30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

9月28日にサツマイモの試し掘り

2022-09-29 | サツマイモ
9月28日に試し掘りしたサツマイモ
 
10月に入ると、菜園で大きなスペースを占めるサツマイモとサトイモの収穫が待っている。

サツマイモは試し掘りを9月28日におこなった。5月28日に80本の苗を植えつけてからちょうど4カ月がたった。収穫時期を迎えてどんな出来具合かを見るために。
 
ことしは基腐病(もとぐされびょう)の感染で、苗が出回らず入手するまでにかなり苦労した。そのため植えつけが半月ほど遅れた。

試し掘りの結果は、良くも悪くもなくふつう。いつものことながら「まあ、こんなところかな」といったところに落ち着く。不作でないことをたしかめられ安心している。これなら10月から順次収穫していける。
 
サツマイモは収穫しながら食べていく。11月上旬ぐらいまでにすべて掘り出し、家の中で貯蔵して来年4月ぐらいまで食べる。
 
家庭菜園で80本の苗を植えつけるのは多いほうだろう。これだけ多く作るのは、わたくしの食べ方が半端ではないからだ。これからは来年の4月まで昼食後にふかしたサツマイモを食べる。ほぼ毎日だ。あきない。1週間分ぐらいの量を一度にふかし、なくなればまたふかして食べていく。毎週ふかす。

貯蔵できるのは来年の4月まで。年を越すと熟成がすすんで、劇的に変化して1月2月はうまくなる。

サツマイモ掘りの面倒はツルを刈り取ること。それから堀りすすむ。小さなイモばかりだとがっかりするが、手ごたえのある大きなイモにぶつかるとすなおにうれしいものである。

2022年の読書

2022年9月の読書
・あなたはどこで死にたいですか?(小島美里著・岩波書店)

・平安貴族サバイバル(木村朗子著・笠間書院)
・ペリリュー・沖縄戦記(ユージン・B.スレッジ著・講談社)
・日本のコメ問題(小川真如著・中央公論新社)

2022年8月の読書
・戦慄のインパール(NHKスペシャル取材班著、岩波書店)

・戦争のプロパガンダ10の法則(アンヌ・モレリ著、草思社)
・街道をゆく29 秋田県散歩、飛騨紀行(司馬遼太郎著、朝日新聞社)
・街道をゆく11 肥前の諸街道(司馬遼太郎著、
朝日新聞社)

2022年7月の読書
・おいしいごはんが食べられますように(高瀬隼子著・講談社)

・夜に星を放つ(窪美澄著・文藝春秋)
・爆弾(呉勝浩著・講談社)
・この道の先に、いつもの赤毛(アン・タイラー著、小川高義訳・早川書房)

2022年6月の読書
・冬の夢(スコット・フィッツジェラルド著、村上春樹訳・中央公論社)
・ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック(村上春樹著訳・中央公論社)
・絞め殺しの樹(川﨑秋子著・小学館)

2022年5月の読書
・鳳仙花(中上健次著・集英社=中上健次全集)

2022年4月の読書
・水納島(橋本倫史著・講談社)
・バビロンに帰る(スコット・フィッツジェラルド著、村上春樹訳・中央公論社)

・アイルランド革命1913-23(小関隆著・岩波書店)

2022年3月の読書
・ブラックボックス(砂川文次著・講談社)
・戦火のサラエボ100年史(梅原季哉著・朝日新聞出版)
・黛家の兄弟(砂原浩太朗著・講談社)
・異常(エルヴェ・ル・テリエ著、加藤かおり訳・早川書房)
・暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ(堀川惠子著・講談社)

2022年2
月の読書
・ケルト人の夢(マリオ・バルガス=リョサ著、野谷文昭訳・岩波書店)
・中野のお父さんの快刀乱麻(北村薫著・文藝春秋)
・塞王の楯(今村翔吾著・集英社)

2022
年1月の読書
・木曜殺人クラブ(リチャード オスマン著、 羽田 詩津子訳・早川書房)
ヴィンテージガール(川瀬七緒著・講談社)

・死亡通知書 暗黒者(周浩暉著、稲村文吾訳・早川書房)
・教誨師(堀川惠子著・講談社)
・黒牢城(米澤穂信著・KADOKAWA)

