スーパーの野菜売り場をのぞいたら、おせち用のヤツガシラが山と積まれていた。わが家はわたくしが好きなこともあり毎晩のようにサトイモだ。豊作でたくさん取れた。知り合いにも贈ったりした。それでもまだまだ多く残っている。これでもかとせっせと食べないといけない。
わが菜園の仕事納めは、毎年恒例のダイコンの貯蔵。
ダイコンは凍害を受けやすい。地上に出ている根頭部が凍って腐っていく。そこで貯蔵する。すべて引き抜き、葉を切り落とす。穴を掘り、そこに斜めにおいていく。まっすぐに立てると抜きにくくなるからだ。頭が隠れるまで土をかぶせる。これだけの作業で凍害を防ぐことができる。1月の厳寒期に新鮮なダイコンを食べられるというわけである。
それから年末年始に食べる野菜を家に持ち帰る。ハクサイ、キャベツ、カブ、ニンジン、ダイコン、ホウレンソウ、コマツナ、下仁田ネギ、石倉太ネギ、赤ネギ。年の瀬でもこれだけのものが取れるのだからありがたいものである。
このブログは2005年12月末にスタートした。ちょうど満11年、更新件数は2500件を数える。駄文とはいえ、ここまでよくぞ書き連ねてきたと自分でも感心する。家庭菜園日誌だからネタに困らない。それが長続きの原因かもしれない。
それに、書くのはボケ防止という新たな効用にすがって書き続けている。かみさんを見て、どちら様ですか、なんていう日が必ずやってくる。そうなる前に阿弥陀様が迎えに来てくれることを願う。いや、近いうちに、なにを書いているのか支離滅裂といわれるときがやってくる。えっ、もうそうなっている? たしかにそう思うときが時々あるから困る。来年は12年目に入る。とにかく続けよう。
2016年の読書
2016年12月の読書
・平家物語(古川日出男訳・日本文学全集09池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)⇒800ページを超える大分、読破できるか
・裸の華(桜木紫乃著・集英社)
・赤へ(井上荒野著・祥伝社)
・プライベートバンカー(清武英利著・講談社)
2016年11月の読書
・暗幕のゲルニカ(原田マハ著・新潮社)
・郵便配達は二度ベルを鳴らす (ジェームズ・M. ケイン著、田口俊樹訳・ 新潮文庫)
・魚はエロい (瓜生知史著・光文社新書)
2016年10月の読書
・彼女に関する十二章(中島京子著・中央公論新社)
・漂うままに島に着き(内澤旬子著・朝日新聞出版)
・捨てる女(内澤旬子著・本の雑誌社)
・身体のいいなり(内澤旬子著・朝日新聞出版)
2016年9月の読書
・源氏物語巻5(蛍、常夏、篝火、野分、行幸)円地文子訳・新潮社
・源氏物語巻4(玉鬘、初音、胡蝶)円地文子訳・新潮社
・家康、江戸を建てる(門井慶喜著・祥伝社)
・捉まるまで(大岡昇平著・日本文学全集18池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)
・黒髪 (大岡昇平著・日本文学全集18池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)
・武蔵野夫人(大岡昇平著・日本文学全集18池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)
・ベルリン飛行指令(佐々木譲著・冒険の森へ13(飛翔への夢・集英社)
2016年8月の読書
・蓼喰う虫(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・海の見える理髪店(荻原浩著・集英社)
・零式戦闘機 (吉村昭著・新潮社)
2016年7月の読書
・源氏物語巻4(薄雲、槿、乙女)円地文子訳・新潮社
・源氏物語巻3(蓬生、関屋、絵合、松風)円地文子訳・新潮社
・真実の10メートル手前(米澤穂信著・東京創元社)
・天下人の茶(伊藤潤著・文藝春秋)
2016年6月の読書
・源氏物語巻3(須磨、明石、澪標)円地文子訳・新潮社
・ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(下)ダヴィド・ラーゲルクランツ・著ヘレンハルメ美穂・羽根 由訳
・ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(上)ダヴィド・ラーゲルクランツ著・ヘレンハルメ美穂・羽根 由訳
・定本 黒部の山賊 アルプスの怪(伊藤正一著・山と渓谷社)
2016年5月の読書
・源氏物語巻2(賢木、花散里)円地文子訳・新潮社
・新々訳源氏物語巻1(桐壺、帚木、空蝉、夕顔、若紫、葵)谷崎潤一郎全集第25巻・中央公論社
・おひとりさまの最期(上野千鶴子著・朝日新聞出版)
2016年4月の読書
・安土往還記(辻邦生著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・焼跡のイエス(石川淳著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・紫苑物語(上に同じ)
・諸国畸人伝より小林如泥、鈴木牧之(上に同じ)
・羊と鋼の森(宮下奈都著・文藝春秋)
2016年3月の読書
・王様とサーカス(米澤穂信著・東京創元社)
・武州公秘話(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・夢の浮橋(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・孤狼の血(柚月裕子著・KADOKAWA)
・盲目物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・小野篁妹に恋する事(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・蘆刈(谷崎潤一郎著・中央公論社)
2016年2月の読書
・乱菊物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・長いお別れ(中島京子著・文藝春秋)
・重耳(下)(宮城谷昌光著・講談社)
・重耳(中)(宮城谷昌光著・講談社)
2016年1月の読書
・重耳(上)(宮城谷昌光著・講談社)
・消滅世界(村田沙耶香著・河出書房新社)
・つまをめとらば(青山文平著・文藝春秋)
・雨月物語(上田秋成著・円城搭訳・河出書房新社日本文学全集11)
⇒2015年、2014年、2013年、2012年の読書