30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

この夏はじめてつくったフィレンツェナス、万願寺トウガラシ、伏見甘長トウガラシ

2022-08-30 | ピーマン

8月29日のフィレンツェナス、万願寺と伏見甘長の両トウガラシ(上から)

8月の第2週から第4週の3週間は、ピーマン、ナス、ニガウリそれにキュウリを食べるのに追われた。

ピーマンは、普通の緑色、カラーピーマン、同じ仲間の万願寺トウガラシと伏見甘長トウガラシ。

ナスは、更新剪定してふたたび実をつけてきた千両ナス、それとフィレンツェナス。

キュウリは食べきれず、捨てるはもったいないのですべて漬けものに。キュウリもみは毎晩これでもかと食べた。キュウリもみにショウガを入れるなんてだれが最初に思いついたのかと感心してしまう。

ニガウリとナスはメインのおかずになる。2日に一度はかわりばんこに食べてつづけていた。

8月末になったいまでも収穫が続くが、9月に入ると急速に生育が衰え秋冬野菜に代わっていく。

それにしても毎日毎日、よくもこの4種類の野菜ばかり食べたものである。

この夏はじめて育てたのが、万願寺トウガラシ、伏見甘長トウガラシ、それにフィレンツェナスの3種。

トウガラシは、これまでシシトウだけで、ほかに鷹の爪を隔年で作ってきた。ことしは万願寺と伏見甘長をつくったてみた。これがうまかった。これなら来年も作ってみようと思っている。

“京野菜”の両トウガラシはたまたま苗をみつけ各1株買って試しにという軽い気持ちでつくった。好みでいうとシシトウよりもうまい。それにシシトウはたまに激辛がまじっている。これにあたると無性に腹が立つ。その点、両トウガラシは安心して食べられるのがいい。

フィレンツェナスは昨年知って食べた。ことしつくってみようかと思ったのだから気に入ったのだろう。2株を育てた。千両ナスと同じく多産だ。2株で十分すぎるほどの実がなる。知名度が低いナスとばかり思っていたが、ネットには情報があふれ、知らないのはわたくしだけ? そんな感じだ。この夏もテレビで“ナスの王様”と紹介されていた。

いずれも栽培が簡単だ。これまで育ててきたナスとトウガラシと同じく手間がかからない。

この夏はこの新しい野菜たちをネットでレシピを検索しながらつくったが、結局はジジイでも簡単に作れるものに落ち着いた。

両トウガラシは焼き浸しに、フィレンツェナスはソテーにと、シンプルにしたものがうまかった。というよりシンプルなものしかつくれないのだが。

35年以上も家庭菜園やっていると、同じ品種を選んでしまう。育てるのに慣れているからだ。たまには違う品種を育てるのもいいもんだ。目新しくて、いい刺激になる。


2022年の読書

2022年8月の読書
・戦慄のインパール(NHKスペシャル取材班著、岩波書店)

・戦争のプロパガンダ10の法則(アンヌ・モレリ著、草思社)
・街道をゆく29 秋田県散歩、飛騨紀行(司馬遼太郎著、朝日新聞社)
・街道をゆく11 肥前の諸街道(司馬遼太郎著、
朝日新聞社)

2022年7月の読書
・おいしいごはんが食べられますように(高瀬隼子著・講談社)

・夜に星を放つ(窪美澄著・文藝春秋)
・爆弾(呉勝浩著・講談社)
・この道の先に、いつもの赤毛(アン・タイラー著、小川高義訳・早川書房)

2022年6月の読書
・冬の夢(スコット・フィッツジェラルド著、村上春樹訳・中央公論社)
・ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック(村上春樹著訳・中央公論社)
・絞め殺しの樹(川﨑秋子著・小学館)

2022年5月の読書
・鳳仙花(中上健次著・集英社=中上健次全集)

2022年4月の読書
・水納島(橋本倫史著・講談社)
・バビロンに帰る(スコット・フィッツジェラルド著、村上春樹訳・中央公論社)

・アイルランド革命1913-23(小関隆著・岩波書店)