⇒2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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間引き菜を食べないダイコンなんてー9月5日タネまき

2022-09-25 | ダイコン

間引き菜を取るためタネは密にまく
見るからにうまそうなダイコンの間引き菜(9月24日)

9月24日に1回目のダイコンの間引き菜が取れた。これからは短期間に2、3度にわたり取っていく。

9月5日にタネをまいた。間引き菜を取るためにタネは密にまく。間引き菜を食べながら、最終的に25から30センチの株間にしていく。

ダイコンはシンクイムシに食害されると生育が止まる。そのためタネまきから防虫ネットをトンネル掛けしている。

間引き菜を取らないダイコンなんてー間引き菜を楽しみにしている。三つ葉のような茎の 繊細な食感を味わうには、大きすぎても小さすぎてもダメ、これまでの経験で微妙な頃合いで取っていく。

今回は本葉が8から10枚程度のところを取った。これを茹でて細かく刻む。醤油を落とし、かつお節をかけて混ぜ合わせ、熱いご飯にのせて食べる。それだけ。世間のグルメにはほどとおく、簡単極まりない。

白いごはんに若い青菜。この彩りが食欲をそそる。そのみずみずしさを楽しむ。晩酌の締めのごはんにはたまらない。短期間限定の間引き菜。そんな粗末なものが好きだというのだから、笑われかねない。


      
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2022秋作ジャガイモの出芽-アンデス赤とデジマ

2022-09-23 | ジャガイモ

アンデス赤(上)とデジマ(下)の出芽(9月20日のすがた)

先週の登山の疲れが、いまだ残っている。どうも心身ともにすっきりしない。体力気力をすべて出し切ってしまった感じだ。毎日の1時間半のウオーキングも短縮コースをついとってしまうほど。加齢のせいだとわかっていても、後期高齢者まじかの身になって、急速に老いを感じざるをえない。

菜園は9月19日でカボチャとゴーヤーを最後にすべて収穫物がなくなった。冬から春へ、夏から秋への境はそうなる。

8月27日に植えつけた秋作ジャガイモ。種イモはアンデス赤とデジマが各15個。

9月20日あたりから徐々に芽が出てきた。ことしは遅れ気味かと心配して、昨年の記録を見たら、植え付けが8月22日で出芽が9月11日。ことしはそれほど遅れていないことがわかって安心している。

ジャガイモは春と秋の二期作を行っている。半年ごとに新鮮なジャガイモを食べられるのがいい。

秋作はむずかしい。春作ほど簡単にはいかない。種イモが腐ったり、小さいイモばかりの年だってある。秋作のイモは、もちろん食べるが、来春の種イモにも使う。それが得られればいい、それくらいの気持ちで育てている。もちろんまともなサイズが収穫できればそれに越したことはない。

秋作ジャガイモの収穫は11月下旬から12月初めとなる。


      
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2022秋 眺望絶佳!後立山連峰・針ノ木岳と蓮華岳を歩く(2)

2022-09-18 | 登山

針ノ木岳からの展望は絶佳、至福の時間
山座同定に夢中でなり、あっという間に過ぎた
(画像をクリック⇒拡大)


2日目(9月16日)
針ノ木峠(標高2536m)ー針ノ木岳(同2821m)
ー針ノ木峠(標高2536m)ー扇沢(
同1433m)

9月16日(金) 針ノ木小屋6:05ー7:00針ノ木岳8:10ー9:00針ノ木峠9:20-13:20扇沢13:30=14:05信濃大町駅14:38=15:38松本15:50(特急あずさ)=18:43新宿=19:44我孫子駅 


<<わたくしの好きな山登り

1日目からつづく

2日目の16日は針ノ木岳へ。5時過ぎに小屋で朝食を摂り、6時過ぎに出発。この日も朝から晴れ。もうこれだけでうれしくなる。


昨日もそうだが気温が高い。朝だというのにすぐに汗が出てくる。秋装備できた。防寒具はもちろん持った。しかし両日とも半袖と長袖のシャツで間に合った。小屋の夜もそれで十分だった。防寒具の出番はまったくなかった。

