30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

新ショウガの収穫と種ショウガの保存

2016-10-29 | ショウガ

大量の根ショウガを収穫できた。扱いに困るほどだ

根ショウガをすべて掘り出して収穫した。来年に植えつける種ショウガも保存した。

ことしの根ショウガは豊作だった。大豊作といっていい。質量ともに最高となった。どうしてこうなったのかその原因がわからないのだが、種ショウガがよかったのか、気象条件がよかったのか、わたくしの腕がよかったのか、とにかく素直に喜びたい。

葉ショウガに続いて9月上旬からは新ショウガを毎日のように食べている。味噌をつけて酒のつまみに、それ以上に薬味としてわが家では毎日登場する。ショウガを食べない日はないくらいだ。

この春に植えつけた種ショウガは例年より多い。知り合いの農家からいただいたものだ。これで出来がいいのだから収穫だって半端な量ではない。食べきれないからちょくちょく近所に分けていたのだが、まだまだわんさとある。保存さえうまくいけば、この先不自由することがない量だ。

     春に植えつけた種ショウガは収穫時も原型をとどめている。これも食べられる

収穫すると、白い根ショウガの下に春に植えつけた茶色い種ショウガが付いてくる。これも食べられる。ジャガイモやサトイモの種イモは収穫時には縮んで原型を保っていないのだが、種ショウガは原型をとどめている。

さて問題はこれから。来年の種ショウガの保存である。この冬を越さないといけない。防寒のためサトイモの種イモと同じく土の中に深く穴を掘って保存する。サトイモの種イモの保存の防寒対策は割合と簡単で失敗はない。だが、種ショウガの保存には毎年失敗ばかりしている。保存温度が低いため寒さで腐ってしまう。

保存の温度と湿度を高めるためには、サトイモの種イモよりもさらに地中深く埋めないといけない。それは重々承知しているのだが、つい億劫がってサトイモと同じ深さで保存してしまう。失敗は承知の上である。

知り合いの農家はどうしているのか。さすがに違う。地下に横穴を掘ってそこに保存している。2人は入れるほどの広さで温度が一定している。ここで保存していたものをこの春分けてもらった。見るからに種ショウガとはいえ色つやが違った。ここまでできればなあと。

要は本気度が足りない。農家だって失敗するというのだから、家庭菜園で種ショウガの保存は無理だと決めているふしがある。種ショウガは農家からいただけるから無理しないでいいやと。前回の記事であれだけタマネギの自家苗にこだわっているのにだ。

前述のようにことしは豊作。種ショウガに回すのだって大量にある。このあたりで本気を出して保存してみようか。サトイモの種イモよりは深く掘って保存した。これでは足りない。そうだ盛り土を高くしよう。さらにブルーシートで覆う。本気といってもたかがこれだけのこと。結果は来春に出る。たぶん……。


2016年の読書

2016年10月の読書
・彼女に関する十二章(中島京子著・中央公論新社)
・漂うままに島に着き(内澤旬子著・朝日新聞出版)
・捨てる女(内澤旬子著・本の雑誌社)
・身体のいいなり(内澤旬子著・朝日新聞出版)

2016年9月の読書
・源氏物語巻5(蛍、常夏、篝火、野分、行幸)円地文子訳・新潮社
・源氏物語巻4(玉鬘、初音、胡蝶)円地文子訳・新潮社
・家康、江戸を建てる(門井慶喜著・祥伝社)
・捉まるまで(大岡昇平著・日本文学全集18池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)
・黒髪   (大岡昇平著・日本文学全集18池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)
・武蔵野夫人(大岡昇平著・日本文学全集18池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)
・ベルリン飛行指令(佐々木譲著・冒険の森へ13(飛翔への夢・集英社)

2016年8月の読書
・蓼喰う虫(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・海の見える理髪店(荻原浩著・集英社)
・零式戦闘機 (吉村昭著・新潮社)

2016年7月の読書
・源氏物語巻4(薄雲、槿、乙女)円地文子訳・新潮社
・源氏物語巻3(蓬生、関屋、絵合、松風)円地文子訳・新潮社
・真実の10メートル手前(米澤穂信著・東京創元社)
・天下人の茶(伊藤潤著・文藝春秋)

2016年6月の読書
・源氏物語巻3(須磨、明石、澪標)円地文子訳・新潮社
・ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(下)ダヴィド・ラーゲルクランツ・著ヘレンハルメ美穂・羽根 由訳
・ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(上)ダヴィド・ラーゲルクランツ著・ヘレンハルメ美穂・羽根 由訳
・定本 黒部の山賊 アルプスの怪(伊藤正一著・山と渓谷社)

