30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ジャガイモの植えつけー種イモの浴光育芽と分割

2021-02-28 | ジャガイモ

白梅が満開になった。メジロが花蜜を求めて毎日やってくる。せわしなく枝を飛び交うすがたを、気づかれないように家の中からそっとながめている。これが飽きない。でもすぐに飛び去ってしまう。

花粉症でつらい日々を送っている。不要不急の外出自粛は、コロナ感染予防よりも花粉症対策でそうせざるを得なくなった。外出から戻ると、目を洗い、鼻とのどをうがいする。鼻うがいにはすっかり慣れた。

きょう28日、これからジャガイモの植えつけをする。

2月上旬から浴光催芽を行ってきた。ことしの種イモは4種類。男爵、メークイン、アンデス赤、デジマ。男爵とメークインは種苗店で購入したもの。アンデス赤とデジマは昨年12月に収穫した秋ジャガを種イモとして使う。

浴光催芽をはじめた2月上旬の時点では、4種類ともまったく芽が出ていない。のっぺらぼうであった。それが室内において日をあてているとしだいに芽がはっきりしてくる。27日現在、以下のような状態である。種イモにするなら、これくらい芽が確認できればいいだろう。

男爵

 
メークイン


アンデス赤
 

デジマ
 

2日前に、1個あたり40~50グラムに分割した。1種類あたり1キロを用意しているので、種イモは約20個とれる。4種類全部で種イモは約80個となる。

分割したら切断面の腐敗を防ぐため日にあてていた。これで種イモができた。畑はすでに用意できている。いつものように畝間75センチ、深さ5センチで植えつける。菜園の仕事はじめは、毎年このジャガイモの植えつけとなる。

種イモを分割して表面を乾燥させているところ


2021年の読書

2021年2月の読書
2月はコロナ渦、花粉症、農閑期、厳寒期と重なって家にこもりがち。楽しみは、1月と同じく読書、それに全豪オープンの大坂なおみ選手のテレビ観戦だった。

・ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房) 
・汚れた手をそこで拭かない(芦沢 央著・文藝春秋) 
・推し、燃ゆ(宇佐見 りん著・河出書房新社)  
・インビジブル(坂上 泉著・文藝春秋)  
・心淋し川(西條 奈加著・集英社)

2021年1月の読書
コロナ渦と農閑期で読書に専念。ひと月でこれほど読むなんてと驚いている。
「サガレン」の第2部は読んでいて気持ちがいい。

・パチンコ・下( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
・パチンコ・上( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
 ・ニッケル・ボーイズ (コルソン・ホワイトヘッド著・早川書房)
・八月の銀の雪(伊与原新著・新潮社)
・窓辺のこと(石田 千著・港の人)
・サガレン(梯 久美子著・KADOKAWA)
・キリン解剖記(郡司芽久著・ナツメ社)
・アンダードッグス(  長浦 京著・ KADOKAWA)

⇒2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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この冬一番食べた菜っ葉は青々としたコマツナ

2021-02-22 | コマツナ

目頭をごろごり、ごりごりごり。17日あたりから目がかゆくなってきた。やっぱり今季も来たか。花粉症である。憂鬱だ。コロナ禍と花粉症で外出を控えたいが、菜園とウォーキングはやめるわけにはいかない。マスク姿が日常となっているから口と鼻は隠せる。だが眼がだめだ。杉林をこの野郎と恨めしく横目に見て歩く。わたくしの花粉症は長い。梅雨入り前まで続く。

