30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

暮れも押し詰まった12月29日、やっとハクサイとヤツガシラを

2023-12-31 | ハクサイ

我が家のロウバイが25日あたりから咲き始めた。暮れの今の時期に毎年、律儀なものである。


暮れも押し詰まってやっと食べたヤツガシラとハクサイ

暮れも押し詰まったいま、毎年口にするのは決まっている。早かったな、と。前期高齢者からはジェットコースターに乗ったかのように、あっというまもなく後期高齢者ゾーンに突入してしまった。

毎年2回の血液検査と尿検査。12月28日に結果が出た。来年もいままでどおりの生活が続けられる。それがなによりありがたい。一つだけ心配がある。それがひざ。やっぱり来たかといった感じでひざ痛を感じ始めた。酷使してきた。無理しないで当分は“静養”に努めて様子を見るほかないようだ。医者から言われた。年なんだから無理しないでほどほどにと。つい無理してしまう性格だから肝に銘じるしかない。

菜園は何年やっても飽きない。毎年同じことの繰り返しのようだが、それが毎年ちがう。それでも夏の高温と日照りにはまいった。長年の経験がものをいってか、それほど被害は少なかったといえよう。

わが菜園で収穫したもので、2023年12月29日時点で食べられるものがこんなにもある。
根菜類:ダイコン、カブ、ニンジン、ジャガイモ、サトイモ、サツマイモ
葉茎菜類:ハクサイ、キャベツ、ホウレンソウ、コマツナ、根深ネギ、ブロッコリー
果菜類:カボチャ、(冷凍=ソラマメ、エダマメ)
香辛野菜:ショウガ
加工野菜:切干大根

10月と11月と気温が高かったせいが秋冬野菜の生育が早く、食べるのに追われた。それで多くが収穫遅れになった。ダイコンとニンジンは一部に酢が入る始末だ。

ほかの野菜に気を取られて、手が回らずここまで食べる機会がなかったのがヤツガシラとハクサイ。せっかく作ったんだから年を越す前に食べようと12月28日にやっと食べた。

サトイモは不作と、12月28日の前回の記事でも触れたタケノコイモもそうだが、ヤツガシラも小ぶりだ。おせちにヤツガシラはつきもの。そう育ってきた。やっぱり食べようとして貯蔵の“穴ぐらから取り出し、泥と根を落とすときれいさっぱりしたすがたになった。やっぱり小さい。大きなものでも800グラムしかない。

ハクサイも収穫遅れですっかり巨大になっている。早く食べなきゃと思いつつもほかの野菜を食べるのには追われてずっと放ったからしのままだった。こんな大きなハクサイをどうして食べる。それがいつもの課題。今年も豚バラといっしょに蒸すか。大量消費はそれしか知らない。

来年も菜園仕事はできる。問題は山歩きがどうなるかだ。


月に3冊のペースで読んできたが、やはりこちらも寄る年波に勝てず、ペースダウンせざるを得なくなった。毎日50ページのペースでと思うのだがこれがかなり難しくなった。

2023年の読書

2023年12月の読書
・小津安二郎(平山周吉著・新潮社)

・ともぐい(河崎秋子著・新潮社)
・山県有朋(岡義武著・岩波書店)

2023年11月の読書
・まいまいつぶろ(村木嵐著・幻冬舎)
・国商(森功著・講談社)
・南海トラフ地震の真実(小沢慧一監修・東京新聞)

2023年10月の読書
・夜間飛行(サン=テグジュペリ著・光文社)

・老人と海(ヘミングウェイ著・新潮社)
・デモクラシー(堂場瞬一著・集英社)
・種をあやす(岩崎政利著・亜紀書房)
・妻の部屋 (古山高麗雄著・文藝春秋)

2023年9月の読書
・野性の呼び声(ジャック・ロンドン著・光文社)
・裸の大地 第2部(角幡唯介著・集英社)
・運び屋円十郎(三本雅彦著・文藝春秋)
・戦争小説家 古山高麗雄伝(玉居子精宏著・平凡社)

2023年8月の読書
・極楽征夷大将軍(垣根涼介著・文藝春秋)
・頰に哀しみを刻め(S.A.コスビー著・ハーパーコリンズ・ジャパン)
・敵前の森で(古処誠二著・双葉社)