2022年3月の読書
・ブラックボックス(砂川文次著・講談社)
・戦火のサラエボ100年史(梅原季哉著・朝日新聞出版)
・黛家の兄弟(砂原浩太朗著・講談社)
・異常(エルヴェ・ル・テリエ著、加藤かおり訳・早川書房)
・暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ(堀川惠子著・講談社)

2022年2
月の読書
・ケルト人の夢(マリオ・バルガス=リョサ著、野谷文昭訳・岩波書店)
・中野のお父さんの快刀乱麻(北村薫著・文藝春秋)
・塞王の楯(今村翔吾著・集英社)

2022
年1月の読書
・木曜殺人クラブ(リチャード オスマン著、 羽田 詩津子訳・早川書房)
ヴィンテージガール(川瀬七緒著・講談社)

・死亡通知書 暗黒者(周浩暉著、稲村文吾訳・早川書房)
・教誨師(堀川惠子著・講談社)
・黒牢城(米澤穂信著・KADOKAWA)

⇒2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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8月27日に秋作ジャガイモの植えつけーアンデス赤とデジマ

2022-08-28 | ジャガイモ

秋作用の種イモーアンデス赤(上)とデジマ(下)

8月27日に秋作ジャガイモの植えつけをした。秋作用の種イモはいつもアンデス赤とデジマの2品種で各20個、あわせて40個を植えた。

種イモは両方ともことし6月20日収穫したものを使っている。収穫してから2カ月と7日が過ぎたが、もう芽が出ててきている。休眠期間が短い。だからこの品種が秋作に使えるのだよくわかる。

秋作は春作と比べてむずかしい。かなりといっていい。種イモが腐ったり、生育がわるかったりと、春作のようには簡単にいかない。秋作で真っ当なジャガイモを作るのには苦労する。

ま、たいがいは失敗する。農家も家庭菜園も秋作はむずかしい知ってパスする。作っている周辺の畑でも、まともな秋作ジャガイモを作っているのは少ない。わが菜園はまともに秋作ジャガイモを作っている一軒といえる。そういえるようになった。

むずかしいから挑戦のしがいがある。その
試行錯誤が楽しい。そのかいあって秋作ジャガイモをほどほどに作る自信ができた。ほどほどというのはたまには失敗するということで、小芋ばかりのときもあるからだ。

じつのところ秋作は失敗覚悟でやっている。たとえ失敗して小さなイモばかりでも、これを来春の種イモとして使うからだ。来春の種イモを得るためには秋作はかならず行う必要がある。

春作の6月に収穫したイモが貯蔵してある。そのため秋作はそれほど必要としないのだが、それでも秋作ができれば半年ごとに新ジャガが食べられるのだからこれに越したことはない。

昨年11月末に収穫できた秋作ジャガイモ。これぐらいの出来なら大成功となる。

植えつけの実際。いまも試行錯誤。ことしは2条植え。条間30センチ、株間30センチ。いつもは黒マルチしてから穴をあけて植えつける。

ことしは植えつけてから黒マルチをした。芽が出てくるとマルチの表面が盛り上がってくる。その部分に穴をあけて茎葉をマルチの上に出してやる。これは過去にいちどやっている。ことしはこれでやってみる。

種イモを植えつけて、畝全体を黒マルチで覆った状態


 

      
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カラーピーマンを露地で育てるのはなかな難かしい

2022-08-22 | ピーマン

8月21日収穫の赤色と黄色のカラーピーマン、それに普通の緑ピーマン

気まぐれで黄色と赤色のカラーピーマンをはじめて作ってみた。

ピーマンといえば毎年緑色のものばかり。緑色のピーマンだって収穫を遅らせて完熟させると赤く色づいてくるから、カラーピーマンを作ることもなった。

ビーマンは鈴なりにできる。豊産だ。スーパーで見ても安い。隣のパプリカを見るとこれが普通のピーマンよりもずっと高い。なぜこんなに高いのだろうといつも疑問に思うのだが、いつも調べもせずに話はそこで終わっていた。

だが、ことしはたまたまカラーピーマンの苗を見つけた。なぜか育ててみようかという気になって赤色と黄色のものを1株ずつ買った。栽培してみて、なぜ高いのか、すこしわかる気がした。

その前にまた疑問だ。パプリカとカラーピーマンはどこが違うのか。ネットで見ると(間違っていたらごめんなさい)、要はサイズの違いかなとわたくしなりに解釈した。サイズが大きい方がパプリカになる?

