30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

甘夏マーマレード、レモンイエローの透明感がここちいい

2021-12-31 | ジャム

甘夏マーマレード。光によって色が微妙に異なるが、上の写真が実際の色に近い

<わたくしの好きなジャムズづくり

冬の日差しにレモンイエローの透明感が厳冬の凛とした空気に映え、さわやかで心の安らぎを覚える。この色合いを見るために甘夏のマーマレードを作るのを楽しみにしている。

12月29,30日の両日にかけて甘夏のマーマレードを作った。初日は下ごしらえにあて、皮の渋み苦みを抜くため一晩水につけておき、2日目に仕上げる。

この甘夏は知り合いの農家からいただく。この時季になると、ウォーキングの通り道にあるこの農家の甘夏の色合いの変化に注意する。ジャムにするのに好みの色になってくると、そろそろ作るかということになる。色はしだいに濃くなるが、その前にジャムにしたい。

いつもは1月上中旬に作る。それまで待っていてもいいのだが、ちょうどいい色合いになってきた。そう思うとあいかわらずの超せっかちさが出てくる。

6個をもぎ取ってきた。サイズにもよるがおおよそ1個から250mlのジャム瓶1本できる。6個だからたぶん250ml入りが6本できるはずだ。

作り方はいつもと同じ。なんとかのひとつ覚えといわれないよう、たまには違う作り方があるのではないかとネットで検索するのだが、どれも気に食わない。

こんかいも作り方はいつもと同じ。毎年同じことを書いている。
・12月29日の作業

1、甘夏は縦に4等分して切る。皮と果肉を離す。
2、皮は薄く切る。これまでは包丁で切っていた。柑橘類のジャムづくりで一番大変なのがこの皮の薄切り。昨年からスライサーを使っている。指先を切らないよう神経を集中でする。スライサーを使ったほうが均等に薄く切れる。それに作業時間が短縮される。
3、この皮を大鍋に入れて、軟らかくなるまで煮ていく。2回ほど水を取りかえて煮たら、水に浸したまま一晩おく。
4、果肉は適当に切って鍋に入れ、水を少し足して弱火でやわらかくなるまでじっくり煮る。果肉の薄皮が煮崩れしてきたら濾し器で濾す。ねっとしりした汁ができる。

・12月30日の作業
皮と、果肉を濾したものを混ぜ、砂糖を加えて煮詰めていく。柑橘類のジャムづくりのポイントは煮詰めすぎないこと。緩めかな、とためらうところで火を止める。どこで火を止めるのか、かなり神経を使う。経験が頼りである。ほかのジャムと違って煮詰めすぎるとがちがちに固まってしまい、食べられたものではなくなる。覆水盆に返らず。

こんかいは初日の作業「4」で失敗した。少し焦がしてしまった。焦がしたところを慎重に取り除いた。その結果、全体の量が目減りした。
瓶詰めしたら、250mlの瓶に5本と、ほかに瓶半分ほどができた。250ml瓶で5本半である。ジャムづくりは片手間ではできない。かかりきりと肝に銘じてきたのにちょっとした油断でこうなる。焼きが回った。

そう呟くことがめっきり多くなった。ことしは今日限り。来年もそこそこ健康で、趣味を楽しめることを願う。


      
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12月25日にブロッコリーを収穫、正月に間に合った

2021-12-29 | ブロッコリー

12月25日にブロッコリーの第1号を収穫できた。直径は20センチを超えるくらい。このさき30センチ近くまで大きく生育する。いまくらいのサイズが見た目もうまそうで、これぞブロッコリーといった感じだ。

ブロッコリーの旬は厳寒期の12月と1月となる。タネは8月下旬にまく。7月にまくと害虫の被害を受けるからタネまきは8月末と決めている。

8月末にまくと平年なら11月末には収穫ができる。ことしは1カ月ほど遅れた。原因はたぶん9月の天候不順だろう。それにしても1カ月近くも遅れるなんて。正月のおせちに間に合うだろうかと心配したがどうにかすべりこんだ。

ブロッコリーは多く作る。菜園を縮小したため植えつけを減らしたもののそれでも35株ぐらいある。頂花蕾を切り取ると、こんどは側花蕾が出てくる。頂花蕾と側花蕾とでは味が違わないけれど、わたくしの好みはおまけのような側花蕾のほうにある。頂花蕾のあとに側花蕾がつぎつぎと多く出て長く楽しめる。もうけた気がするものだ。

収穫物がなくなるこれからの厳寒期に、ブロッコリーは貴重な野菜になる。菜園をやっていると、厳冬でも蕾をつけるありがたい青物だとわかる。


      
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食べる時期がぴったり重なり合うリンゴとサツマイモ

2021-12-28 | サツマイモ

12月27日に買ってきたリンゴと、同日に蒸かしたサツマイモ

ふと気が付いた。サツマイモとリンゴを食べる時期がぴったり重なっていることに。ただそれだけのことなのだが妙に感心している。

サツマイモは9月中下旬から食べ始めて、おしまいは翌年の3月いっぱいまで。リンゴも食べ始めるのは9月からで、おしまいは翌年の4月までといったところだが5月まで出回っている。それでも3月までかなと思っている。

