30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

菜園の仕事納めはダイコンとニンジンの貯蔵

2019-12-30 | ニンジン



暮れもいよいよ押し詰まった。ブログはこんかいが今年の締めになる。来年は年男、それも6回目というのだから、人生かなり遠くまできてしまった。

ことしは最初からつまずいた。1月末に右脚の付け根の激痛に襲われてからすっかり弱気になった。激痛の前兆はあったのに無理した。後悔しきり。辛抱の一年だった。年齢的に明日を知れない身だから貴重な時間を失った。足を引きずりながらの生活に、ずっとこのままの状態になってしまうのかと不安で情けなかった。いまは快復して普通に歩けるのだが、いまだに上半身と下半身がかみ合わない違和感が残る。当然ながら登山だって棒に振った一年だった。

年末恒例の菜園の仕事納めは、ダイコンとニンジンの貯蔵。1月と2月の厳寒期の対策を行う。

ダイコンとニンジンは畑に放置していると寒さで頭の部分が腐ってくる。ダイコンは平年に比べて残りは少ない。ニンジンのほうは150本作ったからかなり多く残っている。

1、貯蔵する畑に20から30センチの穴を掘っておく。
2、ダイコンとニンジンをすべて掘り出し、葉を落とす。
3、穴に斜めに置いていく。
4、土ですっぽりと覆ってやる。ダイコンはほんの少しが頭が見えるよう置いておくと取り出しやすい。

これだけである。毎年同じことの繰り返しで進歩がないなと思うのだが、これで2月の中旬ぐらいまでは、新鮮なダイコンとニンジンが食べられる。ただし地温が上がってくると急にまずくなる。そこまでが貯蔵の限界である。


きょうは雨なのに朝早くから大掃除。それからおせち3品を作った。午前中はよく働いた。少しばかりダイコンとニンジンを家に持ち帰ったから、集中力を発揮して短時間で、筑前煮ときんぴらと紅白なますを作った。よくテレビに登場する、すご腕の出張料理人「タサン志麻さん」みたいだなと。やればできるものである。


急速に老眼が進んでいる。小さな細かい字がかなり読みづらくなった。そのため読む速度が遅くなり、集中力も途切れがちである。

2019年の読書

2019年12月の読書
・神前酔狂宴(古谷田奈月著・河出書房新社)
・雁の寺(水上勉著全集第1巻・中央公論社)
・如何様(高山羽根子著・朝日新聞出版)  
・真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下) (マイクル・コナリー著・講談社文庫) 
・真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (マイクル・コナリー著・講談社文庫)  
・日曜日の夕刊(重松清著・ 新潮社)

2019年11月の読書
・黒部源流山小屋暮らし(やまとけいこ著・山と渓谷社)
・マジカルグランマ(柚木麻子著・朝日新聞出版)   
・コンビニ人間(村田沙耶香著・文藝春秋)

2019年10月の読書
・刑罰(フェルディナント・フォン・シーラッハ著・東京創元社)
・金閣寺の燃やし方 (酒井順子著・講談社)
・嘘と正典(小川哲著・早川書房)
・美しき愚かものたちのタブロー(原田マハ著・文藝春秋)

2019年9月の読書
・三つ編み(レティシア コロンバニ著、 齋藤可津子訳・早川書房)
・トリニティ(窪美澄著・新潮社)
・イタリアン・シューズ(ヘニング・マンケル著、柳沢由実子訳・ 東京創元社)

2019年8月の読書
・砂上(桜木紫乃著・KADOKAWA)
・日本軍兵士(吉田裕著・中公新書)
・リンカーン弁護士(下)(マイクル・コナリー著・ 講談社文庫)
・リンカーン弁護士(上)(マイクル・コナリー著・ 講談社文庫)
・検事の本懐(柚月裕子著・宝島社)

2019年7月の読書
・不意撃ち(辻原登著・河出書房新社)
・増補 普通の人びとーホロコーストと第101警察予備大隊 (クリストファー・R・ブラウニング著、谷喬夫訳・ちくま学芸文庫)
・エコー・パーク(下) (マイクル・コナリー著、古沢嘉通訳・講談社文庫)               
・エコー・パーク(上) (マイクル・コナリー著、古沢嘉通訳・講談社文庫) 