鈴なりのふつうの緑色ピーマン

ということでことしはピーマンとカラーピーマンの両者を育てている。同じピーマンなのだから育て方に変わりはあるまい。もちろん露地栽培である。

両者とも、一番花の下のわき芽はすべてかき取り、倒伏しないよう支柱を立てて結束する。これだけである。あとは実のなるのを待つだけだ。育てるというより放任栽培である。

普通のピーマンは花が咲けばすぐに実がなる。一方カラーピーマンははじめはもちろん緑色だが、それから完熟して、赤色、黄色になるまで時間がかかる。ピーマンに比べて栽培日数が長くなる。これまでの経験でよくわかる。

カラーピーマンはピーマンよりも一回り大きい。それに肉厚だ。やっと赤色、黄色になって収穫しようとすると、尻腐病になったり、虫に食われたりしているのが多い。無傷のカラーピーマンがなかなかえられない。露地での栽培はなかなか難しい。そのため栽培農家はハウス栽培が主だというがそうだと思う。

栽培してよくわかったことは、パプリカ、カラーピーマンはピーマンに比べて栽培日数が長いこと、それに病虫害の被害を受けやすいことだ。放ったらかしでも病虫害に強い緑のピーマンとは違った。

ここにきて(8月中旬~)、放任栽培でも、やっとまともなカラーピーマンを収穫できるようになった。それが冒頭の写真。

ピーマンの苦味は完熟させると甘くなる、うまいと思う。これまで普通のピーマンを完熟させたものを食べてきたからよくわかる。

しかし好みは千差万別。わたくは緑色のピーマンの苦味が嫌いではない。年を取るごとに好きになっていく。パプリカやカラーピーマンの甘さもいいのだが、緑色のピーマンの苦味は捨てがたい、といいたい。

ここにきて(8月中旬~)まともな黄色と赤色のカラーピーマンが取れだした


      
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ニンジンは夏どりから秋冬どりへバトンタッチ

2022-08-21 | ニンジン

(上)3月1日にタネをまいた春まき夏どり。8月20日の収穫でおしまいに

(下)7月6日にタネをまいた夏まき秋冬どり。8月20日で草丈15~20㎝

8月17日に4回目のコロナワクチンを接種した。3回目では副反応はいっさいなく、今回は翌日に接種部に痛みを感じた程度で1日だけで消えた。マスク生活は3年目。コロナ禍で若い女性がきれいに見える。マスク効果といえば叱られるが、みんな同じような顔に見えてしかたない。

8月下旬ともなると、夏野菜は一つひとつと消えて、これからしだいに秋冬野菜に入れ替わっていく。

ニンジンもそうだ。夏どりから、秋冬どりへ。

7月6日にタネをまいたものは、いま草丈は15~20センチほどに生育している。すべて間引きを終えた。これで収穫まで放ったらかしでいい。収穫は11月初旬からの予定になる。

一方、3月1日にタネをまき、これまで収穫してきた夏どりニンジンは8月20日でおしまいにした。すべて引き抜いた。100本ぐらい作ったのだが、かなり残っている。夏どりはどうしてもこうなる。それにこの時季になると質が悪くなり、すでに傷んでいるものもある。ほとんどを捨てた。ほんの少しだけ手元に残した。

野菜はほぼ自給自足できている。スーパーで買うのは端境期ぐらい。ニンジンの場合も秋冬どりができるまでそうなる。


      
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カボチャを食べたいが、いまだ果梗が青い

2022-08-20 | カボチャ

8月20日のカボチャ、どちらもいまだ果梗部が青い

ことしも夏の北アルプスの天気が良くない。7月下旬に予定していたが、晴れのマークが出てこない。晴れても一日だけで2日と続かない。雨マークばかりが続き、とうとう8月下旬になってしまった。毎日のように天気予報を見ては、交通機関の予約とキャンセルを繰り返している。いたって真剣なのだが、半面滑稽にも思えてきた。晴れが続くまで待つほかないとわかっているのだが・・・。長期予報によると9月に入れば晴れがというが、9月は夏山でなく秋山になってしまう。