リンゴは毎朝食べる。サツマイモは毎昼食べる。どちらも飽きることなく毎日欠かさず食べる。

まずは朝食のリンゴから。小さいものなら1個丸ごと、大きいのなら2日に分けて食べる。安売りのときにまとめて買う。種類やサイズにこだわらない。冷蔵庫で貯蔵すれがかなり持つ。

朝食のメニューは変わらない。リンゴを食べる期間は限られているが、ほかは365日同じ。たまには変えてみようかと思うのだが、それが面倒に感じるので同じになってしまう。

1、トースト1枚に自家製ジャムを塗り、ポテサラをさらに重ねて食べる。ポテサラには必ず茹で卵1個が入る
2、バナナ1本に市販のヨーグルトをかける
3、皮がついたままのリンゴ
4、牛乳コップ1杯
5、コーヒー1杯(インスタントでネスカフェゴールドブレンド)

つぎはサツマイモ。毎昼後にスイーツのつもりで食べる。すべて菜園で収穫したもので、9月から3月まで毎日食べるのだから、貯蔵している量はかなり多い。昼食はほぼ毎日麺類。あらゆる麺類を食べている。昼食後の甘いものはサツマイモばかりでなくたまに饅頭が加わる。辛党と思いきや意外と甘党なのだ。

サツマイモは、紅アズマと紅ハルカの2種類。約1週間分の量を大鍋で35分から40分かけて蒸かす。これを冷蔵庫に入れて保存。食べるときはオーブントースターで温める。

リンゴとサツマイモを飽きもしないでよく毎日食べていられるなと自分でも思う。さらに驚くなかれ。ポテサラにいたっては365日欠かさず食べている。習慣とは恐ろしい。


      
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12月25日に赤大根を収穫=はじめての紅化粧大根

2021-12-27 | ダイコン

あざやかな赤の大根、品種は紅化粧大根
中身は真っ白

12月25日に赤大根を収穫した。今シーズンに初めて作ってみた。品種は紅化粧大根といって、サカタのタネがタネを発売している。

ダイコンは、毎年作っている青首大根の数量で今季も十分間にあっている。持て余すほどだ。それなのになにを思ったのか、たまにはお遊びもいいかと赤大根のタネをほんのわずかばかりまいた。

赤大根にもいろいろな種類がある。表皮も中身も赤いもの、表皮は赤いが中身は白いもの、表皮は白いが中身が赤いもの。これらすべて赤い大根というそうだ。

紅化粧大根は、表皮が赤で、中身は真っ白。首から先まで全身赤い。それもかなりあざやかな赤だ。ほんのり薄化粧というよりも厚化粧といった感じ。葉柄も付け根から先端まで赤い。葉は緑色をしている。

長さと形は、栽培している青首よりも小さい。冒頭の写真は25センチほど、ずんぐりした形。葉柄が赤いため畑の中でかなり目立つ。

はじめて作ったので食べ方を知らない。いつもようにネットでレシピを検索。赤と白のコントラストを生かした甘酢漬けが多い。紅白だから、これはおせちの一品になるかなと作ることにした。酢は好物で、酢を使ったおかずならなんでも手を出すくらいだから、甘酢漬けも目がない。

薄く切ったのを味見した。辛みはまったくない。甘さを感じる。なんかいい感じ。ただ首のほうの部分は固い。それで下半分のやわらかいところだけを甘酢漬けにした。

紅化粧大根の甘酢漬け

 


      
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2021年を回顧(5)ー酒とおかずづくり

2021-12-21 | 

【お酒】
年を取っても酒はやめられない。晩酌はなくてならない楽しみになっている。お気に入りのうまい酒をなめるように飲むのはまさに極楽といっていい。飲む酒はもっぱら清酒。ほかに飲むのは夏にビールぐらいなもの。

40歳のとき、医者にたばこか酒のどちらかをやめるように言われた。タバコをやめて酒を選んだ。それから30数年、酒を選んで正解であった。

酒を長く楽しむには、健康が第一。体調が悪いと酒はまずい。とくに風邪をひいたときなど飲む気がしない。酒をうまく飲むためには健康でいなければならない。そのため適量を守っている。毎晩の飲む量は1合では少なく、1合5勺ぐらいになる。

全国のめぼしい山を登ってきたのと同じく、清酒も全国の名のある蔵元の酒はほとんど飲んできたといっていい。現役の月給取りのときは毎晩のように外で飲んできたが、いまは家飲みばかり。それだけに好きな酒に囲まれると、うきうきした気分になる。

年を取ると多くを飲めなくなった。暴飲、深酒はしようにもできない。無理して飲むと酒がまずくなるばかり。休肝日は設けていない。さすがにγーGTPは100台の3桁だが、医者から禁酒、節酒をと注意されたことはない。自分でもこの程度の量なら、百薬の長といえると楽観しているのだが。

飲み方はいつも同じ。まずいい酒を冷やで少量やってから定番の酒となる。楽しみはこのちょっぴりいい酒を冷やでやること。かつては評判を聞くと全国の蔵元から取り寄せていたものだが、近年は年に2回ぐらいにがくんと減っている。そのためか「晩酌の酒」のページを設けているが、ネタがすくなくなり、いつしか記事のアップが間遠になった。怠けている。