冬の菜っ葉類といえば、ハクサイ、キャベツ、ホウレンソウ、コマツナ、ネギ、ブロッコリーだ。どれもよく食べる。

このなかでコマツナは収穫期間が短く、食べる機会も多くない。例年ならそうなるのだが、この冬にかぎってはこのコマツナを毎日のように食べている。いまもである。

まもなく冬の野菜は終わる。ハクサイとホウレンソウはすでになく、冬キャベツも残り1個となり、コマツナとネギとブロッコリーがわずかに残るだけとなった。

これら菜っ葉はいまの時季、あるだけでもありがたい。見た目は寒さでやられひどい姿である。

葉物が少なくなったいま、この冬は2回目のコマツナがうまい具合に育った。寒さに生育が抑えられ長いこと収穫できた。かなり重宝している。

コマツナを大量に食べるには、おひたししか知らない。鍋に山盛りコマツナを入れ、そこに油揚げと竹輪を加えて、蓋をして蒸すとまたたくまに3分の1以下に減っていく。

なんども作っていると、へたくそなりにすこしばかりこだわりがでてくる。それはコマツナの青々とした姿をいかに残すか、さらにぜいたくをいえば歯ごたえのあるものを、と。

火にかけている時間が長くなれば、色合いは悪くなる。葉だってくたくたになってしまう。そこで火を強くして短時間で一気に。生煮えで少し固いかなという段階で火を止め、あとは余熱で。

そんなことを繰り返し試していくと、たまにではあるが、青々とした見た目にあざやかで、しかもしっかりと歯ごたえのあるおひたしだできる、ことがある。これがコンスタントにできればいいのだが、そういかないのがわたくしの腕。真っ青にできたおひたしは、冬のおかずのなかでもいちばん映えるようだ。


      
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ショウガが残っているーやっぱり甘酢漬けにするほかないか

2021-02-16 | ショウガ


スライスしたショウガを天日干し

13日夜中の福島県沖の強い地震。この日は寝つきが悪くうとうとしていた。これは強いぞと飛び起きた。暗闇の中での長い揺れはより怖かった。その場でじっと固まっていた。千葉県北西部でこれだけの恐怖を感じたのだから震源地ではさぞかし怖かったでしょうね。地震は寿命を縮める。

保存しているショウガがかなり残っている。意識して食べるようにしているがなかなか減らない。そろそろ大量消費をしなければならない時季になってきた。残して種ショウガに使うにしても多すぎるからだ。

ショウガは種ショウガとして発泡スチロールに入れて保存し、この冬を越している。寒さで腐っていないか、カビていないかとか、その保存状態がいつも気になる。

食べる分は発泡スチロールの箱から種ショウガを取り出して利用している。取り出すたびに保存状態をチェックする。折ってぽきぽきと乾いた音がすれば状態がいい証拠、いまのところ問題はないようで安心している。

多く食べたいが、利用といってもほとんどが調味料として使うぐらいだから高が知れている。なにか大量消費できるレシピがないかと毎年思うのだが、これといったものがない。そこでやっぱり甘酢漬けを11月に続いてまたも作った。これ以外の大量消費のレシピを知らない。なんとかの一つ覚えであるがしょうがない。

甘酢漬けにするには手間がかかる。できればパスしたい。でも無駄にしてしまうにはもったいない。やっぱりやるか、ここで逡巡しているとやる気をなくす。すぐにとりかかったほうがいい。あまりやる気がしないまま台所に入る。

作り方はいつも同じ。
泥を落とし、スライサーで薄く切り、熱湯に通して、天日に干す。ネットで甘酢漬けの作り方を見ると、熱湯に通した後はすぐに漬けているようだが、わが家では天日に干している。この手間は要るのか要らないのか、よくわからないままやっている。かみさんがそうしていたからだ。

天日で乾かしたら、砂糖と酢に漬ける。それだけの手順。この手順で一番手間がかかるのがスライス。スライサーを使ってもだいぶ時間がかかる。なかなか減らないので飽きてくるのだがいつかは終わることを信じてやる。

甘酢には水を入れない。酢と砂糖だけ。冷蔵庫で長く保存するには水を入れないほうがいいかなと思っているだけで確かなことはわからないまま自己流でやっている。だから酢はたいぶ使う。昨年11月に作った甘酢漬けは冷蔵庫に保存し、毎晩食べているがいまだにフレッシュだ。

これまでは甘酢漬けと酢漬けの2種類を作ってきたが、このところ砂糖を入れないで酢だけで漬けたものは酸っぱく辛く感じるようになってきた。そこで今回はすべて甘酢に漬けた。


      
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3度の食事はイモばかりー朝ジャガイモ、昼サツマイモ、晩サトイモ