夏野菜でいまだに収穫できていないのがカボチャ。食べたいが果梗部を見るといまだ青い。いましばらく待たなければならないようだ。

収穫は9月になるだろう。植えつけが遅かったからそうなるのだが、カボチャのイメージは夏野菜だから8月中の収穫を望んではいるが、ことしは勝手が違うようだ。

カボチャ栽培は放任。人工授粉は気まぐれで、気がむいたときだけ行うが、それでもそこそこ実つけてくれる。

狭い菜園ではたった2株だけのカボチャでも手に負えなくなる。旺盛にツルをあちこちに伸ばして、注意していないとほかの畝に侵入してくる。ツルの先をつかんで戻すなど、ツルばかりは放任とはいかない。なにかと手がかかる。


      
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8月9日に夏まきキャベツの定植

2022-08-12 | キャベツ

夏キャベツー7月下旬にタネまき、8月9日定植

キャベツは年に3回タネをまく。1回目が7月下旬、2回目が8月下旬、3回目が9月下旬。キャベツは年中作ることができるが、春まき夏どりは害虫退治に手間がかかるため作らない。

7月下旬にタネをまいたのを8月9日に定植した。

キャベツ栽培はタネまきから収穫まで、ずっと防虫ネットの中で育てる。箱入り娘ならぬネット入り娘である。もちろん害虫対策のためこうする。

いちどに育てるのは6株から8株あれば十分だ。そのため直まきはしないで、苗床で育てた苗を移植する。夏の時季の移植には気を遣う。厳しい夏の直射日光に当てると、枯れ死してしまうからだ。

移植はかなり慎重にやる。まずは苗床の苗にたっぷり水をやって根のまわりの土を崩さないようにしてから、そっと畑に移植する。

移植後にたっぷり水をやったら、防虫ネットをトンネル掛けし、さらに直射日光を遮るため2、3日のあいだは寒冷紗で覆ってやる。

これで作業完了。とにかくキャベツはもっぱら害虫対策で、キャベツだけには殺虫剤は使わないことにしている。

2回目にまくキャベツがいちばん長く収穫できて重宝する。3回目にまくのが来年に春キャベツになる。


      
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更新剪定してみずみずしい若いナスを

2022-08-11 | ナス

7月下旬に更新剪定。8月10日に収穫できた新しいナス

ショウヘイ、がんばれ! 昨10日の試合をNHKBS1で見る。「104年ぶりの快挙」(NHKニュースの見出し)を達成。名前がショウヘイ同士。それゆえか、孫とまではいかないがそれ程の年齢差があっても、オオタニショウヘイが活躍すれが気分良く、負ければ落ち込む。まるで一心同体。野球をテレビで見ることは滅多にないのに、気になってつい見てしまう。エンゼルスは負け試合が多いから毎日のように意気が上がらない。これが困る。

7月末に更新剪定したナス。8月10日に新しいナスを収穫できた。つやつやとして若々しい。

わが菜園のナス栽培はこうだ。毎年4月に4株の苗を買ってきて、5月初めに植えつける。6月から収穫できるようになり、7月に入ると株が弱ってくる。花は咲くが形が悪くなってくる。

こうなると更新剪定だ。いわゆる切り戻し。容赦なく枝を深くバッサリ切り詰める。更新剪定は間延びして実をつけるのが悪くなったナスを生き返らせる。

更新剪定したばかりのときはあられもない姿で見るに忍びななく、これで再び実をつけてくれるのかと心配になるが、しだいにあたらしい葉が出て、あれよあれよと間に実らせる。

このナスがうまい。秋ナスとまではいかないがそれに近い。やわらかくとろりとした味わいである。更新制定前のナスとの味の違いを実感できる。

春に植えつけたナスは、更新剪定しても収穫は8月いっぱいまでといったところで寿命が尽きる。

秋ナスは、以前は7月にタネをまいて作っていたが、面倒で久しく作らない。更新剪定後のナスを秋ナスのつもりで食べている。


      
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2022のショウガは出芽、生育ともに悪い

2022-08-09 | ショウガ

8月8日収穫の葉ショウガ、全般に生育が悪い。
そのなかでこれは生育のいいもの

まいにち「氷菓」を食べている。サクレとかミゾレとかガリガリ君といったしゃりしゃり感のあるやつだ。これがくせになる。スーパーに行くたびに買う。ビールはもちろんだが、氷菓の在庫をいつも確認しているこの夏。