2016年5月の読書
・源氏物語巻2(賢木、花散里)円地文子訳・新潮社
・新々訳源氏物語巻1(桐壺、帚木、空蝉、夕顔、若紫、葵)谷崎潤一郎全集第25巻・中央公論社
・おひとりさまの最期(上野千鶴子著・朝日新聞出版)

2016年4月の読書
・安土往還記(辻邦生著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・焼跡のイエス(石川淳著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・紫苑物語(上に同じ)
・諸国畸人伝より小林如泥、鈴木牧之(上に同じ)
・羊と鋼の森(宮下奈都著・文藝春秋)

2016年3月の読書
・王様とサーカス(米澤穂信著・東京創元社)
・武州公秘話(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・夢の浮橋(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・孤狼の血(柚月裕子著・KADOKAWA)
・盲目物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・小野篁妹に恋する事(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・蘆刈(谷崎潤一郎著・中央公論社)

2016年2月の読書
・乱菊物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・長いお別れ(中島京子著・文藝春秋)
・重耳(下)(宮城谷昌光著・講談社)
・重耳(中)(宮城谷昌光著・講談社)

2016年1月の読書
・重耳(上)(宮城谷昌光著・講談社)
・消滅世界(村田沙耶香著・河出書房新社)
・つまをめとらば(青山文平著・文藝春秋)
・雨月物語(上田秋成著・円城搭訳・河出書房新社日本文学全集11)

⇒2015年、2014年、2013年、2012年の読書


 

        
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タマネギの苗作りと植えつけ準備

2016-10-26 | タマネギ

 

いま一番気になるのがタマネギの苗作り。9月上旬にタネをまいてからというもの、苗に適する大きさにまで育て、それに予定の本数を得ることができるか、心配ばかりしている。

いま20センチを超えている。生育はいい。ひと安心といったところで、今年もうまくいったかなと眺めている。

タマネギの苗作りはかなり難しい。わたくしにとっては最難関。30年以上家庭菜園をやっているとたいていのものは失敗なく育てて収穫までいける。ところがタマネギの苗作りだけは、毎年やっていても、うまくできるときとそうでないときがある。予定した数を育てる確実性がいまもないのである。

たいがいのひとはあたりまえのように種苗店やホームセンターで苗を買う。農家の人だってそうだ。苗作りがむずかしいのをわかっているからそうせざるを得ないのである。わたくしだって市販の苗を使うことがある。予定数の苗を得られなかったときは、不足分を市販の苗で補う。

それだったら初めから市販の苗をと思うときもあるのだが、自家苗にこだわるには2つの理由がある。

ひとつは、タマネギは苗を植えつけると、ほとんど手間がかからずに収穫できてしまう。育てる楽しみがないのである。おもしろくないのである。タマネギの栽培の楽しみは苗作りにある、そこが腕も見せどころ、というのが長いこと家庭菜園をやってきて思う。

もう一つは、市販の苗の質である。いい苗を得られればいいのだが、悪い苗をつかまされると根付かずに枯れてしまう。昨年は周囲の菜園の多くがそんな状態になった。笑ってはいけないが、再度植えなおしたらそれもまた枯れてしまいさんざんな目にあっているのを目撃している。

ということで苦労承知で自家苗にこだわっている。いい副産物がある。むずかしいことに挑戦することで、たとえ失敗しても栽培のスキルは確実にアップしていくことである。このことは自分の経験でいえる。

ことしは、9月4日に中生種9日に晩生種のタネをまいた。育苗日数は約2カ月といわれている。11月に入れば植えつける。

毎年300本を植えつける。予備苗を含めると少し多めに350本の苗を確保したい。しかしことしは生育はいいのだが、倒伏したものも多く、また生育の悪い小さな苗は使えないから、ざっと見たところ300本ギリギリかと思えるのだが、これはあてにならない。いざ植えてみると多く余るということもある。 

すでに畝の準備はできている。15センチ間隔の穴あき黒マルチを敷いたところだ。


        
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ソラマメのタネまき

2016-10-23 | ソラマメ

タネは2年前、1年前、それに今年と自家採取した3種。色が微妙に異なる

年内の冬に向けての作業はわずかになった。おおかたつぎの3つである。菜園仕事はつねに季節を先取りする。それだけに時間は瞬く間に流れていく。もうこんな時期になったのかと。