2019年6月の読書
・転生!太宰治(佐藤友哉著・星海社FICTIONS)
・座席ナンバー7Aの恐怖(セバスチャン フィツェック著・ 文藝春秋)

2019年5月の読書
・三の隣は五号室(長嶋有著・中央公論新社)
・信長の原理(垣根涼介著・KADOKAWA) 

2019年4月の読書
「雪の階」は長編。飽きないで読み通せた。
・雪の階 (奥泉光著・中央公論新社)
・渦 妹背山婦庭訓魂結び(大島真寿美著・文藝春秋)
・熱帯(森見登美彦著・文藝春秋)=途中で挫折

2019年3月の読書
・ベルリンは晴れているか(深緑野分著・筑摩書房)
・生物と無生物のあいだ(福岡伸一著・講談社現代新書)
・拳銃使いの娘(ジョーダン・ハーパー著、鈴木恵訳・ハヤカワ・ミステリ)  

2019年2月の読書
1月末から脚の痛みで外出できず、引きこもり老人、寝たきり老人を余儀なくされた。楽しみは唯一読書であった。
・平場の月(朝倉かすみ著・光文社)
・月まで三キロ(伊与原新著・新潮社)
・錆びた滑車(若竹七海著・文春文庫)
・童の神(今村祥吾著・角川春樹事務所)
・宝島(真藤順丈著・講談社)

2019年1月の読書 
橋本治さんが亡くなった。70歳。わたくしと同じ年だ。そのことは50年前から知っていた。くしくも2018年野間文学賞受賞作の最新作「草薙の剣」を読み終えたばかりだった。
・草薙の剣(橋本治著・新潮社)
・監禁面接(ピエール ルメートル著・橘明美訳・文藝春秋)

⇒2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      

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ブロッコリーは果物的野菜?

2019-12-29 | ブロッコリー

暮れや正月の買い出しでスーパーに行く。いつもなら野菜売り場は素通りするのだが、マーケティングリサーチと称してざっと見回る。野菜の値段がいくらぐらいするのか見るためだ。普段買わないから野菜の値段がわからない。これは安いな、これは高いなと。そう思う基準は、自分が育てた野菜を市場に出した場合、自分がこうありたいという値段でみている。

ブロッコリーが山と積まれていた。12月から2月の厳寒期が旬である。蕾がきっちりと締まって堅いのがいい。ことしは晩秋から初冬にかけて平年に比べて気温が高いせいでブロッコリーの出荷が順調だ、とニュースで聞いたが、たしかにそうらしい。でも小さい。わが菜園のものと比べるとサイズは半分ぐらいだ。この程度のサイズなら夫婦2人では一回で食べてしまうだろう。

わが菜園のブロッコリーも順調だ。いま収穫しているのは8月末にタネをまいたもの。11月下旬から収穫している。スーパーのものがあまりに小さいから、わが菜園のもののサイズを測ってみた。23センチ前後ある。大物である。冒頭の写真を見るとそのサイズがおおよそ見当つくはずである。

ブロッコリーはだれもが野菜と思っているのだろうが、わたくしの感覚では果物的野菜になる。ほかの野菜とくらべると、なぜかブロッコリーは半分果物にみえてくる。うまく言えないのだがどこか違うのである。

では野菜と果物の違いはなにかと問われると言葉に詰まる。わからない。自分なりに勝手にこれは野菜、これが果物とわけている。スイカやウリは野菜というのだが、わたしくしには果物になる。トマトだって最近のものは果物っぽい。

ブロッコリーの食べ方は極めてシンプルである。いろいろ試したものの、茹でて、マヨネーズをはじめ好きなドレッシングで食べる。これがいちばんうまいし、多く食べられる。もっとましなものを作れよと、食べている自分に向って言うのだが、腕が悪いせいもありのだろうが、いつもこれだ。


      