順光で姿が映る。

すぐに後立山連峰の北部の山並みがみえてきた。ここまで見えるとは。朝一番の清澄な空気を感じる。あそこを歩いてきたんだと、これまでの足跡を懐かしく思い出す。
奥の山並みを記しておく。左から旭岳、白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ケ岳、右端が爺ケ岳。
 
顔をあげると剱岳が。突然に針ノ木岳とスバリ岳の間から剱岳が顔を出してきた。油断していたからびっくりした。

いやがうえにも期待が膨らむ。山頂からの展望が楽しみでならない。どんな展望が待っているのか。

小1時間で山頂につく。

この天気なら展望を邪魔するものはない。すべて見える。ついほおが緩んでしまう。展望好きのわたくしにはたまらない。さてどこから見るか。

そのまえに山頂には「トランスジャパンアルプスレース」に参加するためトレーニングしている方に会った。日本海側からここまで来たという。体力の衰えを嘆くヘロヘロジジイは少しでいいからその元気をもらいたくなる。がんばってください。2023年のレースに出場できますように。

さて展望だ。山頂標識のある所からは四方八方なんでも見える。まずは北アルプス南部の山々が一望できる。すごいですね。南部の山が勢ぞろいして出迎えてくれたと思うべし。この写真では小さくしか見えないのが残念だが、肉眼では問題なく同定できる。こうして見ていると北アには登り残した山が多い。少しでも多くを歩きたいと願うのだが・・・。

手前は後立山連峰の南部の山並み

高瀬ダムをアップ。

つぎはいよいよ立山と剱岳。山頂標識の先に三角点がある。雲ひとつない天気。写真としては面白くないと贅沢なことを言う。ここからだと黒部湖が見えない。

少し先に下り、山頂の縁に立つと黒部湖が眼下に。この景色をあきるほど写真で見てきた。やっとこの目で見ることができ思いがかないました。

やはり撮ってもらおう。記念だ

とにかく山を見るのに夢中だ。あちこちせわしなく動き回る。そうだ、富士山だ。見える! 左に八ヶ岳、右に南アルプス。その中間に富士だ。わが安カメラではたぶんだめだろう。何枚もと撮った。かすかだが見える。画像処理してコントラストを強くするとわかるのだが、撮った写真をそのまま載せる。じっと目を凝らせが富士の姿が見えるはず。

きのう登った蓮華岳。

とにかく四方八方見てはカメラに収めた。きりがない。山頂からの写真はこのあたりでやめよう。

山頂には1時間10分いた。あっという間に過ぎた。満足した。これだけの展望を眺める機会なんか、長く山をやっていてなんどもないはず。さあ下山しよう。後ろ髪をひかれる思いはなかった。

下山中に、これでお別れと最後の針ノ木岳とスバリ岳。

9時に小屋にもどった。なにかあわただしい。救助ヘリがすぐにやってくるから、できるだけ小屋の後ろに避難してほしいと。けがして遭難したらしい。

すぐに荷物をまとめて下山したかったが、救助が終わるまで待機だ。ヘリの到着が10分ばかり遅れるという。それならとすぐに下山をはじめた。30分後にヘリがやってきた。無事にけが人を収容して飛び去って行った。
(この遭難は帰宅後確認した。信濃毎日新聞デジタルが9月16日11:19に報じている。収容が同日の10時ぐらいだから速報だ)

この日は連休前日の16日。続々と多くが登ってくる。きのうは登りで出会ったのは一人。それと比べたら次々と登ってくる。扇沢を5時から6時に出た人たちだろう。

けが人が出たというので下りはかなり慎重になった。ざれた急な下りが続く。気が抜けない。とくに高巻く鎖場は。

雪渓に日が差し込んでいる。

下山が途中からきつくなってきた。どうもおかしい。足の運びが遅い。暑いだけに汗びっしょりだ。「最後の水場」で補給し、大沢小屋先の湧き水でもたっぷり飲んだ。ふと気が付いた。これはシャリバテかと。5時過ぎの朝ご飯を食べてからなにも食べていない。大休止することにした。だいぶ元気を取り戻したものの、昨日の疲れがいまだに残っているようだ。