1、ソラマメのタネまきと植えつけ
2、タマネギの育苗と植えつけ
3、エンドウのタネまきと植えつけ

まずはソラマメのタネまき。18日にタネをまいた。まき方はいろいろある。直まき、セルトレイまき、苗床まき。その時の気分で変わる。ことしは苗床をつくってそこにまいた。本葉が2、3枚になったら植えつける。

タネはたくさんある。すべて自家採取したもの。この3年間は豊作が続いたおかげで、タネだって多く保存できた。農家の人に教わったのだが、タネの保存はトウガラシを入れておくと虫食いを予防できるという。すぐに実践してみる。たしかにそうだった。こんな知恵はすばらしい。

ソラマメのタネは長命だ、これも農家の人に教えられた。3、4年は大丈夫だと。それで古いタネは捨てないで保存してきた。手元にあるタネは、2年前のもの、1年前のもの、それに今年採取したものと3種ある。

これらを適当に混合してまくのだが、できれば古いタネを使い切ってしまいたいので、2年前に採取したものはすべてなくなった。

昨年は記録を見ると、78株を植えつけたとある。今年もそれくらいは作ろう。発芽不良も多いだろうから多めにタネをまいた。それでも1年前のタネとことし採取したタネがだいぶ残った。これは来年用にしっかり保存しておく。来年不作になるかもしれないからだ。

タネまきから6日。そろそろ発芽してくるころだ。


        
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谷川連峰主脈縦走ー巌剛新道~谷川岳~仙ノ倉山~平標山(2)

2016-10-19 | 登山

 
仙ノ倉山頂。ここで縦走の3分の2。やっとひと安心といいたいが、だいぶ疲れている


←10月14日(金)(1日目)から続く

[2日目]肩の小屋から万太郎山、仙ノ倉山、平標山を経て平標登山口バス停までの主脈を歩く。
 10月15日(土)  肩の小屋6:10ー7:05オジカ沢ノ頭ー8:25大障子ノ頭ー9:17万太郎山9:35ー110:20毛越乗越ー11:32エビス大黒ノ頭ー12:00エビス避難小屋12:15-12:50仙ノ倉山13:25ー14:10平標山14:23ー14:55平標山の家15:10-16:30平標登山口17:15(バス600円)=越後湯沢駅18:12(新幹線)=上野駅=20:26我孫子駅 


山旅2日目は主脈縦走の本番の日。この日も秋晴れ。心配は体力だけとなった。年寄りのわたくしは幸いにしていまだガイドブックのコースタイム通りに歩ける。それを参考にしてコースを3つに分けた。行動時間は10時間。1)肩の小屋から万太郎山まで3時間 2)万太郎山から仙ノ倉山まで3時間 3)仙ノ倉山から平標登山口バス停まで3時間、あわせて9時間、残り1時間が休憩時間になるーそんな予定で歩くことにした。敵は弱気である。体調はけっしてよくはなかったが故障することなく最後までこの時間割で歩き通せた。

これまでの経験では1日の行動時間が10時間を超えることはよくある。身構えるほどではない。しかしこの縦走路はアップダウが激しい。過去のことはすでに記憶にないから、今回歩いてみてこれほどまでとは思ってもみなかった。

5時起床。すぐに外に出て様子を見る。それほど寒くはない。登山道には霜が降りて、いちぶ霜柱が立っている。この程度ならまったく問題はないだろう。ごはんを2膳お代わり。朝ご飯はたっぷりいただく。

5時58分に日の出。肌寒いから一枚重ね着しようかと考えていたが、お日様が出たのでやめた。すぐに暖かくなるはずだ。


6時10分出発。朝日を浴びて左に俎嵓、右に目指すオジカ沢ノ頭。すがすがしい。同宿したソロの女性がすぐに後ろからやってくる。昨年も同じ時期にこの主脈を歩いたという。すぐに追い抜かれるだろうと思っていたが、最後まで前後して歩いた。おかげで予定のタイムをきちんと刻むことができた。最後に別れるときにそうお礼を言った。

ところどころ霜柱。


ササには霜が降りていた。



俎嵓が近くに見えるようになった。あいかわらずかっこいい。


この主脈縦走路は技術的には特に難しいところはない。あえて挙げればここオジカ沢ノ頭までの道。まだ出発したばかりで体が慣れていないから慎重にいく。



オジカ沢ノ頭の鎖場。切り立った岩場だ。

1時間ほどでオジカ沢ノ頭。
若い男性がすぐに来た。肩の小屋で一緒ではなかった。となると土合から朝早く登って来たのだろう。この縦走路を一日で歩く人を少なからず見かける。土合に車を置き、朝の3時から4時ごろに出て西黒尾根を経てこの縦走路に入る。平標登山口15時55分のバスに間に合うよう歩く。越後湯沢駅から在来線で土合駅に戻り車を回収する。