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キャベツが冬に裂球するなんて

2019-12-26 | キャベツ

7月下旬まきのキャベツが裂球している。春キャベツでは珍しくないが、晩秋から初冬にかけて裂球するのを見るのは、長年栽培しているが初めてだ。

キャベツは年3回に分けてタネをまいている。ことしも7月下旬、8月下旬、9月下旬とひと月おきにまいてきた。10月下旬にも追加でまいている。

収穫時期は平年だと以下の通りになる。もちろん気候で幅が出てくる。
・7月下旬まき10月から12月
・8月下旬まきは1月から3月
・9月下旬まきは4月から5月

7月下旬まきは10月中旬から収穫ができるようになった。順調だった。その後も気温が高い日が続いたせいか、11月に入って、たぶん中旬ぐらいだろうか、ふと観察すると表面に亀裂がみられるようになった。1個だけではなく、全体がそうだ。

裂球は春キャベツによく見られる。9月下旬まいたのが春キャベツになる。春になって気温が上昇するといっせいに裂球してくる。収穫適期を過ぎて取り遅れてそうなるのはわかっている。

これには慣れっこなのだが、7月下旬まきが裂球してきたのには、はじめてだけに驚いた。やはりこの冬のあたたかさで生育が良すぎて、これも取り遅れたのが原因なのか。

8月下旬にまいたのも、すでにいつでも収穫できるまでに結球している。これから厳寒期を迎えるから、よもやこの先裂球することはないだろう。

裂球したものは味に変わりはない。見た目が悪いだけである。裂球したキャベツは葉が細かく分かれてしまうから調理の段階で一枚一枚取り外していくのが面倒になる。これが難点だ。

キャベツは10月から5月まで、欠かすことなく収穫できる。冷蔵庫の野菜室にはいつもある。そうなると、キャベツについても、このところ連続して書いている大量消費と作りおきのレシピで頭を悩ます。

いま一番作るのが、回鍋肉とお好み焼き。お好み焼きは、キャベツばかりでなく、ネギだって大量に消費できるところがいい。


      

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ダイコン2本で手羽元大根と豚バラ大根をつくる

2019-12-24 | ダイコン

菜園の野菜をいかに無駄なく食べつくすか。大量消費ができて作りおきができるレシピを求めて、一年中腐心している。そんなに無理しないでもいいのにと思うのだが、せっかく育てたのだからとついがんばって食べる努力をする。

前々回のネギ、前回のハクサイに続いて、こんかいはダイコン。

ダイコンは初期の害虫退治ができれば容易に育てることができる。手間はかからない。安心して育てることができるのだが、今季は台風の影響なのか、いまひとつ育ちが悪く、やっと11月末になっていつもの大きさ育ってくれた。

いま収穫中のものは2月半ばまで食べることができる。12月末にすべてを抜いて、すっぽりと土の中に埋め戻して貯蔵する。寒害に遭うのを避けるためにこうする。2月下旬ぐらいから地温が少しでも上がると腐り始める。

厳寒期の1月から2月にかけては、“在庫”を減らそうと、切り干し大根づくりに精を出す。千切りにするのに手間がかかる。竹ざるに広げて縁側に干しているのは、眺めていて気分がいいものである。これだって千切りの作業がいやになるほど作る。それでも貯蔵ダイコンはかなり残る。

ダイコンの大量消費のレシピは、さがせばいくらでもある。とはいえ初心者のわたくしができて、気に入っているのが手羽元大根と豚バラ大根。同じようなレシピで簡単に作れるのがいい。

ダイコンに味が染みにくい。毎晩温め直して、2、3日するとダイコンの角がくずれてくるぐらいが一番うまいと思う。見た目は悪くなるのだが。

こんかいもダイコン2本を使い、それぞれ作り、鍋いっぱいになった。食べるのに追われる。


      

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ミニハクサイと豚バラ肉でミルフィーユ鍋

2019-12-19 | ハクサイ



農閑期に入った。新たにタネをまいたり植え付けたりすることはなく、来年2月までは栽培してきた野菜を順次収穫するだけである。

今年初めて作ったのがミニハクサイ。これまでのハクサイは大きく、手にとるとずっしりとした重量感があり、立派に育てたという満足感を味わえる。

ハクサイは、タネから育てることにこだわってきた。難敵は害虫である。タネをまいてから本葉が3、4枚まで無事に育てるのになかなか苦労する。そこが難しいからこそ腕の見せ所でもある。

周囲を見ても、タネから育てる人は少なく、苗を買ってきて植えつける人が多い。下手な人はこれが一番無難なのだが、これだとハクサイに限らず、育てる楽しみをみずから放棄することになり、なんとももったいない。