最近購入した酒=左から乾坤一(宮城)、磐城寿(山形)、一白水成(秋田)、紀土(和歌山)

こちらは仙台の知人からの贈り物、どちらも好きな乾坤一。右の特別純米酒は“神力”という米を醸造したもの。おいしい酒ばかりをいただく

清酒は濃醇なものから淡麗なものまである。味の変化を楽しめるが、好みは年とともに変わる。いまいちばんのお気に入りは宮城県の「乾坤一」。まわりにある酒はどれもうまく、どれがいちばん好きかと問われると迷う。乾坤一は仙台在住の知人からいただく。ありがたくて神様みたいな人だ。感謝しながら大事に飲む。

登山と同じく、酒も死ぬまでうまく飲みたいものと切に思う。

【おかずづくり】
この4年近く朝昼晩3食のおかずを作っている。この間、外食したのは旅先を除いて3度ぐらいなものだろうか。というのも外食が好きでないというのが大きな理由だ。かつて毎晩のように外で飲んでいたときでも、外食となると気がすすまなく敬遠する。

いまも外食で済ませたいときだって、そうはせずに家に帰ってから食べる。たしか作るのが億劫に感じるときもある。それでも自分で作る。

レシピはネットで簡単に知る時代になり、老人にはとてもありがたい。おかげでおかずが簡単にできるようになった。レシピ通りに作れば、まずまちがいなくうまい。はずれがない。ネットのサイトに投稿する人には感心してしまう。

うまそうなものでも作らないレシピがある。それは手間暇がかかるもので、読んだだけですぐにあきらめる。それに自宅に常備していない調味料を使うレシピは作らない。そのおかずのために調味料を買うのも、どうせ使うのは一回きりになるはずだからとこれもあきらめる。

簡単でさっさとできるレシピに限る。それに野菜は食べ放題だから大量消費のレシピに関心がある。台所に毎日立っていると、やはりおかずづくりが手早くできるようになった。包丁さばきだってそうだ。

外食は嫌い、食べなければ餓死する。それで食事を作るのだろうが、自分が意外とまめなのに気が付く。前からまめな人間だと自覚はしているが、飽きっぽいのが玉に瑕。きまぐれだ。しかし興味があるものなら苦労をいとわない。

高齢者といわれる老人になったいま、自分の食事を自分で作れるようになったことはすばらしい。大したものは作れないは、ほどほどうまいものを作れるのだからかなりの進歩といっていい。やっと自立できたかなと苦笑いだ。


趣味をこの一年どのように楽しんできたか。2021年を5回にわたり回顧してきた。趣味を楽しむためには元気でいること。わかりきったことだが老人になると、この当たり前のことが宝物のように思えてくる。あと何年元気でいられるか。あしたにはベッドに臥せる身になるかもしれない。楽しみは遠のく。元気ないまのうちにせいぜい楽しもう。来年もと期待したい。


      
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2021年を回顧(4)ー読書

2021-12-20 | その他

本題に入る前にひとこと。本20日からアプリで新型コロナワクチン接種証明書を取得できるようになった。パソコンはベテランでもスマートフォンは新米。興味本位でやってみたのだがわたくしにも簡単にできた。


年を取るにつれて読書力は落ちるが、読書欲はいっこうに衰えない、健在である。毎月3冊の本を読むことを課している。それ以上読むこともあれば、それ以下のこともある。

昨年は老眼がすすんだ。それまでの眼鏡では活字が見えにくくなり、それがかなりのストレスになった。そこで読書用の眼鏡を買った。やっぱりそれは正解であった。おかげで以前のように本を読むことができている。

本を選ぶとき、まず活字の大きさを見てしまう。いつのころからそうなったのだろう。このサイズの活字で読めるかどうか、小さいとどんなに読みたい本でもあきらめてしまう。本棚にある昔買った本はすべてといっていいほどいまは読めなくなった。ほこりをかぶっている。とくに2段組は見ただけで、こりゃだめだ、となる。それに学術書ははなから読む気がしなくなった。もう少し詳しく知りたいときは、新書版を読むくらいになった。読書欲はあっても読書力は衰える一方だから、ますますノウタリンになっていく。

巻を擱く能わず、といった面白い本にぶつかれば幸せを感じる。しかしそれでもかつてのように一気読みはできなくなった。目が疲れてくるし集中力はなくなってくる。一日50メージを目標に読み始めるのだが、このところそれも危うくなりつつある。

本の情報は購読紙の朝日新聞の書評がいちばんの頼りだ。それに加えて近所の本屋と図書館となる。

本屋は大きなスーパーのビルのなかにある。市内で一番大きい。本屋は町に欠かせない。本屋があるだけで安心するというのか、生活のよりどころになる。買い物ついでに週に少なくとも2,3回は用事がなくとも見て回る。