2023年7月の読書
・木挽町のあだ討ち(永井沙耶子著・新潮社)
・二十三の戦争短編小説(古山高麗雄著・文藝春秋)
・軋む(エヴァ・ビョルク・アイイスドッティル著・小学館)

2023年5月の読書
・街とその不確かな壁(村上春樹著・新潮社)

2023年4月の読書
・汝、星のごとく (凪良ゆう著・講談社)

・ある男(平野啓一郎著・文藝春秋)
・君のクイズ(小川哲著・朝日新聞出版)

2023年3月の読書
・ラスト・チャイルド(下) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・ラスト・チャイルド(上) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・笑い神(中村計著・文芸春秋)

・われら闇より天を見る(クリス ウィタカー 著、 鈴木恵 訳・ 早川書房)

2023年2月の読書
・世界は五反田から始まった(星野博美著・ゲンロン)
・地図と拳(小川哲著・集英社)
・しろがねの葉(千早茜著・新潮社)
・戦艦武蔵ノート(吉村昭著・岩波書店)
・戦艦武蔵(吉村昭著・新潮社)


2023
年1月の読書
それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと(榎本空著・岩波書店)
・クロコダイル・ティアーズ(雫井脩介著・文芸春秋)
・底惚れ(青山文平著・徳間書店)
・ウンコの教室(湯澤規子著・筑摩書房)
・木曜殺人クラブ 二度死んだ男 (リチャード・オスマン著, 羽田詩津子訳・早川書房)

⇒2023年、2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


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歳末はサトイモが勢ぞろいー売り場面積も種類を増える

2023-12-28 | サトイモ

京芋という名のタケノコイモ

きょう、28日は買い出し。スーパーの店頭にサトイモがオンパレード。売り場面積を広くして多くの種類が出ている。歳末になると決まってこんな光景が出現する。サトイモは秋から収穫できているのに、店頭に並ぶのは土垂などの小さなイモばかり。

それが歳末になると、おせち用にと多くの種類のサトイモが並ぶ。特に目を引くのがタケノコイモとヤツガシラ。姿も形もいい。タケノコイモは長さが35センチもあろうか、ヤツガシラは1キロあるはずだ。それだけに1個が1000円ほどで、隣で物色していた女性は「いい値段するのね」とつぶやいていた。

我が家のタケノコイモとヤツガシラだって、例年なら負けないほど立派なものができるのだが、残念ながらことしは高温と日照りで不作だった。

育てているのは、タケノコイモ、ヤツガシラ、丸系ヤツガシラ、土垂の4種類。すべてが生育不足、例年に比べて小さい。

冒頭の写真のタケノコイモ、ことしは長さも太さも見劣りする。長さは25センチほど、それにやせっぽちだ。タケノコイモの産地はたいがい宮崎県になる。タケノコイモとしては売っていない。商品名は「京芋」である。売らんがためにそうネーミングしたのだろうが、これがややこしい。まちがいのもとになる。その姿を見ると、タケノコイモのほうがぴったりとくるのだが・・・。

わが菜園では、タケノコイモとヤツガシラはいつも10月中旬までには収穫を終える。それには訳がある。収穫したばかりのときは皮に覆われていてイモ本来の姿が隠れている。そのため表面の皮を腐らせなければならない、それには収穫してから2カ月近くかかる。10月中旬に収穫したものは12月に入ると芋の形が見えてくる。残りの根や皮を洗い流すと、冒頭の写真のような、これぞタケノコのようなイモになる。

10月中旬に収穫したばかりのタケノコイモ



貯蔵してから12月上旬にもなると表面の皮は腐って徐々にイモ本来の姿を見せてくる



タケノコイモはほくほくしてうまい。サトイモの中ではヤツガシラの次に好きだ。いつも煮っころがしで食べる。


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仙台から極上の酒がやってきた

2023-12-27 | 

宮城の酒はどれもうまい、そのなかでも好きな乾坤一と萩の鶴

山歩きのホームページを、来年に向けてちょいと手を加えた。年々山行回数が減ってさびしい。

12月24日に仙台から極上の酒がやってきた。この酒を送ってくれたのは仙台在住の友人。毎年いただくのだが、いつもうまい高級酒ばかり。これを待ち望んでいると正直に告白してしまおう。意地汚い飲んべえであると自覚している。

その酒は冒頭の写真の右の2本。<乾坤一 超辛口純米吟醸>と<萩の鶴 極上純米酒>。いつもこんな、わたくしには手が出ない酒ばかり。ありがたい。眺めてはついにんまりとしてしまう。