ミニハクサイを作ろうと思い立ったのは、従来のハクサイは大きく、食べきれないからだ。残りを冷蔵庫に入れるとかなりの場所を取る。

ということで、今年は従来のハクサイは少なくして、ミニハクサイを主にタネをまいた。



これはきょうの19日に収穫したもの。高さが25センチ、重さ1.5キロある。これは育ちが良くて、葉がぎゅっと詰まっているからこれだけの重さになった。ミニハクサイの重さは通常これ以下である。

ハクサイがうまく育つのはうれしいことだが、待っているのはいつものようにいかに大量消費できるか。初心者にできるレシピには限りがある。なんとかのひとつ覚えで、いつも豚バラ肉との重ね鍋になる。いつもこれだ。鍋いっぱいにこれでもかとすきまなく詰め込む。ポン酢でいくらでも食べられる。残りが少なくなったら、また次を詰めていく。ミニハクサイだとあっという間に丸ごと食べてしまう。

ネットで検索したら、この重ね鍋をミルフィーユ鍋と紹介していた。ミルフィーユといえばてっきりお菓子の世界の言葉とばかり思っていたのだが、いまはこうも言うのかと。


      

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根深ネギでポワロービネグレットをつくる

2019-12-13 | 冬ネギ
 
この冬もポワロービネグレット(Poireaux vinaigrette)をつくってみた。ネギはポワローではなく、10日に試し掘りした根深ネギ(石倉太ネギと赤ネギ)を代用する。

昨冬にこのレシピを知って大いに助かった。大量の冬ネギを一度に調理ができて、しかもうまかった。なによりいいのは作りおきができることだった。

冬ネギは、毎年長さ12メートルの畝に3列、あわせると長さ36メートルのウネに3種(石倉太ネギと赤ネギと下仁田ネギ)を栽培してきた。ことしは作付けを減らし、長さ12メートルの畝に2列作っている。減らしたところで、これだけでもかなりの量のネギがとれる。
 
ネギに限らず、野菜はほぼ同時に大きくなる。無駄にしないようにするには、どうしても大量に調理できて、作りおきができるレシピがほしくなる。野菜全般でそうだ。ネットで大量消費のレシピをさがすものの、なかなかこれだというものに出合わない。

本屋で野菜ごとに大量消費のレシピを載せているムック本を見つけた。オレンジページが出版している。大量消費のレシピ本はわたくしの知る限りこれぐらい。ネギの大量消費の出版はまだである。今後に期待している。

ポアロービネグレットは、ネギを茹でて、そこにビネグレットソースをかけて食べるというもの。手がかかるものはすぐに敬遠するのだが、難易度がこれくらいならわたくしにもできるレシピである。

1週間分を作りおきする。葉鞘部が30センチ程度の根深ネギを7本用意する。10センチの長さに3等分するとあわせて21カットできる。これを毎晩3カットずつ食べる。冷蔵庫に入れておけば問題ない

昨年のレシピを今回もそのまま使った。それをコピー&ペーストする。

・葉鞘部を10センチぐらいに切りそろえる。タッパーに入れて保存することを考えての長さである。
・15分ぐらいやわらかくなるまで茹でる。
・茹でている間にビネグレットソースをつくる。これはフレンチドレッシングのことで、市販のもので代用できるという。最初だからきちんとソースをつくってみる。オリーブ100㏄、酢20㏄、マスタード大匙1、塩コショウを少々。穀物酢なら砂糖を少量加える。
・茹であがったら水を切る。味見すると冬ネギ特有の甘さ。ソースなしでも旬の根深ネギは、もうこれだけでかなりけいける。これにビネグレットソースをかければ出来上がり。

これがうまかった、自分ではかなり気に入った。酢とマスタードを増量したほうがわたくしの好みの味になるし、繰り返しつくることで好みの味ができそうである。
   
 

      

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冬ネギの収穫ー石倉太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギ

2019-12-12 | 冬ネギ


石倉一本太ネギ
赤ネギ

10日は冬ネギをためしに掘って食べてみることにした。栽培しているのは石倉太ネギと赤ネギと下仁田ネギの3種。根深ネギだからスコップを深く土の中に入れて掘り出す。

白い部分(葉鞘部)は30センチの長さにまで生育している。ここまで長いと根深ネギとしては申し分ない。うまく育ってくれた。

根深ネギはタネまきから収穫まで14カ月かかる。野菜のなかでは栽培期間が一番長い。栽培のポイントはいうまでもなく土寄せにある。夏からこまめにやって、ここまで白い部分を長くしてきた。