彼らはびっくりするほど速い。瞬く間に離れてすぐに姿が見えなくなる。ジジイになったいま、そんな芸当はできない。ただただ感心してしまう。

次に目指す万太郎山が目の前に。

オジカ沢ノ頭を下るとオジカ避難小屋。内部を見ると床が湾曲している。定員3人というがどう寝るのだろうか。いざとなったらぜいたくは言えないが、できたらパスしたい。

 小障子ノ頭。

小障子ノ頭を少し進むと万太郎山との鞍部に大障子避難小屋が見えてくる。

その内部。この縦走路でも最も大きい。定員は7人。先ほどよりこちらのほうがずっといい。水場がある。小屋手前、左手に笹原の中に沢への細い道が確認できた。帰りのバスでここで水を補給したという人に出会った。10分ほどかかるという。

ここから大障子ノ頭への登り。このあたりが一番きつく感じた。縦走だからアップダウンは当たり前だが、勾配がかなり急だ。脚への負担がすごいなと感じる。

大障子ノ頭。


大障子ノ頭からの下りに、危険ではないが厭らしい岩場が2カ所。だいぶ足が重くなった。こんどは万太郎山への登りに。この先が思いやられる。一歩一歩呼吸に合わせて登るほかない。万太郎山手前の吾策新道分岐。調子が悪ければここをエスケープルートに考えていた。ここを過ぎれば先に進むだけである。

すぐに万太郎山についた。予定通り肩の小屋から3時間できた。決して遅くはない。ここで大休止といいたいがゆっくりもできない。目の前にそびえるきびしいエビス大黒ノ頭とおだやかそうな仙ノ倉山、そんな山容が目に飛び込んでくる。こんどはあそこまで歩くのか。その時ふと、こう思った。あと3時間がんばればあの頂に立てると。あとゴールまで6時間と思わないで、とりあえず目の前にそびえるあそこまで3時間かと思うことで、それならがんばれるなと気が楽になった。


たびたび縦走路を振り返る。うーん、歩いてきた。山の表情は振り返ることで異なる姿を見せてくれる。これも楽しみのひとつ。


さあ、エビス大黒ノ頭と仙ノ倉山へ出立だ。心を奮い立たせて、という表現が決して大げさではない状態でいる。あそこまで行けばその後は楽になることは承知している。あと3時間のがんばりだと自分に言い聞かす。

万太郎山から最低鞍部の毛越乗越まで400メートル下り、そこから500メートル登り返すと仙ノ倉山になる。


万太郎山の山頂から下り始めてすぐに痩せ尾根。ここは慎重に。あとはササの原がのびやかに広がっている。ここは気持ちいいです。そこをソロの若者が進んでいる。ジジイのソロは絵にならないが、若者のそれは絵になる。このササの原の風景にへっこんだ心がいくぶん平らになった。

♪燃える秋 揺れる愛のこころ ひとは出逢い ともに生きてゆく…♪ ハイ・ファイ・セットの歌をくちずさむ余裕がほんの一瞬だができた

あっというまに万太郎山が遠ざかっていく。

越路避難小屋が見えてきた。

 その内部。定員7人だというが、同じ定員の大障子避難小屋よりも狭いかな? ここも過ごしやすそうだ。

 最低鞍部の毛越乗越。ここから仙ノ倉山へは500メートルの登りになる。

エビス大黒ノ頭へはかなり急登だ。きびしい登りになった。辛抱だ。

そう覚悟して登ったのだが、もうここが頂?と思えるほど意外と負荷を感じないで立てた。ここから仙ノ倉山まで30分ほど。気分がずっと楽になった。


まもなく仙ノ倉山。

エビス大黒避難小屋。仙ノ倉山への最後の登りの前に小休止。肩の小屋から前後して歩いているソロの女性もひと休み中だ。

その内部。床板が一部破損している。ここまで4つの避難小屋を見てきた。大障子と越路がおすすめ。わたくしなら水場がある大障子を選ぶ。

仙ノ倉山の山頂についた。やっとのことたどりついた。山頂は平標から来た登山者が多く休んでいた。近くの人が写真を撮りましょうかといってくれた。待ってほしい。とにかく心と体をまずは落ち着かせるのが先だ。下の写真を見ても疲れた表情をしているのが見て取れる。