12月19日の記事で、正月の酒はすべて秋田の酒にした、と書いた。いつも買っているネットショップで定番の<乾坤一>が在庫なし。仕方なしとほかの酒を買ったというわけだ。

わたくしのお気に入りで、定番となっているのが写真左の<乾坤一 特別純米辛口>。残り少なくなっている。こんかいいただいたのはこれよりランクが上の酒。仙台の知人のおかげで、このほかの宮城の酒を堪能できている。いつも恐縮しっぱなしである。

年末に乾坤一が手に入らない、というわたくしの嘆きが仙台にまで届いたのだろうか。ありがたく仙台に向けて感謝。これでいまパントリーには1800mlの酒が8本。なんとも豊かな気分になるものである。


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完熟した冬至カボチャー黒い皮が全身オレンジ色に

2023-12-21 | カボチャ


完熟した冬至カボチャ、黒い皮がオレンジ色に変色し、

残りわずかになった。ことしもまたたくまに一年がすぎた。そんな思いばかりをいだく。

ことしの冬至は12月22日。8月から9月にかけて収穫し、保存してきたカボチャ。例年だと冬至まで待たずにすべて食べつくしているのにことしは冬至に食べられる。

カボチャが好きなこともあって、いつもの年より多くを栽培し多くを収穫できた。正直のところ、これだけ多くのカボチャをどう食べるのか困ったものだが、好物だけに飽きずに食べ続け、いまだに残っている。このおかげというか、冬至にカボチャを食べられることになった。

保存してきたカボチャの皮はすっかりオレンジ色に変色している。収穫したときは、品種が「ブッラクのジョー」というだけあって皮が黒い。それが保存しているうちに徐々に変色し、今は全体がすっかりオレンジ色になっている。

やや熟しすぎ?

これは完熟したしるしだという。カボチャは収穫後すぐに食べるのではなく、1、2カ月保存して、熟するのを待って食べる。そのころになると皮の一部がオレンジ色に変色するが、皮全体がオレンジ色になるのを見るのは初めてだ。

それだけに食べられるのかとちょっぴり心配した。完熟したのだからもちろん食べられて甘い、という。

さっそくいつものように煮物にした。これは手軽にできていい。果たしてどうかなと味見。心配無用であった。甘い。冬至カボチャの滋養で寒さを乗り越えたいものだ。

カボチャは保存性が高い。夏に収穫したものがいまでも食べられる。うまいカボチャを求めて毎年品種の異なるものを育てている。今年のカボチャは期待どおりうまかった。来年の品種はすでに決めている。

冬至を過ぎると本格的な寒さを迎えるが、冬至が底で、これから春に向けて日一日と日が長くなり、寒さはあと2カ月の辛抱、そう思うと幾分気分が楽になる。


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2024正月の酒はすべて秋田の蔵元に統一

2023-12-19 | 

<酒の話

毎晩ひとり酒を楽しんでいる。元気で酒を飲めるのはうれしい限りだ。酒なくしてわが人生なしとまではいわないが、あいかわずそんな毎日である。

半年ぶりに酒の話を書く。このままあの世にいくまで酒を楽しみたい。晩酌の習慣は死ぬまでたちきれそうにない。酒をうまく飲むには健康が一番、それを肝に銘じて飲んでいる。だが酒が飲めなく日がやってくる。もう遠いことではない。

酒は、これまで数軒の酒屋をめぐって買うのが常であった。近所にも全国の清酒をあつかう店はあるのだがすっかり扱う銘柄が少なくなった。そのせいもあって、いまはネットショップを利用している。当初はかなり抵抗があった。だが一度に好きな全国の銘柄を買うことができて、すっかりその手軽さと便利さに慣れてしまった。

味の好みは年とともに変わる。酒もそうだ。うまい酒がつぎつぎと出回るようになって、ひとつの酒にこだわっていてはうまい酒を逃してしまう。この年になっても酒の情報には敏感だ。

さて正月の酒をどうするか。このところ定番は宮城の<乾坤一>、秋田の<春霞>と<一白水成>。この3本は今回もと、いつものネットショップを見たら“在庫なし”。そこでほかのショップを探したら、秋田の酒ばかりを扱うショップを見つけた。この店のラインアップを見たら<天の戸 精選純米>があった。