図書館は市の図書館と隣の市の2つの図書館を利用している。図書館には週に一度は足を運んでいる。

2012年からなにを思ったのか、読んだ本を記録しだした。ただたんに列挙しただけのものであまり役に立たない。せめて短い感想を添えておけばよかったと思っている。

2021年の読書は以下の通り。どうしてこの本をいま手に取っているのか。たいがいは書評がそこに導いているのだが、それでも膨大な本のなかからその本との出合いを考えればふしぎとしかいいようがない。2021年の読書は近年でいちばん収穫がなかった。あえて一冊をあげるとすれば「ザリガニの鳴くところ」(ディーリア・オーエンズ著、友廣純訳・早川書房)か。

来年はどんな本に出合えるか。それが老後を過ごすうえでかなりの楽しみになっている。


2021年の読書
2021年12月の読書
・同志少女よ、敵を撃て(逢坂冬馬著・早川書房)
・大本営が震えた日(吉村昭著・新潮社)
・地中の星(門井慶喜著・新潮社)

2021年11月の読書
・すばらしい人体(山本健人著・ダイヤモンド社)
・幻月と探偵(伊吹亜門著・KADOKAWA)
・狙われた楽園(ジョン・グリシャム著・中央公論新社) 
 
2021年10月の読書
・菜食主義者=新しい韓国の文学(ハン ガン著、きむふな訳・クオン)

・評決の代償(グレアム・ムーア著、 吉野 弘人訳 ・早川書房)
・水の都(庄野潤三著・河出書房新社)

2021年9月の読書
・生命海流(福岡伸一著・朝日出版社)
・高瀬庄左衛門御留書(砂原浩太朗著・講談社)
・スモールワールズ(一穂ミチ著・講談社)
・己丑の大火 照降町四季(2) (佐伯泰英著・文春文庫)
・初詣で 照降町四季(1) (佐伯泰英著・文春文庫)
・片見里荒川コネクション(小野寺史宜著・幻冬舎)

2021年8月の読書
・三体Ⅲ 死神永生 下(劉 慈欣著、大森 望訳、ワン チャイ訳、早川書房)
・三体Ⅲ 死神永生 上(劉 慈欣著、大森 望訳、ワン チャイ訳、早川書房)
・星落ちて、なお (澤田瞳子著、文藝春秋)

2021年7月の読書
・テスカトリポカ(佐藤 究著、KADOKAWA)
・台北プライベートアイ(紀 蔚然著、舩山むつみ訳、文藝春秋)

・・・・・・
今年前半期(1月から6月)で心に残ったのは次の3冊。「
死の棘」(島尾敏雄著・新潮文庫)、「ザリガニの鳴くところ」(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房)、「サガレン」(梯 久美子著・KADOKAWA)。「死の棘」は年寄りにはつらかった。40歳前後で読んだらどんな感想を持っただろうかと考えた。

2021年6月の読書
・自転しながら公転する(山本文緒著、新潮社)  
・俺と師匠とブルーボーイとストリッパー(桜木紫乃著、KADOKAWA)
・流人道中記・下(浅田次郎著、中央公論新社)
・流人道中記・上(浅田次郎著、中央公論新社) 

2021年5月の読書
・続・用心棒( デイヴィッド ゴードン著、 青木 千鶴 訳・早川書房)   
・用心棒(デイヴィッド ゴードン著、青木 千鶴訳・ 早川書房)
・特捜部Q―アサドの祈り( ユッシ エーズラ・オールスン著、吉田 奈保子訳・ 早川書房)

2021年4月の読書
前月の続きで島尾敏雄の「死の棘」を読んだ。感想はといってもすぐに言葉がみあたらない。読み始めてすぐにミホの言葉がいちいち胸に深く突き刺さった。いまさらわが身を反省しても遅いのだが。「パディントン発4時50分」は若いとき読むつもりでいたのを何十年後の白髪の年寄りになったいま手に取った。

・パディントン発4時50分( アガサ クリスティー著、 松下祥子訳・ハヤカワ文庫)
・レストラン「ドイツ亭」(アネッテ・ヘス著、森内薫訳・河出書房新社)
・死の棘(島尾敏雄著・新潮文庫)

2021年3月の読書
1月の梯久美子著「サガレン」が気に入ったようだ。同氏の本を読んでみたくて代表作「狂うひと」を手に取った。これが大部だった。これを読んだら島尾敏雄の世界に入らざるを得ない。3月はもっぱら島尾敏雄であった。仕上げ?にいま「死の棘」を読んでいる。

・震洋発進(島尾敏雄著・潮出版社)
・魚雷艇学生(島尾敏雄著・新潮文庫)
・出発は遂に訪れず(島尾敏雄著・新潮文庫)
・島尾敏雄(ちくま日本文学全集)

・狂うひと-「死の棘」の妻・島尾ミホ-(梯久美子著・新潮社)

2021年2月の読書
2月はコロナ渦、花粉症、農閑期、厳寒期と重なって家にこもりがち。楽しみは、1月と同じく読書、それに全豪オープンの大坂なおみ選手のテレビ観戦だった。

・ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房) 
・汚れた手をそこで拭かない(芦沢 央著・文藝春秋) 
・推し、燃ゆ(宇佐見 りん著・河出書房新社)  
・インビジブル(坂上 泉著・文藝春秋)  
・心淋し川(西條 奈加著・集英社)

