるためという。赤いピーマンが食べられるのも、菜園をやっているからこそのささやかな口福である。


      

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今夏のトマトは、大玉不作で、ミニは快調

2019-08-17 | トマト

 

きょうも冷やし中華、あしたも冷やし中華。なにを思ったのか、このところスーパーに行くと冷やし中華を買う。ピンからキリまで食べてみようと、毎日のように昼めしは冷やし中華になった。複数のスーパーに行けば、多くのメーカーのものがそろう。

値段にかかわらずいずれもそこそこにうまい。ピンだからうまいとか、キリだからまずいということはない。いつもの夏なら、ざるそばとソーメンの出番がいちばんなのだが、この夏は違っている。好みが変わったわけでもないから、いつもの気まぐれ、そのうちあきるだろう。

その冷やし中華のトッピングに欠かせないのがトマト。ことしは不作といっていい。長梅雨のせいなのか、大玉トマトは収穫期間が短く、早々に終わってしまった。ミニトマトだって初期はそれほどいいわけではなかったのだが、不思議にいまになって大量に取れて、朝昼晩と食べきれないほどだ。それでもそろそろおしまいである。

大玉トマトの品種といえば、家庭菜園では「桃太郎」が定番だ。これがミニトマトになると品種が多く、苗を買うときに迷う。それでも買うのはいつも同じ品種になる。たまには違うものをと、周囲の菜園のミニトマトを味見させてもらう。わたくしの好みのポイントは酸味である。いくら糖度が高くても、酸味がないとすぐに食べ飽きてしまう。結局は気に入ったのがなく、いつも同じ品種を育てている。

今日の昼めしもたぶん冷やし中華となる。いま冷蔵庫にある中で一番値段の高いものだ。それなりにうまいのだろうと期待している。


      

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ゴーヤーはやっぱりチャンプルーで

2019-08-12 | ゴーヤー

 

 

夏野菜でいまだに収穫できていないのにニガウリ(ゴーヤー)がある。

ことしはゴーヤーの苗を植えつけるのがだいぶ遅れた。いまやっと雌花に小さな実がついてきたところだから、周辺の菜園と比べるとだいぶ生育が遅い。

それでもほかのナス、キュウリ、ピーマンといった果菜類が盛んに取れて食べきれない状態だから、かえってこれが幸いしている。

でもこう暑いとゴーヤーが食べたくなる。知り合いの農家からもらってきた。ゴーヤーといえばチャンプルーにして食べる。というかこれしか食べ方を知らない。

昨夏はよくゴーヤーチャンプルーを繰り返し作った。もちろん各人の好みがあるのだろうが、なんども作っていて、ゴーヤーをうまく食べるにはあまり炒めすぎないことがポイントだと知った。サクサク感が残る程度がいいと感じた。

それまではくたくたになるまで炒めすぎていた。あまりうまいと感じなかった。歯ごたえを感じる程度にさっとかために炒めたのを口にしたとき、これまでの食味とは違っていた。こんなに違うものかと実感したのをおぼえている。

ということで昨晩はこの夏はじめてゴーヤーチャンプルーを作った。炒めすぎないことを心掛けて、さっぱりとした味に仕上げた。でもゴーヤーがほんのちょっぴりかたかったか。それでもうまいと、納得しながら食べることができた。

まもなく多くのゴーヤーが収穫できるから、この夏はほかのレシピも身につけないといけない。


      

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キャベツのタネまきー1回目は7月下旬に

2019-08-08 | キャベツ

 
7月21日まきキャベツ、8月6日の姿

こう暑くては菜園仕事がつらくなった。年を取ってはなおさらだ。いつもなら作業は午前中なのだが、夏の盛りのいまはいくぶん涼しくなる午後4時から始めている。

キャベツのタネをまいた。夏から秋にかけて数回に分けてまいている。7月下旬、8月下旬、9月下旬の3回に分けてタネをまくのだが、こうすることで今秋から来春5月まで食べ続けることができる。ことしは10月下旬まきを加える予定でいる。

キャベツ栽培のポイントは虫を防ぐこと。タネまきから収穫まで虫に食害されなければ立派なものが収穫できる。

7月21日に1回目のタネをまいた。直接まかないで苗床で苗を育ててから定植するようにしている。直接まいて発芽したばかりの小さな苗が食害されると、いちいちまき直しをしないといけない。これが面倒だ。それならと苗床で多めに苗を作り、定植した後に食害されても、すぐに苗床から補充が効く。こちらのほうが手間が省ける。

虫に注意は、タネまき時から始まる。オルトラン粒剤などの殺虫剤をパラパラまいてからタネまき。定植するときも同じように殺虫粒剤をまいておく。防虫ネットをすき間がないようにトンネル掛けする。いまの時季は、日差しが厳しい。念のためその上に寒冷紗を合わせて覆っている。


7月下旬から8月上旬にかけて、サトイモとショウガの最後の土寄せをした。さすがに汗だくになる。

ショウガは、間引きしながら葉ショウガを毎晩食べている。すっかり大きくなって、3次系、4次系まで茎葉を出すまでに育っている。順調だ。生育とともに辛みが増した。それでもまだ酒のつまみにとして食べている。やっぱり味噌をつけてビールでやるのがいちばんかな。


      

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2019梅干しづくりー土用干し

2019-08-05 | 梅仕事

梅干しの土用干しをおこなった、8月1日午前から8月4日の午前まで、“真っ赤に燃える太陽”にさらした。

関東の梅雨は7月29日に明けた。いよいよ土用干しのシーズン。週間天気予報を見ながら頃合いを計っていた。この夏は、晴天が続くようならすぐに行うつもりでいた。というのも一昨年と昨年は夏空が三日三晩続く日がなく、そのタイミングに悩まされたからだ。

6月15日に梅を塩漬けにし、水(白梅酢)が上がったのを確認してからは、パントリー奥のうす暗いところに甕に入れて置いていた。それからひと月半がたって、ようやく炎天下に出された。

土用干しはなぜか楽しい。甕から塩漬けした梅をひとつひとつ取り出してザルに並べていく。おいしい梅干しになってくれよといいながら。ただそれだけの作業なのに、なぜが心がはずむのである。

梅干しづくりは7年目になる、すっかり段取りは身についた。しかし保存した梅干しはなかなか食べることがなくいっこうに減らない。そこで昨年から作る量を減らして1キロにした。

晴天に恵まれた。夕立も雷もなく無事に終えた。1日目は干したら面倒でもいったん梅酢に戻す。2日目、3日目は夜露にあてるのだが、ここで心配なのが雨。ふとんに入っていても雨が気になる。それもなく4日目の午前に取り込んだ。大切な白梅酢も少ない量ながら保存した。

出来具合は昨年と比べるとやや落ちるのだが、まあこんなもんだろうと納得し、カラス瓶に入れて保存した。なんか愉しみがひとつ終わってしまった感じがしないでもない。



このさき2年間は熟成させ、口に入るのは3年目から。はたしてそのときまで生きているかしらと、このところ梅干しを作るたびにそう思うようになっている。 


      

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