30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

こんばんのおかずはこのナス

2011-07-31 | ナス

一番よく見るホームページは天気予報だろうか。山歩きに、百姓にと、私には欠かせない情報になっている。山を歩くときは「登山」を、百姓のときは「ピンポイント天気」を見る。このところ雷雨や豪雨がある。そのときは「 雨雲の動き」がとても参考になる。これを見ながら、雨雲がまだ居座っているとか、まもなく晴れ間が出てくるなとかがよくわかる。これらがパソコンで見られるのだからありがたい。

このところ夏らしくない天気が続く。ことしの梅雨明けは例年になく早く明け、それからは連日猛暑が続いた。いまは中休みか。というより梅雨に戻ったような天気だ。畑には大歓迎である。たまには雨が降らないと畑の作物には困る。この雨はじつにありがたい。

とくに雨はナスにいい。ナスは水が好きだというのは知識として知ってはいるが、雨が降ると、とたんに実なりがよくなるから、実感としてそのことがよくわかる。

きのうはこの雨のおかげで、ナスを多く収穫できた。しかし、せっかく取ってはきても、かみさんがこの悪天候の中、北アルプスに行って留守にしているから、この間の毎日のおかずは私が台所に立って作っている。こんばんのおかずはこのナスだ。さて何をといったところで、私にできるのは決まったものしかないから、いつものようにパソコンでナス料理を検索して作ることになる。


 

      

 


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新たにトマトの苗の植えつけ

2011-07-29 | トマト

週末に歩いた3つの山の記録を急いでまとめた。あいかわらず拙速だなと思いながらも、しぶんのあしあとを書くのは楽しい。4日前にこの長野と岐阜の山から戻ってきたばかりだというのに、かみさんはきのうの夜行バスでこんどは北アルプスに出かけた。1週間の予定なのだが天気がよくないようで早めに戻るかもしれない。なんとも元気なことである。わたしはひとり留守番だ。

私も老いて先は短いのだから、楽しみたいときに気ままに楽しめる贅沢をもちたいのだが、畑をほったらかしにもできないので、畑の様子をみながら、それに晴れ男としては天気予報を見ながら決めざるを得ない。

先週は山から帰った翌25日に3日ぶりに畑に行った。この時期は夏野菜の盛期でもあるから、どの野菜も私が来るのも待ってましたとばかり、実をいっぱいならして待っていてくれた。

トマト、ナス、ピーマン、オクラ、それにゴーヤが、自転車のかごに収まりきれない。さらに袋を片手で持って帰るほどの収穫になった。収穫はうれしい。しかし食べきれない。

トマトはとくにそうだ。とくにミニが豊作だ。ミニは枝もたわわにという表現がぴったりするほど多くの実をつける。3日間もとらないでいたので、こんなにもと思えるくらい取れた。こうなると毎日3回トマトを食べても食べきれない。

先週末の登山にはミニトマトをいっぱい持っていった。何度も書くが、酸味のあるミニは、山で食べるとこんなにうまいものはなく、疲れた体をしゃきっとさせてくれる。

しかしトマトの収穫の盛期は過ぎた。これからは収穫が徐々に減っていく。かみさんがトマトを好きなものだから、そこであらたに苗を植えることにした。大サービスである。ホームセンターに行ったら、この時期だから仕方ないのだが、夏野菜の苗の販売はほとんど終了して、ミニがわずかに残っていた。まだ間に合うだろうから、きょうにも植えつける。


 

         

 


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2011夏山を歩くー恵那山(広河原コース)

2011-07-28 | 登山

恵那山頂。山に入り3日目にして本来の調子の歩きができたから気分も晴れやかだ


山行日 2011年7月24日(日)
天気 曇り時々晴れ
山域 恵那山
メンバー かみさん
コース&タイム
弓の又キャンプ場=林道ゲート駐車場4:40-5:05登山口-6:25標識(5/10)-7:45恵那山8:45-10:40登山口-11:05林道ゲート駐車場=弓の又キャンプ場(撤収)=ひるがみのの森(入浴)=飯田山本IC(中央自動車道)=我孫子・自宅


7月22日 美ケ原   7月23日 御嶽山  7月24日 恵那山

恵那山には昨年の聖岳と光岳の帰りに登ろうと思えば登ることができた。しかし登ろうという強い意思がなかったのか結局は見送った。やっぱり登っておけばよかったかなという少なからず心残りがあったからこそ今回につながったのだろう。

ルートは、最短の「広河原ルート」を登ることにした。下山したらこの日のうちに自宅まで帰る。そのためには早め早めの行動で、できるだけ短時間で歩けるこのルートを選んだ。このルートは、頂上に至るまで展望がなく、笹が茂る道をひたすら登るだけで、花も咲いていないからほかに楽しみがない。そうなると頂上からの展望に期待したいところだが、山頂には展望台となる櫓が組んであったものの、そこからの展望はまったくなかった。とうとう恵那山の魅力をなにも感じないままに、登って下山してしまったようで、もの足りなさが残っている。