今日のコースの3分の2を歩いてきた。肩の小屋から6時間40分。予定通りに歩けた。あと3分の1が残っているが、これから先はきびしいアップダウンはなく山容は一変する。もう安心だ。やったなという気分。ここで大休止だ。


来た道を振り返る。遠くまできたもんだ。

これから先、ゴールの平標登山口バス停まで3時間かかる。結構な距離がある。ここでゆっくりしたいのだが、そろそろ腰をあげないといけない。平標山への稜線が穏やかだ。いままでの厳しいアップダウンを歩いてきた身には戸惑う。前後して歩いてきたソロの女性がいう。ここまでのがんばりのご褒美です、と。うまいことをいう。

振り返ると、仙ノ倉山もこちらから見ると穏やかだ。


平標山。気分的にはここがゴール!

 平標山からは谷川岳がよく見える。いよいよお別れだ。ここで思案。下山は2通りある。バスの時間まで余裕がある。平標山の家で時間をつぶすことにしてこちらのルートを下山路に選んだ。


平標の紅葉もさえない。ドウダンツツジはすっかり葉を落としている。


平標山の家。冷たい水でのどを潤し、顔を洗う。なにを勘違いしていたのだろう。5時15分のバスに乗るためにはここを3時に出る予定でいた。これを忘れてしまっていた。時計を見ると3時を過ぎていた。あわてて下山を始めた。

いそいだ。まだ余力が残っていた。恐るべし老人パワーだなと苦笑するほどで、だいぶ早くにゴールの平標登山口バス停についてしまった。16時30分だった。日が落ちると冷え込んできた。バスが定刻通りにきて越後湯沢駅から新幹線で帰宅した。さすがに新幹線利用は便利なもんだ。

天気に恵まれ、美しい山並みを堪能できた。そして予定したタイム通りに歩けた。2カ月も山を歩いていないので不安があったが、なんとか歩き通すことができた。案外やってくれるもんだなと自分の体にほっとした。

それでまだまだ元気に歩けるなと自信をもったが、10月15日に帰宅してから次の3日間というもの両脚はひどい筋肉痛だ。歩行困難なほどだった。きょう19日にはほとんど回復した。確かにハードなコースだったが、これほどまでになるのはやはり年だ。来年はいよいよ古希。それを自覚して歩かないといけない。


        
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谷川連峰主脈縦走・巌剛新道~谷川岳~仙ノ倉山~平標山(1)

2016-10-17 | 登山


1日目はあっぱれな秋晴れ、夕暮れになっても雲一つない
あした歩く主脈縦走路に日が沈む。あれは万太郎山か。肩の小屋から


山行日 2016年10月14日(金)から15日(土) 1泊2日小屋泊
山域 谷川連峰
メンバー 単独
コース
 14日 快晴 我孫子駅=水上駅(バス)=谷川岳ロープウエー駅ー巌剛新道ーラクダのコルー西黒尾根ー谷川岳トマノ耳ーオキノ耳 (泊)肩の小屋
 15日 快晴 肩の小屋ーオジカ沢ノ頭ー万太郎山ー仙ノ倉山ー平標山ー平標登山口(バス)=越後湯沢駅=我孫子駅


この秋は、谷川連峰を「主脈縦走」し紅葉を楽しむと決めていた。準備万端だった。しかし天気がずっと悪い。何度も延期せざるを得なかった。今秋はあきらめざるを得ないのかと内心しょげていた。辛抱強く待った。そのかいあってか、14と15の両日、みなかみ町と湯沢町の両方に2日間の快晴マークが続いた。これを見逃したら計画を棒に振ってしまう。すぐに決断した。

主脈縦走は馬蹄形縦走と並んで谷川連峰を代表する縦走路。かなりきびしい道が続く。天気がいいことに越したことはない。天気予報通り、2日間とも秋晴れにめぐまれた。これ以上の天気は望めないというほど。このことがなによりもうれしかった。

15日本番の縦走中に出会った人はソロばかり、特に若者が多く、高齢者はわたくしひとりだった。久しぶりに歩いて、この縦走路はアップダウンがきつく、年寄りにはかなりつらい。それだけにきびしい縦走となった。覚悟を決めて、といった感じだ。これと比べたら北アルプスの縦走のほうがよっぽど楽な感じがする。

紅葉はというと、ことしの谷川はいけません。ハズレです。鮮やかな透明感がなく、すべてにくすんでいる。紅葉が悪いのは谷川ばかりではなく、知人によると北アルプスの涸沢の紅葉もハズレだったとか。