2021年1月の読書
コロナ渦と農閑期で読書に専念。ひと月でこれほど読むなんてと驚いている。
「サガレン」の第2部は読んでいて気持ちがいい。

・パチンコ・下( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
・パチンコ・上( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
 ・ニッケル・ボーイズ (コルソン・ホワイトヘッド著・早川書房)
・八月の銀の雪(伊与原新著・新潮社)
・窓辺のこと(石田 千著・港の人)
・サガレン(梯 久美子著・KADOKAWA)
・キリン解剖記(郡司芽久著・ナツメ社)
・アンダードッグス( 長浦 京著・ KADOKAWA)


次回の2021年を回顧(5)は最終回。酒とおかずを取り上げる。ここまで趣味のブログ、家庭菜園、登山とウオーキング、読書を見てきた。酒とおかずが趣味になのかどうか。


      
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2021年を回顧(3)-登山とウォーキング

2021-12-19 | 登山

登山は学生のときにはじめた。以来、山を半世紀ほどやっている。団塊の世代で年を取ったいまでも死ぬまで山を歩けたらと、大事にしている趣味である。この年になってもまともな登山ができている。そのことがなんともうれしいのである。

山を長く楽しむには一に体力と気力が要求される。年を取ると、加速度的にどんどん衰える。そのためふだんから体力づくりを意識せざるを得ない。若いころはだれだってそんなことは気にしないが、年寄りになってそれを怠ると山中でひどい目に遭うからかなり意識して行っている。

体力づくりを意識しない日はない。体力づくりといってもこの年だから筋力アップすることは無理だ。ダウンのスピードを緩やかにすることぐらい。なにをやっているかというと、普段やっていることはたかが知れている。

日課としているのは1時間30分ほどのウォーキング。夕方になると毎日出かける。いまは日が短いから3時半ごろ家を出る。コースは決まっている。いかようにも変更できる。365日歩いていても周囲の風景はシーズンごとに変わり飽きることはない。すっかり生活の一部となった。

ところが週7回のウォーキングがきつくなりつつある。ぐったり疲れて全身が倦怠感に襲われる。そんなときは無理をせず休むことにしている。気持ちの上ではやりたいのだがここは無理をしないようにと自分に言い聞かせている。

気を付けることは膝だ。登山に関係なく年寄りは膝痛に悩まされる。幸いいまのところ膝に異変は感じられないが、念のため膝のサポーターを買った。下山のときそれを装着している。

じつは2019年1月末に脚の付け根に激痛が走った。経験したことがない痛みだった。一晩我慢し翌朝医者に診てもらったが原因はわからない。それ以来、歩くのに不自由はないが、違和感を覚えるようになった。たぶん筋肉が悲鳴を上げているのに無理して歩いたのが原因ではないかと思っている。

脚を故障してから知ったことがある。町を歩いていて周囲の老人に目を向けると、なんと多くの方が脚になんらかの故障があり不自由なことだ。それに気が付いてからというもの、さらに無理をしないことにした。

ウォーキングのほかにやるのが、スクワットを50回、腹筋50回、腕立て30回。これらはさぼりがちになる。だがスクワットだけはまめにやるようにしている。すこしでも準備をしておくと安心につながるし、たぶんこれで歩けるだろうという自信にもなる。

登山の記録はすぐに自分のホームページにアップする。超せっかちだからそうなるのだが、一日でも早くいま現在のその山の状態を知らせたい気持ちがある。山行記録をまとめるのが面倒になることもたまにはあるが、これだけはやり遂げている。書くことで歩い山は脳に刻まれ長く記憶することができる。おかげで遠い昔の山をいまなお鮮明に思い出すことができる。

年年、山行回数はかなり減ってきた。コロナ禍のせいばかりではない。年を取ったのが大きな理由であることはもちろんだが、全国の山をおおかた歩いてきたという気分でいるからその意欲がなくなってきたといえる。

この半世紀の間に、最北端の礼文島の礼文岳から、最南端の西表島の古見岳まで、全国の山を歩いてきた。たしかにめぼしい山は歩いてきたが、全国の山の数からすれば取るに足りない。それでも十分楽しんだという気分でいるのだから、山へ行く機会はしだいに減る。

それでも不思議なことに、新しい年を迎えると、歩きたい山が出てくる。それが体力づくりの励みになる。

2021年に歩いた数少ない山のなかで出色は、5月末の日光・女峰山の羽黒尾根である。きっかけはシロヤシオ。シロヤシオ追っかけ老人のわたくしはその噂を聞いて居ても立ってもいられなかった。ただしバリルートである。そこはまさにパラダイスだった。欣喜雀躍のコースであった。シロヤシオの花つきは気まぐれで、はずれの年のほうが多い。2021年の丹沢のシロヤシオは最悪だっただけにいっそう喜びを感じた。

このコースのシロヤシオはけた違いの規模で咲いていた。ことしの日光のシロヤシオは花つきがいいと聞いていたがまさにそのとおりで、花盛りのときに歩くことができた。晩年のいまになってこんな山に巡り合えたことがなによりもうれしかった。病院のベッドで死ぬより、このシロヤシオ咲く尾根で死ねたら本望だろうなと思うほどの花園であった。