ずっと昔のことになるのだが、この<天の戸 精選純米>の「生酒」をいただいたことがある。これがめっぽう安いときている。それにうまかった。飲んべえには安くてうまい酒はありがたい。しかし秋田県内の酒販店限定の酒でこちらにまで出回らない。

生酒ではないのだが<天の戸 精選純米>を見つけたのでこの店で買うことにした。すべて秋田の酒になる。昨年の11月末に秋田の居酒屋<永楽食堂>を訪れた。秋田に戻った知人と杯を酌み交わした。そんな縁もありこの正月はすべて秋田の酒にするのもいいかなと。

秋田の酒の銘柄はこれまでかなり飲んできた。だがまだまだ飲んでいない銘柄がある。そこでその銘柄を選んで買った。

・福小町  辛口純米酒 1800ml

・秀よし  特別純米酒  神代 1800ml

・大納川  純米 1800ml

・純米酒 天の戸 芳泉 1800ml

・純米酒 精撰  天の戸 1800ml

驚くなかれ、下の3本はいずれも2000円以下だ。

値段のいい純米大吟醸、純米吟醸は確かにうまい。ありがたいことに到来の酒はみんなこの類になる。上等の酒はうまい。これはまちがいない。毎晩飲むのが待ちどおしくなるほどだ。ぜいたくを言えば、口当たりがよすぎること。そのため飲み続けると飽きてくる。根が貧乏性なのか、高価な酒は最初にほんのちょっぴりやるにはいいのだが、どちらかといえば雑味があってどっしりとした味わいのあるもの、それに酸味があるのが好きだ。

安くて高くてもまずい酒が一番腹が立つ。これまで半世紀以上も飲み続けてきた。その勘からしてまずい酒を選ぶようなミスはしなくなった。どれもうまい。今回はじめての<秀よし><福小町><大納川>も裏切ることはないだろう。正月まで待つこともない。さっそく味見してみよう。


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ネズミが我が家にやってきたー駆除に頭を悩ます毎日(2)

2023-12-13 | その他


左の二つは毒餌に茹でたジャガイモと蒸かしたサツマイモとを混ぜた団子。
これでようやく食べてくれた。右の毒餌そのものは全く食べてくれない

<前回からの続き
よもやネズミにつき合うことになるなんて。この住宅地でネズミの被害に遭うなんて。そのうえ天井裏にまで侵入してくるなんて。アンビリーバブル、とはこのことだ。

前回書くのを忘れた。毒餌を置いているのは被害に遭った物置の中の、ジャガイモを貯蔵している周辺。きっとネズミにとっては天国のような餌場なのだろう。なんてったって食べ放題だ。それに気が付かないでいたのだから自分でもあきれる。

毒餌を食べてくれない。これでは駆除できない。そこで茹でたジャガイモと顆粒状の毒餌を混ぜておいたところ、ジャガイモだけ食べて顆粒状の毒餌はきれいによけていた。

毒餌を体内に入れなければ話にならない。そこで毒餌を吐き出させないよう顆粒状の餌を金づちでかなり細かく粉砕し、茹でたジャガイモと混ぜて団子状にしておいてみた。翌朝見ると、この毒餌入り団子がすっかりなくなっていた。食べてくれた。やっとだ。うまくいった。これで一気にやる気になった。

顆粒状の毒餌を金づちで細かく粉砕したもの


粉状の毒餌と茹でたジャガイモとを混ぜて団子にした

この毒餌に速効性はなく、毎日食べ続けてその効果が出てくるという。毎日与えなければならない。2、3日おきに顆粒状の毒餌を金づちで細かく砕いては毒餌づくりである。

茹でたジャガイモと混ぜた毒餌を食べたとなると、サツマイモも食べてくれるのではと、こんどは蒸かしたサツマイモを同じように混ぜた毒餌も試した。これも食べてくれた。そこでこれら2種類を日替わりでおいた。毎朝どれくらい食べてくれたのかを確かめるのが日課になった。

ネズミの体内に毒が入り、日々弱っていくのを想像するのは忍びないのだが一日も早く家から出て行ってもらわないと困る。トムとジェリーのようなアニメなら我慢できるが本物は困る。

10月の下旬だろうか。はじめてネズミを目撃できた。ドブネズミではない。小さい。クマネズミかハツカネズミだろう。目でとらえたらあっという間もなく姿を消した。敏捷だ。

