30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ホウレンソウの甘さに納得して独酌

2012-01-30 | ホウレンソウ

先月も今月もいい光景に出合った。立ち止まって見とれてしまった。1月26日のこと、日が暮れて西の空に真っ先に輝く金星に、細い月が寄りそっている。月は楚々として恥ずかしげな風情だ。いかにも逢引きのように見える。なんともうらやましいランデブーだ。しかし月は一夜にして金星を離れ、こんどは木星に接近しつつある。可愛い顔してあの娘やるもんだねと、毎晩その成り行きを眺めている。

国立天文台のページで確かめた。「1月26日前後、金星のすぐそばに細い月が見え、とても美しい眺めとなります。また、1月30日には、上弦直前の月が木星の近くに見えます。明るい惑星と月の接近はとても見ごたえがありますので、ぜひ観察してみてください」。たしかに”美しい眺め”であった。2月の金星と月の接近は25,26日ごろだという。

ひとり暮らしの食卓は快調だ。かみさんが作ってくれたおかずもそろそろ飽きてきたし、残り少なくなってきた。本格的に献立を考えなければならない。そういえばホウレンソウのおひたしを食べていない。毎晩食べているものだ。これを作ろう、といってもこんな簡単なものはない。ただ茹でるだけである。それだからこそ、ホウレンソウのうまさで味が決まる。

いまの畑は雪解けで泥んこ状態だ。長靴でも歩きにくい。収穫そのものが大変だ。ホウレンソウもさすがに見た目にも寒そうだ。ところどころ傷んでいる。色もあまり良くない。しかし、見た目にごまかされていけない。いまがホウレンソウの一番うまい時期だからだ。

わが家のホウレンソウといえば、チヂミホウレンソウが定番になった。寒くなると葉が縮む。肉厚である。そこらにあるペラペラのホウレンソウとは違う。厳しい寒さ、そして積雪。これでぐっと甘くなった。なんでも寒さにあたるとうまくなる。そのうまさを、甘くなった、としか言えない。もっと気のきいた言い方があるだろうと考えるのだが、私の頭からはこの言葉しか出てこない。なんとかのひとつ覚えなのである。

いまの露地ホウレンソウはべったりと地に張りついている。葉が立っていれば茹でるのも楽なのだが、手で押さえるように沸騰した湯に押しこむ。問題はゆで加減だ。これだけに集中する。熱いのをこらえて1回2回と加減を見ると、甘さに感心する。かためが好きだから、まあこのあたりだろうと笊にあげて刻み、かつお節をかけて醤油を落とす。食卓の向かい側にはだれもいない。ホウレンソウの甘さに納得しながら熱燗を独酌する。


        


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冬の夜は身の丈に合った燗酒で

2012-01-28 | 

かみさんの海外遠征でひとり暮らしが続いている。すでに5日がたった。慣れてきた。ひとり暮らしのリズムができてきた。かみさん元気で留守がいい、もうそんな気分になっている。現金なものである。

柏税務署に確定申告のため出向いた。税の知識はまったくない。無知である。勉強しても理解できない。無限無知、超無知である。信じられないだろうが、いまでも”控除”が正直のところ理解できない。それでもなんとか申告書を提出している。といっても、なに、指定されたところに数字を打ち込むだけだから、内容を知らなくてもできる。確定申告のこの時期、税務署の窓口には行列ができる。後ろを振り返ると、私と同じ老爺ばかりが並んでいた。ジジイデビューしてからというもの、こんな光景に身を置くことが多くなった。

ここからは酒の話だ。

帰りはついでだからと柏駅前の[植要酒店]に寄って「香取80」(千葉・寺田本家)を購入した。この酒は燗酒にする。何度も飲んで気に入っている。
さらに四谷駅前の[鈴傳]で「ん」(青森・三浦酒造)と「宮の井」(兵庫・下村酒造店)を買った。これも燗酒用である。この店に行くのは楽しみだ。1階にも地下にも全国の酒がこれでもかと並んでいる。見ているだけでよだれが出てくる。その空間に身を置くだけで幸せになる。値段もピンからキリまである。燗酒用にとキリばかりを買ってきた。

この3本ともに1本当たり約2千円で、合わせて6千円ぐらいだ。冷や(常温)で飲む酒は、一般的には値段が高いほどうまいのだが、燗酒にむく酒は高ければうまいというわけではなく、気に入ればこれぐらいで買えものが毎晩の相手をしてくれるからありがたい。

厳寒期はやはり熱燗がいい。燗の酒は、前回取り上げた「岩の井」(千葉・岩瀬酒造)と今回買ってきた「香取80」が私の定番だ。どちらも千葉の酒になった。うまい具合に地産地消である。千葉は醸造元が多い。こんなことも酒飲みだから知ることができる。といってもたいがいの醸造元は海側にある。

家で飲む燗酒は、酸味があって濃醇なものが好みだ。そうなると生もとや山廃づくりに目が行く。燗酒用だから高い値段のものには手を出さない。晩酌の熱燗にはこれぐらいの値段のものがちょうど身の丈に合っているし、懐具合にもかなっている。