一抹の不安があった。歩きとおせるかと。この不安は数年前に南アルプスの笊ケ岳を歩いたときに感じたのと同じもの。弱虫なのである。年を取っていっそうそうなってきた。来年は古希だ。しょうがないか。

こんかいで主脈縦走は卒業?だろう。一方、馬蹄形縦走は1.5回。0.5回は前回失敗して半周残したからだ。残り半周をどうしようかといったところで先延ばしにはできない年齢になっている。

こんかいの縦走でまだまだ歩けるという自信につながった。しかし、帰宅して2日後、この記事を書いている現在、両脚はひどい筋肉痛に襲われている。まともに歩けないくらいだ。そんなもんだろうなと納得している自分の体である。


  [1日目]巌剛新道から西黒尾根に合流し谷川岳へ。肩の小屋に泊まる。
10月14日(金) 我孫子駅4:43=5:16上野駅5:43=7:29高崎駅7:45=8:50水上駅9:00(バス670円)=9:30谷川岳ロープウエー駅ー10:00巌剛新道ー12:35ラクダのコル(西黒尾根に合流)ー14:10谷川岳トマノ耳ー谷川岳オキノ耳 (泊)肩の小屋

こんかい初めてが2つある。1つは厳剛新道を歩いたこと、もう1つは肩の小屋に泊まったことである。体力を温存するため天神尾根をたどるのも選択肢のひとつであったが、やはりここはオーソドックスに西黒尾根を登ることにする。それも巌剛新道から入りガレ沢の頭で西黒尾根に合流する。昨秋、西黒尾根を歩いているときに、厳剛新道はマチガ沢の眺めがいいよと聞いていたからだ。

山小屋に4時ぐらいに入ればいいから急ぐことはない。水上駅まで在来線で行く。高崎あたりまで曇り。よもやと気になるがしだいに青空が広がってきた。水上駅手前の上牧駅から快晴の谷川岳を眺められたときは、きょうの秋晴れを確信できた。

谷川岳ロープウエー駅から30分ほどで右にマチガ沢の案内。

 巌剛新道の登山口は左側にある。

登山道に入る前に、すぐ先のマチガ沢を眺めていくことにする。おかしい。紅葉は? そんな感じだ。平年なら真っ盛りのはずなのに。いや紅葉していても色づきが悪く鮮やかさがない。くすんでいる。ことしはハズレか。この秋は気温が高く雨が多かった。日照時間が短く紅葉の色が悪いというのが大方の見方。


後ろを振り返ると白毛門に笠ケ岳。すばらしい。


10時ちょうどに巌剛新道に入る。小さな沢沿いをゆるやかに登っていく。石は苔むしている。あまり歩かれていないのがわかる。滑らないように一歩一歩慎重にいく。1時間ほどでマチガ沢の展望台。なるほどね。確かにいい展望だ。



展望台を過ぎると急坂になり、しだいに岩場が出てくる。すると切り立った岩場にぶつかる。鎖場が3カ所続いた。

1番目の鎖場。右から取りついた。スタンスがあまりない。それでやや左に移った。最初からてこずった。あいかわらず岩場はへたくそだなと。

2番目の鎖場は、鎖のあとに梯子が続く。2番目は中央から取りつき左へ。ここは難なくパス。

すぐ続く梯子も全く問題なし。

 3番目の鎖場は、左にスタンスが多く簡単だった。

巌剛新道の鎖場は、西黒尾根のラクダのコブの鎖場と似たようなもの。岩場がへたくそなわたくしでもとくに難しくはなかった。ただスタンスが濡れていると滑りやすいから慎重に行くに越したことはない。

鎖場を過ぎると間もなく西黒尾根と合流するガレ沢の頭が近い。ここまで登ってきても紅葉はいまいちだ。


ガレ沢の頭(ラクダのコル)。西黒尾根に合流。


西黒尾根はここからが本番。紅葉がどうもいけない。

振り返る。ラクダのコブ。紅葉しているが鮮やかな透明感がない。

天神平のロープウエー乗り場を見下ろす。そんな標高にいる。


西黒尾根の岩場を行く。ここから先がいつもきつい。正念場だ。幸い岩は乾いている。滑る心配はなさそうだ。それでも慎重に足を運ぶ。馬蹄形の縦走の山々が見えるようになってきた。