このルートは虫が多い。突然に虫の大襲来だ。体中刺され、顔や耳が腫れて、人さまには見せられない顔形になった。それに口に鼻に耳にと虫が侵入してくる。どうにも不快で、登山どころではなかった。事前情報としてそれは分かっていて、頭からすっぽりかぶる防虫ネットを用意していたのだがザックに入れるのを忘れた。下山のとき登ってくる人の中には防虫ネットをきちんとかぶっている人を何人も見かけた。これほど虫に悩まされたのは北海道の暑寒別岳以来だ。

前日、前々日と体調がいま一つで、苦しみながらの登山になった。3日目のこの日はこの2日間の登山で体が慣れたのか、いつもの調子で登れた。こうでなきゃ、と思いながら、この日はかみさんに遅れることもなく歩くことができた。


登山3日目。この恵那山が今回の最後の山になる。帰りの時間を考えて、できるだけ早出することにした。キャンプ場を4時に出て、林道ゲート駐車場を目指した。駐車場はまだうす暗く、5台ほどの車があった。日曜日なのに思いのほか少ない。すぐに準備を整え、林道を広河原登山口へ向かった。(写真は、出発時暗かったので下山時に撮ったもの)

林道の左は本谷川、右の山側は崖で、登山口までの道はいつ崩落があっておかしくないくらいの地層だ。落石がこわい。通行止めのゲートが設けられているのがよくわかる。
25分ほどで左側、すなわち川側に「広河原登山口」の案内があった。この道の山側には水場があり、うまくて冷たい水が流れている。

登山口からいったん本谷川に下り、橋を渡り、対岸から山に入っていく。

すぐに急斜面が待っている。ずっと岩まじりの急な登りが続く。ところどころにこんな標識がある。登山口から頂上までを10に区切って、いまの位置を教えてくれる。

岩まじりの道が終わると、こんどは山頂までは背丈ほどの笹に覆われた道になる。とにかく笹の道が続く。朝露で濡れるかなと思ったらそうでもなかった。私はこんな笹の道が苦手だ。笹の中から熊があらわれるのではないかと戦々恐々としている。東北の山の歩くとこんな道が多いから、いつも身構えて登っていた。


ここの標識は5/10。頂上までの中間点? ここまで登山口から1時間20分。

とにかくどこまも途切れることなく笹に覆われた道が続く。たまには違う風景を見たいなと思うほどだ。

花は少ない。そんななか、ナデシコに似た白い花を見つけた。センジュガンピだ。調べたらナデシコの仲間だった。きょう出会った花の中で印象に残ったのはこの花くらいだから、めったに花に出会えなかった。

きれいな花に気をよくしカメラを向けていたら、急に顔に虫がたかってきた。それから頂上近くまで虫の攻勢が絶え間なく続いた。腹が立つほどわずらわしいばかりで、一刻も早く虫から逃れたいのだが、いつまでたっても虫がいなくならない。顔を虫から守るため手ぬぐいで頬かむりしたもののまったく効果はなく、かえって顔のあちこちを刺されてしまい、腫れてしまった。帰りの温泉で鏡を見たら、すごい顔になっていた。

虫の攻撃がなくなったころ、恵那山の山頂に到着した。広い山頂で三角点と山頂標識があり、それに展望台となる櫓が組まれている。櫓に登ってみるが、なにも見えない。



櫓の上から頂上を撮ってみた。

避難小屋も見ておきたい。山頂からいったん少し下り、登り返すと避難小屋があった。近くに新しいトイレがある。そこが黒井沢ルートの分岐になっている。

小屋の前で、ここまで前後して歩いてきた人が地図を取り出して、最高点はどこだろうという。さきほどの「頂上」は三角点があり2189.8㍍だ。しかし地図を見るとすぐ近くに2191㍍の最高点がある。ここはどこになるのだろう。三角点があるところが頂上と思えばいいし、そこまでこだわることはないだが、気になるのもたしかだ。

そこで探してみることにした。地図で見る限り避難小屋の近くであることは間違いない。避難小屋から神坂峠方面への道をほんの少し行くと避難小屋の裏手に出た。岩場だ。ここが少し高い。ここが最高点か? いや展望がまったくないから違うだろう。
さらに少し先に社があった。現在、恵那山山頂の恵那神社奥宮には 7 つの社が置かれているという。その一つ。

四乃宮社 熊野社 速王男命

この社の左側に細い道がある。ほんの少し足を踏み入れると、三角点のようなものがあり赤く塗られていた。これがなにを意味するのかまったく分からないのだが、直感でなんかがにおう。このあたりかな? さらに進むと崖に出た。そこだけ木々が伐採されて展望が開けていた。たぶんここだろうと、ひとり合点した。

ここからならたしかに展望がよさそうだ。うろうろ歩きまわっても展望できるようなところはなく、ここがたぶん唯一のところだろう。天気はいいのだがあいにく展望がきかない。家に帰り、調べてみると、やはり「四乃宮社」の裏手のここが一番展望がいいようだ。

頂上では1時間休むつもりでいたのだが、避難小屋まで足を運んだり、最高点を探したしたら、またたくまに時間が過ぎた。あわてて頂上に戻り、昼食をとった。この時間帯になると、しだいに登山者がやってくる。