冬ネギが本当にうまくなるのは1月と2月の厳寒期。この2カ月間がとろりとやわらかく、かつ甘くなってうまい。旬は短く、その間にせっせと食べつくす。

この12月だってうまいのだが、積極的に食べようとしない。年末まで待つ。昨年は11月に試しにと食べてみたら、やや硬いものの食べられた。食べようと思えば11月からでも食べられることが分かっている。それでも厳寒期の味には到底かなわない。

冬ネギがいつでも収穫できるまでに育っているのはわかっているのだが、なかなか手が回らない。収穫したほかの野菜を食べるのに追われているからだ。

12月11日現在、いま収穫している野菜と貯蔵している野菜を整理してみる。
いま収穫している野菜=冬ネギ(石倉太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギ)、ブロッコリー、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、ニンジン、カブ、シュンギク
貯蔵してある野菜=ショウガ、サツマイモ、秋ジャガ、春ジャガ、サトイモ3種(ヤツガシラ、タケノコイモ、土垂)、カボチャ、タマネギ、ラッカセイ

いまはちょうど自家野菜にあふれる時季で、物置も貯蔵野菜でいっぱいだ。これだけあればスーパーで野菜を買うことはまずないのだが、モヤシだけは買う。それにレンコンをたまに買うくらいなものである。


      

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サトイモ(土垂、ヤツガシラ、タケノコイモ)-種イモの保存

2019-12-07 | サトイモ

脚の痛みからこの一年は登山を棒に振った。その以前から年を取るとともに山行の回数がしだいに減っていったのは自然の流れであった。本格的な登山は70歳ぐらいまでと漠然と思っていたのだが、想定通り現実となってきた。でもあきらめるにはまだまだ未練がある。

それだけに11月末の恒例の紅葉狩りの旅は久しぶりの遠出となり、やっぱり旅はいいもんだと心が浮き立った。日常を離れることは気分転換になる。老いたいまも一人でぶらぶらするのが性分に合う。あれだけ歩き回ったのだから仕方ないのだが、帰ってきてから1週間が過ぎているのに疲れがとれない。旅の疲れというより、連日パソコンに向かって旅の記録を書いたのが原因になっているのかもしれない。

帰京してすぐに菜園に霜が降りた。前触れもなく急に冬が到来した感じだ。あちこちであわててサトイモを掘り起こしているを見かける。

わが菜園のサトイモは10月上旬にすべて掘り出した。品種は土垂、タケノコイモ、ヤツガシラの3種。3月初めから芽出しを始めるから、通常栽培に比べて1カ月ほど早く収穫できる。

1カ月後の11月上旬には、食べる分は家に貯蔵し、種イモは畑に保存した。

食べる分のサトイモ
ヤツガシラとタケノコイモは収穫後すぐに土の中に埋めておく。1カ月もすると、茎葉が腐って、イモ本来の姿を現す。 昨年ほどではないがなかなかの出来である。家の物置にしまうのだが、その前にしっかり乾燥させないとすぐにカビが生えてくるから要注意だ。

 

種イモの保存
食べるのとは別に、来春に植えつける種イモを保存する。大事な作業である。収穫した中から傷んでいない子イモを選んで来春の種イモとする。多めに保存するのがいい。

保存のためには、来春まで冬を越すため防寒する必要がある。深さ3、40センチの穴を掘り、そこに種イモを置いて、土をかぶせ、雨が侵入しないようにブルーシートをかぶせておく。たいがいはこれで冬を越せるのだが、きびしい寒波の年は、寒害に遭って種イモが腐ってしまうことがある。この経験がいちどでもあると、防寒を慎重に丁寧に行うようになる。

いつもは土を山に盛る。だが、春になって土をよけて取り出すのがなかなか厄介だ。そこでこの冬は土の代わりに稲わらともみ殻を使うことにした。こちらのほうが保温があるのではないかと思ったからだ。