来年はどんな山を歩こうか。予定していたが、コロナ禍で遠出できない山が二つある。当面はそれが目標になる。実現するためにも無理をしない程度に足腰を鍛えておこう。

次回の2021年を回顧(4)は読書を取り上げる。


      
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2021年を回顧(2)ー家庭菜園

2021-12-18 | その他

家庭菜園を始めてからもう35年ほどたつ。5坪ぐらいからやり始め、いつのまに最大80坪まで広げてしまった。今年3月には30坪を地主に返還して、いまは50坪でやっている。

始めたころは菜園内ではいちばんの若造だったのに、いまはいちばんの古手になっている。メンバーのほとんどはあの世に旅立ってしまった。

周囲の高齢者が菜園をやめると、その農地を借りて広げてきた。さすがに80坪は広い、というよりも以前から収穫しても食べるのがまにあわなく、作りすぎていたことはわかっていた。いかに真っ当な野菜を育てるか、どちらかというと食べるよりも育てるほうが面白く、つい多くを育てようと広げてしまった。しかし年も年だしこのあたりで縮小することにした。

栽培の技術は、自分では言いずらいのだが、それでもいってしまうと、かなりうまい。農家に引けを取らない。農家の人にも感心される。うまいか下手かはできた野菜を見れば一目瞭然。

35年もやっていつのだからうまくできて当たり前といわれてしまうが、周囲を見る限りでは、長年やっているからうまく野菜を作れるとは限らない。そこがおもしろい。長年やっていると菜園を見ればその人の腕前がすぐにわかる。

周囲の菜園は、総じてあまり上手とはいえない方ばかり。それでも当の本人たちは自分はうまいと思っているらしいから、下手ですねとか、あまり上手ではないですね、とかいってしまうとかなり機嫌を損じるはずだ。だからだまって見ている。

病気で菜園をやめた人は、とうとう真っ当な野菜を作ることができなかった。手を抜いてるわけではない。毎日のように面倒を見ていた。それなのになぜ?と不思議だった。その方の奥さんにそのことを聞いたらそうだという。わたくしの野菜を見てこんな立派なものができるんですねとびっくりしていた。

野菜に限らず、ひとつ上の難しいものに挑戦しないと腕が上がらない。失敗しても誰にも迷惑をかけることがないから、試行錯誤することは楽しむことでもある。

この35年野菜作りをして手を焼いたものが3つある。
1,ハクサイを種から育てる
2,ニンジンの発芽をそろえてまともなサイズに育てる
3,タマネギの苗を“タネ”から育てる

これらはかなり熱心に取り組んだ。おかげでいまではすっかり当たり前のようにできる。やればできるという自信につながった。この3つができれば家庭菜園の上級の腕前と認めている。だが周囲では見当たらない。むずかしいものはどうして避けてしまうから、いつまでたっても上達しないといえる。

たいがいのものはうまくできるようになった。しかしいまでも不安要素があるのがショウガの保存だ。これだけはいまなお試行中であるから家庭菜園を卒業できないでいる。

来年3月にはさらに30坪を返還することにしている。しだいに店じまいを見据えるようになってきた。残りは20坪だけになる。この2年で急にここまで縮小しまうことになる。これでは少ないかと心配になった。そこで念のため知り合いの農家から15坪から20坪を借りることにした。

たぶん30坪あれば日々の野菜に困らないはず。年を取り心身ともに衰えていくのだから、とりあえずこの規模で来年1年やってみて様子を見ることにしている。

次回の2021年を回顧(3)は登山を取り上げる。


      
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2021年を回顧(1)ーまずはこのブログから

2021-12-17 | その他

ことしも残り少なくなった。あと2週間ほどで新しい年を迎える。年の瀬になると「この一年、あっというまだった」が口癖。このセリフはわたくしばかりでなく老人ならだれもが口をそろえてそういうだろう。

まもなく後期高齢者となるわたくしの毎日は変わらない。おおざっぱにいえばこうして過ごしている
午前は「家庭菜園」と「ブログ」と「買い物」。午後は「読書」、夕方に「ウォーキング」。これで一日が終わる。たまにこれに「登山」が加わる。

年寄りにとって趣味があることはなによりも大切だ。趣味があってよかったとつくづく思う。とくに外で出て活動できることは心身ともにいい。これがなかったら否応なく引きこもり老人になっているはずだ。

趣味は一朝一夕にできるものではない。年を取ったら趣味を持てというが、年を取ってから趣味を見つけて身につけることは遅すぎる。趣味は若いうちから育てていくもので、いまある趣味はいずれも若いころから楽しんでいるものである。

趣味をアウトドアとインドアに分けてみる。
アウトドアー家庭菜園、ウオーキング、それにたまに登山
インドアー読書、ブログ、それに料理。料理というより毎日3食のおかずづくり。

ここから、それぞれの趣味の一年を振り返ってみる。

まずはこのブログから。

ブログに家庭菜園の作業を書き始めたのが2005年12月末。この年末で満16年になる。この間にアップした記事の数は3,160件。年平均198件となり、少なくとも2日に1回、一日おきにアップしていることになる。飽きっぽい性格なのに、やめることもなく、中断することもなくよくも駄文を書き続けることができたものだと感心する。