山頂についてからちょうど一時間。下山開始。次々と登山者がやってくる。駐車場の車の台数を見て、きょうは登山者が少ないと思っていたのだが、それはわたしたちの出発時間が早かっただけのようだ。帰り着いたら、駐車場は満杯で、林道にまではみ出ていた。

弓の又キャンプ場に戻り、テントを撤収した。
広河原ルートからは、恵那山の姿を見ることができない。そこでキャンプ場の管理人さんに尋ねたところ、すぐこの先の道から、山と山との間に見ることができるという。いいことを聞いた。少し先にたしかに恵那山と思える山容。これだなと、山旅の最後に恵那山を見ることができた。 


台風一過とはいえ、晴れ男と雨女がいっしょだと、どっちにしていいのかお天道様も困るようだ。この3日間は天気に恵まれた。頂上の天気はいいのに、展望には恵まれなかった。どうにもおかしな天気だった。

やはり車を利用した山行はなにかしらもの足りなさを感じた。それでも一カ月半ぶりに山中に身を置いてしだいに心が満たされていくのがよくわかる。これが私にとっての山の魅力になっている。やっぱり山はいいもんだ。


         

  

 


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2011夏山を歩くー御嶽山(田の原コース)

2011-07-27 | 登山

山腹に噴煙を上げる御嶽。王滝頂上から仰ぎ見る最高点の剣ケ峰まであと30分ほどだ


山行日 2011年7月23日(土)
天気 曇りのち晴れ
山域 御嶽
メンバー かみさん
コース&タイム
おんたけ銀河キャンプ場=5:10田の原5:35-6:40八合目石室-7:15一口水-7:50王滝頂上-8:25剣ケ峰9:25-10:10一口水-10:40八合目石室-11:45田の原12:10=銀河キャンプ場(撤収)=19号線=南木曽町「妻籠」=昼神温泉「湯ったり~な昼神」入浴=弓の又キャンプ場(泊)


御嶽山は老若男女でにぎわっていた。夜が明けたばかりだというのに驚くほどの人出だ。登山ベストシーズンとはいえ尋常ではない。信仰の山だけに御嶽講の白装束の参拝者を全国から運んできた大型バスが駐車場にずらりと並んでいる。参拝者には老人が多いからあたりを見渡すとまるで老人天国だ。そこにツアー登山者が加わるから、登山道は数珠つなぎになる。いやあ、参拝者と登山者とで、こんなにも人がいるとは思わなかった。

御嶽山は周辺の山を歩くとよく目立つ。それだけに一度は登ってみたいと思ってはいたが、信仰の山だけに、私のような登山対象として見ている者には違和感があった。3000㍍を越える山だけに、登らないわけにはいかないのだが、そんな思いがあったためかどこかで敬遠していた。

しかし、登って見て感じることは、これが3000㍍を越える高い山だとはなかなか実感できなかった。というのも、登山口となる田の原がすでに標高2180㍍にあるだけに頂上までの標高差は1000㍍を切っている。思いのほか楽に3000メートルの頂に立ってしまったから、そう感じるのだろう。

たしかに3000メートルの山にしては楽だった。しかし、実のところこの日は前日以上に体が動かない。苦しかった。どうも本調子に戻らない歩きが続く。標高差1000メートルくらいの山なら普段は問題なく登っているのに、思うように動いてくれない体調にいらだった。


おんたけ銀河キャンプ場から登山口の田の原の駐車場へ。すでに駐車場は車と人でいっぱいだ。鳥居をくぐってスタート。正面に御嶽。ややガスがかかっている。 

御嶽山は台形の形をしているのがよくわかる。ちょうど王滝頂上と剣ケ峰にガスがかかっている。いい天気になりそうで心が弾む。それ行け。


8合目の石室避難小屋。ドアがないので、はたして風雨をしのげるのか。そんな心配をしてしまう避難小屋だ。

 



8合目までは順調に来た。しかしこの先の9合目までは指呼の間に見えたのだが、急にペースがダウンし、なかなか足が前に進まなく、数歩進んですぐに休むという繰り返しになった。この日はきのう以上にきつかった。なんでこんなに足が重いのだろうと、普段の実力?がでないことがなんとも情けない。体がどうにかなってしまったのだろうかと心配になる。かみさんはわたしなんかかまわずに、さっさと先に進んで行く。もうその姿は豆粒ぐらいに見える。きのうと同じ展開になった。王滝頂上山荘がずっと見えているのだが、なかなか到着しない。



登山道わきに「一口水」。ちょろちょろ出ている。飲もうかなと思っても面倒になってしまうくらい疲労困憊だ。私の後ろに白装束の若い女性のグループがいた。その一人が「神様の山に来たのに地獄を見た」なんて軽口をたたいている。おかしかった。苦しいの私ばかりではない。



9合目に手が届く距離になった。王滝頂上山荘までもうすぐだ。


ツアー登山者が多い。団体の行列だからこれを追い抜くのは大変だ。実際迷惑である。尋ねたら関西の旅行代理店が募集したツアーだ。きょうの参加者は37人だという。思わず、うわあ、たいへんだ。なにが大変だかわからないが思わず口走ってしまった。百名山の山は整備されているから、他人がおぜん立てしたツアーにくっ付いて行くのではなく、自分で計画して登りなさいよ、といいたくなる。計画を立てるのはじつに楽しい。わたしには実際に歩くより楽しいくらいだ。そんな楽しみを放棄するなんて、なんとももったいない。

やっと王滝頂上だ。苦しみ、苦しみ、もうだめかと思えるくらい苦しんで、ようやく王滝頂上神社に着いた。無事を願って手を合わせる。私はてっきりここが頂上だと思っていた。えっ、頂上はまだ先なの? 