ちょっとした冒険である。これで失敗したら種イモはほとんど腐ってしまう。種イモを新たに入手しなければならない。その当てがあるのでやってみることにした。

穴の底に種イモを置いて、もみ殻と稲わらを交代に重ねて山盛りに。ブルーシートですっぽり覆うと完了だ。来年3月初めに種イモを取り出すのだが、この保存方法で吉と出るか凶と出るか。

 


      

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2019紅葉の旅(4-2)ー11月25日錦帯橋と岩国城、26日広島城

2019-12-02 | 登山

 


旅4日目(11月25日)午後・錦帯橋と岩国城登山、26日広島城


  岩国の錦帯橋(右上の山のてっぺんに岩国城)

岩国の岩国城

 <2019紅葉の旅(4-1)11月25日の宮島の厳島神社と弥山登山

旅4日目の11月25日(月)は写真掲載が多いため、午前の部と午後の部の2回に分けて載せることにした。前回は午前の宮島の厳島神社と弥山登山を、今回は午後の部の岩国の錦帯橋と岩国城の記録である。

きょうに帰京する。広島駅18:30⇒19:20広島空港20:15発。広島駅には18:00には戻りたい。

午前の宮島にやや時間をとられた。あせる。時間が足りないようなら錦帯橋だけでもざっと見るだけにしたい。宮島口駅から岩国駅に着いてポケットをさぐると切符がない。切符は福知山駅から岩国駅までの普通乗車券。宮島口駅をこの乗車券で出たのだから、紛失したのは宮島口駅ホームか電車内。乗ってきた電車の座席周辺をさがし、それにザックの中を洗いざらい調べたが出てこない。330円を払った。ここでかなりの時間ロスをした。年を取るとこのざまだ。ますますボケがひどくなる。いまの自分にどう対処していいかわからなくなる。

錦帯橋
岩国駅からバスで20分ほど。かなりの郊外になる。バス停の目の前が錦帯橋。通行料往復300円。目の前の錦帯橋を見て、まあこんなもんだろうと、とくに感興はなかった。けなしてはいない。観光地の名所は大概こんな感想である。しかし、感激する人がいることは確かで、これまでの経験とか好みが関係しているのだろうと思う。

上流側から見た錦帯橋

 下流側から見た錦帯橋。観光ポスターはこのアングルが多い。右上の岩国城がポイント。

上流の錦城橋からの錦帯橋

岩国城登山
興味を持ったのは岩国城だ。ふと眼を上げると山のてっぺんにお城が見える。あれが岩国城? 標高200mの城山という山のてっぺんにあるという。現地に行くまで知らなかった。事前に調べなかったのが原因だ。錦帯橋から50分ほどの登山になるという。帰りの時間を考えると、登るか登らないか、どうしようかと迷う。手っ取り早いのはロープウエーを利用することだが、せっかくここまで来たのだから登ることにした。登らないで帰ったら悔いが残る。

肝心の岩国城への登山口はどこかにあるのか。一番わかりやすかったのが紅葉山公園からの道だ。岩国城登山口となっている。ただしこの道は幅広く、舗装されている。一般の車は入れない。お城やロープウエー関係者が利用する道だろう。ほかにもいわゆる登山道があるはずだ。これまでの経験からロープウエー乗場の近くあるはずと思うのだが、さがしている時間がない。一番無難な舗装道路を行くことにした。

紅葉公園の永興寺、洞泉寺は紅葉の見ごろ。この寺の横の道に沿っていくと岩国城登山口。ここから2キロというから20から30分で行くはずだ。

行くことにした。だが宮島の弥山御登山に続いてきょう2回目の登山になろうとは思ってもみなかった。やるしかない。 

 

 がんばりました。じじいにしては快速の20分でロープウエーの頂上駅に着いた。頂上駅手前に右手から上がってくる細い道が目に入った。登山道だなとわかる。

頂上駅で登山姿の男性に声を掛けたら「岩国城を案内しましょう」。京都でもこんなことがあった。地元の方で、これから城山を縦走するという。団塊世代第3陣だというから2つ年下になる。