まずはネタに困らなかったというのが大きな理由になる。身近な日常のことを書くのだから、大上段に構えることなく書けばいい。というより能力的に難しいことは書けないから、身の丈に合っている内容といったほうがいいかもしれない。

始めたころは訪問者数やページビューが増えていくことに喜び、それが励みになったりしたものだが、記事が地味なだけにいまは訪問者数がすっかり落ち着いて、訪問者数やページビューにはあまり関心を示さなくなった。それでもたまに、びっくりするほど訪問者数が普段の何倍にも達する日がある。Gooブログのシステムの故障じゃないかと思ってしまうほどだ。なぜそうなったのか。記事内容を読み返してもわからないときがある。

長く続けることができたもう一つの理由は、書くことが年寄りの頭の体操になることだ。駄文といえども書くことは集中力が要る。体力が要る。以前ならこんな短文は一気に書けた。それがいまや集中力が続かなく中断することがある。年を取ったなと感じるときである。

書き終えたらかならず読み返して内容が支離滅裂でないかをチェックする。誤字脱字も慎重に校正する。それでも見落としが多い。しょうがないなあと思いながらあわてて訂正することは毎回だ。

ネタをさがし、書き、論理的に整合しているか、誤字脱字がないかどうかチェックする。これが頭の衰えを少しでも助けてくれていると信じているふしがある。ブログに書くことが日常になり、手すさびとはいえなく、書かないでいると書きたくなる。

新年を迎えるたびに、内容になにか目新しいものをと考えてはみるのだが、この頭は枯れてなにも浮かんでこない。来年も同じスタイルで続けるつもりでいる。

次回の2021年を回顧(2)は、家庭菜園を取り上げる。


      
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キャベツ1個まるごと、どう食べようか

2021-12-16 | キャベツ

キャベツの芯を抜き、まるごと大鍋でゆでる
大量消費レシピのひとつになった

いまさら言うのもなんだけど日々ぼけていく。そのことを実感させられる毎日だ。いつのころからか、うっかりミスとは言えなくなった。ぼけたせいだとわかってくる。

キャベツを収穫した。前に収穫したものはすでに食べてしまい、冷蔵庫の野菜室にないものと思ってのこと。ところが家に持ち帰り冷蔵庫の野菜室を開けるとまるごとあった。それも直近に取って入れておいたものだとわかった。

毎日がボケの連続だから、こんなことはめずらしいことではないし、ショックでもなくなった。あたりまえになってしまった。笑えるボケならいいのだから、どんどんボケがすすんでいくとどうなるのか、怖い気もしてくる。

さてこのキャベツをどうしよう。近所のかたにほかの野菜とあわせて食べてもらえればいいのだが、つい最近多くの冬野菜を分けたばかり。そうなると自分で食べるしかない。

いつものようにキャベツ丸ごと食べるレシピをネットで検索する。丸ごと食べるレシピは意外と多かった。みなさん作っていることがわかる。このなかからかんたんにできるもの、そしてこれなら好みの味になるものをえらぶ。ブイヨン、ベーコン、ソーセージ、水だけで煮る。わたくしにもできそうだ。これにしよう。あっという間にできた。味もシンプルでいい。3分の1をぺろりと食べてしまった。翌日はこれにシーチキンを加えた。さらに味が深まってこれもきれいにたいらげた。

キャベツの丸ごとレシピはだいぶ気に入った。こんなに手早くできてうまいとは知らなかった。老人にはありがたいレシピといえる。大量消費のレシピのひとつに加えないといけない。

いまの時季、大根、ミニ白菜、キャベツと大きい葉物が次々と取れるのはありがたいのだが、食べるのに追われて、なにかうまい大量消費のレシピはないものかと探すのが常になっている。ハクサイは豚バラとの重ね煮で、ダイコンは手羽先との煮物で、がわたくしの定番となってる。

ネットでレシピを検索できるのは老人にとってありがたい。大量消費のレシピだって簡単に検索できる。問題はそれが好みの味となるかどうか。好みをさがしてあれこれとかなりの時間をかけて検索してしまう。


      
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12月10日にこの冬1回目の切り干し大根づくり

2021-12-12 | ダイコン

12月10日に竹ざるに新聞紙を敷いてそのうえに

12月12日から新聞紙を取り除き直接竹ざるに広げる

晴天が続くとの予報を見て、12月10日から切り干し大根づくりを始めた。一昨年まではきまって1月に干していたのだが、昨年は12月と1月の2回に分けて行った。この冬もそうするつもりでいる。

1月の厳冬期は切り干し大根づくりに最適である。乾燥した風がびゅんびゅん吹いて、かなりいい出来の切り干し大根ができる。

だが1月とて1週間もいい天気が続くとは限らない。でもまちがいなく晴れの日が続くのだが、それを待てないで12月にやるのは一に超せっかちだからだ。いい天気が続くなら、なにも1月を待たないでやってしまおうということになる。

年を取るとやはりというか千切りが面倒になってきた。それで昨年はスライサーを買った。やはり手で切ったほうが早いことに気が付いた。ことしもスライサーを使わずに千切りにした。