ここ王滝山頂神社でかみさんが待っていてくれた。「ちょうどコーヒータイムを終えたところ」。よほど待ったらしい。なんといわれようと仕方ない。ここから最高点の剣ケ峰を望む。山腹から噴煙が出ている。活火山だ。硫黄の匂いが漂う。あの頂まであと30分ほどだ。ここまで来たら、這ってでも行けるだろうと思うと気が楽になった。

憎たらしいほど余裕しゃくしゃくのかみさん。


剣ケ峰、すなわち御嶽神社奥社へ続く階段までたどりついた。この階段を上れば頂上だ。ゴールは目の前だ。
一歩一歩階段を踏みしめて登った。


最高点の剣ケ峰にある御嶽神社奥社だ。いやあ、きつかった。


そこには山頂標識。外輪山をぐるっと見渡せ、二ノ池を見下ろすことができる。山頂は快晴、風もなく気温も快適だ。しかし、こんないい天気なのに遠望がきかないという不思議な天気だ。昨日もそうだった。次々とツアー登山者が着く。山頂標識の前は記念写真を撮るために行列ができた。


外輪山。

展望はあきらめていたが、外輪山の向こうに白山が見えた。アップで撮った。

さらに目を凝らすと、北方面のガスがはれて山が見えてきた。乗鞍岳かなという。さあガスがはれて山々が姿を現すぞと、期待したのだが、ふたたびガスに隠れてしまった。残念!

外輪山を一回りしようか思ったが、明日の予定を考えるとあきらめざるを得ない。かみさんは以前にこの外輪山を歩いているのだが、どのコースを歩いたのかすっかり忘れている。山頂は晴れて気持ちがいいから、このまま山頂で一時間ほどゆっくりすることにした。



すっかりのんびりしてしまった。こんなに山頂でゆっくりしているのは私だけだ。さあ、腰を上げて下山開始だ。このころになるとガスが出てきて、山頂からは晴れ間が見えなくなった。

8合目石室避難小屋。次から次と登ってくる人が絶えない。


田の原が見えてきた。もうすぐだ。


まもなく帰り着く。正午だというのに、ここでも大勢の人が頂上を目指す。週末ということもあるのだろうが、とにかく人通りが絶えない。


田の原を5時35分に出発して、11時45分に戻った。山頂で1時間ほど休んだから、歩行時間は5時間ほどになる。苦しみ喘いだものの、下りてくれば、こんな時間で登ってしまったのかと驚く。駐車場はこの時間でも満杯だ。

すぐに、おんたけ銀河キャンプ場に戻り、テントを撤収。明日は日曜日ということもあろうが、スカイラインを車が次々に登ってくる。とにかく御嶽はすごい人だ。
19号線で、あした登る恵那山に近い「弓の又キャンプ場」を目指す。南木曽町で妻籠宿を見る。そこから昼神温泉「湯ったりーな昼神」で汗を流し、そこの食堂で夕飯をとった。キャンプ場でテントを張れば寝るだけである。

7月22日 美ケ原
7月23日 御嶽山
7月24日 恵那山


 

        

  


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2011夏山を歩くー美ケ原(百曲りからダテ河原へ)

2011-07-26 | 登山

美ヶ原山頂の「王ケ頭(おうがとう)」。電波塔が林立して「王ケ城」といった眺めだ


山行日 2011年7月22日(金)
天気 曇りのち晴れ
山域 美ヶ原
メンバー かみさん
コース&タイム
我孫子・自宅4:00=中央自動車道・岡谷IC経由=8:00三城牧場・いこいの広場8:20(百曲がりコース)-8:45広小場-10:10美しの塔-(アルプス展望コース)-11:20王ケ頭11:40-12:00王ケ鼻-12:00ダテ河原コース分岐-13:30ダテ河原登山口-13:40三城牧場・駐車場=松本IC=塩尻IC=(19号線)木曽福島=王滝村・おんたけ休暇村「こもれびの湯」入浴=おんたけ銀河キャンプ場(泊)


かみさんと7月22日から24日まで夏山を歩いてきた。行き先は、美ケ原、御嶽山、恵那山の3山で、一日一山のペースだ。一緒に歩くのは昨年の聖岳から光岳以来だから一年ぶりになる。かみさんは、口うるさい亭主とはうっとうしくて一緒に歩きたくないようで、「年一回ぐらいならお付き合いしてもいいかな」という。これには私も同感で、これくらいがお互いの心の平安を保つにはちょうどいいかなと思う。

この3つの山をわたしは歩いていない。これまで歩きたいという気持ちにはなれなかった。しかしそろそろ何事においても徐々に整理していかなければならない年格好なので、歩いておこうかという気になったのだろう。それで3山を提案した。百名山達成まであとわずかとなったかみさんは御嶽以外の2山は歩いていないから、すぐに「合意」に達した。