やっとのこと毒餌を食べてくれた。日々弱ってくるはずだ。努力は報われ、これで駆除できる日は近い。しかしこの希望は・・・。

一難去ってまた一難。ネズミを目撃した同じころの夜。突然に1階と2階の間の天井裏から物音が。ガサゴソそれに走り回る足音。とうとう家の中にまで侵入してきたのである。ネズミが夜行性だというのがよくわかる。夜の10時を過ぎると動きが活発になり天井裏がにわかにうるさくなる。家は建て替えて11年ほどだから古くはない。どこから侵入したのかなんども外壁を見たのだがそれらしきところがわからない。これでは侵入口をふさぎようがない。

この状態での駆除は素人では無理か、やっぱり業者に頼るしかないか、との思いになったものの、ここはやるだけやってみよう。短期間で結果は見えるはずだ。

それからすぐのこと、玄関先を掃除していた正午前、ふと目の端で動くものをとらえた。なんとそれはネズミ。よたよたとふらふらとした動き。敏捷性はない。毒餌でやられたのだなとわかった。死場所はどこになるのか後を追ってみたい気がしたがそれはやめた。そのネズミのすがたを見て初めて毒餌の効果のほどを知った。

これは励みになった。ネズミは天井裏に居ついて、夜になると1階にある物置の毒餌を食べにくる。こんなネズミとの共同生活が続いた。

10日前からだろうか。天井裏が次第に静かになってきた。日々静かになってきている。一匹また一匹と死んでいったのだろうか。毒餌が残る日が出てきた。しかし食べられている日もある。天井裏もいっときにくらべたらすっかり静かになったものの、それでもときおりかすかな音がする。一掃されたわけではない。だから毎日毒餌を提供している。

毒餌がしばらく食べられなくなったときが駆除されたときだという。12月12日の今朝確認したところ昨晩用意した毒餌はそのまま残っている。まだまだ安心できない。しかし期待が持てるようになってきた。毒餌の提供をこれからも続け、正月までにはネズミとの共同生活を解消したいものだと念じている。


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ネズミが我が家にやってきたー駆除に頭を悩ます毎日(1)

2023-12-12 | その他


8月、物置に貯蔵していたジャガイモが食害された

非常事態となった。我が家にネズミがやってきて物置の農作物が食害に遭った。しばらくしてこんどは我が家の1階と2階の天井裏に侵入してきた。これには参った。手をこまねてはいられない事態となった。

ネズミとの接近遭遇は人生初めて。どう駆除すればいいのか。対応が後手に回った。ネズミに先手を取られる毎日。このヤロウと思いながら、ネズミの賢さに感心してしまうのだが、悠長にそんなことは言っていられない。一日も早く駆除しなければならない。

毎日が日曜日の身の上だから、まずは自分で駆除してみようと思った。それで駆除できないようなら駆除専門の業者に頼むつもりだ。

8月に食害の発見
6月に収穫したジャガイモを物置に貯蔵していた。8月になってかなりの数のジャガイモが食害されているのを発見。食害されたことはこれまで一度もなかっただけに、原因がまったく見当つかなかった。ネットで調べてみると、この食べ方はどうやらネズミらしい。当初は猫かと思ったが、野良猫が生のジャガイモを食べることはなく、やはりネズミ。

駆除方法
次の順番で駆除しようときめた。
まずは忌避剤、2番目は毒餌、3番目は捕獲だが生け捕りは気がすすまない。1番目と2番目で駆除できないなら駆除専門の業者に頼むことにしよう。

まずは忌避剤。結論から先に書くとこれは全く効果がなかった。
すぐにホームセンターに行って買ってきた。そこで驚いたのがネズミ駆除の忌避剤、毒餌、生け捕りする粘着シートが多く売られていたこと。そのための専門の売り場がかなり目立つ場所にあったのだからネズミ被害で困っている人が予想以上?にいるということだ。

忌避剤がダメならつぎは殺鼠剤、すなわち毒餌。
毒餌は赤い顆粒状。これも食べない。殺さないかぎり解決しないのにちっとも食べてくれない。メーカーが異なる2種類の毒餌を用意したがどちらも食べない。困った・・・。どうしたらいいんだ。