初回は3本のダイコン。長年やっていると包丁さばきもいつのまにかうまくなるもので一気に切り終えた。指先の爪をいっしょに切ってしまうこともあるから、慣れたといっても気が抜けない。

千切りした大根は竹ざるのうえに新聞紙を敷いてそのうえに2日間ほど広げる。水をたっぷり含んでいる大根は、直接ざるに広げると乾燥するにつれてざるにくっついてしまうからだ。

2日ほどしたきょう12日、あらかた水分が抜けている。そこで新聞紙を取り除き直接ざるに広げた。あては天気まかせ。できあがりまでの日数は、お天気しだいで5日から7日で完成となる。

菜園の大根を残して無駄にしないよう始めた切り干し大根づくり。これを始めると本格的な冬を迎える。


      
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冬こそ小さい葉物があればーホウレンソウ、コマツナ、チンゲンサイ

2021-12-08 | ホウレンソウ

12月5日現在のコマツナ
9月下旬から半月ごとにタネをまいて育てている

つい最近のこと、ケルヒャーの高圧洗浄機を買った。昨7日は朝から昼過ぎまで外構の汚れを一気に落とした。つい夢中になってしまい時間を忘れて一気に片づけてしまった。まるで大人のおもちゃだ。
一昨年から2度ほど近所からかりて使わせてもらった。見違えるほどきれいになる。かなり気に入った。ことしもとはいえない。仏の顔も三度だ。これで暮れの大掃除はあらかたすんでしまった。

この秋はコマツナを、9月下旬から半月ごとに5回に分けてタネをまいた。すでに2回分は食べてなくなり、残り3回分が育っている。今週にも最後のタネまきをするつもりでいるのだが、はたして育ってくれるのかやってみる。

これほどまめにまくのは初めて。1月から3月までは畑からほとんどの野菜が消える。とくにホウレンソウ以外の小さな葉物がなくなる。冬はハクサイ、ダイコン、キャベツなど大物葉物に目が行くが、小さな葉物はあればかなり重宝するもので、そこでコマツナの登場となる。

コマツナは手軽に育てられ、寒さに強い。いまは白い寒冷紗のトンネル掛けで十分で、1月になれば穴あきビニールに取り換える。これで途切れることなく収穫ができて厳寒期も食べ続けることができる。

いま収穫できる小さな葉物はこのコマツナとホウレンソウとチンゲンサイの3種類。このほかにダイコン、ハクサイ、キャベツ、ニンジン、根深ネギ、小カブがある。まもなくブロッコリーが加わる。貯蔵しているものはジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、ショウガ。いずれも食べるのに追われている。

ホウレンソウ(12月5日現在)



チンゲンサイ(12月5日現在)


      
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11月30日に秋作ジャガイモの収穫ーアンデス赤とデジマ

2021-12-01 | ジャガイモ



秋作ジャガイモ―11月30日収穫のアンデス赤(上)とデジマ(下)



11月30日に秋作ジャガイモを収穫した。品種はアンデス赤とデジマの2種類でいずれも約10キロ、あわせて20キロ以上取れた。サイズは大小混じるのだが、まともなサイズのものの割合が高く、今季はまあまあうまくいったかなといった感じでいる。

ジャガイモは春と秋の2期作をやっている。なにがいいかというと半年ごとに新ジャガを食べられることである。6月に収穫して貯蔵してきた春作ものはいまいずれも芽が出ている。一度すでに芽かきをしているが再び出てきた。見た目は悪いが芽かきをすればまだまだ食べられる。それでも秋作の新ジャガとくらべると、しわが寄ってかなりくたびれているのがわかる。

6月収穫の春作4種類を比べると、いちばん食べたのがメークインで、いちばん残っているのが男爵。意外な結果だ。

6月に収穫して貯蔵してきた春作ジャガイモ4種類(11月30日現在)

  
男爵(左)とメークイン(右)

アンデス赤(左)とデジマ(右)
  

秋作はアンデス赤とデジマの2種類と決めている。種イモはことし6月に収穫したものを使い、9月初めに植えつけた。霜が降りる11月末から12月初めに収穫するから生育期間はおよそ3カ月になる。

秋作は春作に比べるとかなり難しい。春作はだれもが難なくできるはずだが、秋作となるとハードルは高くなり、たいがいは生育不足で失敗する。サイズは小さいものばかりという結果になりがちだ。今季も周囲の農家や家庭菜園を見るとそうなっている。やはり生育不足だ。わたくしの基準からみるといずれも失敗だなと見ている。

これまで秋作にはかなり手を焼いてきた。失敗を繰り返しながらも、サイズや収量ともに、これならまあ満足となってきたのはこの5、6年のこと。これまでの経験でしかいえないが、栽培のポイントは、植えつけてからいかにスムーズに出芽させることができるか。成否はそこにかかっていると思っている。何らかの理由で、出芽が遅れとまず失敗する。生育期間が短くなり、小さいイモばかりで収量も少なくなる。

試行錯誤のおかげでどうにかこのところ秋作の新ジャガを食べられよう栽培できてはいる。しかし絶対という自信はいまだにない半面、小さなイモばかりという失敗もなくなった。秋作にはほどほどの自信ありといったところである。


     
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