移動手段はマイカーだ。どこの山に行っても車ばかりだ。列車やバスでの移動はすっかり少なくなり、すたれた。わたしなんかは絶滅危惧種になりつつある。車はたしかにアプローチに便利だと思う。しかし、山歩き本来の縦走ができないから、なんとなく満たされなくて味気ない山行になる。これを重々承知しながらコースを選んだ。


美ケ原はこれまでの情報による思いこみから、あまり期待していなかった。それが意外なことに「アルプス展望コース」の高山植物がよかった。思わぬ収穫だった。このコース上にはずっと色々な花が咲いて目を楽しませてくれたのだから気をよくした。とくにナデシコを見つけたときは、出発前に「なでしこジャパン」がワールドカップで優勝して心躍らせてくれたので、その思いもあってのことなのだろうが、なんともうれしかった。

初日の22日に美ヶ原を歩くことにしたのは、1カ月半ぶりの山歩きなので、まずは足慣らし程度にということで最初の山として選んだ。ところが予定したよりもだいぶ歩いてしまった。こんなに歩くのかよと自分でも驚いたのだから、かみさんから足慣らしにしてはだいぶ歩くわねと皮肉を言われるしまつだ。

今回歩いたコースは、百曲がりコースから王ケ頭を経てダテ河原コースを下山して出発点に戻るラウンドコースだ。この山はいくぶん観光気分だ。「美しの塔」を一度は見ておくのもいいかなとわざわざ反対方向だったが足を延ばした。


家から出発点となる三城牧場のいこいの広場まで4時間。岡谷ICからの道もわかりやすい。駐車場は一段下がったところにある。


百曲がりコースは、この建物に向かって左側。細い道が延びている。


沢沿いの道を歩く。せせらぎと森。心地よく落ち着く。いいコースだなと感心する。かみさんも同じ印象を持ったようだ。


広小場。ここから茶臼山への道がある。どうしようかと迷ったが、きょうは足慣らしという口実でパス。


前を行くかみさんとの差が徐々に開くばかりだ。体が思うように動かない。1カ月半ぶりの山だから仕方ないかと思いたいのだが、どうにもだめだ。不調だ。息遣いが荒くなる。汗が気持ち悪いほど流れる。それだけに途中の水場の冷たい水がうまかった。


この水場から先には、高山植物が少しずつあらわれて気分転換になった。ハクサンフウロ、ウツボグサ、トリアシショウマ、オダマキなどが、へえ、こんなにも咲いているんだと思ったほどだから、それは楽しかった。かみさんはさっさと先に行ってしまった。これ幸いとばかりに観賞しながら休み休み登った。やっとの思いで稜線に出た。かみさんは待ちくたびれた様子だ。

この稜線は「アルプス展望コース」といわれている。このコースに沿って頂上の王ケ頭を目指せばいいのだが、せっかく来たのだから「美しの塔」まで足を延ばすことにした。頂上とは反対方向に行く。牧場の先に山頂の電波塔が見えてきた。

美しの塔。ここに至ると登山というよりは観光気分になる。というのもこの先の山本小屋から家族連れがぞろぞろやってくるからだ。


 



美しの塔から戻ってふたたびアルプス展望コースを行く。正面に霧ヶ峰。台風一過の晴天を期待していたのだが、ぱっとしない天気でガスがかかって展望はよくない。


アルプス展望コースの道の両側は花園だった。最初から最後まで切れることなく高山植物が咲いている。美ケ原ってこんなにも花が咲き乱れているんだと認識を新たにした。このアルプス展望コースはアップダウンもないから花を楽しめる。


めぼしいものだけをひろって撮った。
 

 

 

 

 

山頂の王ケ頭。寄り道したので予定時間をオーバー。昼飯をそそくさとすませて、王ケ鼻を目指す。すぐそこだ。


王ケ鼻からの展望は素晴らしいと聞く。それが美ケ原の売りだ。ところがガスで、北アルプ方面はぼんやりとしか遠望できない。北アルプスの姿はあきるほど見ているから、ここで見えなくともどうということはないのだが、見えるものが見えないとなるといくぶんがっかりする。しかしコース上に咲く高山植物にだいぶ気をよくしていたからさほどの未練は感じなかった。


王ケ鼻からダケ河原コースに入る。

ここで山頂とはお別れ。


ダテ河原コースに下り立つ。そこから出発点の三城牧場へ車道を歩く。途中で頂上が見えた。やはり頂上とは思えない光景だ。

 

 

 

 

 

 






8時20分に出て、戻ったのが13時40分。ハイキング程度だろうと思っていたのに時間がかかった。これだけ歩けば、体が山歩きに慣れて1カ月半のブランクを埋めるてくれるだろうと期待したい。それにしてもきょうの体調からすれば、あと2山を登れるのかと心配になる。

明23日は御嶽山」だ。ふもとの王滝村を目指す。松本ICから塩尻ICへ。そこから19号線で木曽福島、そこから王滝村に入り、御嶽への道を4合目(標高1500㍍)の「おんたけ銀河キャンプ場」まで移動する。キャンプ場の少し先にある、おんたけ休暇村の「こもれびの湯」で汗を流してから、テントを張った。