8月8日に葉ショウガを取ってきた。ことしは収穫が遅れた。例年にくらべて出芽が悪く、それにその後の生育もそろわないからだ。

初収穫をいつにするかじっと見守ってきた。とりあえず生育がいいのを引き抜いてきた。これは合格だが全般に悪い。葉の伸びが悪い。根茎だっていまだに2次の段階といったところ。なにが原因でそうなったのかわかるはずもない。

昨年収穫したショウガを保存、越冬させたのを種ショウガとして使っている。小さい芽が出ているものだけを選んで4月に植えつける。これで今年も大丈夫だと思っていたところ、思うように出芽が少なくそろわない。この時点で今年はよくないとわかった。その後は生育も悪い。

いつものように乾燥を防ぐために稲わらを敷き、すでに土寄せも済ませている。そんないつもの作業が生育が悪いと気がすすまない。

知り合いの農家が、ことしのショウガは悪いと先方からそう切り出した。周囲の農家もそうだという。そうであればわが菜園のショウガが悪いのはショウガないのか。そう言われて周囲の農家を見るとたしかに悪い。

ショウガ栽培はかなり難しい。長いことうまくいかなかった。市販の種ショウガの質が悪いのか、わたくしが未熟なのか。ところがこの農家の種ショウガをいただいてからは、一転して真っ当なショウガを栽培、収穫できるようになった。

だからといって簡単には決めつえることはできないのだが、ショウガ栽培は一に種ショウガの質にあり、といまも思っている。

まともなショウガを育てることができれば、こんどはそれを種ショウガとして保存、越冬さえようという欲がでてくる。保存、越冬できればすべて循環できる。

ところがこの保存、越冬がさらに難しかった。かなり試行錯誤したがうまくいかない。なんとか腐敗させないで越冬させることができたのはここ2年ほど。

というより、家庭菜園をやっていればわかるとおり、家庭菜園で真っ当にショウガを育てている人をまず見かけることはないだろう。見かけたらかなりの腕前とみて間違いない。

ことしの秋のショウガの収穫は少なくなる。食べるよりも大部分を種ショウガとして保存にまわすことになりそうだ。

生育のいいもの選んで取ってきたこの夏はじめての葉ショウガ。もちろん味噌をつけて酒のつまみにした。口中のさわやかさ、いいもんです。


      
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ニガウリ(ゴーヤー)の大量消費は佃煮にして

2022-08-08 | ゴーヤー

8月7日に作ったニガウリ(ゴーヤー)の佃煮

日本の最西端の与那国島。中国軍が台湾周辺で軍事演習を行うと注目される。2005年に沖縄・八重山諸島の山々を歩いたときに訪れた。翌日は波照間島の予定でいたが、風雨が強く、飛行機が飛ばず現地にテータイを余儀なくされた。この日急遽泊まったのが入福旅館。有形文化財と聞いた。趣のある建物だった。悪天候で船が出ない、飛行機が飛ばないという目に何回か遭っている。窮屈な日程のため与那国島での思い出があまりない。島旅は余裕をもって、といいたいがせっかちだからそうもできない。

ニガウリ(ゴーヤー)を7月26日に初収穫してから連日のように取れる。たった1株を栽培しているだけで毎年こうなる。しだいに持てあます。チャンプルーばかり食べてはいられない。

大量消費するには佃煮にする手があったことを思い出した。昨夏も佃煮にした。それをすっかり忘れてしまっていた。寄る年波には勝てないと思いながらも、老いとうまく付き合えないでいる。

昨日は3本取れた。すぐに佃煮にした。ネットで検索するとたくさんのレシピが出てくる。なんども書くが年寄りにはネットのレシピはありがたい。

はずれがないのがいい。まずはレシピ通りに作る。気に入ると、次からは自分の好みの味にしだいに変えていく。

テレビでサタン志麻さんがおかずをつくるのを見るたびに「オレもつぎつぎとあのようにできたらなあ」とうらやましく思えるのだが、あの段取りのすばらしさは、逆立ちしても自分には無理だとわかる。下手なりに作るしかない。

