上からホウレンソウ、シュンギク、コマツナ
前回記事ではハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、ダイコンなど冬の大物野菜を取り上げた。大物野菜は育てがいがあって目立つからついそちらに目が行くのだが、毎日のおかずづくりではその横で育つ小さな葉物が重宝する。
小さな葉物でいま収穫できているのはホウレンソウ、シュンギク、コマツナの3種類。
いずれも9月の末にタネをまいた。これ以前にまくと、一斉に大きくなって結局は無駄にしてしまうことが多い。
11月は例年に比べて気温が高かったのだろうか。葉物野菜の育ちがいいのだが、農家に言わせると、そのため野菜の値が下がっているという。
たしかにわが菜園でも、いつもより育ちがいい。大きくならなうちに収穫してしまわないといけない。
天候だけはどうにもならないのだが、困った起こる。育ちがよくてこの先小さな葉物が菜園からなくなってしまうことだ。年始年末に小さな葉物がなくなり、大物野菜ばかりになってしまう。
これら小さな葉物は、ほどんとお浸しにしてたべる。お浸しはわたくしにとって大量消費のレシピの王様であり、救いの神だ。鍋一杯の葉物も瞬時に嵩が減り、葉っぱをこれでもかと毎晩食べている。葉っぱをこれほど食べている老人もいないだろう状態だ。
ホウレンソウはいつものチヂミホウレンソウ。肉厚だからお浸しもいいのだが炒めてもいい。
シュンギクは寒さに弱い。霜が降りるまでにあらかた食べないといけない。これももっぱらお浸し。ポン酢とからしでたべる。
とくに大量に作るのがコマツナのお浸し。毎日の食卓に欠かさなよう山盛り作る。1週間ほど毎晩食べつづけられる量を一度に作る。