ひとまわり案内してもらった。とくに空堀を見せたかったようだ。この山のてっぺんのお城に攻めあがる敵はいたのだろうか。

現在の天守は昭和37(1962)年に再建されたもの。

帰りは来た道を戻った。登ってきたときに目にした登山道をとってもいいのだが、万一迷う事態にでもなったら、飛行機に間に合わなくなる。小走りで下った。

広島駅から18:10の高速バスに乗り、空港には19:00着。搭乗する便はLCCの春秋航空。20:15発、成田着21:35。東京を発つ21日に9370円で購入した。

発着案内をみると、かなり遅れが出て出発が21:30、成田着が23:00となっている。目を疑った。早くなることはないという。さて困った。始めての経験だけにどう対応していいのやら戸惑う。

わが家に戻る最終便は京成の23:23発のスカイライナー82号。これ以降にも東京や有楽町行きの高速バスはあるが公共交通機関では家にたどり着けない。

到着するのは第3ターミナル。京成の駅のある第2ターミナルまで20分かかる。アウトである。もう1泊して翌日の午前の便を予約して広島に戻った。宿は同じ宿がとれた。最終便だと、その日を目いっぱい使える。しかし思わぬ落とし穴が待っていた。腹が立ったが仕方ない。いい経験になったと考えるしかない。ただ前もってそうとわかっていたのなら、旅の最後に広島の夜を、といっても居酒屋でゆっくり飲むていどだが、それができたのにと残念だった。

11月26日(火)
搭乗する便は広島空港発11:50。時間があるので、広島城を見て回ることにした。宿から20分ぐらいで行けるところにあったから決めた。城は単独に計画して行くことはない。いつも登山の帰りにあれば立ち寄るくらいだ。城めぐりが好きな知人から城にも百名城がある、これまで訪ねた城がいくつあるかチェックしてみたらと。その時かぞえてみたら68城あった。知らない間に積もりに積もってこうなっていた。自分でも意外だった。
 

 

 


 

帰りの便は予定通りに成田に着いた。22日から関西地方では雨にあわず、晴れか曇りの天気がつづいてめぐまれた。気温も過ごしやすかった。それなのに成田は氷雨だった。冬を感じた。冷たく寒かった。東京は22日からずっと雨模様が続いたようだ。

旅から帰るといつも反省するのだが、こんかいもまた強行軍になった。毎日毎日歩き通しだった。よく歩いた。疲れた。それがすぐにわかる年齢になっている。

1月末に右脚の付け根に激痛が走り、以来リハビリに励んでいる。いまでもどこかおかしい歩き方だ。上半身と下半身が連動しない。かみ合わない。ピノッキオみたいだと自嘲している。これでは高い山は心配で歩けない。救難ヘリの世話になるのは目に見えている。ことしは夏山も秋山もあきめざるを得なかった。

せめて低山でも行かないことには身が持たない。恒例の京都の紅葉見物にあわせて行動予定を練った。あわただしい旅には慣れっこだが、うまい具合に計画ができた。限られた期間にこれでもかと企画を詰め込んだ。これもひとり旅だからできることである。連日これだけ歩いても脚の痛みは感じなかった。ほっとしている。先が見えている身だからこそ、来年は覚悟して高い山にまた登ろう、といまは考えている。

これで2019の紅葉狩りの旅の記録は完了です。 


       
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2019紅葉の旅(4-1)ー11月25日の宮島・厳島神社と弥山登山

2019-12-01 | 登山

旅4日目(11月25日)午前。宮島・厳島神社と弥山登山


  宮島の弥山の山頂

宮島の厳島神社

 <2019紅葉の旅(その3)11月24日の丹後の天橋立

11月25日は旅の最終日。まずは午前に安芸の宮島へ行き、厳島神社とこの旅のハイライトである弥山の登山をして、午後から岩国へ移動、錦帯橋と岩国城登山をして帰京する予定である。今日も強行軍となる。

この日はいろいろなことが起きた。旅の疲れが重なったせいか、切符をなくしたり、お金をなくしたりした。ぼけたなと自分にうんざりするほどの体たらくであった。

さらに帰りの飛行機が遅れ、到着予定時間を見ると、終電車が終わり家に帰ることができないと判断し、もう1泊広島に泊まる羽目になった。帰京は翌26日になった。こんな事態にあうのは初めて、腹が立ったが、よく考えるといい経験にもなった。

11月25(月)
午前に安芸の宮島 (厳島神社、弥山登山)
午後に岩国(錦帯橋、岩国城登山)