無理をしないで歩こう。遅く扇沢に着いたからといって支障はない。結局は下山は4時間かかった。

13時すぎに登山口から振り返る。ガスが出てきた。

13:30の信濃大町行きのバスに乗り、特急あずさで帰った。家には20時過ぎに着いた。


2回に分けての山行記録。ばてた、ヘロヘロだとなんどもつぶやきながらも、目的の展望を楽しむことができた。苦あれば楽あり。そう思うことにした。正直に言おう。ここまですごい景色だとは思わなかった。天気に恵まれ、これでもかと好きな展望を満喫できたのだから大収穫の山旅であったといえる。


      
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2022秋 眺望絶佳! 後立山連峰・針ノ木岳と蓮華岳を歩く(1)

2022-09-17 | 登山

針ノ木岳から黒部湖を前景に立山と剱岳
(画像クリック⇒拡大)
針ノ木岳から北に延びる後立山連峰、全部見えます


山行日 2022年9月15(木)、16(金)の両日。小屋泊まり
天気 両日とも快晴
山域 北アルプス・後立山連峰
メンバー 単独
コース&タイム
9月14日(水) 我孫子駅21:45=22:50新宿駅(西口26番臨時バス停)23:15(夜行バス)=

9月15日(木) 5:30扇沢6:10ー11:00針ノ木峠11:40ー12:50蓮華岳13:30-14:30針ノ木峠 針ノ木小屋(泊)

9月16日(金) 針ノ木小屋6:00ー7:00針ノ木岳8:10ー9:00針ノ木峠9:20-13:20扇沢13:30=14:05信濃大町駅14:38=15:38松本15:50(特急あずさ)=18:43新宿=19:44我孫子駅


<わたくしの好きな山登り

その眺望たるや絶佳、絶佳。その一言に尽きる。北アルプス・後立山連峰の針ノ木岳と蓮華岳を歩いてきた。北アルプスの中央部に位置している。北部と南部の山が見渡される。この展望は50年以上の登山人生で5本指に入る。圧倒され、見入ってしまった。繰り返す。すごかった。

山をやって半世紀以上が過ぎて来年は後期高齢者の仲間入り。それなのにかなり知名度があるこの山をこれまで歩いていなかった。全国の山は歩いてきたつもり。もちろんその数はたかが知れているものの、これほど有名な山を歩いていなかった。歩こうとしなかった。

後立山連峰は北の朝日岳から種池山荘まで歩いている。細切れに歩いてきた。一部の隙もなく実線でつながっている。それから先が歩いていない。すなわち針ノ木岳、船窪岳をへて烏帽子岳までの区間。しかしまったく歩こうという意欲がわかなく、今日まできてしまった。

この夏は、南への縦走をすこしでも進めようと7月下旬に扇沢を起点として針ノ木岳から種池山荘まで歩く予定でいた。毎日天気予報をチェック。しかし天候不順で歩くことなく夏が過ぎた。よほどあきらめきれなかったのか、それなら9月にと北アルプスの天気予報を毎日チェックしてきた。

その日がとうとうやってきた。9月13日の予報で15,16日の両日に晴れマークが出てきた。この2日間を逃してはいけないと、急ぎ準備した。

しかし縦走する意欲はとうに失せてしまい、針ノ木岳と蓮華岳をピストンすることにした。

針ノ木岳をめぐるコースの選択は3つあった。
1、後立山連峰の未踏区間(種池山荘から烏帽子岳)を歩く。
2、扇沢から雪渓を登り、針ノ木岳、スバリ岳を縦走し、種池山荘から下山する。
3、扇沢から針ノ木雪渓を往復する。

後立山連峰は縦走が楽しい。以前から2に決めていた。かみさんはすでに後立山連峰を完全縦走している。念のため蓮華岳から烏帽子山へのルートを尋ねると、「ひとりであるくのはやめたほうがいい」との意見。船窪岳と不動岳あたりは北アルプスでも難所のひとつと承知している。いまの老いた自分のバランス感覚もそうだが体力に自信がない。やめようと1の選択は早々と消えた。