7月22日 美ケ原
7月23日 御嶽山
7月24日 恵那山 
 


        

  


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腰痛ベルト持参で夏山へ

2011-07-21 | 登山

台風一過を狙って夏山を歩くことにした。1ヵ月半ぶりの登山になる。大丈夫かしらと思っていたら、また腰が痛くなった。最近は山へ行くのに腰痛ベルトが欠かせない。


 

       

 


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ただただエダマメだけを夢中で

2011-07-20 | エダマメ

大型台風の影響できのうから雨が降っている。畑にとっては恵みの雨だ。これで夏野菜たちはいっとき元気を取り戻すことだろう。

エダマメを、やっとのこと収穫できた。ほかの夏野菜に比べてエダマメだけがどうにもはっきりしない育ち方だった。タネは3月28にまいたというのに、生育が遅いなあ、それとも私が食べたくて待ち切れずせっかち過ぎるのかと、畑に行くたびにサヤの膨らみ具合をみてきた。

しかたない。もう少し待ってみよう。心配した。ようやくサヤが充実してきた。この時期、飲んべえにはエダマメが食卓にないとさびしい。いっそのこと間に合わせに買ってこようかとおもったくらいだ。しかし自分で育てたエダマメを口にするときの喜びといったらない。とくに苦労して収穫できたものを食べるときの感慨は格別のものだ。

さあ今晩の食卓が楽しみだぞ。そんな期待にたがわず、風呂から出てくると、食卓から、ぷーんとなんともいいにおいが漂ってくるではないか。いい豆の香りである。この豆らしい豆のにおいがするエダマメが少なくなってきている。

今年も品種は「湯あがり娘」だ。よくここまで成長したねと感謝しながら、ほかのおかずに目もくれず、ただただエダマメだけを夢中でたいらげた。


 

       

 


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トマト盛期で毎日畑通い

2011-07-19 | トマト

パソコンのウイルス対策ソフト「マカフィー」の3年契約の期限が切れた。再契約しようとした矢先、トレンドマイクロ社の「ウイルスバスター2011」のソフトをいただいた。利用できるのは1年だが、ありがたくインストールした。ウイルスバスターの文字を見ているうちに、わが家に長年巣食って強烈な毒素をまき散らしているO-kamisan型ウイルスをやっつけるソフトがあれば、ぶつくさ言われる前に退治させることができるのにと、そんなソフトの登場を願っている。

トマトの収穫が盛期で、毎日収穫している。1段目の房が終わり、いまは2段目から3段目の房の実を収穫しているところだ。盛期がまだまだ続くから、ちっぽけなトマトハウスをのぞくのが日課になっている。

畑のトマトは大玉4本、中玉4本、ミニ5本。4月29日に植えつけた。今年はすべて購入した苗である。6月30に中玉を初収穫してから、大玉、ミニと続き、収穫量も日を追って多くなった。

この本数で、きのうの収穫量は写真の通りだが、大型台風が来るというので完熟していない実も摘んできたから、普段よりはちょっぴり多い。これだけの量でも2人の食卓には十分で、いや私はトマトはあまり食べないから、かみさん一人で食べるにはあまりある。


 

       

 


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オクラが私を待っている

2011-07-18 | オクラ

こう暑いとなにをする気にもなれない。ましてや冷房が嫌いだから、私だけ別な部屋で暑い暑いといいながらただ横になって本を読んではいても、、いつのまにうつらうつらして昼寝をしてしまう。
畑のほうはといえば、夕方、それも6時ごろ、少しは日差しが弱くなったからといって出かければ、ほかの畑の皆さんも暑さを避けて同じ時間帯に集まってくる。この暑さの中でも、収穫や追肥などの作業がある。ホントはさぼりたいのだが、収穫しなければならない野菜が待っているから、重い腰を上げる。

畑は雨がないので砂漠状態だ。実なりも悪い。トウモロコシが終わり、キュウリは一弾目がそろそろで、インゲンも盛期を越えた。いま盛りなのがオクラとトマトだ。

オクラは一日おきに収穫している。今の時期は収穫を忘れるとあっという間に大きくなってしまう。オクラは一回に20個以上取れる。かみさんと2人だけの食卓には十分の量である。すぐに茹でて、マヨネーズかドレッシングで食べる。いつもこればかりだ。飽きはしないのだが、新聞で「オクラのフリット」なる洋風料理を読んだ。酒の肴になるというから、「いちど試しに作ってよ」とかみさんに頼んだ。「あいよ」という返事があった。空返事と聞こえないこともない。


 

       

 


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ニンジンの芽出しのための儀式

2011-07-16 | ニンジン

けさのこと、庭に出たら蝉とそのぬけがらを発見した。羽化して休んでいるようだ。しばらくすると、よちよちと飛び立って行った。昨年は家の建て替えのため重機で庭が掘り返された。それでも蝉の幼虫は生き残っていたようだ。「おーい、いいものを見つけたよ」。生まれたばかりの蝉を目撃して暑さも一瞬忘れて見入ってしまった。 