しかし、燗酒だけではもの足りなく、燗の酒を飲む前にちょっとばかりいい酒を冷やでやる。それが冬の夜の私の晩酌の風景である。


       


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寒中はニンジンも地中に保存

2012-01-27 | ニンジン

けさはこの冬一番の寒さだという。朝刊を郵便受けに取りに行くとき庭のバケツの水を見る。このところ毎朝氷が張っているが、今朝の氷は指先で押しても破れないほどの厚さだ。朝刊の「ちば・東葛」版には、私の住む我孫子市を含めて千葉県内5カ所の気温が毎日載っている。それを見る限りでは、我孫子市は夏暑く、冬寒い町である。ほかの地域と比べて夏は最高気温が、冬は最低気温がいつもトップになっている。

ニュースを見ていると、この寒さで野菜の生育はおもわしくなく、値段が高いという。わが家では野菜は端境期をのぞいて、すべて自給できている。おかげでこの厳寒期でも野菜に不自由することはない。すべて私の努力のおかげだと自慢したところで、逆に「毎日毎日野菜を持ってくるから困る」と言われてしまうのがおちだ。

いま収穫できているのは、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、ホウレンソウ、冬ネギ3種、ダイコン、ニンジンである。まあ、これだけあれば冬は越せる。

ニンジンもダイコンと同じく、地中に保存してある。12月にすべて掘りだし、穴を掘って再度埋めておくのだ。こうして保存していても、賞味期限は2月末までだろうか。寒い時期には根菜類のニンジン、ダイコン、サトイモをよく食べる。これらは保存できるからなにかと重宝する。

ニンジンは7月8月の夏まきが一般的だが、昨年は近所の農家の真似をして2月初旬にもタネをまいてみた。防寒のため黒マルチを敷き、穴開きビニールをトンネル掛けした。ダメモトでやったつもりが、低温下だから生育に時間はかかったものの立派に育った。これをみてニンジンは寒さに強いんだなと知った。ことしもやってみるつもりだ。


 

       


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主夫の気分で切り干し大根づくり

2012-01-25 | ダイコン

きのう24日、かみさんがニュージーランドへ山歩きに旅立った。10日以上留守にする。若い時なら雀躍するところだが最近は別れがさみしい。「いかないで」と腕を取ったところで振り払われるだけだ。それよりもひとり暮らしの食事の準備を考えると憂鬱になる。私の負担を少なくするためにと大量のおかずを作っていってくれた。おでん、野菜のスープ、サトイモの煮っ転がし、松前漬け、切り干し大根の煮物、鰯の生姜煮、ひたし豆。飲んべえにはご馳走である。これだけあれば当分は間に合う。ありがたいことである。

しかしこればかり食べていては当然飽きてくる。毎日一品ぐらいは自分で作らなければならない。昨晩から台所に立っている。かみさんは残りの人生を大いに楽しんでいる。それゆえ留守が多く、おかげで留守を預かる私はおかず作りには慣れているものの、久しぶりに台所に立つと動作がぎこちなく面倒に感じる。台所に立つのは嫌いではないし、食材はありまるほどある。あとは腕しだい。しかし、私のメニューには限りがある。食材を生かしきれない。さて、きょうはなにを作るかと毎日考えるのは、やっかいでもあり、楽しみでもある。

さっそく家事に追われている。けさは大忙しだ。朝食の用意、洗濯、そして空き瓶などの分別ゴミ出し。そして切り干し大根づくりである。年末に作り置きした切り干し大根が残り少なくなった。そこでまたまた作ったというわけである。すっかり主夫になった気分だ。

ダイコンはいま地中に保存してある。昨年末にすべて抜いて穴を掘って地中に埋め戻した。これで寒さで腐ることもなく、2月下旬ぐらいまで食べることができる。畑に行くたびに抜いてくる。いまでも新鮮で味に問題はない。

しかしダイコンはまだまだいっぱいある。近所にことあるごとにわけているがそれでも食べきれないほどある。うまい時期に食べきってしまうに越したことはない。かみさんが言うには、切り干し大根に使うのは旬のものが一番うまいという。なるほどね。魚の干物だって新鮮な魚を使ったほうがうまいのと同じだ。

昨年末からたびたび切り干し大根を作っているから、細切りにはだいぶ慣れた。濡れ縁で朝日を浴びている。食べるたびに感じることだが、太陽の光を浴びただけなのに、なんでこんなに甘くなるんだろうか。酒の肴の好きな一品だけに、作るにも精が出る。


   


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大寒に大きなブロッコリー

2012-01-23 | ブロッコリー

きょうはこれから病院で年1回の健康検査がある。健康に留意しているが、日々老化していくのはどうしようもなく、毎朝ひげをそるため鏡に向き合っては、確実に月日が私をジジイにしていくのに気がつく。これがオレの顔かと、鏡に向かってつぶやいてしまう。今回直木賞を受賞した葉室麟さんのインタビューをみて同感するところがあった。還暦を迎えてあと10年かと思ったという。いのちというより、執筆できる残された時間を思ったのだろう。私の趣味の登山では、元気な人も70を過ぎるとがたんと衰える人が多い。もちろん例外はたくさんいるが、概ねそんな印象を持っている。それだけに毎日が大切な時間になるのだが、いたずらに過ぎて行く。