2021-02-11 | サツマイモ

けさ雨戸を開けると白梅が一輪咲いていた。いよいよ春へ一歩踏み出したようだ。

毎日イモばかり食べている。それも朝昼晩と食べている。朝はジャガイモ、昼はサツマイモ、晩にはサトイモを。在庫があるから食べなければならないという意識があるにしろ、好きでないとこうも毎日3度イモばかりとはならない。



朝はポテサラを365日食べている。ジャガイモは前回投稿の通り春作と秋作を行っているから食べきれないほどの在庫が年中ある。5品種を外の物置きに保存、この中からそのつど選んでは1週間分のポテサラを作り、タッパーに入れて冷蔵庫にいれておく。5品種もあればお気に入りが出てくるはずだがポテサラに限ってはどれもがうまい。トーストした食パンに自家製のジャムを塗り、その上にこぼれ落ちるくらいたっぷりと厚くポテサラをのせ、大口を開けてかぶりつく。これが毎朝。飽きないで食べているのだから、きっと好きなんだろうなと思う。最近は茹でたジャガイモをつぶすときに鍋底をわざと軽く焦がすようにしている。香ばしさが出てこれがうまいとわかった。何とかの一つ覚えといわれないよう少しは工夫をしているつもりである。

昼はサツマイモ。昼食後のデザートのつもりで、大鍋で1週間分を蒸かして冷蔵庫で保存しながら、これも毎日欠かさず食べている。サツマイモは年を越してからの1月、2月のいまが一番うまい。収穫後の9月から毎日食べているから味の変化がよくわかる。収穫直後のイモと年明けのイモとでは天と地ほどの味の違いがある。こんなにもうまくなるのかと感心する。サツマイモ栽培を再開した1昨年は苗を40本植えつけたが在庫はすぐになくなり、それならと昨年は倍の80本を植え付けた。さすがにこれは収穫量は多すぎた。紅アズマと紅ハルカの2品種。サツマイモは寒さに弱いからを段ボールに入れてパントリーに保存してある。サツマイモは年中は食べられない。収穫した9月末から、この先3月までの期間限定になる。これからはしだいに傷んでくる。まだまだ残っている。大事に食べていこう。


晩はサトイモだ。こちらが毎晩ではなく、週に3回ぐらい酒の肴に食べる。昨秋に収穫した土垂、ヤツガシラ、タケノコイモの3種を食べている。好みは一にヤツガシラ、二にタケノコイモといった感じ。すべて煮っころがしにして食べる。形をすっきり残すように煮るよりも、形が崩れるほど煮込んだものが好きだ。サトイモはサツマイモ同様に期間限定で、賞味できるのは春先までで間もなくだ。タケノコイモ以外はそろそろ在庫切れ。ヤツガシラはもっとあってもよかったかと思うほどのお気に入りである。

清酒大好きで辛党を自称しているが、これは仮の姿、じつは甘辛両刀遣い、隠れ甘党なのだ。サツマイモとヤツガシラは、上等な和菓子を食べている気分になれる。素材そのものがお菓子である。両方を食べていられる期間は、ほとんど甘いものを買わないですんでいる。


      
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ジャガイモの浴光育芽で今年もスタート

2021-02-05 | ジャガイモ

浴光育芽を始めたジャガイモーデジマ(左)、アンデス赤(右)

男爵(左)、メークイン(右)

夕方になると毎日ウォーキングに出る。このところ日が長くなってきたのがよくわかる。12月のころは5時前で暗くなっていた。それからひと月がたったいまは5時30分ぐらいまで延びている。約40分ぐらい日の入りが遅くなったというのが実感できる。日一日と長くなる。春の到来が待ち遠しい。

だが春は花粉症もやってくる。これが厄介で憂鬱だ。年取ってからよもや自分が花粉症になるとは思ってもみなかった。ウォーキングコースにスギ林がある。横目で見ると蕾が膨らんでいる。敵地に乗り込む気分で歩く。2、3日前からくしゃみをするようになり、いよいよきたかと薬を飲み始めた。コロナ禍と花粉症でこの春も遠出はかなわず、家にこもる時間が長くなりそうである。