<この日の記録は2回に分けて載せる。今回安芸の宮島編>

宮島の弥山登山。この旅の記録の初回にも書いたが、弥山という山の存在を知ってから、できれば登ってみたいとの気持ちがしだいに強くなっていた。なぜなのかそれがいまでもわからない。あまり知名度はなく? そのうえ535mの低山だ。このためにわざわざ広島まで出かけるか。逡巡した。己の年齢を考えるといま登らないと次がない。行こうと決断した。

【宮島】
厳島神社 
朝早くJR宮島口駅着。すぐにフェリー乗り場へ。

 7:45 弥山が見える。

宮島に近づくと厳島神社の鳥居の様子がおかしい。よく見るとなにやらすっぽりと覆われて工事中のようだ。

8:00 宮島接岸。
路上の写真屋さんが言うことには、ことし6月から工事が始まり、完成は未定だという。70年ぶりの工事だというから、この先こんな姿はめったに見られない。たしかにものは考えようだ。残念だがそう思うことにした。 



満潮の時間帯であった。海に浮かぶ神社にふさわしい景観である。背後に弥山。

  

 

 

 

弥山登山
神社参拝のあとはいよいよ弥山の登山である。登りは大聖院コースをとり、下山は紅葉谷コースをとる。登りの歩行時間は1時間半から2時間とある。標高は536m。海抜ゼロメートルからの登りとなるから甘く見てはいけない。


8:51 大聖院からスタート。山門の左に登山道がある。

すぐに鳥居をくぐる。


登山道は整備されて、このような石段が山頂まで続く。

9:16 休憩所に

 ここから厳島神社を見ることができる。

9:39 過去に大雨の被害があったのだろうか。谷にはあたらしい改修個所があちこちに。谷に少し下り、登り返すところに堰堤があった。

9:51 仁王門 ここで登山道は左へ。



10:00 頂上直下の急な石段。

頂上には巨石がごろごろ。

10:05 弥山の山頂。1時間15分で来た。久しぶりの登山で不安もあったが、意外と快調に歩くことができた。かなりがんばった。だいぶ汗をかいた。おかげで一日中のどが渇いて仕方なく、水ばかり飲んでいた。

大聖院コースは登山者が少なく、会ったのは追い抜いて行った若者二人きり。静かで変化のある山歩きを楽しめた。今回の旅のハイライト。どんな山なのか想像できなかったが、楽しもうと登った。頂上に着いたらお天道様が顔を出してくれた。なんかついていますね。



山頂には立派な展望台。360度の景色が楽しめる。晴れてきたのでのんびりすごす。まもなくつぎつぎと紅葉谷コースからの登山者が姿を現すようになってきた。

10:51 山頂で45分すごし下山開始。紅葉谷コースをとる。



紅葉谷登山コースは、ロープウエー乗場の手前で左へ。

11:40 奥紅葉谷に下山。石につまずかないよう慎重に下山。
紅葉谷は紅葉の名所。見ごろだった。紅葉谷の紅葉の見ごろはいつもは11月中旬だが、今秋は遅れ、これがわたくしには幸いした。



ロープウエー乗り場近くの紅葉谷公園には大勢の観光客。こんなにも! わたくしもその一人だが、これほどまでとは思わなかった。
厳島神社で結婚式を挙げたカップル? この写真には映っていないが、周囲は多くの外人観光客がカメラを向けていた。
 

帰りは干潮の時間帯になっていた。どこか間の抜けた感じである。やはり厳島神社は満ち潮のときが美しい。背後にはいま歩いてきた弥山。

 

正午。この時間帯になると島中が観光客であふれる。一刻も早くここから抜け出したかった。しかし牡蠣の焼けるにおいがわたくしの急ぐ足を止めさせた。

もちろんフェリー乗り場にだって次々と観光客が。平日だというのにだ。土産物屋に聞いたら、秋の時季はこれが日常だという。知らなかった。

 

12:30 宮島を離岸。ほんの少しの満足感と達成感、それを感じることができば来たかいがあったというもの。弥山、登れてよかったよ。




午後は、ここまできたのだからと、ついでに岩国駅に向かい、錦帯橋と岩国城の登山をする。

旅4日目(11月25日)午後・錦帯橋と岩国城、26日広島城⇒


 

       
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