わが菜園で冬を越している野菜たちのラストはブロッコリーだ。エンドウ、ソラマメ、タマネギ、キャベツ、冬ネギ、それにブロッコリーがいま寒い冬に耐えて生育している。

この厳寒期に大きな蕾を収穫できた。これは遅まきしたものだ。ブロッコリーは7月にタネをまいて10月下旬から11月初旬に収穫する。たまたま遅まきしたら、この厳寒期に収穫できることを知った。それからというもの、タネを7月、8月、9月と時期をずらせてまく。遅まきのものは早春まで大きな蕾をつけてくれる。

ブロッコリーは先端の大きな蕾、すなわち頂花蕾を収穫すると、脇芽が出て側花蕾が早春に次々と出てくる。早春には畑から青物が消える。このブロッコリーが唯一の青物になる。それだけにありがたい。

越冬している野菜を見てきた。心配は育ち過ぎて冷害を受けているエンドウだ。かなりのダメージを受けている。手遅れかなと思いながらも穴開きビニールでもかけてやろうかと思っている。ほかは順調だ。


       


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穴開きビニールで冬ネギの育苗

2012-01-21 | 九条太ネギ

大寒にはぴったりの寒さだ。きのうは一日中みぞれが降っていた。きょうも朝からみぞれだ。家の中に閉じこもっていると、体も心も縮こまってくる。どうにもやりきれない。こんな時は積読の本を読みすすめるチャンスなのだが、2時間ほど読むと、目が疲れて体が強張ってくる。本を閉じてつい音楽に聞き入ってしまうから、こたつの上の積読の本はほとんど動く気配がない。外を見るとみぞれがやんできた。外に出よう。ベタ足でゆっくりと走る。北風が寒く、体が思うように動かない。それでも体温が上がると、体がしだいにほぐれてくるのがわかる。

わが菜園で冬を越している野菜たちーエンドウ、ソラマメ、タマネギ、キャベツに続いて今回は冬ネギだ。

いま育成中の冬ネギは、昨年秋にタネをまいた。収穫は今年の12月になる。冬ネギの栽培期間は長く、タネをまいてから収穫まで一年以上かかる。いま収穫中の冬ネギは一昨年の秋にタネをまいたものになる。収穫中のネギと、育苗しているネギの両方がいま畑にある。

冬ネギはうまいから作る。だいぶ作る。狭い菜園だからスペース取りに苦労するほど作る。赤ネギ、下仁田ネギ、九条太ネギの3種が定番で、育成中の冬ネギもこの3種だ。

育成中のネギの背丈はいま10センチ程度になっている。ネギは冷害を受けるから穴開きビニールをトンネル掛けしている。葉先が少しばかり枯れるものがあるが、穴開きビニール一枚をかけてやるだけで、青々と育っている。


       


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寒さなんかにへこたれない春キャベツ

2012-01-19 | キャベツ

晩酌をおえて、食卓の皿にざっと目をやると、ひとつの皿が気になった。この皿のおかずはなんだっけなと、ほかのおかずはすべてわかっているのだが、ひとつの皿のおかずが思い出せない。その皿をじっと見つめて懸命に思い出そうとした。もの忘れは年々ひどくなるばかりだが、いまちょっと前に食べたおかずがわからなくなっている。さすがにヤバいと思った。必死になって思い出そうとした。どうしても出てこない。あきらめて風呂に入っていると、ふと思い出した。さすがにほっとした。毎日が老いとの根比べになってきた。

冬を越している野菜たち―エンドウ、ソラマメ、タマネギに続いて今回はキャベツだ。

このキャベツは春キャベツになる。5月に収穫できる。タネまきは昨年の10月下旬に行った。品種は金系201号。この品種を気に入っている。キャベツの味は品種で異なるから、3,4種を作ってみて、うまいと気に入ったものを作る。家庭菜園ではそれができる。

キャベツは春キャベツ、夏キャベツ、冬キャベツを作っている。好きなのは春キャベツだ。いま収穫しているのが冬キャベツになる。春キャベツは、巻きがゆるやかで、まるでレタスのようだ。やわらかく、色合いも若緑で春らしいところがいい。

いまのキャベツは防寒していない。野ざらしである。虫除けのためキャベツは年中寒冷紗の中で育てているが、いまはその心配もないので取り除いている。それでもへこたれない。寒さによる被害はみられない。元気である。この寒さの中でも成長しているようにも見える。その姿に感心して、私もさあ、北風に向かって背筋を伸ばしウオーキングだ。


       