いつものことだがはやりばてた。西黒尾根の後半はやはりきつい。なんとか天神尾根との合流点に出て肩の小屋。チェックインは後にして山頂に向かう。


あした歩く主脈縦走路。

トマノ耳でいつものポーズ。この秋晴れで午後2時を過ぎているのにこの展望。ここからの眺めは大のお気に入り。その素晴らしさはなんども書いているので写真と説明はパス。

いつもはトマノ耳だけだが時間あるのでオキノ耳まで行く。

オキノ耳からはやはり展望に目が行く。午後3時を過ぎた。それでもきょうはまだまだ見える。燧岳と至仏山。

反対側に目を転じると浅間山の噴煙が見える。

山頂付近の紅葉は見る影もない。

午後3時を過ぎると登山者はめっきり少なくなる。ゆっくりしているのは肩の小屋泊まりの人だと見当がつく。肩の小屋にチェックイン。来るたびに小屋内部をのぞくのだが泊まるのは初めてだ。管理人さんがやっと晴れましたという。実感がこもっている。

あしたは遅くも6時には出たい。朝食は6時からだから弁当でと予約していたのだが、5時30分から食べられるという。それなら温かいご飯を食べてからでも6時出発ができる。聞いてみるもんだ。

宿泊者は20人程度。夕ごはんを食べながら懇談。わたくしと同じく、みなさんも天気に悩まされた。いまかいまかと待っていたようで、2日間の快晴マークを見て、それっとばかりに出かけてきた人が多い。谷川連峰はいつも天気が悪い。登山計画を立てにくい山である。

17時8分に日没。あした歩く主脈縦走路に日が落ちる。急に気温が下がってきた。震えるほどだ。ここまで冷えるのか。寒い。あわててダウンを着込む。寒さに慣れていないからなおさら寒く感じるのだろう。

 この寒さで気になるのは明朝の登山道の状態だ。トイレは外にある。夜中に用足しに出ると、それほどの寒さを感じなくなった。これなら明朝は大丈夫だろう。安心して寝袋にもぐりこんだ。

⇒2日目の10月15日(土)につづく


        
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サトイモの収穫と貯蔵

2016-10-16 | サトイモ


これはヤツガシラ、ほかに土垂、エビイモ、愛知早生、タケノコイモを作った

サトイモを10月10日から12日かけて収穫した。茎柄に張りがなくなり、全体的に腰砕けになってばらけ、姿が乱れてきた。そんな状態でもまだ収穫には早いかなと思ったが、あいかわらずのせっかちさで一気にほとんどを収穫し、貯蔵してしまった。

サトイモはよく食べる。50坪の狭い菜園なのにサトイモが一番広い面積を占めている。それだけ好きなのである。どれくらい作っているかといえば、土垂とヤツガシラが各25株、タケノコイモが10株、エビイモと愛知早生が5株ぐらい。2人暮らしでこれだけ作ってどうするの状態である。

9月に試し掘りをしてからはちょくちょく掘り出しては食べている。試し掘りのときは、全体的にやや小さいかなという印象があったが、いざ掘り出してみると当初の印象よりはできがいい。とくにヤツガシラとタケノコイモが上出来だった。

すぐに貯蔵。寒さを防ぐために畑の隅に深さ30センチ以上の穴を掘り、親イモと子イモをばらさないように株ごと逆さにして入れ、埋め戻す。穴掘り作業はなかなか骨が折れる。腰が痛くなる。12月になったら防寒のためさらにビニールシートをかぶせて冬を越す。かなりの量のサトイモだ。これを穴から取り出しては食べる。

サトイモの中でも一番好きなのはヤツガシラだ。おせちにつきものだから不作は許されない。上物ができた。タケノコイモは昨年知り合いの農家からいただいてその姿を初めて見た。味が気に入ったので種イモを少し分けてもらって作ってみたというしだい。

忘れてはならないのは来年の種イモの確保と貯蔵。うまいうまいと食べているとつい忘れがちになる。


        
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冬ネギの試し掘り

2016-10-11 | 下仁田ネギ


試し掘りした石倉太ネギ(上)と赤ネギ(下)

冬ネギを取ってきてとかみさんが言う。とんでもない、12月から収穫するんだからまだ早い。せめて11月に入ってからだ。といってはみたが、はいそうですかと、取ってきた。どれくらい育っているか見るにはいい機会だ。

冬ネギのことしのラインナップは、赤ネギ、石倉太ネギ、下仁田ネギ。前2者は根深ネギだから、葉鞘部を長くするため、いま土寄せを徐々に行っているところ。赤ネギは赤い部分を、石倉太ネギは白い部分を長く伸ばすために。