佃煮にすると量はかなり減る。これも具合がいい。この佃煮は、酒のつまみになる。飲んべえのわたくしはおかずを食べながら飲む。飲みながら食べられるレシピを多くのなかから「これでいこう」と選ぶ。こんかいは鷹の爪を加えたレシピを選んだ。


      
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ラッカセイの大粒種・おおまさりは株だって大きい

2022-08-07 | ラッカセイ

8月6日のラッカセイ・おおまさり

8月6日付け朝日新聞be版が、南アルプスの光岳小屋の新しい小屋番となった女性の小宮山花さん(34)を取り上げている。最近は老眼がすすみ、関心のある記事しか読まないが、読み飛ばしながらも不思議と登山に関する記事は見逃さない。光岳には2010年8月に聖岳から縦走した。最終日は光小屋泊を予定していたが早くに光岳の頂を踏めたので、予定を変更して一気に易老渡へ下山した。光小屋の内部を見たくてのぞいたらちょうど管理人の奥さんがいたので少し会話ができた。光岳は北海道や九州の山よりも遠い、そんな山だった。あれから12年。ヘロヘロじじいとなったいま、光岳はさらにはるか遠くに感じられる。

ラッカセイが順調だ。これまでは「おおまさり」と「千葉半立」の2品種を作っていたが、ことしはおおまさりだけ。

おおまさりは大粒実の品種で、ゆで専門のラッカセイだ。なぜおおまさり一本に絞ったかというと、「千葉半立」は小粒のため収穫後に殻をむいたりする作業が面倒になったからで、これも加齢のせいといえる。

おおまさりは、殻つきのままゆでる。くれぐれも炒めることがないように。大きいから殻がむきやすく食べやすい。大粒だからといって大味ということはなく酒のつまみにもってこいだ。

いま盛んに黄色い花を咲かせている。これが地中に潜ってラッカセイとなる。理屈ではわかっていても不思議だ。

おおまさりは繁茂して大きな株になる。従来種の倍近くだ。そのため株間50センチ、畝間60センチを取っているのだが、しだいに隣の作物まで侵入してきた。冒頭の写真でみると右の根深ネギまで葉でおおわれかねない勢いだ。

毎年作っているのに、ことしは株間、畝間ともに足りない。植えつけるときにこれでは狭いかなと頭をかすめるのだが、農地が狭いからこれくらいでいいかとやってしまう。

隣りの畝に侵入しそうだから、押しとどめないといけない。急いで片側だけネットを張った。隣の根深ネギはこれから土寄せを行うから、スペースはどうしても確保しておく必要がある。

これからはカラス対策。対策を講じないでいると、いつのまにか掘り出されて食べられてしまう。鳥防糸を張るよりも、ネットですっぽりと全体を覆ってしまうほうが安心だ。


      
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毎年のことだがサトイモに一喜一憂

2022-08-05 | サトイモ

8月5日朝のサトイモ

キュウリがとまらない。取れだしたら食べるのに追われる。大量消費にと浅漬けの素で朝にキュウリを漬け、夕に山盛りのキュウリを食べている。毎日だからさすがに飽きてきた。そこでネットで浅漬けのレシピを検索しては、これはというものを順番に作っては味見している。

サトイモがなんとか元気を取り戻してきた。サトイモ栽培は毎年きまって一喜一憂させられる。ことしは梅雨が早く明けて干天が続いた。生育が思わしくなく、ことしのサトイモはだめだなと悲観的になっていた。

その後に雨が程よく降ってくれたおかげで、これまでの生育の遅れを取り戻したかのように大きくなった。そうなると現金なものでニコニコしてサトイモの生育を眺めている。

毎年のことだがサトイモには雨が欲しい。少雨となるとやきもきさせられる。ことしもそうだ。少雨のためにすでに土寄せは済ませている。あとは雨さえ降ってくれればと願うのだが、こればかりはわからない。

いま現在、腹から胸の高さまでに大きくなった。生育期の8月、この先雨が降らないとまた心配のタネが増える。昨4日は朝から雷雨。サトイモには災害が起こらない程度の雷雨は大歓迎だ。


      
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