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見た目とは違って寒さに強いタマネギ

2012-01-18 | タマネギ



健気に冬を越している野菜ーエンドウ、ソラマメに続いて今回はタマネギだ。

タマネギは寒さに背を丸めていまにも枯れそうな様子だが、見た目とは違ってこれは丈夫だから心配はない。すっかり根を張っていて霜柱で根が浮き上がってくることもない。一部の葉が枯れてはいるが、春が近づいて温度が少しずつ上がるにつれて青さが増してくる。見違えるように生き生きとして背筋もピンと伸びてくる。

昨年はタマネギの苗づくりがうまく行って450本も植えつけてしまった。狭い菜園だからそのスペースを確保するのは大変だが、残った苗を捨ててしまうのはもったいないからとできるだけ植えつけてしまった。

半分は黒マルチを張って植えつけ、もう半分は直接植えつけた。結果はどうかというと、私の経験からいうとたいして変わらない。それでいて、面倒ながらいまもマルチを張っているのは、一枚羽織って防寒してやると安心していられるというだけの話だ。

タマネギ栽培は、苗を植えつけてしまうと、収穫の6月までほとんど手間がかからない。たまに株間の雑草を取り除くだけである。それだけでタマネギを収穫できるのだから楽といえば楽であるが、半面、育てているという実感がない。手間がかからないのはいいのだが、栽培の面白みがないのである。あるとすれば苗を作ることである。タマネギの栽培は初級だが、苗づくりだけは上級だ。

タマネギの収穫は6月になる。3月にもなるとタマネギ畑は一段と青さが増して春の訪れをいち早く教えてくれる。


      


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厳寒期にソラマメを食べる

2012-01-16 | ソラマメ

ことしも鹿児島は指宿産のソラマメが届いた。遠くに住むガールフレンドからだ。贈り物をいただいて相手の無事を知り、安心している。おかげで毎年この時期になるとソラマメを味わうことができる。

わが菜園のソラマメの収穫は5月下旬だから、年のはじめにソラマメを食べたときは、なぜいまソラマメなんだと驚いたものだ。調べてみると鹿児島産のソラマメの出荷は年末から年始だというから、収穫したばかりのソラマメだと知った。でもいまだに厳寒期にソラマメを食べるのは、なんとも場違いなものが食卓に出たという気になるのは、これまでの食習慣からすれば仕方がない。若草色のソラマメを食べていると、寒さの遠い向こうに春が見え隠れする気分になるのがうれしい。

わが菜園のソラマメはといえば、昨年10月にタネをまいた。ソラマメはきのう取り上げたエンドウに比べたら格段に寒さに強い。まったく防寒していない。寒風にさらしたままである。それで冬を無事に越すことができる。たまに1、2株は寒さで枯れるのもあるが、寒さには強い。でもさすがに寒さにまいっている。しょぼくれている感じは否めない。

わが菜園のソラマメはこの2年ほど不作続きだ。すべてアブラムシのせいである。攻防に負けして、苦手意識が出てきた。もう手作業では限界だと、今年は浸透性の殺虫剤を使うことにしている。


      


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凍えそうなエンドウ

2012-01-15 | キヌサヤ

ウオーキングがほぼ日課になっている。いまの時期は、3時半から4時の間に家を出る。1時間30分ほど歩くから家に戻るときは真っ暗だ。きのうことだ。ふと「あっ、日脚が伸びてきたんだ」と気がついた。日一日とちょっぴりでも日がのびることを感じるのはいいもんだ。心の隅っこに小さな明かりがともる。

厳寒期を迎えて野菜たちも凍えている。なかでもエンドウがいちばん寒さで縮こまっている。いまにも枯れそうだ。さて困った。越冬するには大きく育ってしまって、20㌢以上ある。大きくなると冷害に遭う。

越冬するには10㌢前後に育ったものがいい。そのことは十分わかっているのだが、これがむずかしい。タネはいつもの年と同じく10月下旬にまいた。11月は温かい日が続いた。おかげでエンドウは大きくなった。大きくなるのはうれしいのだが、越冬するには伸び過ぎだ。生育がいいのは喜ばしいのだが、エンドウの場合は困る。

エンドウの越冬には寒冷紗をかぶせている。それでも毎年何株かは寒さで枯れてしまう。今年は12月末に見回ると寒冷紗をかぶせてやっていても、やっぱり寒さにやられていた。どうしたらいいのか。そこで寒冷紗をもう一枚かぶせて二重にした。これでなんとか冬を越してほしい。

エンドウの葉は春になるとそれはそれはみずみずしい若草色になる。その姿を見ているだけに、寒さで傷んでいるのがなんとも痛々しい。


     


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甘いといったらない、いまの下仁田ネギ

2012-01-13 | 下仁田ネギ


↑畑の下仁田ネギ、葉は寒さで枯れる
↓枯れた葉と根を取り除いた下仁田ネギ

酒と山の話が続いた。好きなことをやるのは楽しい。人生の終点が目に入ってきたから、これから先、できることに限りがあるだけに、ぐずぐずしてはいられない。

農閑期である。畑に行っても収穫するだけでほかの作業はない。北風が強いときは、吹きっさらしだからブルブル震えるほど寒い。そそくさと収穫をすませて戻ってくる。冬野菜もしだいに少なくなった。どんどん食べている。残すともったいないからできれば2月末までにあらかた食べ尽くしたい。

