暮れもいよいよ押し詰まった。ブログはこんかいが今年の締めになる。来年は年男、それも6回目というのだから、人生かなり遠くまできてしまった。
ことしは最初からつまずいた。1月末に右脚の付け根の激痛に襲われてからすっかり弱気になった。激痛の前兆はあったのに無理した。後悔しきり。辛抱の一年だった。年齢的に明日を知れない身だから貴重な時間を失った。足を引きずりながらの生活に、ずっとこのままの状態になってしまうのかと不安で情けなかった。いまは快復して普通に歩けるのだが、いまだに上半身と下半身がかみ合わない違和感が残る。当然ながら登山だって棒に振った一年だった。
年末恒例の菜園の仕事納めは、ダイコンとニンジンの貯蔵。1月と2月の厳寒期の対策を行う。
ダイコンとニンジンは畑に放置していると寒さで頭の部分が腐ってくる。ダイコンは平年に比べて残りは少ない。ニンジンのほうは150本作ったからかなり多く残っている。
1、貯蔵する畑に20から30センチの穴を掘っておく。
2、ダイコンとニンジンをすべて掘り出し、葉を落とす。
3、穴に斜めに置いていく。
4、土ですっぽりと覆ってやる。ダイコンはほんの少しが頭が見えるよう置いておくと取り出しやすい。
これだけである。毎年同じことの繰り返しで進歩がないなと思うのだが、これで2月の中旬ぐらいまでは、新鮮なダイコンとニンジンが食べられる。ただし地温が上がってくると急にまずくなる。そこまでが貯蔵の限界である。
きょうは雨なのに朝早くから大掃除。それからおせち3品を作った。午前中はよく働いた。少しばかりダイコンとニンジンを家に持ち帰ったから、集中力を発揮して短時間で、筑前煮ときんぴらと紅白なますを作った。よくテレビに登場する、すご腕の出張料理人「タサン志麻さん」みたいだなと。やればできるものである。
急速に老眼が進んでいる。小さな細かい字がかなり読みづらくなった。そのため読む速度が遅くなり、集中力も途切れがちである。
2019年の読書
2019年12月の読書
・神前酔狂宴(古谷田奈月著・河出書房新社)
・雁の寺(水上勉著全集第1巻・中央公論社)
・如何様(高山羽根子著・朝日新聞出版)
・真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下) (マイクル・コナリー著・講談社文庫)
・真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (マイクル・コナリー著・講談社文庫)
・日曜日の夕刊(重松清著・ 新潮社)
2019年11月の読書
・黒部源流山小屋暮らし(やまとけいこ著・山と渓谷社)
・マジカルグランマ(柚木麻子著・朝日新聞出版)
・コンビニ人間(村田沙耶香著・文藝春秋)
2019年10月の読書
・刑罰(フェルディナント・フォン・シーラッハ著・東京創元社)
・金閣寺の燃やし方 (酒井順子著・講談社)
・嘘と正典(小川哲著・早川書房)
・美しき愚かものたちのタブロー(原田マハ著・文藝春秋)
2019年9月の読書
・三つ編み(レティシア コロンバニ著、 齋藤可津子訳・早川書房)
・トリニティ(窪美澄著・新潮社)
・イタリアン・シューズ(ヘニング・マンケル著、柳沢由実子訳・ 東京創元社)
2019年8月の読書
・砂上(桜木紫乃著・KADOKAWA)
・日本軍兵士(吉田裕著・中公新書)
・リンカーン弁護士(下)(マイクル・コナリー著・ 講談社文庫)
・リンカーン弁護士(上)(マイクル・コナリー著・ 講談社文庫)
・検事の本懐(柚月裕子著・宝島社)
2019年7月の読書
・不意撃ち(辻原登著・河出書房新社)
・増補 普通の人びとーホロコーストと第101警察予備大隊 (クリストファー・R・ブラウニング著、谷喬夫訳・ちくま学芸文庫)
・エコー・パーク(下) (マイクル・コナリー著、古沢嘉通訳・講談社文庫)
・エコー・パーク(上) (マイクル・コナリー著、古沢嘉通訳・講談社文庫)
2019年6月の読書
・転生!太宰治(佐藤友哉著・星海社FICTIONS)
・座席ナンバー7Aの恐怖(セバスチャン フィツェック著・ 文藝春秋)
2019年5月の読書
・三の隣は五号室(長嶋有著・中央公論新社)
・信長の原理(垣根涼介著・KADOKAWA)
2019年4月の読書
「雪の階」は長編。飽きないで読み通せた。
・雪の階 (奥泉光著・中央公論新社)
・渦 妹背山婦庭訓魂結び(大島真寿美著・文藝春秋)
・熱帯(森見登美彦著・文藝春秋)=途中で挫折
2019年3月の読書
・ベルリンは晴れているか(深緑野分著・筑摩書房)
・生物と無生物のあいだ(福岡伸一著・講談社現代新書)
・拳銃使いの娘(ジョーダン・ハーパー著、鈴木恵訳・ハヤカワ・ミステリ)
2019年2月の読書
1月末から脚の痛みで外出できず、引きこもり老人、寝たきり老人を余儀なくされた。楽しみは唯一読書であった。
・平場の月(朝倉かすみ著・光文社)
・月まで三キロ(伊与原新著・新潮社)
・錆びた滑車(若竹七海著・文春文庫)
・童の神(今村祥吾著・角川春樹事務所)
・宝島(真藤順丈著・講談社)
2019年1月の読書
橋本治さんが亡くなった。70歳。わたくしと同じ年だ。そのことは50年前から知っていた。くしくも2018年野間文学賞受賞作の最新作「草薙の剣」を読み終えたばかりだった。
・草薙の剣(橋本治著・新潮社)
・監禁面接(ピエール ルメートル著・橘明美訳・文藝春秋)
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