ニンジンの芽が出た。何年やってもニンジンの芽出しには気を使うし、なかなかむずかしい。この芽出しにすべてかかっている。それだけに一斉に芽が出れば成功したも同然だ。

ニンジンの夏まきは7月上中旬に行っている。この夏は7月8日にタネをまいた。芽が出てきたのを確認したのが7月14日。タネをまいたら、芽が出るまでは表面の土を乾かさないように気をつける。この工夫は人それぞれだ。どんな手段でもいいから、要は芽を一斉に出させることにある。

私の工夫はマンネリだが、どうにか一発で芽を出させることに成功している。何度も書いているが、穴開きマルチを敷く。100本を収穫したいのなら100個の穴にタネをまいていく。うすく土をかけ、ジョウロでたっぷり水を与え、乾燥を防ぐため新聞紙を上からかぶせる。さらに新聞紙が飛ばされないように寒冷紗で覆ってやる。

土の表面の乾燥を避けるには、梅雨の間にタネをまけば少しは手間ヒマが省けるのだが、今年は梅雨明けが早かった。しまったと思いながら、ぎらぎらと照りつける太陽を見上げながら、あわててタネをまいた。

この炎天下だ。土の乾燥が気になる。新聞紙を持ち上げて乾いてきたようなら、またたっぷりと水をやる。これが意外と手間がかかかる。この手間を惜しんでいるようだと必ずや後悔することを経験で知っている。暑いなあ、なんでこんなことしているんだろうなあ、とぶつぶつ言いながら水を与えなければなない。

そんな苦労がむくわれるのが、芽が出たのを確認できたときだ。うまくいったねと素直にうれしく、静かに喜びをかみしめている。灼熱の地上にほんの少し顔を出してきた小さな青い芽の健気さをみながら、そんな儀式を終えた。しかし、この強い日差しで大丈夫だろうか。


 

       

 


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キュウリも新たな苗で食べ続ける

2011-07-15 | キュウリ

きのうのナスと同じく、キュウリも夏のあいだ食べ続けるためには、つねに苗を「補給」しなければならない。

ナスは更新剪定すれば、苗を補給しなくとも、新たに実をつけるまでの1カ月間食べるのを辛抱すれば、また食べ続けることができのだが、キュウリの場合はそうはいかない。

いま食べているキュウリは、4月16日にタネをまき、6株植えつけて初収穫が6月22日だった。それ以降毎日収穫しているから、初収穫から25日のあいだ食べていることになる。朝は、縦半分に切り味噌をつけて食べる。夜は、浅漬けを食べる。コンスタントに取れればいいのだが、そうはいかない。最盛期になると何日ものあいだ、ごっそり取れる日が続く。こうなると持てあます。

しかし、勢いが衰えてきた。そろそろ寿命だ。それにキュウリは葉の病気になりやすい。青々とした葉が茶褐色になり枯れてくる。そうなると一気に衰えてくる。

ここで新たな苗が登場する。衰える前に新たに育てた苗を植えつけると、あたりまえなのだが、また青々とした葉が茂り、キュウリを食べ続けることができる。キュウリはタネから育てることは簡単だ。1週間ほど前に新たな苗を植えたが、もっと早いほうがよかったかなといった様子だ。キュウリのタネまきは、今月下旬にもう1回行ってみたい。

■衰えてきた初代キュウリ。


■新たに植えつけた2代目キュウリ。


 

       

 


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ナスを10月まで楽しむために

2011-07-14 | ナス

7月に入ると秋冬野菜の準備だ。7月中旬になったのでニンジンの夏まきを行った。ニンジンは芽が出るまで表面の土を乾かさないように気をつけなければいけない。梅雨の間にやりたかったのだが、梅雨明けが意外にも早かったのであわてた。それにしても、ニンジンは寒さにも暑さにも強い。次はキャベツとブロッコリーのタネまきだ。久しく山を歩いていない。夏山を歩くにはこれらが芽を出したのを確認しなければならない。遊びにしても段取りがある。

きのうはトウモロコシを食べるの追われて、いいかげんあきてきたなんて贅沢なことをいってしまった。ところが、道路に面している隣りの菜園ではちょうど食べごろのトウモロコシが盗難に遭ってしまったという。せっかく育てて、さあ食べようとしたときの災難だ。1,2本ならカラスに食われたと思えばいいのだが、ごっそりやられると「生産者」としてはがっかりするね。

ナスとキュウリは毎日の食卓にあればご機嫌だ。これは不思議と飽きが来ない。漬物なら文句なしで上機嫌だ。それだけに毎夕、菜園に出向いて取る。ナスとキュウリにだって寿命がある。毎日食べ続けるためには、新しい苗を「補給」してやらねばならない。

まずはナスである。
4月下旬に買ってきた苗を4株植えた。これだけでは足りないから、同じ時期にタネをまく。さらに6月中下旬にタネをまく。3段階で次々と補給してやる。4月下旬に植えつけたのは8月初旬に更新剪定する。1カ月間は実をつけないから、この間は4月中旬にタネをまいたものが実をつけて提供してくれるという段取りである。さらに6月に播種したのが実をつけてくる。こうしてナスは10月まで食べることができる。ということでわが菜園のナスは合計で18株ほどある。