ネギがうまくなった。しみじみとそう声に出すほどのうまさだ。うまいというよりも甘い。かみさんと顔を見合わせて、この甘さはなんなの、あっそうか、これはネギの甘さだね、と確認しあうほどの甘さである。甘いといっても砂糖のしつこさではない。12月の甘さと比べると1月のいまは格別に甘さを感じるようになった。

冬ネギの中でも、下仁田ネギがやっと出番を迎えた。厳寒期のいま、うまさがあふれでる。ただし見た目は最悪になった。緑の部分の葉身部はほとんどが寒さで枯れている。というよりも下仁田ネギは緑のところをあまり食べない。食べるところは白い部分の葉鞘部である。あれほど立派な下仁田ネギがいまはぼろぼろの姿だ。こうなってはじめてうまくなる。枯れた葉を取り除くと、葉鞘部だけが残り、全体が小さくなってしまう。コロコロ太った白い所だけが主に残る。小さくなった分、うまさが濃縮したと思いたい。


   


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身延山ー気を取り直して再び山へ

2012-01-11 | 登山

身延山

ことしも元気に山を歩けますようにと手を合わせる


   ↑(上)山頂から東側の展望ー富士川が流れ、目をあげると天子山塊、そして富士だ

↓(下)山頂から西側の展望ー白峰三山など南アルプスの雪嶺パノラマが広がる
 


山行日 2012年1月9日(月)
天気 晴れ
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:53=5:06新松戸5:15=6:11西国分寺6:23=6:28立川6:43(中央本線)=8:38甲府9:06=10:19身延10:30(バス)=10:45身延山バス停ー11:00久遠寺本堂11:05-11:50三光堂12:00-12:37法明坊-13:00身延山(奥之院思親閣)13:30-13:50ロープウエー=14:05久遠寺本堂14:30ー14:50身延山バス停15:10=15:25身延駅15:43=17:05富士17:13(東海道本線)=18:00熱海18:10=19:52=20:47我孫子駅


新しい年のはじめての登山は、8日の入笠山のはずだった。それがJRの遅延で途中で引き返した。正直のところ気が抜けた。しばらく様子を見ようか、それとも気を取り直して再び翌9日に行こうか。山に行こうという気分を大切にしようと、翌日歩くことにした。計画はやはり実行して、きちんと仕上げたい。

行き先は入笠山から身延山に変更した。天気はいくぶん下り坂だという。入笠山は展望が売りだ。この天気予報だと少しあやしくなった。そこでもう1つ予定していた身延山に変えた。しかし身延山も南アルプスの展望の山だと聞いている。どちらを選ぶべきか迷った。こんな小さなことだが、私にはとても大事だ。入笠山は3月にしよう。

身延山を選んだのにはもちろん伏線がある。2010年3月の浜石岳、それに2011年12月の天子山塊からの眺めだ。目の先の遠くに身延山があったからだ。それに正月だからお参りをかねての登山もいいかと結局は身延山を選んだ。

年始に子どもが集まったとき、かみさんが「1月下旬からニュージーランドに10日間ほど山歩きに行くの」という。私は初耳だった。「前日に言って出発するつもりだった」。口うるさい亭主に内緒にしていたのはよくわかる。海外の山に行くのはいいのだが、帰国して必ず言う。「やっぱり日本の山が一番よ」。金を使ってこの言い草が気にくわない。それでも、せっかく身延山にきたのだからと、久遠寺本堂で手を合わせて、かみさんの安全渡航、子どもたちの健康、それに「今年もいい山に出会えますように」と自分のことも忘れなかった。

身延山の頂上からは期待していた展望が待っていた。雲が出てきたのではないかと心配したが杞憂だった。富士の眺めに、そして南アルプスの眺めに、気をよくした。結果が出たことで、気を取り直して出掛けてきたことに満足した。


鈍行列車で日帰りで行くには身延山は遠い。これまで行こうとしても行けなかった理由がこれだ。残された人生は長くはない。登りたいと思った山に登っておかないと、あしたわが身がどうなるかわからない。ここは行くしかない。行きは中央本線で甲府乗り換え身延線。帰りは富士に出て東海道本線を利用した。ぐるっと一周した。さすがに乗車時間は長かった。

天気は晴れ。中央本線は乗車時間が長くても窓外の山を眺めているとあきない。この日も北側の山々は輪郭を硬い鉛筆で書いたかのようにエッジがきれいだ。逆に南側は逆光のせいもあるのだろうか、それとも雲が多いのだろうか、イマイチはっきりしない。

中央本線に乗って車窓の風景に必ず身を乗り出すのが、勝沼ぶどう郷駅からの南アルプスの眺めだ。何回見てもあきない。それだけ楽しみにしていたし、今日の天気を占うにもいい場面だ。南アルプスは雲で覆われているように見える。身延山はどうなのか。ちょっぴり不安になってきた。