いま現在の葉鞘部を測ってみると、いずれも24センチぐらいに育っている。意外と長く育ってきている。

ネギの葉のほうはといえば、いまだしらちゃけた色をしている。ネギ本来の青々として鮮やかな色合いではない。葉の色はこれから冴えてくる。

冬ネギほどうまいものはない。毎年欠かさず作ってきた。しかし寒さに当たってはじめてそのうまさが出てくる。いま10月の冬ネギなんてかたくて食べられたものではない。

食べてみた。たしかにかたい。だから言ったじゃないか、といいたいが、ふと言葉を飲みこんだ。食べられないことはない。やわらかく煮ると食べられる。しかし、冬ネギ本来のあのとろりとした味には程遠い。

試し掘りして、だいぶ土寄せの効果が出てきていることがわかった。根深ネギはこれから11月に向けて最終の土寄せを行っていく。


        
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秋ナスは不作だった

2016-10-08 | その他

わが家の秋ナスは不作だった。実をつけないし、生っても大きくならない。あきらめざるを得なかった。早々に株を引っこ抜いて片づけてしまった。

秋ナスのあのとろりとした味わいは、夏ナスにはないもの。その食感を楽しむため、9月に収穫できるように作っているのにとがっかりしてしまった。

原因は、たぶん長雨である。気温が高いのにお日様が長いこと出ない。テレビでも新聞でも野菜の不作と高騰を報じている。家庭菜園をやっていると、野菜の高値がよくわかる。わが家だって野菜不足なのだから。

この雨続きだと趣味の登山にでかけられない。しかしかみさんはこの雨にも負けず、毎週のように雨の中を登山に励んでいる。年を取っての登山は晴れに限る。老い先短いのだから、一山一山を大事にして日を選んだらどうかというのだが耳を貸さない。果たしてそんな山歩きは楽しいのだろうかと思ってしまう。といってもこの秋は晴れがないのだから、それも仕方ないのか。

秋ナスはおしまいになり、いまの時季は端境期だから収穫物はきわめて少ない。サトイモ、ショウガ、ラッカセイ、それに前回取り上げた間引き菜ぐらいなもの。葉物はいましばらく待たないといけない。


        
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待っていたんだぜ、ダイコンの間引き菜

2016-10-05 | ダイコン

ダイコンの間引き菜が取れた。わたくしの好物。待っていたんだぜと声をかけたくなる。

ダイコン栽培は、生育途中のこの間引き菜を食べるのを楽しみにして作っている。本葉が5枚から10枚程度の若苗だ。たぶんスーパーには並んでいない。自分で作るから食べられる。しかしそんな粗末なものをありがたがるなんてといわれかねない。不思議と好きなのである。好きだからなんと言われようとも食べたいのである。

ことしはいつまでも気温が高かったせいか、虫の食害、とくにシンクイムシによる被害が多かった。それでもなんとかしのいできた。それだけにここにきて間引き菜が取れたということはこの先の見通しが立ったということ。

間引き菜の食べ方は極めて簡単。さっとゆでて水気を切り、細かく刻んで、そこに鰹節をかけてしょうゆを落として食べる。これならわたくしにでもできる。

間引き菜はシャキシャキとした食感を楽しむ。細い茎の舌触りがなんとも繊細でやさしい。間引き菜の食べ方としてはこれが一番かなと思う。しかし大きく育ったものはシャキシャキ感がなくなり、がりがりしてまずくなる。間引き菜にだって食べごろがある。

酒の肴にいい。締めに熱いごはんにかけてもいい。わたくしにはこれぞ秋の味覚である。


        
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お見事!ホウレンソウの発芽

2016-10-03 | ホウレンソウ

ホウレンソウの発芽がそろった。これも「芽出し」をしたうえでタネをまいたおかげである。タネをまいてから2日ぐらいですぐに発芽してくる。

小さな菜園を効率よく利用するために発芽をそろえることにこだわる。均一に発芽しないと、間隔があいたりしてまだらになり、狭い菜園だけによけいに目立つ。これがどうにも我慢ならなく気分が悪いのである。

ホウレンソウは4回に分けてタネをまく。1回目が9月24日、2回目が9月26日。この2回分がいまきれいに発芽はそろったところだ。見ているだけで気分がいい。

3回目はきのう10月2日にタネをまいたばかり。4回目は10月10日ごろになる。

全部で60mlのタネをまく。かなりの面積が取られる。それに発芽がそろってるのだから収穫量だってだいぶある。

芽出しをしてからまくのはかなり手間がいる。これも小さい菜園だからそれができるのかなと思う。

ホウレンソウのタネまきを終えると、秋まきはほとんどすむ。残りは今月中旬のソラマメと、下旬のキヌサヤだけとなる。


      
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