ジャガイモの浴光育芽(催芽)を2月1日から始めた。2月に入るといつもそうする。ことしの菜園のスタートである。

種イモを室内に置いて日光にあてて出芽を促す。ひと月ばかりそうしていると芽が出てくる。植え付けは3月の初めに行う。その3日前に種イモのサイズに分割しておく。

せっかちだから何事も早め早めだ。早めの植え付けは遅霜が心配というのだが、たしかに出芽したところに霜が降りると地上の芽は寒さで枯れる。ところが芽が次々の出てくるから杞憂である。浴光育芽して植え付けると生育が早い。周囲よりも早く6月上旬には収穫できる。

春作と秋作の2期作を行っている。春作はまず間違いなく収穫できる。これに対して秋作はこの地域ではかなり難しい。難しいからこそ面白いともいえ、腕の見せ所である。

春作だけを行っていた時期は、男爵、メークイン、キタアカリの3種を各1キロ植えつけていた。秋作も行うようになってからは少し変わった。

春作=男爵、メークイン、キタアカリ、アンデス赤、デジマを各1キロ植えつける。前の3種の種イモは種苗店で買う。後の2種は前年の秋作で収穫したものを種イモとして使っている。

秋作=アンデス赤、デジマ(春作で収穫したものを種イモとして使っている)

春作は全部で5キロの種イモを植え付けていたが、収穫量は年によって差が出てくるがそれでも多い。そこでこの春はキタアカリを除いて4品種4キロとした。

前述のように男爵、メークイン、キタアカリの種イモは種苗店で買っている。問題なのはアンデス赤とデジマの種イモ。この2種は収穫したものを種イモとして使っている。春作で収穫のものを秋作の種イモに、秋作で収穫したものを春作の種イモに。これまでの経験でいうと収量は比較的少ないものの病気などの生育障害はない。この春に使うものは昨年12月に収穫したもの。休眠期間が短いためすでに芽が確認できるまでになっている。


      
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ブロッコリー食べても食べても

2021-02-02 | ブロッコリー

1月29日収穫のブロッコリー

コロナ禍で外出もままならず家に籠りがち。炬燵に入って読書ばかりしている。普段は意識して体を動かしているから、いまの状態では体が縮こまっているのがよくわかる。気分までも滅入ってしまう。いまやこれを解消するのが毎日の習慣となっている夕方のウォーキング。1時間半で約1万歩になる。やりすぎに注意しながらここで思い切り体を動かす。しだいに体がほぐれ気持ちがよくなる。大げさではなく、蘇生したといった感じだ。ついでにスクワットも週に2、3回。さらに寝る前にストレッチをしてがちがちで柔軟性のなくなった体を、じっくりと痛いのを我慢して伸ばす。これをやると翌朝目覚めたときから体がすんなりと動くようで体調がいいのだが、早くふとんに入りたいがために、これがなかなかできない。

ブロッコリーは毎日、朝に夕に食べている。いまは頂花蕾と側花蕾の収穫が続く。食べても食べても収穫に追いつかない。

タネは8月の末にまく。旬となる11月から2月にかけて収穫できる。やっぱりというか、うまいのは蕾が固く締まった厳寒期の12月と1月。12月に頂花蕾がほぼ収穫が終わると、こんどは側花蕾が一斉に出てくる。これがあるから長いこと食べられ、かなり重宝する野菜だ。

2月になると菜園からしだいに野菜が消えていく。3月になるとほぼなくなり端境期に入る。そんなかでブロッコリーだけが残る。蕾が膨らんで食感が硬くなっているものの、食べようとすればまだまだ食べられる。

蕾が膨らんでいまにも花が咲きそうな状態でも、これが好みだという人もいる。えっと思うが好みだからしょうがない。

ブロッコリーの食べ方は、茹でたものをマヨネーズをかけて食べている。手抜きの超簡単とはいえ、毎度毎度頻繁に茹でるのだって結構面倒なものだ。レシピはほかにもいろいろあるがこれ一辺倒。飽きもしないでむしゃむしゃとよく食べる。


      
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