身延線に入ると西側の山々がきれいだ。櫛形山につづいて富士見山。葉が落ちたからか、いずれも山襞がくっきりしている。尾根と谷の陰影が濃く、見とれてしまうほど筋骨隆々としている。
我孫子駅を出発したのが4時53分。身延駅駅到着は10時19分だ。駅前から身延山、そしてロープウエーが見える。ここから身延山行きのバスに乗る。

身延山バス停から門前町を抜けると久遠寺の三門。


三門をくぐると石段だ。287段あるという。はじめは数えていたが、途中で忘れてしまった。この写真よりずっと急である。汗をかいた。


上りついて見下ろす。やはり急だ。


上りついた目の前に久遠寺本堂。神妙にお参り。お願いごとは前述のとおり。
きょうのコースは表参道から山頂に至り、帰りは裏参道を歩かないでロープウエーで降りてくる。下りは裏参道を利用するのが一般的だが、きょうはゆっくり眺望を楽しむことにした。


本堂の左を入ると、裏側に表参道がある。この山の登山道はこの参道である。左手がロープウエー乗り場。一段上の右手の道が登山道となる参道だ。一般車は進入禁止になっている舗装道路だが参拝者はここまで入って来ない。ひとり静かな道を歩む。


きょうは風がない。ゆるやかな坂道だ。歩くほどに汗をかいてきた。こんなはずがない。ザックの中は万が一にと防寒着で膨らんでいる。出番がない。アイゼンまである。手袋だってオーバ-グローブまで用意してある。中身は見えないからいいものの、ザックの大きさだけでも場違いだ。

そんなことを考えながら三光堂。ここで半分。ちょうど正午。昼飯を手早く済まして出発。

三光堂から先は砂利道になった。この先の法明坊までは尾根道だ。参道だから登山道の雰囲気はない。あくまで参道である。体が慣れてきたのか、三光堂からは調子がよくなってきた。傾斜は徐々に増してきた。それでも体が動く。まだまだ捨てたもんじゃない。

上からグループが下りてきた。2人が白装束だ。「なむみょうほうれんげきょう」と歌うように唱えながら。


法明坊が見えてきた。表参道には1丁目から奥之院まで50丁目までの丁目石が参道わきに立っている。さきほどの三光堂は中間地点で「25丁」。ここ法明坊は「40丁」。山頂の奥之院まであと10丁だ。



「49丁」。あと1丁で山頂となる奥之院だ。


予定通り午後1時到着。
さあどうだ? もちろん気になっていた展望である。ずっと気になっていた。奥之院への階段の手前から展望が広がる。


おお、見える、見える。ひときわ富士が大きく見える。よかった、よかった。これじゃまるでガキだな。もしかしたら雲で隠れて見えないのではと不安であっただけに、感激した。これまでいやというほど見てきた富士だが、見えるべきところで見えないとやはりがっかりする。不思議な山である。

ここから眺める富士は、天子山塊を前衛に顔を出している。2011年12月にその天子山塊から見た富士と同じ形だ。西から見た姿である。当然大沢崩れも見える。

 



東側の展望は完璧だった。そうなると奥之院の裏手、西側からの南アルプスの展望はどうなのだ。どうも気になる。近くにいた人に尋ねた。「なかなかものものでしたよ」。これで安心した。

さあ、急ごう。奥之院思親閣を抜ける。参拝は後回しだ。バチがあたるかなと思いながら山頂を目指した。



ここが身延山の山頂だ。南アルプスの雪嶺が見える。雪煙りが上がっている。私の安物カメラではその山並みを写し撮ることができない。どうしても小さくしか写らない。実際の目ではもっと大きく見えるのにといつも不満だ。

南アルプスの横一列の雄姿はあちこちの山からなんども見ているが、これもなんど見てもあきない。すぐに同定だ。自分が歩いた稜線を目でたどる。いい気分だ。この時期だというのに南アルプスは雪が少ないように見える。


南から北へこの山群を撮る。まず布引山、笊ケ岳。その背後に雪をかぶっている悪沢岳、さらに塩見岳だ。


アップで悪沢岳。


塩見岳もアップで。


さらに北に目をやると白峰三山。手前の富士見山が北岳を邪魔している。さらに鳳凰三山、八ケ岳だが、私のカメラではここまでが限界だ。
 

白峰三山もアップで。 手前の富士見山の向こうになんとか北岳のトップを撮ることができた。

鳳凰三山と八ケ岳のアップ。鳳凰三山は雪山になっていない。
こんな景色を見ていると、立ち去り難い。なんと30分も眺めていた。ここまで目に焼き付けたら十分だ。納得して山頂を後にする。この気分はいいね。とってもいい。
帰りの時間も迫っている。参拝できなかった奥之院にはゆっくりと手を合わせた。