これが有名なメーカーの殺鼠剤。顆粒状の毒餌だ。ちっとも食べてくれない

右往左往しているその間にもネズミは活発に食害に励む。やられっぱなしだ。
そこで、むき出しにして貯蔵していたジャガイモはすべて布袋に入れ、そのうえ物置に侵入できないようにした。ところがこれが間の抜けた話になる。物置に侵入できないようすき間はすべて封じたつもりでいたのだが、翌朝にはやっぱり食害されていた。布袋も食いちぎられていた。どこからか侵入してくる。それがわからない。わずかのすき間でもあれば侵入できるというから、物置の封鎖はあきらめることにした。

被害はジャガイモだけではなかった。物置にはラッカセイ、それにサツマイモの一部を置いていた。やはり両方とも食害に遭った。とくに目を見張ったのがラッカセイ。来年のタネにとネットに入れて物置の天井から
吊るしておいた。これは大丈夫だろと高を括っていたのだが、ある日見ると全滅だった。ネットを食いちぎり、そこから取り出し、硬い殻を破って食べてしまっていた。器用なもんだなと感心してしまうほどのワザだ。ラッカセイが好物と見た。

毒餌を食べてくれない。被害が続く。ネズミに翻弄されている。こうなると真剣に対策を講じないといけない。のんびり構えてはいられなくなった。

10月。
まずは保管を厳重にした。こんどはプラスチックの容器に入れてふたをした。硬い容器を食い破ることはないだろう。

次はネズミに毒餌を食べてもらう工夫。毒餌を食べてくれないと殺せない。どうしたら食べてくれるか。ジャガイモが好物なら、これに毒餌と混ぜたらどうか。生のジャガイモではなく茹でたものがいいだろう。そこで毎朝食べるポテサラに使う茹でたジャガイモを使ってみた。これと顆粒状の毒餌を混ぜて、直径1センチほどの団子状にしたもの置いたところ、ジャガイモだけを食べて肝心の顆粒状の毒餌をきれいによけて食べるしまつ。

やっぱり業者に頼むほかないのか。ネズミとの戦いの日々はきょうも続いている。今日のところはここまで。
毒餌の工夫、それに天井裏に侵入してきた話は次回に。


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ニンジンラぺとにんじんしりしりー収穫遅れの割れた2本で

2023-12-06 | ニンジン

にんじんしりしり(左)とニンジンラぺ(右)

寒い寒いと口に出してもやっぱり寒い。とにかく寒さが身に染みる。秋が短く、あっという間もなく過ぎ去って、突然に寒さがやってきた。体がいまだついていけない。この秋は山のもみじも、平地のもみじも観賞できなかった。わが家のもみじは見ごろとなったが、どうも色つやがよくない。

野菜の生育が良すぎる。食べるのに追われるが、食べきれない。軒並み取り遅れている。

ニンジンもそのひとつ。割れたものが多い。見た目が悪い。裂根がひどいのは捨ててしまうほかないのだが、できるだけ使うようにしている。

ニンジンは煮ても炒めてもよく食べる。求めるレシピは大量消費できて簡単にできるもの。定番は2つ。ひじきとニンジンの煮物、それにきんぴらごぼう。前者はちくわ、油揚げ、大豆、切干大根も加えて鍋いっぱいに作る。後者の主役はごぼうだがこちらもニンジンが主役となるほど山盛りに。どちらも作り置きができる。

ニンジンが主役のレシピがもう一つある。ニンジンラぺ。といっても昨年はじめて知った。これはニンジンだけのサラダ。わたくしでも極めて簡単にできるところがいい。作ってみようとその気にさせるのは、簡単だということ。手間がかかるレシピはすぐにあきらめる。

ニンジンラぺは、ニンジンを千切りしてドレッシングで食べる。千切りにするのも千切り器を使用すれば瞬く間にできる。いまある千切り器は切り干しダイコンのために買った。ところが思うような形に千切りができないのでお蔵入り。これがニンジンの千切りには使えた。

12月4日、これをつくろうと、割れた大きなニンジンが2本。1本はニンジンラぺに。もう1本はネット検索して「にんじんしりしり」にした。こちらも千切りしたものが使えるからだ。