9月13日の時点で、それまで歩こうとした2のコースも、どうもやる気がない。気がすすまない。弱気になっている自分がいた。それなら残された選択肢の3しかない。

結果的にこれでよかったのである。登りも下山もかなりばてた。ここまでバテバテになったのは久しく経験していない。両日の体調では、はたして2のコースを歩けたかどうか。

夜行バス利用の影響は否定できない。60を過ぎてからは、夜行バス利用の山行では必ず初日はばてた。それを承知しながら、日程短縮のため夜行バスを利用してきたが、さすがに後期高齢者まじかのジジイにはこたえるようだ。2日目にまで疲労を感じて歩く羽目になった。

雪渓が消えた針ノ木岳への登りはかなりきつかった。雪渓を歩くときとは倍以上の体力がいると、この春雪渓を歩いたという若者が言っていた。

いまの時季、雪渓がわずかに残っているが雪の上を歩くことなく登れる。“ノド”といわれる狭い谷の区間は雪渓が崩壊しているためロープと鎖で高巻く。

この山行の楽しみのひとつが針ノ木岳山頂から、黒部湖を前景にした立山と劔の眺め。写真ではイヤというほど見ていたが、この目で見たかったのである。

2日間とも快晴。全部見えました、というほどの眺めだった。天気をあきらめないで毎日予報をチェックしたてきた苦労が報われたのか。ヘロヘロにばてたが、それを上回る最高の眼福に恵まれた。


1日目(9月15日)
扇沢(標高1433m)ー針ノ木雪渓
ー針ノ木峠(同2536m)
ー蓮華岳(同2799m)

9月15日(木) 扇沢6:10ー11:00針ノ木峠11:40ー12:50蓮華岳13:30-14:30針ノ木峠 針ノ木小屋(泊)

針ノ木岳と蓮華岳をめぐる山行記はネットで見ると枚挙にいとまがない。記憶に残りそうな個所に絞って記すことにする。

前述したようにばてた。それでもヤマケイのコースタイム通り5時間ちょうどで針ノ木峠に着いた。かなりペースが落ちたと自覚していた。それがこのタイムできたのだからよしとしよう。ヘロヘロになりながら頑張った。しかし若者はここまで3時間から3時間半で来る。

6時に扇沢出発

登山口から仰ぐ針ノ木岳(左)とスバリ岳(右)。天気予報通り晴れた。素直にうれしい


このさき雪渓にでるまでは展望はなく、灌木のなかを歩く。たまに木の間から同じ展望が。

やっと雪渓の左岸にでてきた。上部に2か所の雪渓が見える。いまの時季、雪渓を歩くことはない

目の前に左岸から右岸へ渡る橋がある。8月に大雨で流され新たに取り付けた。激急だ。橋げたは濡れている。渡りおえてこわごわ振り返る(左が上流)

これからは右岸を歩く。いい天気になった。振り返ると北部の後立山連峰の山並みが見える。ご機嫌だ。

 

右岸をしばらく歩き、“ノド”という狭い谷が近くづくと、雪渓が崩壊して歩けないので、再び左岸にわたり高巻きする。ここにも小さな橋。わたり終えて振り返る。

この橋を渡るとすぐに高巻きコース。鎖とロープで登る。
高巻きのてっぺんから下をのぞく。

高巻きすると、またも左岸から右岸へ。最終水場がある。出発してから4時間。すでにばてている。冷たい水が気持ちがいい。あと一時間の頑張りだとわかっていても足取りは重い。
ここまでは水の心配はない。問題はこの先には水場がないこと。
きょうは蓮華岳まで歩く。それを考えてここで1500ccの水を確保した。暑い。相当汗をかいているから今日中にのみ干してしまうだろう。明日の水? 小屋泊りには1リットルの水のサービスがある。明日の針ノ木岳はその水が頼りだ。

最終水場を過ぎるとジグザクの急こう配。やっと峠が見えて、小屋の姿も。峠には6時に出発して11時についた。5時間かかった。ここまでの標高差は単純計算で1100m。それにしてはなんでここまで時間がかかるのか。この標高差なら3時間30分ほどで登れるのに。



小屋からの眺めが抜群だ。びっくりしてしまう。北アルプス南部の山々が遠近重なり、まるで絵巻物語のように横一線にずらりと並んでいる。左端の餓鬼岳から右端の赤牛岳まで、そのあいだに北アのスターがすべて顔をそろえたといった感じ。見事だ。