日蓮聖人お手植えの杉。


帰りにもう一度、富士の展望を楽しむ。



ロープウエーで下山。7分で下山してしまった。ロープウエーからの富士。しだいに姿を隠していく。

身延山に雪はなかった。道も凍てついていなかった。冬山装備で膨れたザックが周囲から浮いていた。もう一度本堂にお参り。きょうはなんどお参りしただろう。まだ時間に余裕があるので伽藍を見学して、さあ帰ろうと腰を上げた。帰りも時間がかかる。長い一日だった。決断すれば行けるものである。これで気になっていた一山を歩けた喜びがある。


      


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今年はじめての登山ーJR遅延で引き返す

2012-01-08 | 登山

いまは8日(日)午前11時30分。この時刻には入笠山の頂上まじかのところを歩いているはずだった。それなのに、こうしてパソコンに向き合っている。きょうは今年初めての山歩き。朝早く家を出たのだが、JRは人身事故で大幅に遅れ、目的地への列車はなかなか発車しない。こりゃだめだと見切りをつけて家に戻ってきたというわけである。亭主元気で留守がいいとばかりに羽根を伸ばすはずだったかみさんにはなんとも気の毒なことをした。

天気予報をじっくりと見ながら、きょうがいいと、満を持しての出立であった。朝は3時50分に起床、家を4時半に出た。西国分寺駅で中央線に乗り換えるのだが、車内放送があった。人身事故のため八王子と高尾間は不通、復旧は6時30分の見通しとのアナウンス。

せっかく朝早く出てきたというのに、それに今年初めての山歩きだ。なんともついていない。立川駅で駅員の指示に従いとりあえず次の日野駅まで進んだ。そこで電車は停止。時間は過ぎる。私の計画の時刻を過ぎてしまった。時計を見ながら、この先どうするかと考えるが、大幅な遅れに対応して計画を再構築しようにも資料がない。ほかの山に切り替えるにも地図を用意していない。こうなると戻るしかない。この先いらいらしながら列車の運行に頭を悩ますよりは退却だ。そう決めたらいくらかは心が平かになる。きょうは戻ろう。上りの快速電車に乗り移って、朝の9時に家に戻ってきた。

よしっ、とばかりに早起きして家を出たのに、この事態にすっかり意欲はしぼんでしまった。山歩きではよくJRを利用する。人身事故で遅れることもたびたび経験してきた。よくあることだ。だれのせいでもありゃしない、みんなおいらが悪いんだ、と思うしかないのである。

防寒着で膨らんだ冬山支度のザックが玄関先に置きっぱなしになっている。あした再び目指すか、思案中である。

入笠山・山行計画
我孫子駅4:53=5:06新松戸5:15=6:11西国分寺6:23=6:28立川6:43=8:38甲府8:53=9:51富士見10:00(バス)=10:10富士見パノラマリゾート=ゴンドラ山頂駅ー入笠山ーゴンドラ山頂駅=富士見パノラマリゾート15:00(バス)=15:10富士見駅15:36=18:20高尾18:33=20:21我孫子駅 


      


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宗旨替え?寝酒に1升瓶ワイン

2012-01-07 | 

5日に続いての酒の話だが、これは番外編。晩酌の酒ではなくて今回は寝酒の話、それも清酒ではなく、めったに飲まないワインだ。

葡萄酒を買った。それも1升瓶に入ったものだ。ワインは普段まったく飲まない。厳密にいえば買っては飲まないが、到来物はもったいないから飲む。このところその到来物のワインを寝酒に飲んでいた。これまで寝酒は蒸留酒ばかりだった。寝酒の好みも変化して、ウイスキーから泡盛、そして焼酎になった。この到来物のワインを寝酒に飲んでみて、これが蒸留酒よりも具合がいいことに気がついた。体にゆっくりとしみわたっていくといった感じで、体に負担にならない。ということは蒸留酒が負担なってきたということか。やはり年のせいかなと思ってしまう。

到来物のワインが空になった。寝酒とはいえ飲兵衛だから720mlなんてすぐに空っぽになる。体になじむのが気に入ったようで、寝酒にこんどはワインを用意したくなった。しかし720mlではすぐに飲んでしまう。そこで1升瓶ワインがあるのを思い出した。昔のことだが、山梨にブドウ狩りに行くと、そこのブドウ園では1升瓶の「葡萄酒」が売っていた。いまでも売っているのだろうか。ネットで探すとすぐに見つかった。1升瓶ワインを作っている醸造元は多く、種類も豊富だ。そのうえ値段も安い。ワインについての知識はほんのわずか、いやまったくないといったほうがいい。それに関連するブログを見ながら銘柄を選んでネットで注文した。翌日には受け取った。便利になったものだ。

飲兵衛だから酒なら何でもいける。しかしワインだけは駄目だった。魚を食べながらワインを飲んだときの味は最悪だった。生臭さが強調されて口中に広がる。うまいものもまずくさせてしまう。それ以来、すし屋でワイン、料理屋で刺身でワインを飲んでいる人を、ホントにうまいと飲んでいるのかと思ってしまう。もちろん魚以外ではワインはまったく平気だが、平気だといっても、ワインを飲みながら漬けものや煮物といった和食を食べている夕飯の風景を自分には想像できない。ワインを晩酌にしている人は、おかずにどんなものを食べているのか。ワインに合うおかずばかり作るかみさんはいるんだろうかとも思ってしまう。しかし世の中広いから、きっといるんだろうね。