■4月中旬にタネをまいたナスが実をつけはじめた。

 ■ちょっと出遅れたナス。むしろ生育がまばらなほうが菜園にはありがたい。


■6月下旬にタネをまいたナス

 ■新種「天狗ナス」といいたいのだが、こんなナスがひとつできた。


 

      

 


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毎日食べなければいけないトウモロコシ

2011-07-13 | トウモロコシ


トウモロコシを毎日欠かさず食べていると、さすがにあきてくる。6月30日に収穫してから、この2週間は毎日2本を収穫している。私とかみさんの分である。さすがにあきてきた。と同時に、味のほうも落ちてくる。はちきれんばかりに充実していたのに、みずみずしさがなくなり、かたくなって食感が悪くなってきた。初収穫から2週間がたつと、こうなるのは仕方ない。

トウモロコシの味を長く楽しむのならタネまきをずらせばいいのだとわかっていても、どうしても一斉にまいてしまう。わかっちゃいるけどできないのである。生育に差があるとしても、ほぼ同時に大きくなる。そうなるとそれ急げとばかりに食べることに追われる。毎日食べるのにもあきたなと贅沢なことを言いながらも、味が衰えてくるから、時間との勝負になり、食べ続けなければならない。十分楽しんだところで味が落ちてきた。うまいぐあいにそろそろ食べ収めである。

今年はカラスや獣の被害は少なかった。それでもとくにカラスには食べられた。それも少ないから上出来である。

近年のトウモロコシは甘くなった。最近の売りは、甘さである。今年まいた2種類の品種のうち、ひとつがそうだった。おそるおそるナマのままで食べてみる。えっと思うくらい甘い。ナマで食べても違和感がまったくないのには驚いた。甘い、甘いという宣伝文句があると避けしまうのだが、これなら農作業中に小腹がすいたら、もぎって食べることができる。


  

      

 


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唯一心配なのはエダマメ

2011-07-11 | エダマメ

夏野菜はすべて順調だといったが、肝心なことをすっかり忘れていた。それはエダマメだ。その成長を唯一心配している。

エダマメのサヤがなかなか膨らんでこない。どうにも気になる。このままでは食べられない。どうしたんだろう。相変わらずの心配性だ。もう少しじっつ待てばいいのだ、生来のせっかちな性分がそうさせているのだと、本人は十二分に承知しているのだが、どうにもならない。昨年だってそうだった。これじゃエダマメが食べられないとばかり思っていたのに、しばらく様子を見ていたら膨らんできて、おいしい「湯あがり娘」をいただくことだできたのだった。

そんな経験を生かせずに、ことしも大丈夫だろうかと心配になっている。性分とはいくつになっても変わらないなと思う。三浦哲郎著「師・井伏鱒二の思い出」(新潮社)を読んでいたら、「師」はせっかちだというのだ。泰然とした姿から、そんな性格だなんて思ってもみなかった。心のうちなんて見た目では分からないもんだとあらためて思うと同時に、「師」が私にも身近に感じた。

考えてみるに、すべてが順調だなんてありえない。菜園を何年やっていても、必ずひとつぐらいは思うように育たないものがある。そう言えば、話はちょっとばかり飛ぶかもしれないが、家庭内でもそうだ。すべてが順調なんてということはまずないだろう。どこの家でも一つや二つの悩み事を持っているものだ。たしかに近所を見ると、のぞき見しているわけではないが、側聞するにそんな感じだ。お宅はどうなの? たしかに抱えきれないほどあるよ。戦争と平和の日々が交替にやってくる。


 

      

 


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ほったらかしで育つカボチャ

2011-07-10 | カボチャ

きのうは関東や北陸まで梅雨が明けた。畑はうだるような暑さで、まさに灼熱地獄だった。雑草取りは途中で放棄して早々に家に戻った。汗がとめどなく流れる。熱中症かしらと、なにをする気にもなれず、午後はぼんやりと横になっていた。冷房は嫌いだから汗は流れ続ける。山を歩いているので、全身汗まみれには慣れている。汗のかき始めは気持ち悪いものだが、全身が汗でぐちゃぐちゃになっても、山ではしばらくすると自然に乾いてくるから苦にはならない。人一倍の汗かきだけにむしろ下界のほうが苦しい。

夏野菜のすべてが順調に育っている。ほったらかしのカボチャ。雑草をかきわけて探してみると、ちゃんと実をつけていた。カボチャをほったらかしにして育てるには、ツルが四方にのびるから面積が要る。小さな菜園でのカボチャ栽培はかなわない。たまたまわが菜園の隣が不耕作の広い畑。使わないのならと、ちゃっかりとその方向へツルを導いている。

何年か前まではきちんと人工授粉をしていたのだが、雌花が咲くと、すぐにそこに昆虫が集まってくる。私がするより、昆虫がすでに授粉してくれているのを見て、それからはやめた。人工授粉すれば、着果率は高くなるのだろういが、自然に任せても食べきれないほどの数が取れるのだから、それで十分だった。というよりも、ものぐさだから、これ幸いとばかり、なるべくテマヒマがかからない方法をとっているのかもしれない。


       

 


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