それに目の前には、後立山連峰の南部の山々が指呼の間に眺められる。蓮華岳から続く七倉山、船窪岳、不動岳、そしてこの連峰の南の端の烏帽子岳まで。

すぐに受付を済ませて、サブザックの軽身で蓮華岳にいく。軽いのはありがたい。すたすた歩ければいいのだが、すでにばてているからそうはいかないようだ。
それに10時40分ごろがら鹿島槍ケ岳あたりからしだいにガスがわきてきた。どんどん広がってきた。

11時40分、蓮華岳に向かう。

30分ほど登るとこんな風景。小屋と針ノ木岳とスバリ岳。

蓮華岳と見間違えしてしまいそうな最初のニセピーク。蓮華岳はここを越えてはじめて姿を見せてくれる。



蓮華の大下りの様子がよくわかる。

これが本物の蓮華岳。

山頂には少しずつ離れて、最初に神社、次に山頂標識、奥に三角点がある。だれもいない。石を積んで得意?のタイマー撮影。うまくいったほうだろう。

小屋までの下山中に太ももがけいれんしてきた。やっぱりきたか。いつものことだ。これで下りも思いのほか時間がかかってしまった。

今日の小屋泊まりは6人だった。いずれも年寄りばかり。若者は日帰り、縦走だって日帰りが多い。6人のなかでわたくしが最年長だった。70歳の単独の男性2人が同室。コースタイムを聞くとふたりとも小屋まで6時間かかったという。これほどきついとは思わなかったと、わたくしと同様の感想だった。暑さのせいか。

天気予報を見るとあしたも快晴だ。安心する。

夜中にけいれんが起きないよう、たっぷり水を飲んで寝た。でもやっぱりけいれんを起こした。痛いのなんのって。あわてて芍薬甘草湯を飲んだ。すっかり山の常備薬になっている。 

⇒2日目(9月16日)の針ノ木岳につづく。


      
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ことしのサツマイモは基腐(もとくされ)病に戦々恐々

2022-09-09 | サツマイモ

心配した基腐病の被害がなく、9月末から収穫見込みのサツマイモ

9月のスーパーには、好きなサツマイモとリンゴの初物が出てきた。この両者を9月から4月まで毎日食べる。リンゴは朝に、サツマイモは昼に、常食している。

両者は年中で出回っている印象がある。いやこの両者に限らず、自分で栽培していない限りいつから収穫して、いつまで食べられるのかわからないだろう。

サツマイモは栽培しているからわかる。9月からせいぜい4月まで。リンゴもスーパーで見ている限りやはり同じ時期にほぼ重なる。気が付いたのは昨年だろうか。ただそれだけのこと、だからどうした、といわれてしまうのだが、気が付かないもんだなと思った。

リンゴはさっそく食べている。いま出回っているのは「サンつがる」。早生から晩生の品種がつぎつぎにこれから出てくる。買って食べるだけのリンゴだが、以前ブドウを15年以上作っていたから、果樹栽培はかなりの手間がかかるのがよくわかっている。

一方栽培しているサツマイモ。こちらは基本、放任だ。まったく手がかからない。苗を植えつければ収穫までやることはない。きまぐれに「つる返し」を行うくらいなもの。

この春はこのサツマイモの苗を入手するのに苦労した。いつまでたっても苗が手に入らない。「ことしは栽培をあきらめるか」と思ったほど。いつもは5月10日前後に植えつけるのだが、やっとのことで5月末に遠く離れた初めての種苗店で苗を購入できた。かなり気をもんだ。それでもなんとか植えつけることができた。

すべては「基腐(もとくされ)病」の拡大が原因だ。このため苗の供給が減少し、家庭菜園派にまでなかなか回ってこなかった。これまで基腐病を実際にこの目で見たことはない。こんかいはじめてその症状をネットの画像で見ているだけだ。

わたくしが住む千葉県はサツマイモ収穫量が、鹿児島、茨城に次いで3位。千葉県は基腐病の注意報を出した

ウイルスフリーの苗を植えたからといって安心はできない。ずっと気になってことしは葉の変化に注意している。

8月のこと。菜園近くにあるサツマイモ畑。かなり多く作付けしている農家の畑に畝全体の葉が茶色に変色しているを見つけた。初めて見る光景だ。数日してその畑を見ると、畝全体の葉が処分されていた。病気であるのは間違いない。これが基腐病なのだろうか? 