話はそれるが、ビールを飲みながら魚を食べている人をみるが、私はビールでも魚をたべると生臭さを感じるばかりで、「まずはビール」でも、刺身を食べるときは清酒に切り替える。私の舌が異常なのかと思ったら、同じ意見の人がけっこういるものだ。

ホンジョウ金ラベル甲州醸し1800cc(岩崎醸造・1260円)
前置きがずいぶんと長くなった。いま寝酒に飲んでいるのがこのワインだ。淡いピンク色をしている。好きな作家の田中小実昌が愛飲していたというから買ってみた。1升瓶でこの値段だから真っ先に気になるのは味である。このワインは手ごわい。最初はおやっと思ったが、すぐに慣れた。これなら飲める。辛口だから私には清酒感覚で飲める。これを寝る前に湯のみ茶碗で飲んでいる。清酒と異なるところは、がぶがぶと飲んでしまえるところだ。ペースが速い。あぶない。何杯も行けそうだ。湯のみ茶碗一杯でやめておく。飲むスピードは清酒の倍以上だから分量が減るのも早い。大金持ちでなく小銭持ちの私には、これくらいの値段はありがたいし、分相応だろう。

ウインワイン白ラベル1800cc(北野呂醸造・1320円)
これはまだ開栓していない。1升瓶ワインの白として評判のいいものだから楽しみにしている。

ここにきてワインを飲むとは自分でも驚いている。「おい、宗旨替えでもしたのかよ」と言われても仕方ない。あくまでも寝酒に限っての話だ。しかし体に心地いいと感じるのだから、当分寝酒に飲んでみることにした。すぐにあきてしまって、また元に戻るかもしれない。


     


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さみしかった正月の酒

2012-01-05 | 

久々に酒の話を。

正月の酒をなににしようかと考えるのは楽しい。定番以外の酒を飲むにはいい機会である。家族のためにも、自分のためにも、いい酒をさがして集める。飲兵衛の腕の見せどころだ。いまなにが評判でうまいのかと、アンテナを張っているつもりだ。それらはこれまで買い求めてきた酒店を3,4軒回れば手に入る。

いつもはそうしていた。ことしはちがった。さぼってしまったのである。これでは収穫があるはずがない。結局用意したのは3本。八海山(しぼりたて原酒)、岩の井(山廃純米)、久保田(紅寿)だ。この酒たちには申し訳ないが、このラインアップではさみしい。なんで手を抜いてしまったのか。要は是が非でも飲みたいという酒がなかったからだ。これもさみしい。それとも酒に対する意欲が失われてきたのか。そうであればもっとさみしい。例年だと、これはうまいと思うよと自慢していたのだが、今年はそれがなかった。これもさみしい。

八海山(しぼりたて原酒) それでも努力はした。近くに地酒ブームで評判になった酒店がある。定番の「〆張鶴」はこの店でいつも買う。近くにこんな店があるのはありがたい。この店も近年は清酒の売り場が年年小さくなるばかりで、かわりに焼酎が幅を利かせている。大型冷蔵庫をみると、いくつものしぼりたてが並んでいる。おやっ、八海山のしぼりたてがあるぞ。隣には〆張鶴のしぼりたてがある。〆張鶴のしぼりたては飲んでいるので、八海山を買った。八海山は好きでも嫌いでもない。実はこの八海山のしぼりたては年末に飲んでいるはずだった。ところが買ったはいいものの瓶を壊してしまった・・・。はじめて飲む酒だから私は飲んでみたかった。あきらめるしかない。群馬県みなかみ町での忘年山行でのことだった。その酒になんと近所の酒店で再会した。買わないわけにはいかない。はじめて飲む酒にはまじめに向き合う。開栓してすぐの味は不満だった。しかし、数日してしだいに味がのってきた。いまはこの味なら大丈夫だと言えるようになってきた。うまいしぼりたては、すいすい飲んでしまうから身構えて飲む酒である。

岩の井(山廃純米) 熱燗定番の酒である。この2,3年、燗酒はこの酒になった。飲んでいてあきないのがいい。酔っても飲める酒だ。それに1升瓶で2000円だ。この安い値段で、気に入る味なら大満足である。この酒も近くの別の酒店で買えるのがうれしい。しかし正月に定番の酒を出さざるを得ないのがわれながらさみしい。

久保田(紅寿) これは冷やだ。燗酒にするとおやっと思う味に変化する。すぐに冷やに変えた。これならなんら問題はない。

おやじとしては、さぼった手前、申しわけないなと思いながら飲んだ。評判がよかったのは岩の井だった。定番の安い酒がうまいと言われてうれしいものの、ますます困ってしまう。


      


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