どちらも短時間でできた。酒のつまみになる。これは酒のつまみになる、と思うと台所に立つのが楽しくなる。


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12月2日にブロッコリー初収穫ー直径20センチ超が2個

2023-12-03 | ブロッコリー

12月2日、ブロッコリーの初収穫は2個。直径20センチを超える

わが菜園の初霜はきのうの12月2日であった。

ブロッコリーを12月2日に初収穫できた。直径が20センチ以上の大きさのものが2個取れた。旬は厳冬期になり、1月と2月に向けて順次取れていく。

秋冬野菜でいまだに収穫できていないのがブロッコリーとハクサイ。どちらもいつ収穫してもいいほどに育っている。ほったらかしにしておくと質が悪くなる。ハクサイも取りたいのだが、食べきれないほどの収穫が続いているので先に延ばさざるを得ない。

ブロッコリーのタネまきはいつものように8月末。この時期にまくとちょうど旬となる厳寒期に収穫できる。それに正月のおせちにも使える。これが7月末まきだと害虫による食害に遭ってしまい防除に手間がかかる。8月末まきだとそれが最小に抑えることができる。

この夏は異常な暑さが続いた。ブロッコリーの育苗もほかと同じく手を焼いた。なんとか定植し、無事に収穫をむかえることができた。

スーパーのブロッコリーを見るたびに「小さいな」と思う。我が家のものは大きい。スーパーで売っているものより倍とまではいかないが、1.5倍以上はある。

ブロッコリーのレシピを知らない。もっと知らなければと思いつつも、いつも茹でてマヨネーズか、ほかのドレッシングをかけてを食べるばかり。さすがにこれには飽きてくる。ほかのレシピでも食べるのだがやはりマヨネーズに戻ってしまう。茹で上がったばかりのものはうまい。ほくほくして甘い。なんどもつまみ食いしてしまう。

冬野菜のなかで何がありがたいかというとこのブロッコリー。頂花蕾のあとに側花蕾が食べられる。菜園がかっらぽになる2月末まで食べられるからだ。実に重宝する。

月別で12枚つづりのカレンダーは残り一枚になった。これからの菜園の作業はほとんどなく収穫ばかりとなる。寒さとともに冬野菜はうまくなる。


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11月28日に秋作ジャガイモの収穫ーアンデス赤とデジマ

2023-12-01 | ジャガイモ

11月29日の記事で、膝に違和感を覚えるようになったと書いたその日のこと。夕方になって今まで感じたことのない痛みが。とうとうきたか。それにしてもこの痛みを予感していたかのようでタイミングがよすぎる。これでは登山に行けない。JRの大人の休日パスを利用しての登山はあきらめた。来春まで待とう。でも不安が。膝の痛みが進行してもう山に行けなくなるのではと。悲観するとストレスがたまる。ここは、しばらくすれば治るのではと楽観したいのだが・・・。

秋作ジャガイモを11月28日にすべて掘り出して収穫した。収穫時期は霜が降りて茎葉が枯れてからでも遅くはないのだが、せっかちだから「まあいいか」とやってしまった。

ふと気が付いたことがある。いい加減なことは嫌いなほうだ。そうして生きてきた。ところが年を取るほどに「まあいいか」という気分でやってしまうことがよくあるな、と。

ジャガイモは春と秋と2回つくる。これで半年ごとに新ジャガが食える。秋作はいつものようにアンデス赤とデジマの2種類。秋作は春作に比べると、その栽培の難しさは比べようもない。だから当初はまともなジャガイモを育てることができなかった。

なにごとも試行錯誤。この5年ほどはまともな秋作ジャガイモが取れるようになった。農家だってこうはいかないところが秋作ジャガイモの難しいところ。

ところが今回は不作とまではいかないもののよくなかった。5段評価で言うと、アンデス赤が3、デジマが2といったところ。いつもの年はデジマのほうがいいくらいなのだが、今年はよくない。

小さいイモは捨てないでこのまま茹でてポテサラに使う。

秋作ものは食べるのはもちろんだが、来年の春作の種イモにもする。50グラム程度の大きさのものを種イモとして保存する。

これで物置には、6月収穫の春作のものと今回収穫した秋作ものがある。春作ものはすでに芽が出て皮がしなびているものの、きちんと芽かきをすれば来年1月まで食べられる。

それでも古いものは後回しにして、どうしても新ジャガのほうに手が伸びてしまう。

これでイモ類はすべて収穫を終えて貯蔵、保存した。サツマイモ、サトイモ、ジャガイモ。これだけあると安心だ。なんども書くがイモ爺である。一年中毎朝にポテサラを、10月から3月まで毎昼に蒸かしたサツマイモを食べてる。これからの冬は毎晩とはいかないがサトイモの煮っころがしが加わる。イモはうまい。


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