素人判断はいけない。生産者にも県の農事事務所にも確認しているわけではないから基腐病とは特定できない。それでもわが菜園にまで病原菌が及ばないだろうかとじつは戦々恐々としている。

わが菜園では、いまのところそれらしい症状はなく胸をなでおろしている。ことしの植えつけは5月末だから、9月末から収穫できる見込み。いま病気がないところを見ると無事に収穫できるだろう。

植えつけた苗は昨年と同じく約80本。家庭菜園では多いのだろうが、9月から4月まで毎日食べるから、昨年は収穫のものすべて食べてしまった。


      
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9月3日にカボチャ収穫―白皮と坊ちゃんの2種

2022-09-04 | カボチャ

白皮カボチャと坊ちゃんカボチャ

9月3日にカボチャを収穫できた。夏野菜が次々と収穫を終えて消えていく時期だというのに、カボチャだけがいまだに収穫できていなかった。

カボチャは毎年ちがう品種を選んで1株だけ育ててきた。狭い菜園ではスペースを取るので多くても2株になる。

ことしはこれと決めていた苗がなかなか手に入らず、ずっと待っていた。これでは植えつけ時期を逸してしまう。そこで急遽、入手しやすい坊ちゃんカボチャに切り替えた。すでに植えつけ適期は過ぎてしまっていた。これが原因で収穫が遅くなったといえる。

ことしは“坊ちゃん”でと思っていたら、知り合いの農家からカボチャの苗をいただいた。スペースに余裕がないのに無理して片隅に植えた。品種を聞くのを忘れた。

坊ちゃんと品種不明の2種類。後者が実をつけた。これが白皮のカボチャだった。正体がわからないと気になるものでネットで調べた。

確実ではないのだが、どうやら「雪化粧」か「白爵」のどちらかになるようだ。サイズは同じく2キロ前後だが形が違う。どちらにも見えて特定できないのだが、雪化粧かなと思う。こんど苗をいただいた農家に聞いてみることにする。

1株からの収穫。白皮が5個でこれがすべて。坊ちゃんのほうは6個収穫し、なり口がコルク化していないものが6,7個が残っている。坊ちゃんのほうは全部で12個ぐらい取れそうである。

サイズは、白皮カボチャが2000グラム、坊ちゃんは300から500グラムあれば合格。今回収穫したもので、白皮の最大物が3300グラム、坊ちゃんは700グラムあった。

これから追熟させる。食べるのはひと月先になる。

カボチャはほくほく感のあるのが好きだ。毎年品種を変えて育てているのは、うまいカボチャをさがすため。得意?は醤油と砂糖だけの煮物。それしかできないが、うまいカボチャはお菓子感覚で食べられる。


      
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8月31日にブロッコリーとキャベツと植えつけ

2022-09-01 | ブロッコリー

ブロッコリー8月17日にタネをまき、同月31日に定植

菜園はしだいに秋冬野菜にとって代わっている。タネまきが続く。
・7月はニンジンとキャベツ
・8月はまたキャベツ、それにブロッコリーとハクサイ。秋作ジャガイモの植えつけもした
・9月はタネまきの最盛期。上旬はタマネギとダイコンのタネまきを予定している。

8月31日にブロッコリーとキャベツを植えつけた。

タネはどちらも8月17日にまいた。定植するにはまだ早いのだが、せっかちだからやってしまった。

・ブロッコリーは、例年に比べて少なく20本を植えた。8月末まきは、旬となる12月から2月に食べられる。害虫による被害が少ないのもいい。

・8月まきのキャベツは、7月まきに続いて2回目となる。こんかいも8本を植えた。



これは7月にまいたキャベツ。8月9日に定植したものはすでにここまで育っている。キャベツはタネまきから収穫までずっと防虫ネットの中で育てている。


      
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